第1178回 2018年も中央競馬は金杯から! 京都金杯のデータを読む|競馬情報ならJRA-VAN

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第1178回 2018年も中央競馬は金杯から! 京都金杯のデータを読む

2017/12/28(木)

2018年も中央競馬は東西の金杯からスタートする。当欄では昨年、中山金杯を取り上げているので、今回は京都金杯を過去10年の結果から分析したい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気 2-  3-  0-  5/ 10 20.0% 50.0% 50.0% 54% 71%
2番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0% 0% 59%
3番人気 3-  2-  0-  5/ 10 30.0% 50.0% 50.0% 193% 109%
4番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 23%
5番人気 2-  0-  2-  6/ 10 20.0% 20.0% 40.0% 214% 112%
6番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 101% 95%
7番人気 2-  0-  3-  5/ 10 20.0% 20.0% 50.0% 258% 211%
8番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 61%
10番人気〜 0-  1-  2- 71/ 74 0.0% 1.4% 4.1% 0% 39%

表1は人気別成績。ご覧の通り、1番人気から7番人気まであまり差のない数字が並んでいる。オッズに換算すると15倍ぐらいまでは互角とみて、人気に頼りすぎず、馬本位で考えたほうがよさそうだ。一方、8番人気以下になると好走率が大幅にダウンする。10番人気以下の好走も3例あるものの、人気薄の激走はあまり期待できない。

■表2 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1枠 3- 3- 1-13/20 15.0% 30.0% 35.0% 128% 102%
2枠 2- 1- 1-16/20 10.0% 15.0% 20.0% 65% 51%
3枠 1- 3- 3-13/20 5.0% 20.0% 35.0% 9% 73%
4枠 3- 1- 2-14/20 15.0% 20.0% 30.0% 171% 135%
5枠 1- 0- 2-17/20 5.0% 5.0% 15.0% 36% 55%
6枠 0- 0- 0-19/19 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
7枠 0- 1- 0-21/22 0.0% 4.5% 4.5% 0% 46%
8枠 0- 1- 1-21/23 0.0% 4.3% 8.7% 0% 42%

2017/1/5 京都11R スポニチ賞京都金杯(G3) 1着 6番 エアスピネル  

表2は枠番別成績。1月の京都開催は内枠有利のイメージもあるが、京都金杯でも内枠有利の傾向が明確になっている。昨年も1着のエアスピネルと3着のフィエロが3枠、2着のブラックスピネルが1枠という内枠決着。というより、過去10年で1〜4枠が1〜3着を占めたことが09年、10年、11年、13年、15年、17年と6回もある。一方、外枠に目を転じると、勝ち馬1頭を含む3頭の好走例がある5枠はまだしもだが、6〜8枠に入ってしまうと好走率が著しく下がる。このデータを見る限り、枠順の発表後に改めて各馬の評価を上げ下げする必要がありそうだ。

■表3 ハンデ別成績

  ハンデ 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
牡馬・セン馬 52キロ 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
53キロ 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 46%
54キロ 0-  2-  2- 21/ 25 0.0% 8.0% 16.0% 0% 50%
55キロ 3-  1-  1- 27/ 32 9.4% 12.5% 15.6% 72% 52%
56キロ 0-  1-  1- 31/ 33 0.0% 3.0% 6.1% 0% 12%
56.5キロ 1-  0-  0-  0/  1 100.0% 100.0% 100.0% 180% 110%
57キロ 5-  4-  0- 14/ 23 21.7% 39.1% 39.1% 221% 129%
57.5キロ 0-  1-  2-  8/ 11 0.0% 9.1% 27.3% 0% 58%
58キロ 0-  1-  1-  7/  9 0.0% 11.1% 22.2% 0% 72%
牝馬 52キロ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
53キロ 1- 0- 2- 5/ 8 12.5% 12.5% 37.5% 76% 270%
54キロ 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
55キロ 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
56キロ 0- 0- 0- 0/ 0          
56.5キロ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3はハンデ別成績。まずは牡馬(セン馬も含む)から見ていくと、成績がいいのは56.5キロや57キロで、さらに重い57.5キロや58キロの複勝率も悪くない。牡馬に関しては、軽ハンデ馬より、ハンデを課された実績馬のほうが好走しやすい傾向にあるようだ。一方の牝馬は、好走した3頭がすべて53キロだった。だから53キロが有利とみるのは早計だろうが、54キロ以上のハンデを課された場合は多少割引したほうがいいかもしれない。

■表4 前走との斤量比較

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
今回減 3-  2-  5- 64/ 74 4.1% 6.8% 13.5% 24% 60%
増減なし 4-  5-  2- 51/ 62 6.5% 14.5% 17.7% 38% 57%
今回増 3-  3-  3- 19/ 28 10.7% 21.4% 32.1% 143% 82%

表4は前走との斤量を比較したもの。「今回増」の成績が明らかに優秀で、「今回減」や「増減なし」より高い数値が並んでいる。ハンデ戦といえば、前走より斤量が軽くなった馬が狙い目という印象もあるが、京都金杯ではまったく逆の傾向が出ている。

