第1095回 押さえておきたい中京芝1400mのデータとは?|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第1095回 押さえておきたい中京芝1400mのデータとは?

2017/3/13(月)

今週土曜日にファルコンSが行われる。そこで今回は同レースの舞台となる中京芝1400mについて分析してみたい。押さえておきたい基本的な特徴などを、データから探ってみることにする。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 中京芝1400mの脚質別成績(2012年〜17年1月末まで)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
逃げ 19-  21-  10- 128/ 178 10.7% 22.5% 28.1% 204 153
先行 54-  56-  47- 500/ 657 8.2% 16.7% 23.9% 83 82
差し 78-  79-  91- 998/1246 6.3% 12.6% 19.9% 64 80
追い込み 26-  22-  30- 763/ 841 3.1% 5.7% 9.3% 60 58
マクリ 1-   0-   0-   0/   1 100.0% 100.0% 100.0% 410 170

まずは中京芝1400mの脚質別成績について調べてみた(表1)。集計期間は中京競馬場がリニューアルオープンした2012年から今年1月末の開催終了時点まで。逃げ馬の成績に注目すると勝率10.7%、連対率22.5%、複勝率28.1%。特徴的な成績ではないものの、先行・差しよりも好走率は高い。同じ中京競馬場の芝1200mや芝1600mにおける逃げ馬の成績と比較すると、1200mの方が逃げ馬は残りやすく、1600mよりは1400mの方が逃げ馬が残りやすい。このあたりは距離に応じた、自然な成績となってあらわれている。

■表2 中京芝1400mの騎手成績(2012年〜17年1月末まで)

順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 福永祐一 13-  6-  1- 31/ 51 25.5% 37.3% 39.2% 79 57
2 浜中俊 11-  4-  8- 40/ 63 17.5% 23.8% 36.5% 88 65
3 松山弘平 10- 11- 12- 87/120 8.3% 17.5% 27.5% 77 79
4 川田将雅 8-  5-  6- 23/ 42 19.0% 31.0% 45.2% 68 75
5 高倉稜 7-  5-  5- 69/ 86 8.1% 14.0% 19.8% 79 67
6 小牧太 7-  3-  3- 46/ 59 11.9% 16.9% 22.0% 137 64
7 勝浦正樹 6-  4-  2- 38/ 50 12.0% 20.0% 24.0% 90 75
8 M.デムーロ 6-  3-  1- 14/ 24 25.0% 37.5% 41.7% 164 113
9 北村友一 5-  8-  4- 56/ 73 6.8% 17.8% 23.3% 33 114
10 中井裕二 5-  8-  2- 68/ 83 6.0% 15.7% 18.1% 271 89
11 和田竜二 5-  6-  5- 62/ 78 6.4% 14.1% 20.5% 59 46
12 藤岡康太 5-  3-  8- 72/ 88 5.7% 9.1% 18.2% 28 64
13 川須栄彦 5-  3-  4- 55/ 67 7.5% 11.9% 17.9% 85 76
14 松田大作 4-  4-  3- 43/ 54 7.4% 14.8% 20.4% 183 87
15 吉田隼人 4-  3-  5- 48/ 60 6.7% 11.7% 20.0% 60 48
16 ムーア 4-  0-  0-  1/  5 80.0% 80.0% 80.0% 296 132
17 国分優作 3-  3-  3- 69/ 78 3.8% 7.7% 11.5% 29 35
18 国分恭介 3-  2-  4- 44/ 53 5.7% 9.4% 17.0% 171 170
19 菱田裕二 3-  2-  4- 40/ 49 6.1% 10.2% 18.4% 63 91
20 中谷雄太 3-  2-  1- 30/ 36 8.3% 13.9% 16.7% 52 71

