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第956回 前走クラス別成績に注目! ファンタジーSの狙い目は?

2015/11/5(木)

G1シリーズの谷間となる今週は東京・京都で4鞍の重賞が組まれている。土曜は東京で京王杯2歳S、京都でファンタジーSと暮れの2歳G1へ向けて、注目のレースがそれぞれ行われる。今回はファンタジーSをピックアップし、過去5年のデータから狙い目となる馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 ファンタジーSの上位3着以内馬一覧(過去5年)

年度 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 前半600m レース上がり
2014 1 クールホタルビ 1分21秒7 14 3 33秒9 35秒3 34秒4
2 ダノングラシアス 1/2馬身 1 9 33秒3
3 ウインソワレ クビ 3 7 33秒5
2013 1 ベルカント 1分21秒1 4 1 35秒3 34秒3 35秒3
2 モズハツコイ 1馬身1/4 7 8 34秒9
3 アドマイヤビジン クビ 15 16 34秒5
2012 1 サウンドリアーナ 1分20秒8 2 2 34秒5 34秒7 34秒9
2 ローブティサージュ 3馬身 4 8 34秒2
3 アメージングムーン 1馬身1/4 10 3 35秒0
2011 1 アイムユアーズ 1分21秒3 8 10 35秒0 34秒1 35秒4
2 アンチュラス 1馬身1/4 4 3 35秒4
3 ファインチョイス ハナ 1 5 35秒2
2010 1 マルモセーラ 1分22秒3 4 3 35秒4 34秒8 35秒7
2 ホーマンフリップ ハナ 7 5 35秒3
3 ホエールキャプチャ ハナ 5 15 34秒6

まず表1は過去5年の上位3着以内馬の一覧。1番人気馬は勝ち星がなく、2・3着が1回ずつ。昨年は14番人気と最低人気だったクールホタルビが勝利。近3年は2ケタ人気馬が1頭ずつ好走している。3連単では過去5年すべて10万円以上と波乱傾向が強い。人気薄の馬でも積極的に狙っていきたいレースだ。

勝ちタイムは近4年1分20秒後半〜1分22秒におさまっている。前半3ハロンはかなりのスローだった昨年以外は、いずれも34秒台で入っていた。ハイペースになることは少なく、毎年4コーナー3番手以内の馬が1頭は3着以内に好走している。

■表2 ファンタジーSのキャリア別成績(過去5年)

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1戦 0- 1- 0-12/13 0.0% 7.7% 7.7% 0% 21%
2戦 2- 3- 2-26/33 6.1% 15.2% 21.2% 41% 83%
3戦 2- 0- 1-18/21 9.5% 9.5% 14.3% 114% 41%
4戦 1- 0- 2- 7/10 10.0% 10.0% 30.0% 923% 425%
5戦 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 195%
6戦 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

続いて表2はキャリア別成績。勝ち馬5頭はいずれも2戦〜4戦の間におさまっている。なかでも2戦の馬は一昨年のベルカントら2勝。昨年は2着ダノングラシアスが該当しており、毎年1頭は3着以内に好走している。3戦の馬は12年サウンドリアーナら2勝も、連対率・複勝率では2戦の馬に差をつけられている。

4戦の馬は昨年のクールホタルビが勝利。一昨年15番人気で3着に好走したアドマイヤビジンもこの組に該当していた。5戦の馬は一昨年にモズハツコイが2着に好走。なお、1戦の馬は12年2着ローブティサージュのみで、苦戦傾向にある。

■表3 ファンタジーSの前走クラス別成績(過去5年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新馬 0- 1- 0-12/13 0.0% 7.7% 7.7% 0% 21%
未勝利 1- 1- 3- 9/14 7.1% 14.3% 35.7% 53% 290%
500万下 0- 1- 0-20/21 0.0% 4.8% 4.8% 0% 6%
オープン特別 0- 0- 1-15/16 0.0% 0.0% 6.3% 0% 16%
G3 3- 1- 1- 8/13 23.1% 30.8% 38.5% 906% 246%
G2 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 230% 300%

表3はクラス別成績。黄色で強調したように、前走でG2・G3を使われた重賞組が好成績をあげている。キャリアが少ない中では、強いメンバーと戦ってきた経験がかなり大きいのだろう。ともに数は少ないものの、単勝回収率・複勝回収率でも群を抜いている。前走重賞を使われた馬をまずチェックしておきたい

重賞組に対して、前走オープン特別組・500万下組・新馬戦組は苦戦傾向にある。いずれも勝ち星がなく、3着以内に好走したのは1頭ずつしかいなかった。なお、前走未勝利組は10年マルモセーラが勝利。昨年もウインソワレが3着に好走するなど複勝率35.7%と高く、近5年で毎年1頭ずつ3着以内に入っている

