2020/8/10（月）

今週から札幌、新潟、小倉の３場開催がスタート。日曜には新潟で関屋記念、小倉で小倉記念と重賞２鞍が組まれている。今回のデータde出〜たでは、日曜札幌メインのオープンハンデ・ＵＨＢ賞をピックアップ。WIN5の３レース目でもあるＵＨＢ賞のレース傾向を過去５年のデータから探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

■表１　ＵＨＢ賞 近５年の３着以内馬一覧

■表２　ＵＨＢ賞 近５年の年齢別成績

表２は年齢別成績。出走数が最も多い５歳馬が昨年のリナーテら近４年続けて勝利している。5歳の３着以内馬６頭はいずれもＵＨＢ賞で上位５番人気以内に支持されていた。

４歳馬・６歳馬は勝ち星がなく、２・３着止まりに終わっている。７歳以上の馬は15年エポワスが勝利。３着以内馬３頭中２頭は６番人気以下と穴で注目しておきたい。なお、３歳馬はすべて４着以下と苦戦傾向。軽ハンデで人気上位に推されやすいものの、馬券には絡んでいない。

■表３　ＵＨＢ賞 近５年の斤量別成績

表３は斤量別成績。ハンデ戦で軽量馬に目が行きがちだが、52キロ以下で連対したのは２頭のみと少ない。勝ち馬５頭中４頭は53〜54キロの馬で、連対率も30％以上と高い。55〜56キロの馬は勝ち星こそないものの、複勝率は高く、複勝回収率でも100％を超えている。黄色で強調した53〜56キロはチェックしておきたいゾーンだ。

■表４　ＵＨＢ賞 近５年の前走レース別成績

表４は前走レース別成績。函館スプリントＳ組が17年イッテツら２勝をあげ、連対率31.3％・複勝率37.5％と高い。昨年は上位３着までを独占しており、近４年で毎年１頭は３着以内に入っている。この組は前走から斤量減の馬が【1.3.0.4】で連対率・複勝率50％と狙い目だ。

他では現３勝クラスの函館日刊スポーツ杯組が２勝、ＴＶｈ杯組が１勝をあげているが、今年はともに出走予定馬がいない。近５年の３着以内馬15頭中14頭は前走芝1200ｍ戦を使われていた。

■表５　ＵＨＢ賞 近５年の騎手継続or乗り替わり成績

■表６　ＵＨＢ賞 近５年の馬体重別成績

最後に表６は出走時の馬体重別成績。黄色で強調した480キロ以上の馬の活躍が目立っている。特に480〜499キロから一昨年のクリーンファンキーら４頭の勝ち馬が出ている。連対率は480キロを境に大きく分かれており、大型馬が狙い目といえそうだ。