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第1005回 前走クラスと距離に注目! 青葉賞を分析する

2016/4/25(月)

今週は土曜東京でダービートライアルの青葉賞、日曜京都で天皇賞・春と2鞍の重賞が組まれている。木曜版では春の天皇賞を分析するとして、今回は日本ダービーと同じ東京芝2400mで行われる青葉賞を占っていきたい。勝ち馬からは11年ウインバリアシオン、12年フェノーメノが本番で2着に好走しており、注目の前哨戦だ。今回はダービーへの優先出走権が2着までとなった2010年以降の過去6回のデータから好走馬の特徴を探っていく。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 青葉賞の人気別成績(10年以降の過去6年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 3-  1-  1-  1/  6 50.0% 66.7% 83.3% 126% 113%
2番人気 0-  1-  1-  4/  6 0.0% 16.7% 33.3% 0% 61%
3番人気 0-  0-  1-  5/  6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 28%
4番人気 0-  2-  1-  3/  6 0.0% 33.3% 50.0% 0% 135%
5番人気 0-  0-  1-  5/  6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 43%
6番人気 1-  0-  0-  5/  6 16.7% 16.7% 16.7% 241% 55%
7番人気 1-  0-  0-  5/  6 16.7% 16.7% 16.7% 410% 96%
8番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気 0-  1-  0-  5/  6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 186%
10番人気以下 1-  1-  1- 50/ 53 1.9% 3.8% 5.7% 100% 62%

まず表1は青葉賞の人気別成績。1番人気馬は昨年のレーヴミストラルら半数の3勝をあげており、連対率66.7%・複勝率83.3%と高い。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えており、信頼度は高い。一方で、2〜5番人気馬は勝ち星がなく、6番人気馬は11年ウインバリアシオン、7番人気馬は13年ヒラボクディープ、10番人気馬は14年ショウナンラグーンがそれぞれ勝利している。

1→2→3番人気で決まったペルーサが勝利した10年や1→4→5番人気の順だった昨年は堅く決まったものの、12年〜14年にかけては3年連続で3連単10万円以上の配当が出ている。特に13年は7番人気ヒラボクディープ→9番人気アポロソニックの順で決まり、馬連3万590円・馬単7万1140円の大波乱となっている。

年によって波乱度に大きな違いがあり、1番人気馬が3着以内に入った年でも伏兵馬の激走によって波乱となるケースがある

■表2 青葉賞1番人気馬の成績と芝2000m以上の実績(過去6年)

施行年 馬名 着順 芝2000m以上の実績
2015 レーヴミストラル 1 アザレア賞(芝2400m) 1着
2014 ワールドインパクト 2 大寒桜賞(芝2200m) 1着
2013 レッドレイヴン 11 なし
2012 フェノーメノ 1 弥生賞 6着
2011 トーセンレーヴ 3 なし
2010 ペルーサ 1 若葉S 1着

続いて表2は青葉賞1番人気馬の成績とそれまでの芝2000m以上の実績。過去6年で唯一、着外に敗れたのが13年のレッドレイヴン。同馬は前年秋の東スポ杯2歳S(2着)以来となる休み明けで、かつ芝2000m以上の経験がなかった。

また、11年トーセンレーヴも芝1800mまでしか経験がなく、連対を確保できずに3着に敗れている。前走弥生賞6着のフェノーメノは2走前に東京芝2000mでの勝ち星があり、芝2000m以上での勝利経験があった馬が4頭すべて連対を果たしている

キャリアが浅いこの時期の3歳馬にとって、芝2000m以上のレースを経験しているかどうかは非常に重要。1番人気馬は芝2000m以上の勝利経験があるかどうかが信頼度の指標といえそうだ。

■表3 青葉賞の前走クラス別成績(過去6年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
未勝利 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
500万下 3-  5-  4- 42/ 54 5.6% 14.8% 22.2% 151% 117%
オープン特別 1-  0-  1- 14/ 16 6.3% 6.3% 12.5% 8% 26%
G3 0-  0-  1- 11/ 12 0.0% 0.0% 8.3% 0% 10%
G2 2-  1-  0- 14/ 17 11.8% 17.6% 17.6% 97% 45%
G1 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は前走クラス別成績。出走数が抜けて多い500万下組が昨年のレーヴミストラルら3勝をあげている。特に近3年は13年1・2・3着、14年1・2着、昨年1・2・3着と3年連続で勝ち馬を出しており、3着以内馬の大半を占めている。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えており、この組の見極めが馬券のカギを握っていそうだ。

他では前走G2組が11年ウインバリアシオン、12年フェノーメノの2勝。両馬はともに前走弥生賞6着以下から巻き返していた。それ以外の重賞組は意外に苦戦しており、前走G1組・G3組ともに連対馬を出していない。前走G3組は毎日杯組が【0.0.1.7】で11年3着トーセンレーヴのみ、共同通信杯組は【0.0.0.3】で3着以内馬を出していない。

