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第1151回 目指すはG1、シリウスSを占う!

2017/9/25(月)

今週土曜日は阪神でシリウスSが行われる。ハンデ戦ながら後のG1戦線にもつながる大きな一戦となっている。いつものように過去10年の結果を分析し、同レースの傾向を探っていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 過去10年のシリウスS好走馬

着順   人気 年齢 ハンデ 前走レース名 前着
16年 1 マスクゾロ 1 5 56 ジュライ 1
2 ピオネロ 2 5 56 BSN賞H 1
3 アポロケンタッキー 4 4 57.5 ブリリアH 1
15年 1 アウォーディー 3 5 55 オークラ1600 1
2 ダノンリバティ 1 3 55 BSN賞H 1
3 ナムラビクター 2 6 58 平安SG3 4
14年 1 クリノスターオー 1 4 57.5 エルムSG3 2
2 ナムラビクター 3 5 58 平安SG3 5
3 トウシンイーグル 7 6 55 阿蘇SH 9
13年 1 ケイアイレオーネ 5 3 53 レパードG3 3
2 ナイスミーチュー 3 6 57.5 平安SG3 2
3 グランドシチー 6 6 58.5 エルムSG3 5
12年 1 ナイスミーチュー 2 5 54 宮崎SH1600 1
2 ヤマニンキングリー 3 7 57 エルムSG3 7
3 グレープブランデー 1 4 58 阿蘇SH 1
11年 1 ヤマニンキングリー 5 6 56 朝日チャG3 4
2 キングスエンブレム 4 6 57 東海SG2 8
3 フサイチセブン 2 5 57.5 阿蘇SH 1
10年 1 キングスエンブレム 1 5 56 オークラ1600 1
2 ラヴェリータ 4 4 56.5 スパーG3 1
3 チョイワルグランパ 9 4 52 松戸特H1000 1
09年 1 ワンダーアキュート 3 3 54 オークラ1600 1
2 ダークメッセージ 8 6 56 平安SG3 7
3 ゴールデンチケット 4 3 55 セントラG2 14
08年 1 マイネルアワグラス 6 4 54 オークH1600 9
2 ワンダースピード 1 6 57 帝王賞G1 5
3 ダークメッセージ 4 5 56 みなみ北H 2
07年 1 ドラゴンファイヤー 1 3 53 オークラ1600 1
2 ラッキーブレイク 6 6 56 阿蘇SH 3
3 ワンダースピード 5 5 55 東海SG2 2

2015/10/3 阪神11R シリウスステークス(G3) 1着 2番 アウォーディー

まずは過去10年のシリウスSの好走馬から見ていこう(表1参照)。このレースが阪神ダート2000mで行われるようになったのは07年からであり、ちょうど10年分のデータが揃ったことになる。当初はドラゴンファイヤー、マイネルアワグラスといったブライアンズタイム産駒が勝利。ともに前走1600万クラスのオークランドレーシングCTからの参戦という、ハンデ戦らしい結果であった。前走オークランドRCT組が強いという点は今でも変わらないが、好走馬の質は変化してきた。09年のワンダーアキュートを皮切りに、ラヴェリータ、グレープブランデー、ナムラビクター、アウォーディー、アポロケンタッキーといった馬が好走。つまり後にG1で好走する馬が頻繁に出てくるようになった。勝ち馬に限らず3着以内に入っている馬すべてを対象としてみる点も大きな特徴だ。

■表2 シリウスS出走馬の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 4-  2-  1-  3/ 10 40.0% 60.0% 70.0% 119 96
2番人気 1-  1-  2-  6/ 10 10.0% 20.0% 40.0% 48 62
3番人気 2-  3-  0-  5/ 10 20.0% 50.0% 50.0% 112 104
4番人気 0-  2-  3-  5/ 10 0.0% 20.0% 50.0% 0 127
5番人気 2-  0-  1-  7/ 10 20.0% 20.0% 30.0% 229 96
6番人気 1-  1-  1-  7/ 10 10.0% 20.0% 30.0% 152 92
7番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 28
8番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 53
9番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 73
10番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
11番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

人気別の成績を詳しく見てみよう(表2参照)。1番人気は【4.2.1.3】で勝率40%、連対率60%、複勝率70%という成績。ハンデ戦としてはまずまずだろうか。1番人気が最も信頼が高い。以下、2番人気から5、6番人気あたりまではさほど差がない。10番人気以下の好走はなく、二けた人気馬がこれほど走らないレースというのも逆にめずらしい。馬連配当としても万馬券はなく、比較的人気サイドの決着が多いようだ。

