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第945回 ダートのハンデ重賞・シリウスSを分析する

2015/9/28(月)

今週は土曜にシリウスS、そして日曜には秋のG1開幕戦・スプリンターズSが行われる。まず月曜掲載分の今回は、シリウスSについて分析してみたい。ハンデ戦で芝なら波乱必至と思われるが、ダートのシリウスSではどんな結果が出ているのだろうか。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。また、集計対象は同レースが2000mで行われた過去8回としている。

■表1 人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1 3-1-1-3/8 37.5% 50.0% 62.5% 103% 87%
2 1-0-1-6/8 12.5% 12.5% 25.0% 60% 45%
3 1-3-0-4/8 12.5% 50.0% 50.0% 71% 108%
4 0-2-2-4/8 0.0% 25.0% 50.0% 0% 141%
5 2-0-1-5/8 25.0% 25.0% 37.5% 286% 120%
6 1-1-1-5/8 12.5% 25.0% 37.5% 190% 115%
7 0-0-1-7/8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 35%
8 0-1-0-7/8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 66%
9 0-0-1-7/8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 91%
10〜 0-0-0-43/43 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2014/10/4 阪神11R シリウスステークス(G3)1着 4番 クリノスターオー 1番人気

過去8年、1番人気は複勝率62.5%と、ハンデ戦としては上々の成績。続く2番人気は同25.0%にとどまるものの、3〜6番人気はいずれも3頭以上の好走馬を輩出し、複勝回収率はすべて100%超。対して2桁人気で好走した馬は1頭もいない。同じハンデ戦でも、芝の新潟記念では2桁人気が過去8年【2.1.3.53】、京成杯AHが同【1.3.0.45】だったのに比べると、落ち着いた結果が出ている印象だ。ただ、3連単で1万円を割ったのは8年前6840円の1回のみ。人気馬中心にはなるものの、ガチガチに堅いというわけではない。

■表2 性齢別成績

性別 年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 6番人気以下
牡・セン 3歳 3-0-1-6/10 30.0% 30.0% 40.0% 198% 102% 0-0-0-2
4歳 2-0-2-12/16 12.5% 12.5% 25.0% 113% 80% 1-0-1-4
5歳 2-1-3-27/33 6.1% 9.1% 18.2% 25% 37% 0-0-0-23
6歳 1-5-2-23/31 3.2% 19.4% 25.8% 34% 78% 0-2-2-20
7歳以上 0-1-0-21/22 0.0% 4.5% 4.5% 0% 10% 0-0-0-19
8-7-8-89/112 7.1% 13.4% 20.5% 50% 55% 1-2-3-68
牝馬 0-1-0-2/3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 90% 0-0-0-1

牡・セン馬の年齢別では、3歳馬が【3.0.1.6】複勝率40.0と古馬相手に健闘を見せており、出走があれば要注意。また、4歳と5歳が各2勝を挙げ、6歳以上の優勝は11年のヤマニンキングリー1頭だけである。特に6歳馬は3着以内馬8頭を出しながら同馬の1勝止まりと2〜3着が多いため、3連単フォーメーションで買い目を削減する際には参考にしたい。なお、牝馬の好走は10年2着の4歳馬・ラヴェリータのみである。

■表3 ハンデ別成績(牡・セン馬)

ハンデ 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
51kg 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
52kg 0-0-1-7/8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 91%
53kg 2-0-0-8/10 20.0% 20.0% 20.0% 141% 46%
54kg 3-0-0-19/22 13.6% 13.6% 13.6% 116% 31%
55kg 0-0-3-19/22 0.0% 0.0% 13.6% 0% 40%
56kg 2-2-1-17/22 9.1% 18.2% 22.7% 64% 69%
56.5kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
57kg 0-3-0-8/11 0.0% 27.3% 27.3% 0% 58%
57.5kg 1-1-1-2/5 20.0% 40.0% 60.0% 60% 108%
58kg 0-1-1-2/4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 82%
58.5kg 0-0-1-2/3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 140%
59kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
〜51kg 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
51.5〜53kg 2-0-1-15/18 11.1% 11.1% 16.7% 78% 66%
53.5〜55kg 3-0-3-38/44 6.8% 6.8% 13.6% 58% 35%
55.5〜57kg 2-5-1-26/34 5.9% 20.6% 23.5% 41% 63%
57.5kg〜 1-2-3-7/13 7.7% 23.1% 46.2% 23% 99%

