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第997回 豪華メンバーが集結! 大阪杯を分析する

2016/3/31(木)

今週はG1の谷間の週とはいえ、日曜阪神では春の古馬G1を占う伝統の大阪杯が行われる。過去10年の優勝馬にはメイショウサムソン、ダイワスカーレット、オルフェーヴル、キズナと一流馬が名を連ねており、見逃せない一戦だ。今年は現在のところ、G1馬5頭が出走を予定しており、前哨戦とはいえ豪華なメンバーが顔を揃える。今回のデータde出〜たでは過去5年のデータから好走馬の特徴を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 大阪杯の人気別成績(過去5年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 2- 2- 1- 0/ 5 40.0% 80.0% 100.0% 98% 118%
2番人気 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 40.0% 60.0% 48% 86%
3番人気 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 38%
4番人気 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 240% 44%
5番人気 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 44%
6番人気 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 40.0% 60.0% 180% 184%
7番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
8番人気 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 180%
9番人気以下 0- 0- 0-23/23 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

まず表1は大阪杯の人気別成績。1番人気馬が13年オルフェーヴルら2勝をあげ、連対率80%・複勝率100%と強い。その他では2番人気馬が一昨年のキズナ、4番人気馬が昨年のラキシス、6番人気馬が12年のショウナンマイティがそれぞれ勝利している。

3着以内馬は8番人気以内におさまっており、2ケタ人気馬の激走は厳しい。配当面では堅めの決着が多いものの、12年ショウナンマイティ(8番人気)→フェデラリスト(1番人気)、昨年ラキシス(4番人気)→キズナ(1番人気)のように、1番人気馬が2着になることで馬単の配当が上がるケースが2回あった。

■表2 大阪杯の1番人気馬の前走成績とG1勝利実績(過去5年)

年度 馬名 年齢 着順 前走成績 G1勝利
2015 キズナ 5 2 京都記念 3着 日本ダービー 1着
2014 エピファネイア 4 3 菊花賞 1着 菊花賞 1着
2013 オルフェーヴル 5 1 ジャパンC 2着 有馬記念ほか5勝
2012 フェデラリスト 5 2 中山記念 1着 なし
2011 ヒルノダムール 4 1 京都記念 3着 なし

表2は過去5年の1番人気馬の前走成績とG1での勝利実績。これら5頭はすべて4歳馬か5歳馬で、前走G1かG2のレースで3着以内には入っていた。

昨年のキズナら近3年の1番人気馬はG1勝利実績があったものの、11年ヒルノダムール、12年フェデラリストはG1勝利実績がなくても連対を果たしている。フェデラリストはG1出走経験すらなく、大阪杯までに前走中山記念を含めて4連勝していた。表1で示したように1番人気馬は複勝率100%と崩れてはいないものの、G1勝利実績に関わらず勝ち切るのは難しいといえるだろう。

■表3 大阪杯の年齢別成績(過去5年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
4歳 3- 1- 2-10/16 18.8% 25.0% 37.5% 94% 104%
5歳 2- 3- 0- 8/13 15.4% 38.5% 38.5% 101% 54%
6歳 0- 0- 3-13/16 0.0% 0.0% 18.8% 0% 40%
7歳以上 0- 1- 0-17/18 0.0% 5.6% 5.6% 0% 25%

表3は年齢別成績。表の黄色で強調したように4歳馬・5歳馬が好成績をあげている。4歳馬は一昨年のキズナら最多の3勝をあげ、勝率トップ。11年2着ダークシャドウ(8番人気)や12年1着ショウナンマイティ(6番人気)らも該当しており、複勝回収率100%を超えている。5歳馬は昨年のラキシスら2勝をあげ、連対率・複勝率トップ。連対馬5頭はいずれも4番人気以内の馬だった。勝ち馬はすべて4歳馬か5歳馬から出ている。

一方、6歳馬からは連対馬が出ておらず、昨年のエアソミュールら3着止まり。7歳以上の馬も一昨年2着のトウカイパラダイス(6番人気)のみで苦戦傾向にある。

■表4 大阪杯の脚質別成績(過去5年)

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 34%
先行 0- 2- 2-14/18 0.0% 11.1% 22.2% 0% 57%
差し 2- 1- 2-18/23 8.7% 13.0% 21.7% 21% 30%
追い込み 3- 2- 0-12/17 17.6% 29.4% 29.4% 137% 91%

表4は大阪杯での脚質別成績。意外なことに、追い込み馬が昨年のラキシスら最多の3勝をあげている。ショウナンマイティが勝った12年はやや重、ラキシスが勝った昨年は不良馬場と時計が掛かる馬場コンディションではあったが、内回りコースとしては異例なほど追い込み馬が上位に来ている。次いで差し馬が13年オルフェーヴルら2勝。勝ち馬5頭はいずれも中団・後方から差し・追い込んだ馬ばかりだ。先行力があるタイプよりも、直線で鋭い末脚を使える瞬発力タイプの馬を頭で狙っていきたい