2014/3/22 中京11R 中日スポーツ賞ファルコンS(G3) 1着 13番 タガノグランパ

続く表2では騎手別成績を調べた。抜群の好走率を誇るはムーア騎手で、短期免許での来日なので騎乗する機会は限られる。勝ち鞍1位は福永祐一騎手。勝率はかなり高く、目立つ成績だ。14年のファルコンSではタガノグランパで制している。勝ち鞍数は8位でもデムーロ騎手の好走率は、福永祐一騎手より高い。連対率は37.5%、複勝率は41.7%とハイアベレージ。また、複勝率では川田将雅騎手がデムーロ騎手を上回っている。関西所属の騎手ではこの3人に注目と言えるだろう。関東の騎手では勝浦正樹騎手が奮闘。関西勢が上位を占める中、なかなかの成績を残している。

■表3 中京芝1400mの種牡馬成績(2012年〜17年1月末まで)

順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 ディープインパクト 15- 24- 16- 95/150 10.0% 26.0% 36.7% 65 86
2 アドマイヤムーン 12-  5-  5- 74/ 96 12.5% 17.7% 22.9% 410 135
3 ダイワメジャー 11- 10- 12- 97/130 8.5% 16.2% 25.4% 57 74
4 マンハッタンカフェ 9-  6-  7- 55/ 77 11.7% 19.5% 28.6% 105 91
5 サクラバクシンオー 7-  5-  0- 53/ 65 10.8% 18.5% 18.5% 107 63
6 クロフネ 7-  1-  4- 52/ 64 10.9% 12.5% 18.8% 295 82
7 スペシャルウィーク 6-  6-  4- 37/ 53 11.3% 22.6% 30.2% 85 112
8 ハーツクライ 6-  6-  3- 53/ 68 8.8% 17.6% 22.1% 83 94
9 ステイゴールド 6-  0-  3- 63/ 72 8.3% 8.3% 12.5% 80 89
10 ジャングルポケット 5- 10-  4- 55/ 74 6.8% 20.3% 25.7% 134 101
11 アグネスタキオン 5-  7-  4- 41/ 57 8.8% 21.1% 28.1% 195 152
12 キングカメハメハ 5-  3-  7- 85/100 5.0% 8.0% 15.0% 73 100
13 フジキセキ 5-  2-  9- 45/ 61 8.2% 11.5% 26.2% 121 82
14 ネオユニヴァース 4-  0-  7- 58/ 69 5.8% 5.8% 15.9% 150 85
15 キングヘイロー 4-  0-  1- 37/ 42 9.5% 9.5% 11.9% 78 30
16 キンシャサノキセキ 3-  2-  3- 34/ 42 7.1% 11.9% 19.0% 75 72
17 バゴ 3-  1-  1- 19/ 24 12.5% 16.7% 20.8% 362 112
18 アドマイヤジャパン 3-  0-  1- 16/ 20 15.0% 15.0% 20.0% 88 35
19 スウェプトオーヴァーボード 3-  0-  0- 32/ 35 8.6% 8.6% 8.6% 60 21
20 ドリームジャーニー 3-  0-  0-  5/  8 37.5% 37.5% 37.5% 93 51

続いて種牡馬成績について調べ(表3参照)。勝ち鞍数はトップでディープインパクト。日本が誇るリーディングサイアーではあるが、本質的には短距離血統ではないだけにやや意外な感じもする。ローカル競馬場としては直線距離が長い方なので、瞬発力に秀でている同馬の持ち味が生きているのかもしれない。実際、ペースによってディープインパクト産駒は成績がガラリと変わる。スローペースになった場合は【4.7.1.15】という成績に対し、ハイペースになった場合は【1.4.6.19】となっている。道中の流れが厳しくなり、脚を溜めにくい展開になると、苦戦していることがわかる。なお、平均ペースになった場合は、【10.12.8.60】という成績。このコースは平均ペースになることが最も多いので、通常は走ってくる可能性が高い。メンバーを見て、かなり速いペースになりそうな場合のみ、注意した方がいいだろう。

