第1109回 ダービーへの最終東上便! 京都新聞杯を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第1109回 ダービーへの最終東上便! 京都新聞杯を分析する

2017/5/1(月)

5月1週目の今週は土曜に京都新聞杯、日曜に新潟大賞典とNHKマイルCと計3鞍の重賞が行われる。今回のデータde出〜たでは、日本ダービーのステップレースである京都新聞杯をピックアップ。トライアルではないものの、13年優勝キズナ、15年2着サトノラーゼン、12年3着トーセンホマレボシなどダービーでの活躍馬が出ており、関連性が強いレースだ。過去5年のデータから好走馬の特徴を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 京都新聞杯近5年の上位3着以内馬一覧

年/馬場 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 前半1000m通過 レース上がり
2016
(良)
1 スマートオーディン 2分12秒6 1 9 33秒8 60秒8 34秒5
2 アグネスフォルテ 3/4馬身 9 2 34秒5
3 ロイカバード 1馬身1/2 4 7 34秒3
2015
(良)
1 サトノラーゼン 2分11秒3 2 5 34秒5 59秒4 34秒9
2 ポルトドートウィユ 1/2馬身 1 7 34秒3
3 アルバートドック ハナ 6 10 34秒1
2014
(良)
1 ハギノハイブリッド 2分11秒0 3 9 34秒7 57秒7 36秒2
2 サウンズオブアース 1馬身1/4 8 7 35秒3
3 ガリバルディ ハナ 5 14 34秒5
2013
(良)
1 キズナ 2分12秒3 1 13 34秒5 59秒2 35秒9
2 ペプチドアマゾン 1馬身1/2 9 3 35秒4
3 ジャイアントリープ 1馬身1/4 11 5 35秒3
2012
(良)
1 トーセンホマレボシ 2分10秒0 5 2 34秒7 58秒0 34秒8
2 ベールドインパクト 2馬身1/2 2 5 34秒7
3 エキストラエンド 3/4馬身 1 5 34秒7

表1は京都新聞杯近5年の3着以内馬一覧。近5年とも良馬場で行われ、2分11秒0〜12秒6と速めの勝ち時計となっている。前半1000m通過は昨年の60秒8だけが緩めの流れで、他の4年は60秒を切る淀みないペースで進んでいる。それでいて好走馬は35秒前後の上がりを使えており、速いタイムで走破できる総合力の高さが問われるレースとなっている。ダービーで馬券になった3頭はいずれもこのレースを勝利しており、速い馬場での経験が本番で生かされたといえるだろう。

人気順を見ると、1番人気馬は【2.1.1.1.】で連対率60%・複勝率80%と高い。馬券圏外だった14年シャドウダンサーも4着で、1番人気馬は上位に来ている。ただし、毎年5番人気以下の伏兵が1頭は3着以内に入っている点に注目。大波乱こそないものの、1番人気と伏兵の組合せが5年中4年で発生している。ヒモ荒れのケースが多いことは十分頭に入れておきたい。

■表2 京都新聞杯近5年の枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 20%
2枠 4- 0- 0- 4/ 8 50.0% 50.0% 50.0% 306% 103%
3枠 1- 0- 1- 7/ 9 11.1% 11.1% 22.2% 15% 45%
4枠 0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 69%
5枠 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 14%
6枠 0- 1- 2- 7/10 0.0% 10.0% 30.0% 0% 121%
7枠 0- 2- 0- 9/11 0.0% 18.2% 18.2% 0% 61%
8枠 0- 0- 1-10/11 0.0% 0.0% 9.1% 0% 21%

2016/5/7 京都11R 京都新聞杯(G2) 1着 2番 スマートオーディン

表2は枠番別成績。2枠に入った馬が昨年のスマートオーディンら4勝と勝ち切る傾向が強い。他の1勝も3枠から出ており、内目の2〜3枠からすべて勝ち馬が出ている

昨年は2枠スマートオーディンが勝利し、2着7枠アグネスフォルテ、3着6枠ロイカバード。勝ち馬に対して、2・3着馬は外目の5〜8枠から多く出ている。

■表3 京都新聞杯近5年の前走レース別成績

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
毎日杯 2- 0- 1- 3/ 6 33.3% 33.3% 50.0% 56% 78%
はなみずき賞 1- 2- 0-10/13 7.7% 23.1% 23.1% 35% 76%
大寒桜賞 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 1080% 290%
新緑賞 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 710% 250%
若葉S 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 80%
皐月賞 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 28%
あずさ賞 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 230%
500万下 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 60%
弥生賞 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 46%
山桜賞 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 680%
きさらぎ賞 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 210%
未勝利 0- 0- 0-16/16 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
その他のレース 0- 0- 0-19/19 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は前走レース別成績。毎日杯組が13年キズナ、昨年のスマートオーディンと2勝をあげている。ちなみに先日の春の天皇賞で2着に好走したシュヴァルグランもこの組。京都新聞杯では8着でダービー出走は叶わなかったが、その後古馬G1で好走するまでに成長している。

