第963回 グランプリへ注目の一戦! 金鯱賞を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第963回 グランプリへ注目の一戦! 金鯱賞を分析する

2015/11/30(月)

ジャパンカップが終わり、今週からいよいよ暮れの中山・阪神・中京開催が始まる。3週にわたって行われる4回中京開催の開幕週は土曜にG2の金鯱賞、日曜にダートのG1・チャンピオンズCと2鞍の重賞が組まれている。今回のデータde出〜たでは、グランプリ・有馬記念の前哨戦ともいえる金鯱賞に注目。中京コースに変更された12年以降の過去3年ならびに中京芝2000mのコース傾向から好走確率が高いタイプをピックアップしていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 金鯱賞の上位3着以内馬一覧(過去3年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2014 1 ラストインパクト 牡4 1分58秒8 1 7 34秒6 59秒8 35秒4
2 サトノノブレス 牡4 1馬身1/2 4 7 34秒8
3 エアソミュール 牡5 1/2馬身 2 5 35秒1
2013 1 カレンミロティック セ5 1分59秒6 3 2 35秒8 59秒3 36秒1
2 ラブリーデイ 牡3 2馬身1/2 6 3 35秒6
3 ウインバリアシオン 牡5 3/4馬身 8 8 34秒6
2012 1 オーシャンブルー 牡4 2分00秒4 6 7 34秒7 61秒6 35秒2
2 ダイワマッジョーレ 牡3 3/4馬身 8 7 34秒8
3 アドマイヤラクティ 牡4 クビ 4 10 34秒7

2014/12/6 中京11R 金鯱賞(G2)1着 4番 ラストインパクト

まず表1は金鯱賞の過去3年の上位3着以内馬一覧。12年1着オーシャンブルー、一昨年3着ウインバリアシオンは続く有馬記念で2着と好走。昨年は馬券に絡む馬こそいなかったものの、1着ラストインパクトは有馬記念でジェンティルドンナと0秒2差7着と僅差のレースをしている。ジャパンカップ組以外の別路線組では見逃せない前哨戦といえるだろう。また、有馬記念以外にもラブリーデイやカレンミロティックなど後にG1で好走する馬が出走しており、来年に向けて注目の一戦といえる。

個々のレースを見ていくと、12年以降は毎年勝ちタイムが速くなっている。12年のみスローペースだったが、近2年は1000m通過60秒を切る淀みないペースで流れている。一昨年は持久力タイプのカレンミロティックが勝利。昨年は上がり最速となる34秒6を使ったラストインパクトが差し切っている。

■表2 金鯱賞の年齢別成績(過去3年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 0- 2- 0- 3/ 5 0.0% 40.0% 40.0% 0% 186%
4歳 2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 33.3% 44.4% 123% 88%
5歳 1- 0- 2-10/13 7.7% 7.7% 23.1% 50% 59%
6歳 0- 0- 0-11/11 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
7歳以上 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

続いて表2は過去3年の年齢別成績。表の黄色で強調したように、年齢が若い3歳馬・4歳馬の活躍が目立つ。4歳馬は12年オーシャンブルー、昨年のラストインパクトの2勝。昨年2着のサトノノブレスも4歳馬だった。また、出走数は少ないが、3歳馬は12年2着ダイワマッジョーレ(8番人気)、一昨年2着ラブリーデイ(6番人気)と古馬相手に健闘している。これら3歳馬・4歳馬はぜひともチェックしておきたい。

出走数が最も多い5歳馬は一昨年のカレンミロティックが勝利。昨年はエアソミュール(2番人気)が3着に入っている。ちなみに6歳以上の馬は【0.0.0.16】と苦戦傾向。過去3年とサンプルは少ないものの、年齢が若い馬の方が好走傾向にある。

■表3 金鯱賞の前走との斤量増減別成績(過去3年)

前走からの斤量増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
今回斤量増 2- 2- 1- 4/ 9 22.2% 44.4% 55.6% 123% 166%
今回斤量減 0- 1- 1-20/22 0.0% 4.5% 9.1% 0% 25%
斤量増減無し 1- 0- 1-10/12 8.3% 8.3% 16.7% 55% 36%