■表5 前走距離別成績(芝のみ)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1200m 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1400m 0-  2-  5- 28/ 35 0.0% 5.7% 20.0% 0% 84%
1600m 5-  3-  3- 52/ 63 7.9% 12.7% 17.5% 65% 49%
1800m 4-  5-  0- 27/ 36 11.1% 25.0% 25.0% 107% 62%
2000m 0-  0-  2- 15/ 17 0.0% 0.0% 11.8% 0% 113%
2200m 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3000m 1-  0-  0-  2/  3 33.3% 33.3% 33.3% 60% 36%

表5は前走距離別成績(芝のみ)。好走例が多い前走1600mと前走1800mを比較すると、前走1800mのほうが好走率、回収率ともに高く、該当馬がいれば狙ってみる価値がありそうだ。前走1400mは1着例こそないものの、2、3着に入った例は計7回あり、複勝率は前走1600mより高い。前走2000mは連対例がないが、3着に入った2頭がいずれも10番人気以下と激走には注意したい。なお、前走でダート戦を使っていた馬の好走例は、距離を問わず1頭もいなかった。

■表6 前走クラス別成績

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1600万下 0-  2-  0- 11/ 13 0.0% 15.4% 15.4% 0% 28%
オープン特別 4-  0-  3- 47/ 54 7.4% 7.4% 13.0% 70% 47%
G3 3-  4-  2- 32/ 41 7.3% 17.1% 22.0% 70% 88%
G2 1-  2-  4- 27/ 34 2.9% 8.8% 20.6% 29% 84%
G1 2-  2-  1- 15/ 20 10.0% 20.0% 25.0% 27% 46%

表6は前走クラス別成績。基本的には前走の格が高いほど好走率も高い傾向にある。前走1600万下の好走例は2着が2回のみ。前走オープン特別は、好走率はあまり高くないものの、勝ち馬を4頭出しているので侮れない。前走G3は1〜3着に入った例が計9回と最多。前走G2も1〜3着に入った例が計7回と多いが、好走率は前走G3より低い。前走G1の好走率の高さはさすがだが、人気に推されやすく、低調な回収率にとどまっている。

■表7 前走オープン特別出走馬・前走着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1着 2- 0- 1- 7/10 20.0% 20.0% 30.0% 258% 122%
2着 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 107%
3着 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3% 84% 28%
4着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
5着 1- 0- 1- 5/ 7 14.3% 14.3% 28.6% 87% 98%
6着〜 0- 0- 0-25/25 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表7は、前走オープン特別出走馬の前走着順別成績。前走1着馬は好走率、回収率ともに優秀で、該当馬がいれば狙ってみたい。以下、前走5着までは好走例があるものの、前走6着以下だと出走例が25回もありながら1〜3着に入った馬は皆無。さすがに厳しそうだ。

■表8 前走G3出走馬・前走人気別成績

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
2番人気 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 83%
3番人気 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 365% 100%
4番人気 1- 2- 1- 2/ 6 16.7% 50.0% 66.7% 118% 231%
5番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6番人気〜 1- 1- 1-25/28 3.6% 7.1% 10.7% 51% 64%

表8は、前走G3出走馬の前走人気別成績。前走2〜4番人気の数字が非常によく、合算して【2.3.1.5】、勝率18.2%、複勝率54.5%、単勝回収率130%、複勝回収率167%となっている。該当する馬がいれば、信頼できる存在となりそうだ。

■表9 前走G2出走馬・前走人気別成績

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 210%
2番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
5番人気 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 66%
6〜9番人気 1- 2- 0- 5/ 8 12.5% 37.5% 37.5% 126% 196%
10番人気〜 0- 0- 2-16/18 0.0% 0.0% 11.1% 0% 50%

表9は、前走G2出走馬の前走人気別成績。この組で興味深いのが、前走1〜4番人気だった馬が合わせて【0.0.1.4】なのに対して、前走5〜9番人気だった馬のほうが合わせて【1.2.1.7】と好走例が多く、好走率も高いこと。前走G2組は、前走時点の評価があまり参考にならないようだ。

■表10 前走G1出走馬・前走着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1着 0- 0- 0- 0/ 0          
2着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3着 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 90% 55%
4着 0- 0- 0- 0/ 0          
5着 0- 1- 1- 0/ 2 0.0% 50.0% 100.0% 0% 210%
6〜9着 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 72% 80%
10着〜 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2013/1/5 京都11R スポニチ賞京都金杯(G3) 1着 1番 ダノンシャーク  

表10は、前走G1出走馬の前走着順別成績。この場合、前走9着以内なら合わせて【2.2.1.5】、勝率20.0%、複勝率50.0%、単勝回収率54%、複勝回収率93%。いわゆる妙味はないものの、確実な軸馬として期待が持てそうだ。しかし、前走10着以下だと好走例が見当たらない。前走G1といえども、大敗後の巻き返しは難しいようだ。たとえば、前走マイルCS6着から京都金杯1着となった13年のダノンシャークのように、前走G1出走の場合はひとケタ着順に収まっていた馬を狙っていきたい

なお、本稿執筆時点では京都金杯の登録馬が未発表となっているため、今回はデータ分析を受けての有力馬を挙げることはできない。登録馬が発表されたあと、各自でご確認いただけると幸いである。もちろん、表2の項で述べた通り、枠順が非常に重要なレースなので、枠順が決まってからのチェックもお忘れなきようにお願いしたい。

ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。


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