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第940回 狙い目は斤量増の馬! 京成杯AHを分析する

2015/9/10(木)

今週末に始まる4回中山競馬の開幕週メインはサマーマイルシリーズの最終戦に指定されている京成杯オータムハンデキャップ。昨年は新潟競馬場で行われ、中山では2年ぶりの開催となる。サマーシリーズの優勝の行方とともに、スプリンターズS・マイルCSといった秋の短距離G1へ向けて注目しておきたい一戦だ。今回のデータde出〜たでは、05年以降に中山で行われた過去9回のデータから好走馬の特徴をピックアップしていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 京成杯AHの人気別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 0-  0-  1-  8/  9 0.0% 0.0% 11.1% 0% 25%
2番人気 4-  1-  2-  2/  9 44.4% 55.6% 77.8% 243% 168%
3番人気 3-  0-  2-  4/  9 33.3% 33.3% 55.6% 205% 124%
4番人気 1-  2-  1-  5/  9 11.1% 33.3% 44.4% 85% 102%
5番人気 0-  0-  1-  8/  9 0.0% 0.0% 11.1% 0% 36%
6番人気 0-  2-  0-  7/  9 0.0% 22.2% 22.2% 0% 86%
7番人気 0-  2-  1-  6/  9 0.0% 22.2% 33.3% 0% 123%
8番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10番人気 1-  1-  1-  6/  9 11.1% 22.2% 33.3% 211% 184%
11番人気以下 0-  1-  0- 43/ 44 0.0% 2.3% 2.3% 0% 42%

まず表1は人気別成績。1番人気馬は勝ち星がなく、3着が07年マイネルシーガルの1回のみと明らかに不振傾向にある。対して、2番人気馬が12年レオアクティブら最多の4勝。連対率55.6%・複勝率77.8%と非常に高い。3番人気馬も一昨年のエクセラントカーヴら3勝。これら2・3番人気馬が単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。

以下、4・10番人気馬が1勝ずつ。10番人気馬の優勝は06年に逃げ切ったステキシンスケクン。馬連での万馬券は06年と2着に14番人気アップドラフトが激走した09年の2回。ちなみに、10〜13年の近4回の3着以内馬はすべて7番人気以内の馬だった。

■表2 京成杯AHの年齢別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 2-  1-  4- 11/ 18 11.1% 16.7% 38.9% 132% 136%
4歳 2-  1-  0- 17/ 20 10.0% 15.0% 15.0% 65% 45%
5歳 5-  3-  1- 22/ 31 16.1% 25.8% 29.0% 97% 68%
6歳 0-  0-  2- 36/ 38 0.0% 0.0% 5.3% 0% 11%
7歳以上 0-  4-  2- 21/ 27 0.0% 14.8% 22.2% 0% 134%

表2は年齢別成績。出走数が最も多い6歳馬からは連対馬が出ておらず、3着2回のみと不振傾向だ。一方、5歳馬は11年フィフスペトルら最多の5勝で、連対率25.8%は世代別トップ。3着以内馬9頭中8頭は上位4番人気以内の馬だった。また、複勝率38.9%でトップなのが3歳馬。この時期の3歳馬は古馬初対戦が多く、斤量で恵まれることが多いことが好成績の要因の一つだろう。

なお、4歳馬は一昨年のエクセラントカーヴら2勝。7歳以上の馬は勝ち星こそないが、複勝率22.2%で侮れない。3着以内馬6頭中4頭が6番人気以下の伏兵だった。

■表3 京成杯AHの斤量別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
50kg 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
51kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
52kg 1-  0-  0-  3/  4 25.0% 25.0% 25.0% 135% 52%
53kg 0-  2-  2-  8/ 12 0.0% 16.7% 33.3% 0% 245%
54kg 3-  3-  2- 25/ 33 9.1% 18.2% 24.2% 94% 79%
55kg 2-  0-  1- 30/ 33 6.1% 6.1% 9.1% 43% 23%
56kg 0-  0-  2- 17/ 19 0.0% 0.0% 10.5% 0% 26%
56.5kg 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
57kg 3-  2-  0- 10/ 15 20.0% 33.3% 33.3% 106% 78%
57.5kg 0-  1-  1-  5/  7 0.0% 14.3% 28.6% 0% 87%
58kg 0-  1-  1-  2/  4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 185%

