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私の競馬はちょっと新しい
第9回 中央競馬調教師 矢作芳人さん

「ひとつひとつの出走、そして勝利が目標です」
1961年生まれ、東京都出身。開成高校卒業後、オーストラリアでの修行などを経て86年から調教助手。04年に14回目の挑戦で調教師試験に合格し、翌05年に栗東で厩舎開業。07年にスーパーホーネットのスワンSで重賞初制覇、08年にはJRA史上最速で通算100勝を達成した。父は大井の矢作和人元調教師。

セリは最大のビジネスチャンス馬を見る勉強にも最適の場

市丸:ほかにも、楽しみな馬は多いですよね。2歳はまだデビューしていない馬もたくさんいると思いますが……。

矢作:まず勝っている馬ではタイセイレジェンド(注・2戦1勝、2着1回。8月22日、札幌の未勝利戦優勝)。これはモズと互角以上の評価をしていて、札幌2歳Sを使えていれば、と思うくらいの馬ですね。うまいことモズと使い分けて、クラシックに乗せたいと思います。

市丸:未出走で評判になっている馬もいますけれど……、ラナンキュラス。

矢作:プレッシャーかかりますね、あまりに評判になりすぎて(笑)。この馬で運命的だったのは、オーナーから「ファレノプシスの子供が生まれた」と電話をいただいて、そのとき偶然、牧場から10分くらいのところにいたんです。それで「すぐ見に行きます」って。

市丸:それで預かることになったのですか?

矢作:理由はそれだけじゃないと思いますけども、正直言ってファレノプシスの血統は(矢作厩舎とは)まったく関係ないじゃないですか。ちょうど新冠のノースヒルズさんの近くにいて、一番早く10分で行けたのは、何か縁があったんだという気もします。馬も良家のお嬢様という感じで、品のあるいい馬ですね。

市丸:もう在厩していますね。

矢作:今週です、土曜日デビューです(笑)。非常にプレッシャーかかってます(注・9月12日、阪神で新馬戦優勝)。ほかにデビューしていない馬でもいろいろいまして……、今週か来週に入厩する山本(英俊)オーナーのリヴィアローズというガリレオ(英・愛ダービー、キングジョージ)の牝馬とか。

市丸:本に書いてあった馬ですね。向こう(ドーヴィル)で購入されるときになにかピンときたものがあったのですか?

矢作:「ガリレオガリレオしたガリレオ」は日本には向かないと思っていたのですが、軽い感じで日本の競馬に向いたタイプの馬を買っていただいたつもりです。

矢作さん写真5

市丸:今度の日曜からもまた行かれるそうですが、海外のセリもかなり行かれているそうですね。

矢作:1月のゴールドコースト・マジックミリオンズにはじまり、8月のドーヴィルのアルカナ、9月にケンタッキーのキーンランド、10月のニューマーケット・タタソールズと、だいたい顔を出しています。

市丸:セリはビジネスチャンスだと本には書かれてましたね。

矢作:あまり外国産馬ばかり買いすぎるのもどうかと思うのですけれど、でも、若い人とかなんでもっと来ないのかな、と思いますよ。山本オーナーと出会ったのもそうですし、今年は向こうで(社台ファームの)吉田照哉社長とご飯を食べたりして親交を深めることができました。もちろん知らなかったわけではないですけれど、(矢作厩舎は)開業時に社台グループの馬を引き継いでいないので、これまであまりご縁がなかったのです。

市丸:そういう縁が、この先どこでどうつながっていくか、可能性はいろいろありますよね。

矢作:顔を出すことが大事だと思っています、買わなくても。それと、いい馬をたくさん見られますから。日高をまわっても1日に10個くらいしか(牧場に)行けないですけれど、セリ場というのはそれだけの馬が一堂に会しているわけですから、馬を見るという勉強に関してはセリほど良いものはない。何億円の馬でもタダで見せてくれる、こんないいところはないですよね。

市丸:以前、ノーザンファームのインタビューをさせていただいてまして、今の育成牧場はすごいんだな、と思ったのですが、育成牧場とのおつきあいは?

矢作:最近は名前もよく出ていますけれど、浦河のBTC(軽種馬育成調教センター)の近くにあるシュウジデイファームが中心ですね。全面的に信頼しているのと、わたしのコンセプトを完全に理解していただいているので、言ったらその通りにきっちり仕上げていただけます。いつといつに速いところをやって、ゲートをやって、入厩させましょう、という打ち合わせは毎日のようにやっていますね。

矢作さん写真6

市丸:やはり、厩舎のスタッフの方々と同じように、そちらにも頑張っていただかないと……。

矢作:もちろんそうです。わたしが調教師になったとき、勉強なのでいろいろな育成牧場さんとおつきあいしたのですが、大手の育成牧場に行って新規の人間が預けたとしても、そこのメインにはなれないわけですよね。当然、実績のある先生がたくさん馬を預けていますから。そこで、矢作厩舎をメインにできる育成場が必要ではないかと考えたのです。

市丸:シュウジデイファームに決めた理由はどんなものでしたか?

矢作:最初におつきあいがあった、マリンフェスタ(06年アイビスサマーダッシュ2着)の育成が気に入ったんです。そのころ、中央の馬はほとんどいない感じだったのですけれど、石川(秀守)君という代表者と非常に気が合ったというか、考え方が一致したというのがあって、矢作厩舎と一緒に育っていけるのではないかと。開業の年にそう考えて、今はうちの厩舎が完全にメインなので、それも良い方向に向かってますね。

市丸:BTCはこの前見てきたのですけれど、本当にすごい施設ですね。

矢作:使わない手はないですよね。

ずいぶんといろいろな騎手を使われておられますね。

「私の競馬はちょっと新しい」インタビュー一覧

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