■表3 シリウスS出走馬の年齢別成績(過去10年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
3歳 3-  1-  1-  9/ 14 21.4% 28.6% 35.7% 141 81
4歳 2-  1-  3- 15/ 21 9.5% 14.3% 28.6% 86 80
5歳 4-  2-  3- 31/ 40 10.0% 15.0% 22.5% 43 42
6歳 1-  5-  3- 26/ 35 2.9% 17.1% 25.7% 30 73
7歳 0-  1-  0- 18/ 19 0.0% 5.3% 5.3% 0 11
8歳 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

次に出走馬の年齢別成績を見てみる(表3参照)。3歳馬の成績が【3.1.1.9】で、勝率と連対率は他の年齢よりもかなり優秀。レース当日5番人気以内に支持された馬に限ると【3.1.1.6】で、好走率はさらに高まる。レパードSやジャパンダートダービーといった中距離重賞ですでに好走実績がある馬が多く、そのあたりは大きな目安となるだろう。

4歳馬は【2.1.3.15】という成績。複勝率は3歳馬に次ぐが、勝率や連対率は若干5歳馬がいい。6歳馬は勝率こそガクンと落ちるが、連対率や複勝率はむしろ5歳馬よりも上。7歳以上になるとかなり苦しくなる傾向だ。

■表4 シリウスS出走馬のハンデ別成績(過去10年)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜48kg 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
51kg 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
52kg 0-  0-  1-  8/  9 0.0% 0.0% 11.1% 0 81
53kg 2-  0-  0-  9/ 11 18.2% 18.2% 18.2% 128 41
54kg 3-  0-  0- 23/ 26 11.5% 11.5% 11.5% 98 26
55kg 1-  1-  3- 22/ 27 3.7% 7.4% 18.5% 20 43
56kg 3-  3-  1- 20/ 27 11.1% 22.2% 25.9% 65 66
56.5kg 0-  1-  0-  1/  2 0.0% 50.0% 50.0% 0 135
57kg 0-  3-  0-  9/ 12 0.0% 25.0% 25.0% 0 53
57.5kg 1-  1-  2-  2/  6 16.7% 33.3% 66.7% 50 113
58kg 0-  1-  2-  5/  8 0.0% 12.5% 37.5% 0 57
58.5kg 0-  0-  1-  3/  4 0.0% 0.0% 25.0% 0 105
59kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

次に出走馬のハンデ別成績を見てみる(表4参照)。重いハンデ馬の出走はあまりないが、58.5キロや58キロでも好走馬は出ている。57.5キロも【1.1.2.2】と好走率は高く、むしろ若干重いぐらいは歓迎材料と言えるかもしれない。定量と言える57キロが【0.3.0.9】となっており、勝ち馬に関しては少し捻ったほうが良さそうだ。

勝ち馬の数で言えば56キロが【3.3.1.20】で多い部類。同じ3勝をマークしているのが54キロで【3.0.0.23】。53キロも2勝をマークしている。牝馬の出走数、好走数が少ないレースなので、牡馬が中心。軽量馬に関しては3歳馬が多いというのも特徴だ。

■表5 シリウスS出走馬の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
500万下 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1000万下 0-  0-  1-  4/  5 0.0% 0.0% 20.0% 0 146
1600万下 6-  0-  0-  8/ 14 42.9% 42.9% 42.9% 260 82
OPEN特別 1-  3-  5- 55/ 64 1.6% 6.3% 14.1% 5 24
G3 3-  4-  2- 26/ 35 8.6% 20.0% 25.7% 74 72
G2 0-  1-  2-  2/  5 0.0% 20.0% 60.0% 0 178
G1 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

最後に前走クラス別成績を見ておく(表5参照)。前述したようにオークランドRCT組が好ステップであることから、1600万クラス組の成績が抜群にいい。ハンデ戦といえどもここまで好走率が高いレースはそうそうないだろう。その他にも小倉の宮崎S組からの好走もある。1600万クラス組は全般的に注目と言えるだろう。

2016/10/1 阪神11R シリウスステークス(G3) 1着 1番 マスクゾロ

オープン特別組は小倉の阿蘇S組が【0.1.3.18】。出走数こそ多いが、好走率は高くない。むしろジュライS(マスクゾロ)やBSN賞といった他のローカル組の好走率が高くなっている。G3組はエルムSや平安S組からの出走が多く、好走率はまずまず。3歳馬ならばレパードSからの直行がいいだろう。G2やG1組は出走数が少なく、まだ勝ち馬は出ていない。しかし、重いハンデでも問題ないため、特に割り引く必要はないと考えたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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