表3は斤量別成績。出走数が10頭を超える53〜57キロの比較では、57キロの馬が11年フィフスペトルら3勝で連対率33.3%と優秀だ。また、54キロの馬も12年レオアクティブら3勝をあげており、3着以内馬8頭と最も多い。なお、53キロの馬は勝ち星こそないが、複勝率33.3%と優秀だ3着以内馬4頭中3頭は7番人気以下の伏兵だった。

なお、57.5キロ以上の馬は勝ち星がないものの、58キロの馬は2・3着が1回ずつで複勝率50%と健闘している。

■表4 京成杯AHの前走からの斤量増減別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

斤量増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
増減なし 1-  3-  2- 32/ 38 2.6% 10.5% 15.8% 16% 38%
斤量増 4-  1-  3- 13/ 21 19.0% 23.8% 38.1% 159% 127%
斤量減 4-  5-  4- 62/ 75 5.3% 12.0% 17.3% 36% 72%

表4は前走からの斤量増減別成績。黄色で強調したように前走から斤量増の馬が12年レオアクティブら4勝。連対率・複勝率ともにトップで、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。頭数が最も少ない斤量増の馬はそれだけハンデキャッパーに実力が認められていると言っていい。前走から斤量増の馬は積極的に狙っていきたい。

出走数が多い斤量減の馬は一昨年のエクセラントカーヴら4勝。毎年1頭は3着以内に入っている。なお、増減なしの馬は05年マイネルモルゲンの1勝のみで、連対率・複勝率ともに最も低い。これら3着以内馬6頭中5頭は4番人気以内の馬だった。

■表5 京成杯AHの前走レース別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
安田記念 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 136% 92%
クイーンS 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7% 250% 223%
朱鷺S 1- 0- 0-14/15 6.7% 6.7% 6.7% 32% 13%
新潟日報賞(1600万下) 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 270% 105%
アイビスSD 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 950% 320%
東風S 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 600% 230%
長岡S(1600万下) 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 770% 280%
関越S 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 630% 210%
夏至S 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 360% 150%
関屋記念 0- 4- 4-28/36 0.0% 11.1% 22.2% 0% 66%
日本ダービー 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 156%
小倉日経OP 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 313%
七夕賞 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 330%
NHKマイルC 0- 0- 3- 6/ 9 0.0% 0.0% 33.3% 0% 90%
北九州記念 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 93%
函館スプリントS 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 165%
その他のレース 0- 0- 0-43/43 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表5は前走レース別成績。安田記念ほか9つのレースで1勝ずつあげている。この中で新潟日報賞・長岡Sと前走1600万下だった馬が2勝。これら前走1600万下組は【2.0.0.4】で、勝率33.3%と勝ち切る傾向が強い。また、出走数が多い関屋記念組は勝ち星がないが、2・3着4回ずつ。この組の前走着順別成績は、前走1着馬が【0.1.1.0】で2頭とも3着以内に入っており、前走3着馬も【0.0.2.2】で複勝率50%と高い

他ではNHKマイルC組に注目。13年ゴットフリート(7番人気)ら3着3回で、複勝率33.3%。休み明けの3歳馬でも上位に食い込むケースが見られる

■表6 京成杯AHの前走着順別成績(中山で行われた05〜13年の過去9回)

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1着 5-  1-  1-  7/ 14 35.7% 42.9% 50.0% 196% 117%
前走2着 1-  0-  0- 15/ 16 6.3% 6.3% 6.3% 46% 15%
前走3着 0-  1-  2-  9/ 12 0.0% 8.3% 25.0% 0% 52%
前走4着 1-  1-  1-  5/  8 12.5% 25.0% 37.5% 78% 93%
前走5着 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走6〜9着 1-  3-  2- 33/ 39 2.6% 10.3% 15.4% 17% 87%
前走10着以下 1-  3-  3- 33/ 40 2.5% 10.0% 17.5% 47% 72%