同じく牡・セン馬のハンデ別では、53〜54キロから優勝馬8頭中5頭が出ている。ただ、合計で【5.0.0.17】と、勝てなければ馬券圏外という極端な傾向だ。一方、安定して馬券に絡むという点では55キロ超のグループになる。55.5〜57キロで複勝率23.5%、57.5キロ以上になると複勝率46.2%。購入する券種によって、軸にすべき馬が変わってくる。

■表4 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 4番人気以下
1枠 2-0-2-8/12 16.7% 16.7% 33.3% 142% 93% 1-0-2-6
2枠 0-0-1-11/12 0.0% 0.0% 8.3% 0% 60% 0-0-1-9
3枠 2-0-1-10/13 15.4% 15.4% 23.1% 36% 38% 0-0-1-10
4枠 1-0-0-13/14 7.1% 7.1% 7.1% 75% 25% 1-0-0-13
5枠 1-1-2-12/16 6.3% 12.5% 25.0% 95% 61% 1-1-1-8
6枠 0-3-1-12/16 0.0% 18.8% 25.0% 0% 85% 0-2-1-10
7枠 1-4-0-11/16 6.3% 31.3% 31.3% 21% 63% 0-1-0-11
8枠 1-0-1-14/16 6.3% 6.3% 12.5% 35% 25% 0-0-0-11

枠番別では、勝率なら1、3枠、連対率は7枠、複勝率は1、7枠と、どのあたりに狙いを定めるべきか判断が難しい傾向にある。ただ、表の右に記したように、4番人気以下で7〜8枠を引いた馬は【0.1.0.22】。7〜8枠の好走馬7頭中6頭を3番人気以内の人気馬が占めていることになる。一方、1〜6枠の合計では3番人気以内【3.1.1.10】、4番人気以下【3.3.6.56】となっており、4番人気以下の馬を買うなら1〜6枠という傾向だ。

■表5 脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
逃げ 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
先行 4-5-4-19/32 12.5% 28.1% 40.6% 71% 103%
中団 3-1-3-33/40 7.5% 10.0% 17.5% 47% 47%
後方 1-2-1-27/31 3.2% 9.7% 12.9% 49% 40%
マクリ 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別では、ダート戦らしく先行した馬が【4.5.4.19】連対率28.1%、複勝率40.6の好成績を残している。ただし、注意したいのは逃げた馬が【0.0.0.9(12年は道中で入れ替わったため逃げ2頭)と馬券にまったく絡んでいない点だ。13年には1番人気・サトノプリンシパルが15着大敗を喫するなど、5番人気以内に推された馬も5頭を数えながらの結果であり、先行型の中でもハナを切りそうな馬がわかれば評価を下げたい。

■表6 前走クラス、レース別成績(レースは好走馬輩出レース)

前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1000万下 0-0-1-4/5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 146%
1600万下 5-0-0-7/12 41.7% 41.7% 41.7% 258% 82%
OPEN特別 0-1-4-46/51 0.0% 2.0% 9.8% 0% 20%
G3 3-4-1-24/32 9.4% 21.9% 25.0% 80% 75%
G2 0-1-2-1/4 0.0% 25.0% 75.0% 0% 222%
G1 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
地方交流重賞 0-2-0-6/8 0.0% 25.0% 25.0% 0% 50%
オークランドRCT 4-0-0-4/8 50.0% 50.0% 50.0% 327% 101%
エルムS 1-1-1-12/15 6.7% 13.3% 20.0% 20% 52%
朝日チャレンジC 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0% 530% 175%
宮崎S 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0% 480% 180%
レパードS 1-0-0-2/3 33.3% 33.3% 33.3% 410% 113%
平安S 0-3-0-4/7 0.0% 42.9% 42.9% 0% 135%
阿蘇S 0-1-3-16/20 0.0% 5.0% 20.0% 0% 40%
東海S 0-1-1-1/3 0.0% 33.3% 66.7% 0% 186%
帝王賞 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 130%
スパーキングLC 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 270%
松戸特別 0-0-1-2/3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 243%
みなみ北海道S 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 240%
セントライト記念 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 330%

前走クラス別では、1600万条件に出走していた馬が【5.0.0.7。後述するが、表3で挙げた軽ハンデ馬も多く含まれているため、1着か着外かという傾向も共通してくる。逆に不振なのはオープン特別組で、【0.1.4.46】で連対率はわずか2.0。3着は4頭を数えるため無視はできないものの、連対候補としては狙いが下がる。なお、前走レースは施行時期の変更などもあって参考程度だが、5月に行われた東海S(12年まで)と平安S(13年以降)の合計では【0.3.1.5】連対率33.3%、複勝率44.4%、複勝回収率108という数字になる。

■表7 前走重賞出走の好走馬

馬名 性齢 ハンデ 人気 着順 前走 人気 着順 前年
07 ワンダースピード 牡5 55 5 3 東海S(5月) 11 2
08 ワンダースピード 牡6 57 1 2 帝王賞 2 5 3着
09 ダークメッセージ 牡6 56 8 2 平安S(1月) 4 7 3着
ゴールデンチケット 牡3 55 4 3 セントライト記念 6 14
10 ラヴェリータ 牝4 56.5 4 2 スパーキングLC 1 1
11 ヤマニンキングリー 牡6 56 5 1 朝日CC(9月) 5 4
キングスエンブレム 牡6 57 4 2 東海S(5月) 8 8 1着
12 ヤマニンキングリー 牡7 57 3 2 エルムS 7 7 1着
13 ケイアイレオーネ 牡3 53 5 1 レパードS 2 3
ナイスミーチュー 牡6 57.5 3 2 平安S 8 2 1着
グランドシチー 牡6 58.5 6 3 エルムS 4 5
14 クリノスターオー 牡4 57.5 1 1 エルムS 5 2
ナムラビクター 牡5 58 3 2 平安S 1 5

表7は、前走で重賞(地方交流重賞含む)に出走していた好走馬13頭である。このうち、3歳馬を除く11頭中10頭はハンデ56キロ以上。同じく11頭中8頭は前走で5着以内を確保しており、前走で好走したハンデ56キロ以上の馬が狙いになる。なお、前走馬券圏外から巻き返した古馬3頭は、いずれも前年のシリウスS3着以内馬だった。この3頭のほかにもワンダースピード(07年3着→08年2着)、ナイスミーチュー(12年1着→13年2着)と、この前走重賞組の古馬11頭中5頭は2年連続好走馬のため、今回も昨年の好走馬が出走すれば要注意だ。

■表8 前走1600万条件からの好走馬

馬名 性齢 ハンデ 人気 着順 前走 人気 着順 主なOP重賞実績
07 ドラゴンファイヤー 牡3 53 1 1 オークランドRCT 1 1 未経験(3連勝中)
08 マイネルアワグラス 牡4 54 6 1 オークランドRCT 2 9 ジャパンDD4着、平安S5着
09 ワンダーアキュート 牡3 54 3 1 オークランドRCT 3 1 ジャパンDD5着、レパードS5着
10 キングスエンブレム 牡5 56 1 1 オークランドRCT 3 1 すみれS1着
12 ナイスミーチュー 牡5 54 2 1 宮崎S 5 1 ラジオNIKKEI賞4着

最後に表8は、8年で5勝を挙げている前走1600万組の好走馬(すべて1着)。うち4頭は今回のハンデ53〜54キロで、表3のハンデ53〜54キロの勝ち馬5頭中4頭と重複する(残る1頭は表6の3歳馬・ケイアイレオーネ)。また、5頭中4頭は1600万を勝ち上がってきた馬。加えて条件戦3連勝中だったドラゴンファイヤーを除く4頭は、オープン勝ちか重賞で掲示板に載った経験を持つ馬だった(芝・ダート問わず)。よほど勢いのある馬でなければ、もともとオープンや重賞で通用するメドを立てていた馬が勝利を収めている形だ。また、そのため好走馬も3番人気以内が5頭中4頭と、条件戦組ながら人気馬が中心になっている。

以上、今週土曜に行われるシリウスSについて、いくつかのデータを紹介した。本稿執筆時点では特別登録馬が発表されたばかりでハンデは未決定だが、現時点で何頭か挙げれば、まずアウォーディーは重賞好走実績を持つ前走1600万1着馬(表6、8)。ほかに、昨年の2着馬で平安S4着以来となるナムラビクター(表6〜7)や、年齢がネックにはなるものの帝王賞5着のニホンピロアワーズ(同)。そして前走オープン特別組だが、3歳(表2)のダノンリバティあたりが出走すれば上位の候補になりそうだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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