なお、先行馬は勝ち馬こそいないものの、近4年では1頭ずつ3着以内に入っている。逃げ馬は12年2番人気だったトーセンジョーダンの3着1回のみだった。

■表5 大阪杯の前走クラス別成績(過去5年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000万下 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 900%
1600万下 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
オープン特別 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5% 112% 27%
G3 0- 1- 0-16/17 0.0% 5.9% 5.9% 0% 26%
G2 1- 3- 1-13/18 5.6% 22.2% 27.8% 20% 42%
G1 2- 0- 4- 9/15 13.3% 13.3% 40.0% 88% 68%

表5は前走クラス別成績。前走G1組が昨年のラキシスら2勝をあげ、複勝率40と高い。毎年1頭は3着以内に入っている。連対率でG1組を上回るのが前走G2組。11年ヒルノダムールが勝利し、昨年は2・3着馬が該当している。

一方、前走G3組は14年2着トウカイパラダイスのみで苦戦傾向。オープン特別組は12年ショウナンマイティ(前走大阪城S2着)が勝利。前走1000万下組は11年ダークシャドウが2着に好走している。

■表6 大阪杯の前走距離別成績(過去5年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1600m 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1800m 1- 1- 0-15/17 5.9% 11.8% 11.8% 52% 20%
2000m 0- 2- 0-12/14 0.0% 14.3% 14.3% 0% 96%
2200m 1- 2- 1- 7/11 9.1% 27.3% 36.4% 33% 59%
2400m 2- 0- 0- 1/ 3 66.7% 66.7% 66.7% 120% 73%
2500m 1- 0- 3- 6/10 10.0% 10.0% 40.0% 120% 80%
3000m 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 110%
前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
同距離 0- 2- 0-12/14 0.0% 14.3% 14.3% 0% 96%
今回延長 1- 1- 0-20/22 4.5% 9.1% 9.1% 40% 15%
今回短縮 4- 2- 5-16/27 14.8% 22.2% 40.7% 71% 65%

表6は前走距離別成績。前走2400m組が13年オルフェーヴル、14年キズナと2勝をあげている。表の下部には距離増減別成績も示したが、これら距離短縮組が昨年のラキシスら4勝をあげ、連対率・複勝率ともに優秀だ。

一方、距離延長組は12年ショウナンマイティの1勝のみで、連対率・複勝率ともに低く、苦戦傾向にある。なお、前走同距離の2000m組は勝ち星がなく、14年トウカイパラダイスらが2着に入っている。

<結論>

■表7 今年の大阪杯の出走予定馬(3/30現在)

馬名 性齢 前走成績
アクションスター 牡6 日経賞 6着
アンビシャス 牡4 中山記念 2着
イスラボニータ 牡5 中山記念 9着
キタサンブラック 牡4 有馬記念 3着
ショウナンパンドラ 牝5 ジャパンC 1着
タッチングスピーチ 牝4 京都記念 2着
トウシンモンステラ 牡6 京都記念 7着
ニシノビークイック 牡7 ポラリスS 11着
ヌーヴォレコルト 牝5 香港カップ 2着
マイネルラクリマ 牡8 中山記念 10着
ラブリーデイ 牡6 有馬記念 5着
レッドレイヴン 牡6 中山記念 5着
※フルゲート16頭。現在のところ除外対象なし。

2015/11/29 東京11R ジャパンカップ(G1) 1着 15番 ショウナンパンドラ

今年の出走予定馬は表7のとおり。

今回人気を集めそうなのが昨年宝塚記念と天皇賞・秋を制したラブリーデイ。しかしながら、表2で示したように1番人気馬はすべて4・5歳馬で、前走G1もしくはG2で3着以内という共通点から外れている。1番人気馬が強いレースではあるが、6歳馬は不振傾向にあり、勝ち切れるかどうかは疑問といえそうだ。

これまでのデータから推奨したいのがショウナンパンドラタッチングスピーチの牝馬2頭だ。ショウナンパンドラは連対率トップの5歳馬で、差し・追い込みタイプ。前走2400mのジャパンカップを勝利しており、今回距離短縮となるのも好材料だ。前走でラブリーデイを破っており、今回も期待できるだろう。

タッチングスピーチは勝率トップの4歳馬で、こちらも差し・追い込みタイプ。前走の京都記念では重馬場の中、中団から差してアドマイヤデウス・ヤマカツエースあたりに先着している。連対率が高い前走G2組で、距離短縮とこちらも買いの要素が揃っている。

他ではキタサンブラックが先行タイプで勝ち切れなくても、3着以内の可能性は十分。アンビシャス・イスラボニータは中山記念からの臨戦で苦戦傾向の距離延長となるが、前走後方から上がり最速でドゥラメンテを追い詰めたアンビシャスは脚質的にチャンスがありそうだ。中団・後方で折り合いがつけば、直線で一気に差し切ってもおかしくない。

 

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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