なお、前走オープン特別組の1勝は前走若葉S勝利のペルーサ。他では14年に前走すみれS7着だったヤマノウィザードが3着に入っている。

■表4 500万下組の前走距離別成績(過去6年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1600m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1700m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1800m 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
2000m 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
2200m 2- 5- 2-12/21 9.5% 33.3% 42.9% 370% 272%
2300m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
2400m 1- 0- 2-12/15 6.7% 6.7% 20.0% 27% 39%

2014/5/3 東京11R 青葉賞(G2) 1着 11番 ショウナンラグーン

表4は500万下組の前走距離別成績。表の黄色で強調した前走2200m組が一昨年のショウナンラグーンら2勝をあげ、連対率33.3%・複勝率42.9%と高い。昨年2着タンタアレグリア(前走大寒桜賞1着)が該当し、11年を除いて毎年1頭は3着以内に好走している。この中で前走2200mの500万下で1着だった馬は【1.5.1.3】で、連対率60%・複勝率70%と非常に優秀だ。

また、前走2400m組は昨年レーヴミストラル(前走アザレア賞1着)が勝利し、ヴェラヴァルスター(前走ゆりかもめ賞1着)が3着に入っている。この組で好走した3頭はいずれも前走の500万下を勝利していた。なお、前走2000m以下の500万下を使われた馬は【0.0.0.17】と苦戦傾向にある。

■表5 青葉賞の種牡馬別成績(過去6年)

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ディープインパクト 1- 2- 3- 8/14 7.1% 21.4% 42.9% 175% 168%
ゼンノロブロイ 1- 1- 2- 3/ 7 14.3% 28.6% 57.1% 20% 298%
キングカメハメハ 1- 1- 0-10/12 8.3% 16.7% 16.7% 34% 26%
ハーツクライ 1- 0- 1- 4/ 6 16.7% 16.7% 33.3% 241% 98%
シンボリクリスエス 1- 0- 0- 5/ 6 16.7% 16.7% 16.7% 885% 121%
ステイゴールド 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 105% 65%
アグネスタキオン 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 155%
Big Brown 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 1120%
その他の種牡馬 0- 0- 0-57/57 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2010/5/1 東京11R 青葉賞(G2)1着 2番 ペルーサ

表5は種牡馬別成績。過去6年の勝ち馬の父はすべて異なるものの、黄色で強調したディープインパクト産駒・ゼンノロブロイ産駒が好成績をあげている。特にゼンノロブロイ産駒は10年ペルーサが勝利し、勝率・連対率・複勝率ともにディープインパクト産駒を上回っている。ゼンノロブロイは03年に自身も青葉賞を勝利しており、産駒にも相性の良さが受け継がれているのだろう。

キングカメハメハ産駒は昨年のレーヴミストラルが勝利しているものの、複勝率は低い。ステイゴールドはダービーこそ出走していないが、後にドバイシーマクラシック・香港ヴァーズと芝2400mの国際レースを勝利。故障でダービー出走が叶わなかったアグネスタキオン、13年2着アポロソニックの父Big Brown以外はすべて芝2400m、特に日本ダービーで連対した馬ばかりというのは興味深い

■表6 青葉賞6番人気以下の激走馬一覧(過去6年)

施行年 馬名 人気 着順 前走成績
2014 ショウナンラグーン 10 1 山吹賞(芝2200m) 3着
2013 ヒラボクディープ 7 1 水仙賞(芝2200m) 1着
アポロソニック 9 2 山吹賞(芝2200m) 1着
2012 エタンダール 10 2 山吹賞(芝2200m) 1着
ステラウインド 13 3 山吹賞(芝2200m) 4着
2011 ウインバリアシオン 6 1 弥生賞 7着

最後に表6は6番人気以下で激走した馬の一覧。11年ウインバリアシオン以外の5頭はいずれも前走中山芝2200mの山吹賞もしくは水仙賞を使われていた。ステラウインド、ショウナンラグーンは山吹賞で敗れていたものの、他の3頭はいずれも前走で勝利。前走でこの2つのレースを使われた馬は人気薄でもぜひとも注目しておきたい。

最後に以上のデータから、青葉賞のポイントをまとめると

・1番人気の複勝率は高いものの、波乱要素もある。
・1番人気馬は2000m以上の勝利実績がカギ。
・前走G1・G3組は意外にも苦戦。
・前走500万下組に注目、特に前走2200m組は好成績。
・ディープインパクト産駒・ゼンノロブロイ産駒が好調。父に日本ダービー連対実績があれば、強調材料。
・穴は前走2200mの山吹賞組もしくは水仙賞組。

となった。ぜひとも馬券作戦の参考にしていただきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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