表3は前走からの斤量増減別成績。ハンデ戦ではないものの、前走から斤量が増えた馬が昨年のラストインパクトら2勝で連対率44.4%・複勝率55.6%と非常に高い。昨年はラストインパクト1着、エアソミュール3着と該当馬2頭がともに馬券に絡んでいる。この組の前走着順別成績では、前走1着馬【1.1.1.0】、前走2着馬【0.1.0.0】と前走連対した馬がすべて3着以内に好走している。今回斤量増で前走連対している馬は要チェックだ。

対して、斤量減の馬は勝ち星がなく、連対率・複勝率も最も低い。この組は前走G1を使われた馬が多いが、前走G1組も【0.1.1.13】と不振傾向にある。なお、前走から斤量増減なしの馬は一昨年のカレンミロティックが勝利している。

■表4 中京芝2000m戦の枠番別成績(12年以降/1000万クラス以上)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 1- 2- 3-32/38 2.6% 7.9% 15.8% 21% 34%
2枠 2- 3- 3-31/39 5.1% 12.8% 20.5% 39% 50%
3枠 2- 2- 5-32/41 4.9% 9.8% 22.0% 133% 107%
4枠 2- 4- 0-38/44 4.5% 13.6% 13.6% 26% 37%
5枠 4- 7- 1-34/46 8.7% 23.9% 26.1% 166% 162%
6枠 5- 3- 5-38/51 9.8% 15.7% 25.5% 78% 76%
7枠 7- 2- 6-46/61 11.5% 14.8% 24.6% 71% 72%
8枠 4- 4- 4-52/64 6.3% 12.5% 18.8% 71% 83%

2013/11/30 中京11R 金鯱賞(G2)1着 11番 カレンミロティック

表4は12年以降の中京芝2000m戦の枠番別成績。表の黄色で強調したように外目の5枠〜7枠に入った馬が勝率・連対率・複勝率ともに高い。特に7枠に入った馬は最多の7勝をあげ、勝率も唯一10%以上だった。ただし、外枠でも大外の8枠だけはそれほど率が高くない点は注意が必要だ。

金鯱賞でも内目の1〜4枠の馬は【1.0.2.15】に対して、外目の5〜8枠に入った馬は【2.3.1.19】と外枠有利の傾向が出ている。実際に7枠からは13年カレンミロティックが勝利をあげている。

■表5 中京芝2000m戦の種牡馬別成績(12年以降/1000万クラス以上)

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 6- 6- 5-21/38 15.8% 31.6% 44.7% 135% 122%
ハーツクライ 3- 3- 5-19/30 10.0% 20.0% 36.7% 199% 126%
キングカメハメハ 2- 4- 1-10/17 11.8% 35.3% 41.2% 37% 119%
ダンスインザダーク 2- 2- 0- 8/12 16.7% 33.3% 33.3% 140% 111%
ステイゴールド 2- 1- 2-19/24 8.3% 12.5% 20.8% 70% 95%
シンボリクリスエス 1- 1- 2-15/19 5.3% 10.5% 21.1% 46% 36%
マンハッタンカフェ 1- 1- 1-14/17 5.9% 11.8% 17.6% 24% 77%
マーベラスサンデー 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 274% 110%
フジキセキ 1- 1- 0- 7/ 9 11.1% 22.2% 22.2% 23% 53%
ゼンノロブロイ 1- 0- 1-18/20 5.0% 5.0% 10.0% 66% 76%
ゴールドアリュール 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0% 437% 136%
※1勝以上でかつ3着以内2回以上を掲載。

最後に表5は中京芝2000m戦の種牡馬別成績。キングカメハメハ、シンボリクリスエス以外はサンデーサイレンス後継種牡馬が上位を独占している。なかでもディープインパクト産駒は最多の6勝をあげ、複勝率でも44.7%でトップ。昨年3月の中日新聞杯のマーティンボロ(10番人気)、昨年の金鯱賞のラストインパクト(1番人気)、今年3月の中日新聞杯のディサイファ(5番人気)と中京芝2000mの重賞で3勝している点は注目だ。

続く3勝をあげているのがハーツクライ産駒。金鯱賞でも13年に1着カレンミロティック、3着ウインバリアシオンが好走している。連対率でディープインパクト産駒を上回るのがキングカメハメハ産駒とダンスインザダーク産駒。キングカメハメハ産駒は昨年の愛知杯のディアデラマドレら2勝と勝ち星は少ないものの、複勝率でも40%以上と優秀だ。ダンスインザダーク産駒は単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。黄色で強調した種牡馬4頭の産駒は金鯱賞でチェックしておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN