第979回 高松宮記念のステップレース・シルクロードS分析|競馬情報ならJRA-VAN

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第979回 高松宮記念のステップレース・シルクロードS分析

2016/1/28(木)

今週はG1のステップレースが2競走。東京では根岸S、京都ではシルクロードSが行われる。昨年は根岸Sを取り上げたため、今回は高松宮記念へ向けた一戦・シルクロードSを取り上げたい。08年に本競走と高松宮記念を連勝したファイングレインをはじめ、12年のロードカナロア、13年のドリームバレンチノなど、特に優勝馬が本番で多く好走しているこのレース。今年タイトルを手にするのはどの馬か、過去の傾向を見てみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1 2-1-1-6/10 20.0% 30.0% 40.0% 36% 52%
2 3-1-0-6/10 30.0% 40.0% 40.0% 150% 77%
3 2-2-0-6/10 20.0% 40.0% 40.0% 124% 98%
4 1-2-3-4/10 10.0% 30.0% 60.0% 90% 166%
5 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 35%
6 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 81%
7 2-1-0-7/10 20.0% 30.0% 30.0% 239% 98%
8 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
11〜 0-2-4-55/61 0.0% 3.3% 9.8% 0% 111%

2014/2/2 京都11R シルクロードS(G3)1着 2番 ストレイトガール 2番人気

まず、過去10年の人気別成績から見てみたい。1番人気は連対率30.0%、複勝率40.0%と、ハンデ戦だけにもう一歩といった成績。2〜4番人気もほぼ同じような成績を残し、特に複勝率なら4番人気が60.0%と高い。配当妙味も考慮すれば、1番人気よりは2〜4番人気を狙いたい傾向だ。
また、人気薄では7番人気が連対率30.0%と上々。さらに、11番人気以下が近年は2、3、3、3、3着と、5年連続で1頭ずつ馬券圏内に食い込んでいる。3連単や3連複なら上位人気2頭+穴馬1頭という組み合わせは多く拾っておきたい。

■表2 ハンデ別成績

ハンデ 牡・セン馬 牝馬
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
51kg 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-0-5/5
52kg 該当なし 0-0-0-6/6
53kg 0-0-1-7/8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 263% 0-0-2-9/11
54kg 1-3-2-22/28 3.6% 14.3% 21.4% 44% 107% 0-0-1-10/11
55kg 1-0-1-22/24 4.2% 4.2% 8.3% 47% 18% 1-1-0-1/3
55.5kg 該当なし 2-0-0-0/2
56kg 2-2-2-20/26 7.7% 15.4% 23.1% 59% 60% 0-0-0-2/2
56.5kg 該当なし 0-0-0-1/1
57kg 1-3-1-15/20 5.0% 20.0% 25.0% 7% 116% 該当なし
57.5kg 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
58kg 2-0-0-4/6 33.3% 33.3% 33.3% 126% 61%
58.5kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
59kg 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 290%
トップH 1-2-0-10/13 7.7% 23.1% 23.1% 16% 53%

ハンデ別の成績で、分が悪いのは軽ハンデ馬。52キロ以下は馬券圏内がなく、53キロは好走しても3着まで。連対候補は54キロ以上から選びたい。なお、牡・セン馬の56〜57キロは計【3.5.3.35】複勝率23.9%、57.5キロ以上は【2.1.0.9】同25.0%と、重ハンデでも悪くはない成績を残している。

■表3 性齢別成績

性別 年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
牡・セン 4歳 1-1-1-19/22 4.5% 9.1% 13.6% 6% 24%
5歳 4-2-2-13/21 19.0% 28.6% 38.1% 143% 103%
6歳 2-4-1-24/31 6.5% 19.4% 22.6% 54% 147%
7歳以上 0-2-3-41/46 0.0% 4.3% 10.9% 0% 61%
7-9-7-97/120 5.8% 13.3% 19.2% 40% 84%
牝馬 4歳 0-1-0-11/12 0.0% 8.3% 8.3% 0% 9%
5歳 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0% 52% 139%
6歳 2-0-2-7/11 18.2% 18.2% 36.4% 93% 111%
7歳以上 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3-1-3-34/41 7.3% 9.8% 17.1% 37% 66%

牡・セン馬の年齢別では、5歳馬が勝率から複勝率まで高く、単複の回収率も100%超をマーク。まず注目は5歳馬だ。これに次ぐのは6歳で、明け4歳は今ひとつ。また、7歳以上は2〜3着はあっても勝利がない。その「7歳以上」のうち、7歳なら【0.2.1.23】と連対しているが、8歳は【0.0.2.11】と3着止まり。9歳以上になると【0.0.0.7】と苦しい。一方、牝馬は5〜6歳が良いが、今年の登録馬3頭はすべて7歳馬だ。

■表4 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 過去5年
1枠 2-2-1-15/20 10.0% 20.0% 25.0% 58% 58% 1-2-0-7/10
2枠 2-3-0-15/20 10.0% 25.0% 25.0% 49% 63% 2-0-0-8/10
3枠 0-1-1-18/20 0.0% 5.0% 10.0% 0% 110% 0-1-1-8/10
4枠 2-0-2-16/20 10.0% 10.0% 20.0% 69% 65% 1-0-2-7/10
5枠 1-0-2-17/20 5.0% 5.0% 15.0% 11% 129% 1-0-1-8/10
6枠 3-1-0-16/20 15.0% 20.0% 20.0% 131% 52% 0-0-0-10/10
7枠 0-2-1-17/20 0.0% 10.0% 15.0% 0% 78% 0-1-0-9/10
8枠 0-1-3-17/21 0.0% 4.8% 19.0% 0% 81% 0-1-1-9/11

枠番別の成績を見ると、7〜8枠は過去10年勝利がなく、6枠以内、馬番なら12番以内から優勝馬が出ている。また、過去5年は本年と同じ「2回京都1週目・Bコース」で行われており、この5年間は1〜5枠【5.3.4.38】連対率16.0%に対し、6〜8枠は【0.2.1.28】同6.5。特にここ2年は枠連1−1(馬単2→1)、1−2(馬単3→2)と内枠同士で決着している。

■表5 前走クラス・レース別成績(レースは好走馬輩出レース)

前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1600万下 1-1-2-14/18 5.6% 11.1% 22.2% 63% 166%
OPEN特別 6-4-5-62/77 7.8% 13.0% 19.5% 51% 67%
G3 2-1-2-30/35 5.7% 8.6% 14.3% 20% 64%
G2 0-3-1-14/18 0.0% 16.7% 22.2% 0% 104%
G1 1-1-0-8/10 10.0% 20.0% 20.0% 54% 51%
中央重賞計 3-5-3-52/63 4.8% 12.7% 17.5% 20% 73%
障害 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
地方 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
芝1200m 10-6-8-91/115 8.7% 13.9% 20.9% 55% 66%
芝1400m 0-3-2-14/19 0.0% 15.8% 26.3% 0% 210%
芝1600m 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
淀短距離S 3-4-3-33/43 7.0% 16.3% 23.3% 46% 57%
京阪杯 2-0-2-14/18 11.1% 11.1% 22.2% 40% 59%
尾張S 2-0-1-3/6 33.3% 33.3% 50.0% 295% 300%
スプリンターズS 1-1-0-6/8 12.5% 25.0% 25.0% 67% 63%
ラピスラズリS 1-0-1-6/8 12.5% 12.5% 25.0% 27% 116%
新春S 1-0-1-0/2 50.0% 50.0% 100.0% 570% 1205%
阪神C 0-3-1-10/14 0.0% 21.4% 28.6% 0% 134%
ガーネットS 0-1-0-6/7 0.0% 14.3% 14.3% 0% 170%
サンライズS 0-1-0-6/7 0.0% 14.3% 14.3% 0% 38%
市川S 0-0-1-1/2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 160%

前走クラス別では、1600万でもオープン特別でも重賞でも、好走確率に大差はない。重賞の中ではG1が悪くなかったが、今年は前走G1の登録馬は不在だ。注目は前走距離別成績で、過去10年の優勝馬はすべて前走芝1200出走馬だった。阪神Cなど1400mも連対率や複勝率は良いが、勝ち馬候補は1200m組から探したい。

■表6 前走着順別成績

前走着順 オープン特別 中央重賞
着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1着 3-3-0-12 16.7% 33.3% 33.3% 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
前走2着 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6% 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
前走3着 1-0-3-5 11.1% 11.1% 44.4% 1-0-1-3 20.0% 20.0% 40.0%
前走4着 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
前走5着 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7% 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
前走6〜9着 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3% 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5%
前走10着〜 0-0-1-18 0.0% 0.0% 5.3% 0-4-0-25 0.0% 13.8% 13.8%

■表7 前走人気別成績

前走着順 オープン特別 中央重賞
着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 3-1-0-5 33.3% 44.4% 44.4% 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
前走2人気 0-3-3-5 0.0% 27.3% 54.5% 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
前走3人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
前走4人気 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3% 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
前走5人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
前走6〜9人 1-0-0-12 7.7% 7.7% 7.7% 1-1-0-15 5.9% 11.8% 11.8%
前走10人〜 0-0-1-18 0.0% 0.0% 5.3% 0-3-2-23 0.0% 10.7% 17.9%