■表4 ファンタジーSの前走レース別成績(過去5年)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
小倉2歳S 2- 0- 0- 4/ 6 33.3% 33.3% 33.3% 1641% 345%
デイリー杯2歳S 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 230% 300%
未勝利・牝 1- 0- 1- 5/ 7 14.3% 14.3% 28.6% 107% 177%
函館2歳S 1- 0- 1- 1/ 3 33.3% 33.3% 66.7% 646% 186%
未勝利 0- 1- 2- 4/ 7 0.0% 14.3% 42.9% 0% 404%
りんどう賞 0- 1- 0-15/16 0.0% 6.3% 6.3% 0% 8%
新馬戦(牡馬混合戦) 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 35%
新潟2歳S 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 190%
芙蓉S 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 260%
その他のレース 0- 0- 0-27/27 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表4は前走レース別成績。小倉2歳S組が昨年のクールホタルビら近2年続けて勝ち馬を出しているものの、今年は出走馬がいなかった。表2のG2組はデイリー杯2歳S組で、昨年からファンタジーSの翌週へと変更されているため、今年も該当馬がいない。函館2歳S組は11年アイムユアーズが優勝。同年にファインチョイスも3着に入っており、信頼度が高い。

他では牝馬限定の未勝利戦からは10年マルモセーラが勝利。ただし、未勝利戦でも牝馬限定よりも牡馬混合の方が複勝率は高い。他では今回と同じ京都芝1400mのりんどう賞組が昨年2着のダノングラシアスのみで苦戦傾向にある。毎年のように上位人気に推されるものの苦戦しているのは、同じ1400mでもりんどう賞が内回り、ファンタジーSが外回りと違うコース形態で行われることが大きな要因だろう。

■表5 ファンタジーSの前走着順別成績(過去5年)

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1着 1- 2- 5-36/44 2.3% 6.8% 18.2% 17% 108%
前走2着 2- 1- 0- 5/ 8 25.0% 37.5% 37.5% 320% 105%
前走3着 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走4着 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走5着 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走6〜9着 1- 1- 0- 7/ 9 11.1% 22.2% 22.2% 51% 66%
前走10着以下 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 2307% 445%

表5は前走着順別成績。出走数が最も多い前走1着馬は10年マルモセーラが勝利。勝率・連対率こそ低いものの、昨年3着のウインソワレら毎年1頭は3着以内に入っている。前走2着馬は一昨年のベルカントら2勝をあげ、連対率・複勝率37.5%と高い。

前走3〜5着馬からは3着以内馬が出ておらず、6着以下から巻き返したのが3頭。12年勝利したモズハツコイら3頭は前走でデイリー杯2歳Sか小倉2歳Sを使われていた
つまり、前走重賞組以外の3着以内馬はすべて前走で連対していたことになる。

<結論>

■表6 今年のファンタジーSの出走予定馬

2015/7/26 函館11R 函館2歳ステークス(G3)1着 9番 ブランボヌール

2015/8/23 札幌1R サラ2歳未勝利1着 1番 キャンディバローズ

馬名 キャリア 前走成績
アドマイヤリード 1戦 中京新馬(芝1600m) 1着
ウインミレーユ 3戦 りんどう賞 1着
キャンディバローズ 2戦 札幌未勝利(芝1500m) 1着
キリシマオジョウ 2戦 ひまわり賞 1着
コパノディール 6戦 なでしこ賞 2着
コパノミライ 8戦 りんどう賞 11着
セレッソプリマベラ 4戦 なでしこ賞 14着
タイセイマライカ 8戦 500万下(芝1200m) 5着
タガノヴィアーレ 3戦 りんどう賞 3着
ピュアコンチェルト 1戦 阪神新馬(芝1400m) 1着
ブランボヌール 2戦 函館2歳S 1着
マザックヤース 4戦 新潟未勝利(ダ1200m) 1着
メイショウスイヅキ 3戦 もみじS 1着
メジェルダ 4戦 りんどう賞 2着
ワントゥワン 1戦 中京新馬(芝1400m) 1着

※フルゲート18頭。全馬出走可能。

今年の出走予定馬は表6のとおり。

表3で好成績をあげている前走重賞組は函館2歳Sを勝利したブランボヌールのみ。表4で示したように函館2歳S組は複勝率が高く、素直にこの馬を中心視して良いだろう。その前走は3馬身半差の快勝。完成度が高く、3か月半ぶりの実戦でも問題ないだろう。

中京の新馬戦で素質馬シルバーステートを破ったアドマイヤリードも人気を集めそうだが、こちらはデータ的には厳しいと見る。苦戦傾向にあるキャリア1戦。シルバーステートのその後の活躍からしても素質は高いのは間違いないが、あっさり敗れても不思議ではないだろう。もみじSを勝利したメイショウスイヅキも前走オープン特別組の不振からして、人気ほどの信頼度はなさそうだ。ただし、末脚の鋭さは目立っており、押さえまで。

その他では好成績の前走未勝利組からキャンディバローズを挙げておきたい。前走の未勝利戦はレコードでの勝利で、同日に行われた2歳オープンのクローバー賞よりも0秒4速かった。素質はかなり高そうで、いきなりでも狙ってみたい。

りんどう賞で上位に入ったウインミレーユ、メジェルダ、タガノヴィアーレは表4で示したりんどう賞組不振の傾向から軽視したい。他では前走新馬戦を勝ったばかりでキャリア1戦ながら、速い流れを押し切ったピュアコンチェルトとワントゥワン。特にワントゥワンの母ワンカラットは08年のファンタジーSで2着と好走している。前走新馬戦勝ちの中でもアドマイヤリードに人気が集まるようなら、妙味はこの2頭の方にありそうだ。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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