勝ち鞍の2位はアドマイヤムーン。重賞のファルコンSでレオアクティブやフミノムーンが1番人気で4着と凡走しており、あまりいいイメージはなかったが、産駒全体としては活躍している。3位はダイワメジャー。サンデーサイレンス系の中では短距離志向が強い同馬が上位にランクイン。ただ、同時にマンハッタンカフェやハーツクライといった長距離志向のタイプもトップ10に入っている。全体的にサンデーサイレンス系種牡馬が上位20位までに多く入っており、スピードと同時に決め手も問われるコースであることがうかがえる。リーディング上位種牡馬の中ではキングカメハメハがここでは12位になっており、やや不得手なコースである印象だ。

■表4 中京芝1400m出走馬の前走コース別成績(2012年〜17年1月末)

前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
中京・芝1400 23- 25- 17-133/198 11.6% 24.2% 32.8% 204 117
阪神・芝1400 19- 22- 20-134/195 9.7% 21.0% 31.3% 55 77
東京・芝1400 17-  7-  9-138/171 9.9% 14.0% 19.3% 183 61
阪神・芝1600外 9- 10- 10- 82/111 8.1% 17.1% 26.1% 67 95
京都・芝1400外 8-  8-  8- 50/ 74 10.8% 21.6% 32.4% 115 92
京都・芝1600 8-  4-  7- 69/ 88 9.1% 13.6% 21.6% 105 105
京都・芝1600外 7-  3-  3- 28/ 41 17.1% 24.4% 31.7% 172 105
中京・芝1600 6-  4-  8- 61/ 79 7.6% 12.7% 22.8% 47 61
小倉・芝1200 5-  8-  7-101/121 4.1% 10.7% 16.5% 36 89
中京・芝1200 5-  2-  2- 47/ 56 8.9% 12.5% 16.1% 73 59
東京・芝1600 4-  7-  6- 69/ 86 4.7% 12.8% 19.8% 26 104
阪神・芝1200 4-  2-  3- 55/ 64 6.3% 9.4% 14.1% 66 49
中山・芝1600 3-  3-  2- 46/ 54 5.6% 11.1% 14.8% 86 56
福島・芝1200 2-  7-  4-127/140 1.4% 6.4% 9.3% 30 42
京都・芝1800外 2-  4-  2- 17/ 25 8.0% 24.0% 32.0% 37 71
京都・芝1400 2-  4-  1- 53/ 60 3.3% 10.0% 11.7% 32 41
新潟・芝1400 2-  3-  2- 41/ 48 4.2% 10.4% 14.6% 69 79
阪神・ダ1200 2-  2-  0- 31/ 35 5.7% 11.4% 11.4% 246 95
東京・芝1800 2-  1-  1- 16/ 20 10.0% 15.0% 20.0% 68 81

最後に中京芝1400m出走馬の前走コース別成績を調べてみた(表4参照)。前走も中京芝1400mを使っていた馬が23勝でトップ。なおかつ、単複の回収率も高い。コース経験・実績は大事で、前走中京芝1400mで善戦していた馬に関しては素直に評価した方がいいと言える。同じ左回りの東京芝1400mは3番手になるが、連対率・複勝率はさほど高くない。阪神芝1400mや京都芝1400mを使っていた馬の方が好走率は高い。このあたりは東西のレースレベルも多少は影響しているかもしれない。

そして、勝率が17.1%と高いのが京都芝1600m(外)組。前走6〜9着に敗れていた馬が【4.0.1.15】の好成績であり、距離短縮で巻き返してくるケースが多くなっている。そのため、回収率も単複ともに100%を超えている。12年のファルコンSで12番人気ながら2着と激走したレオンビスティーは、まさにそのタイプだった。また、京都芝1800mの連対率も24.0%、複勝率は32.0%と優秀。つまり、前走京都芝1600〜1800mを使って敗れている馬の変わり身を警戒したいコースと言える。

前走芝1200m組は中京や小倉を使っていた馬の好走が多い。阪神や中京、中山といった中央場所からくる馬を特に警戒する必要はなさそうだ。ローカル短距離を中心に活動し、実績を挙げているスプリンターを素直に狙えばいいだろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
小田原智大の完全なる買い方ブログ


データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN