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第982回 クラシックへの登竜門! クイーンCの傾向とは?

2016/2/8(月)

今週土曜日は東京競馬場でクイーンCが行われる。昨年2着だったミッキークイーンは、オークスを制覇。過去10年ではホエールキャプチャやヴィルシーナが優勝を果たし、桜花賞やオークスで好走を果たした。トライアルではないものの、牝馬クラシックへの登竜門と位置づけられる注目のレースだ。

過去10年のクイーンCの結果を分析し、同レースの傾向を探ってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 クイーンC出走馬の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4-  2-  1-  3/ 10 40.0% 60.0% 70.0%
2番人気 3-  1-  3-  3/ 10 30.0% 40.0% 70.0%
3番人気 1-  3-  0-  6/ 10 10.0% 40.0% 40.0%
4番人気 2-  0-  2-  6/ 10 20.0% 20.0% 40.0%
5番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0%
6番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0%
7番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0%
9番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
11番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
12番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0%
1〜2人気 7-  3-  4-  6/ 20 35.0% 50.0% 70.0%
1〜3人気 8-  6-  4- 12/ 30 26.7% 46.7% 60.0%
1〜5人気 10-  7-  7- 26/ 50 20.0% 34.0% 48.0%

まずは過去10年のクイーンCの人気別成績を調べた(表1参照)。1番人気は【4.2.1.3】という成績でまずまず。2番人気も複勝率は70%と高い。上位1〜5番人気までの成績をまとめると、【10.7.7.26】となっており、勝ち馬はすべて含まれている。2〜3着馬も7割が占めており、上位人気馬が強いレースと言える。二けた人気馬の好走は少なく、ヒモ穴を考える場合も、あまり人気薄は狙わない方が良さそうだ。ひとまず、単勝・中心馬は上位人気を信頼したい。

■表2 クイーンCの脚質別成績(過去10年)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
平地・逃げ 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0 78
平地・先行 7-  2-  4- 26/ 39 17.9% 23.1% 33.3% 101 107
平地・中団 3-  4-  2- 49/ 58 5.2% 12.1% 15.5% 18 33
平地・後方 0-  3-  4- 44/ 51 0.0% 5.9% 13.7% 0 48

表2はクイーンCの脚質別成績。中心となるのは先行馬。勝率など、軒並み高い成績だ。逃げ馬は一見、成績不振に見えるが、好走馬は6番人気と8番人気。前々でレースが運べる馬に注目すべきだろう。差し馬は【3.4.2.49】という成績。割り引く必要まではないだろうが、力がある馬でないと好走は厳しい印象。追い込み馬は勝ち切れていない。

■表3 クイーンC出走馬の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
新馬 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0%
未勝利 0-  1-  0- 23/ 24 0.0% 4.2% 4.2%
500万下 3-  1-  2- 39/ 45 6.7% 8.9% 13.3%
OPEN特別 2-  2-  1- 22/ 27 7.4% 14.8% 18.5%
G3 3-  1-  3- 15/ 22 13.6% 18.2% 31.8%
G2 0-  0-  1-  0/  1 0.0% 0.0% 100.0%
G1 2-  4-  3- 13/ 22 9.1% 27.3% 40.9%

続いて前走クラス別成績を調べてみる(表3参照)。連対率と複勝率でトップなのは前走G1組。基本的には阪神JF組となる。

■表4 前走G1組の着順別成績(過去10年)

前入線順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1着 0- 0- 0- 0/ 0      
前走2着 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0%
前走3着 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
前走4着 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0%
前走5着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
前走6〜9着 0- 2- 2- 5/ 9 0.0% 22.2% 44.4%
前走10着〜 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%

2014/2/18 東京11R デイリー杯クイーンC(G3)1着 6番 フォーエバーモア

さらに前走G1組の着順別成績(表4参照)を調べると、その傾向が明らかになる。前走好着順だった馬が単純に強い。勝ち馬こそ出走していないが、2、3着馬の複勝率は100%だ。14年優勝のフォーエバーモアらが該当する。前走6〜9着馬の巻き返しもあるが、10着以下に敗れていると厳しい。なお、好走馬はすべてクイーンC当日5番人気以内に支持されていた。前走G1での成績が直結するがゆえに、人気サイドの傾向となっている。

■表5 前走G3組の着順別成績(過去10年)

前入線順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1着 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
前走2着 2- 0- 1- 0/ 3 66.7% 66.7% 100.0%
前走3着 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
前走4着 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0%
前走5着 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3%
前走6〜9着 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0%
前走10着〜 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

2013/2/9 東京11R デイリー杯クイーンC(G3)1着 15番 ウキヨノカゼ

表3に戻り、前走G3組を調べていく。出走馬の数ではG1組と同じで、勝率はG1組を上回る。同じように前走着順別成績(表5参照)を見ていこう。こちらも基本的に好着順の馬が強い。前走6着以下からの巻き返しはない。ただ、前走1着馬が【0.0.0.3】となっている点は気になる。その内2頭は中山芝1200mで行われていた時代のフェアリーS優勝馬だが、11年ダンスファンタジアはマイル戦となったフェアリーSを完勝しながら、ここは1番人気で6着と大きく人気を裏切った。中山→東京へ替わる点も、やはり意識する必要はあるだろう。ただ、実際には中山芝1600mのフェアリーSで2〜3着に善戦した馬(13年ウキヨノカゼほか)が、ここで好走を果たすケースが多い。阪神JFともども、マイル重賞実績はプラス材料と考えたい。

また表3に戻り、その他馬について考える。前走オープン特別組も有力だが、昨年と13年などは出走例がなかった。かつて好ステップだった菜の花賞が、現在では500万特別となっているため、該当馬は少なくなっている模様。フェアリーSとの関連で、ジュニアCの好走馬がもし出てくれば注目すればいいだろう。

次に前走500万クラス組の成績だが、【3.1.2.39】という成績。普通に考えると、前走500万クラスを勝ってきた馬が対象だと思うが、実際には負けていた馬も非常に多く出走している。前走1着馬だけの成績を調べると、【3.1.0.11】。好走馬の大半が該当する。連対率ベースではG3組を上回り、G1組にもヒケは取らない。昨年優勝のキャットコインや、09年優勝のディアジーナが好走馬として該当。ともに前走中山芝1600mのレースを勝っていた。

■表6 クイーンC出走馬の前走距離別成績(過去10年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1200m 0-  1-  1- 13/ 15 0.0% 6.7% 13.3%
1400m 0-  0-  1- 23/ 24 0.0% 0.0% 4.2%
1600m 8-  9-  9- 78/104 7.7% 16.3% 25.0%
1800m 0-  0-  0-  7/  7 0.0% 0.0% 0.0%
2000m 2-  0-  0-  6/  8 25.0% 25.0% 25.0%

前走クラスを問わず、前走距離が大きなポイントであることは表6のデータから明らかとなる。前走1600m組が【8.9.9.78】。別距離から食い込んでくるのはかなり難しい状況だ。前走クラスの話に戻り、残る新馬・未勝利組は基本的に苦しい。そんな中でも前走芝1600mのレースをしっかりと勝ってきた馬が、ここで好走を果たしている。昨年2着のミッキークイーンや12年3着のエクセラントカーヴが該当。前者はその後オークス、後者はその後京成杯AHを優勝。前走新馬・未勝利出走馬ながら、ここで好走を果たすような馬は、かなりの力を秘めていると考えていいだろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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