その他では、はなみずき賞組は一昨年サトノラーゼン、大寒桜賞組は12年トーセンホマレボシ、新緑賞組は14年ハギノハイブリッドがそれぞれ勝利している。毎日杯以外は500万特別組の活躍が目立っており、皐月賞組は12年2着ベールドインパクト以外すべて圏外と不振傾向にある。なお、前走未勝利戦だった馬はすべて馬券圏外に敗れている。

■表4 京都新聞杯近5年の種牡馬別成績

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 3- 2- 4- 7/16 18.8% 31.3% 56.3% 105% 111%
タニノギムレット 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 355% 125%
ダノンシャンティ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 200% 120%
ネオユニヴァース 0- 1- 1- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 250%
ハービンジャー 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 102%
アグネスタキオン 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 345%
その他の種牡馬 0- 0- 0-47/47 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2015/5/9 京都11R 京都新聞杯(G2) 1着 4番 サトノラーゼン

表4は種牡馬別成績。出走数最多のディープインパクト産駒が一昨年のサトノラーゼンら3勝をあげており、連対率31.3%・複勝率56.3%と非常に高い。近5年の3着以内馬15頭中9頭までを占めており、相性の良さがうかがえる。

他ではタニノギムレット産駒から14年ハギノハイブリッド、ダノンシャンティ産駒から昨年のスマートオーディンがそれぞれ勝利している。他ではネオユニヴァース、ハービンジャー、アグネスタキオン各産駒から2・3着馬が出ていた。これら種牡馬の特徴としては、2・3歳の早い時期から活躍する産駒が多く、瞬発力があるタイプが出やすいことがあげられるだろう。

一方で、ダイワメジャー産駒【0.0.0.5】、キングカメハメハ産駒【0.0.0.4】、ハーツクライ産駒【0.0.0.5】などはサンプル数が少ないとはいえ不振傾向にある。

■表5 ディープインパクト産駒の前走クラス別成績(過去5年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
未勝利 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
500万下 2- 0- 1- 4/ 7 28.6% 28.6% 42.9% 220% 108%
オープン特別 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 80%
G3 1- 0- 2- 0/ 3 33.3% 33.3% 100.0% 46% 186%
G2 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 140%
G1 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 170%

表5は好相性のディープインパクト産駒の前走クラス別成績。表の下部に黄色で強調したように前走重賞を使われたディープインパクト産駒は複勝率100%と必ず馬券圏内に入っている。オープン特別組は一昨年にポルトドートウィユ(前走若葉S4着)が2着。

前走500万下組は一昨年のサトノラーゼンら2勝、3着1回。これら3着以内に入った3頭は前走500万下ですべて連対 していた。なお、前走未勝利勝ちはすべて圏外に敗れている。

■表6 5番人気以下の好走馬の前走レース成績

年度 馬名 人気 着順 前走レース成績
2016 アグネスフォルテ 9 2 はなみずき賞 6着
2015 アルバートドック 6 3 毎日杯 4着
2014 サウンズオブアース 8 2 はなみずき賞 1着
ガリバルディ 5 3 500万下 2着
2013 ペプチドアマゾン 9 2 あずさ賞 1着
ジャイアントリープ 11 3 山桜賞 2着
2012 トーセンホマレボシ 5 1 大寒桜賞 1着

最後に表6は5番人気以下で好走した馬の前走レース成績。15年3着アルバートドック以外はすべて500万下のレースで、昨年2着のアグネスフォルテ以外はすべて前走500万下で連対していた。前走500万下連対組に穴馬の資格がありそうだ。

人気に関わらず、500万下組は前走1着馬【3.2.0.11】、前走2着馬【0.0.2.2】。この組の前走1着からの連対馬5頭はすべて前走2000m以上のレースで勝利していた。

ディープインパクト産駒を中心とした種牡馬ならびに前走500万下組の見極めが京都新聞杯攻略の最大のポイントといえるだろう。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。


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