表6は前走着順別成績。前走1着馬が一昨年のエクセラントカーヴら5勝で、勝ち切る傾向が強い。連対率42.9%・複勝率50%と優秀だ。対して、前走2着馬は09年ザレマの1勝のみで苦戦傾向にある。また、出走数は少ないが、前走4着馬が複勝率37.5%と高い。

なお、前走6着以下の馬はのべ【2.6.5.66】。このうち、前走G1だった馬は【1.1.3.8】で08年キストゥヘヴンが勝利し、複勝率38.5%と高い。

<結論>

■表7 今年の京成杯AHの出走予定馬(9/9時点)

馬名 性齢 斤量 前走との斤量増減 前走成績
レッドアリオン 牡5 58 1 関屋記念 1着
アルビアーノ 牝3 53 -1 関東オークス 4着
スマートオリオン 牡5 57.5 0.5 関屋記念 11着
エキストラエンド 牡6 57 0 関屋記念 9着
コスモソーンパーク 牡7 56 -2 都大路S 3着
アルマディヴァン 牝5 53 -1 関屋記念 4着
ヤングマンパワー 牡3 54 1 関屋記念 3着
フラアンジェリコ 牡7 53 -1 七夕賞 11着
シャイニープリンス 牡5 56 0 関屋記念 6着
ブレイズアトレイル 牡6 55 -2 パラダイスS 4着
グランシルク 牡3 54 -3 NHKマイルC 5着
タマモトッププレイ 牡6 53 -3 小倉日経OP 12着
ショウナンアチーヴ 牡4 56 0 バーデンバーデンC 4着
マテンロウハピネス 牡3 53 -4 NHKマイルC 17着
ケイティープライド 牡5 53 -1 TVh1600万下 1着
ダローネガ 牡6 55 0 中京記念 3着
マイネルホウオウ 牡5 56 0 エプソムC 11着
オツウ 牝5 52 0 中京記念 11着
ベルサリエーレ 牡5 53 -1 ブリリアントS 15着
エールブリーズ 牡5 55 -1 関屋記念 10着
ニシノビークイック 牡6 53 -3 パラダイスS 11着
メテオロロジスト 牡8 55 0 阿蘇S 6着
スーパームーン 牡6 55 -2.5 英・ウォルファートン 10着
ツクバコガネオー セン7 54 0 BSN賞 11着
コウヨウアレス 牡6 54 -2 朱鷺S 17着
※フルゲート16頭。マイネルホウオウ以下は除外対象。

2015/2/28 阪神11R アーリントンカップ(G3)1着 8番 ヤングマンパワー

2015/8/1 札幌11R TVh賞 1着 1番 ケイティープライド

今年の出走予定馬は表7のとおり。登録頭数が多いため、出走順26番目以下は割愛させていただいた。

人気を集めそうなのが前走の関屋記念を勝利したレッドアリオン。後方待機の中京記念から一転して、自らハナに立ってそのまま押し切った。1番人気馬が大苦戦しているレースだが、5歳馬・58キロ・前走から斤量増・前走1着と好材料が揃っていることは確か。それでも人気だけにあくまで押さえの評価に留めておきたい。スマートオリオンは2走前の中京記念を勝利。前走の関屋記念は11着と敗れたものの、巻き返す可能性はある。こちらも5歳馬・前走から斤量増と好材料が揃っている。

データから推奨したいのがヤングマンパワーケイティープライド。ヤングマンパワーは古馬初対戦となった前走の関屋記念で3着。それも18キロと大幅馬体重増での好走だった。3歳馬・54キロ・前走から斤量増と好材料が揃っている。中山マイルでの勝ち星もあり、今回は絶好の狙い目といえそうだ。ケイティープライドは前走札幌の1600万下を勝利。表5で示したように前走1600万下組は昇級して即通用するケースがある。5歳馬で53キロ。人気はないだろうが、穴で推奨しておきたい。

他では3歳馬で前走NHKマイルC組のグランシルク、マテンロウハピネス、前走関東オークス2着ながら2走前にNHKマイルC2着があるアルビアーノも古馬初対戦ながら通用しておかしくない。最後に5歳馬で53キロのアルマディヴァン、7歳馬ながら中山コース得意のコスモソーンパークまで押さえておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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