表6、7は前走オープン特別組と重賞組について、前走着順と前走人気別の成績を調べたものだ。オープン特別組は、前走好走馬や、前走上位人気馬が安定して走っている。対して重賞組は、前走大敗馬や、前走下位人気だった馬でも、好走馬数はオープン特別組よりもかなり多い。重賞組はつかみ所がないとも言えるが、いずれにしてもオープン特別組なら前走上位人気・上位着順馬を重くみたい。

■表8 過去5年1〜3着馬の芝1200m実績

馬名 人気 着順 芝1200m 芝12重賞
成績 3着内率 成績
11 ジョーカプチーノ 1 1 3-0-0-0 100.0% 1-0-0-0
アーバニティ 14 2 2-0-0-5 28.6% 1-0-0-4
モルトグランデ 4 3 5-3-6-7 66.7% 0-0-2-5
12 ロードカナロア 1 1 5-0-0-0 100.0% 1-0-0-0
エーシンダックマン 2 2 4-3-0-7 50.0% 0-0-0-2
ケンブリッジエル 16 3 3-7-5-10 60.0% 未経験
13 ドリームバレンチノ 2 1 6-3-3-5 70.6% 1-0-1-1
ダッシャーゴーゴー 4 2 3-3-2-9 47.1% 3-3-2-9
メイショウデイム 11 3 1-1-1-2 60.0% 0-0-0-1
14 ストレイトガール 2 1 7-2-0-4 69.2% 0-1-0-0
レディオブオペラ 1 2 5-0-1-0 100.0% 未経験
リトルゲルダ 13 3 3-1-2-3 66.7% 0-0-0-1
15 アンバルブライベン 2 1 6-2-2-8 55.6% 1-0-0-3
サドンストーム 3 2 4-1-2-16 30.4% 0-1-1-8
セイコーライコウ 12 3 4-5-2-8 57.9% 0-0-0-5

最後に、過去5年分について1〜3着馬の芝1200m実績も見ておきたい。まず1200m全体の成績では、3着内率50.0%が目安で、好走馬15頭中12頭はクリアしている。また、1200mの重賞に限った成績では、勝ち馬5頭はすべて連対実績を持っていた。ただし、2〜3着馬は芝1200m重賞未経験馬や、好走実績がない馬も見られる。ここ4年、人気薄で3着に食い込んだ4頭はいずれもこのタイプだけに、相手候補はあまり短距離重賞実績を気にせず選びたい。

【結論】
シルクロードSは4番人気以内であれば連対率や複勝率は互角。人気薄の2〜3着に警戒したい一戦だ。5歳馬が安定しており、過去10年の優勝馬はすべて前走芝1200m。オープン特別組なら前走で上位人気、上位の着順に入っていることが理想だ。また、ここ5年の優勝馬はすべて1〜5枠から出ている。

2015/11/29 京都11R 京阪杯(G3)1着 2番 サトノルパン

ここまでのデータの中から1着候補探しに利用できそうなのは、ハンデ54キロ以上(表2)、6歳以下(表3)、前走芝1200m(表5、以上10頭すべて)、そして芝1200m重賞連対馬(表8、過去5年の5頭)。また、4番人気以内(10頭中8頭)に推されそうな馬が望ましい。これらをクリアする馬として、同コースで昨年の京阪杯を制した5歳馬(表3)・サトノルパンが挙げられる。今回はその京阪杯以来の一戦だが、10年のアルティマトゥーレ、12年のロードカナロアが優勝している(表5)。気になるのは4戦未勝利のハンデ57.5キロ(表2)だが、トップハンデ馬は11年のジョーカプチーノ(58キロ)の優勝例がある。

その他、「1着候補」としては減点があっても2〜3着候補なら問題ない馬は多数。その中でも5歳馬が安定(表3)していることから、ネロローレルベローチェ。ともにオープン特別を1番人気で勝ってきた馬で、表6〜7の条件はクリアする。ほかに芝1400m・阪神C組でもビッグアーサーやダンスディレクターも相手候補としてなら悪くないものの、前走重賞好走馬は、オープン特別好走馬に比べると好走確率は低めだ(表6)。

また、表1本文で触れたように、近年は2〜3着に人気薄が食い込んでいるのも見逃せない。穴馬の人気順を事前に読むのは難しいが、1頭挙げれば、複勝率44.4%の「前走オープン特別3着」馬(表6)、セカンドテーブルあたりだろうか。芝1200m【1.0.1.1】で複勝率50%のライン(表8)は突破。4歳でも好走例はあり(表3)、牡・セン馬のハンデ54キロも複勝率は上々だ(表2)。ほかにも、本稿執筆時点では確定していない枠順(表4)も含め、データから注目できる馬がいれば、ぜひとも人気薄は相手候補に拾っておきたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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