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第935回 夏競馬で好調な人や種牡馬を残り2週で狙い撃つ!

2015/8/24(月)

今年の夏競馬も残り2週を残すのみとなった。秋競馬になれば中央場所の開催が始まり、暑い時期を休養に充てた有力馬が続々と復帰するなど、夏競馬とはまた状況が変わってくる。つまり、夏に勢いに乗った人や馬を狙い撃つのであれば、残り2週がラストチャンスというわけだ。そこで、今年の夏競馬で活躍が目立った騎手、厩舎、種牡馬をこのタイミングで改めて確認しておこう。集計期間は、今年の夏競馬が開幕した6月15日から8月23日まで。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 2015年夏競馬・騎手別成績

  順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
着別度数順 1 M.デムーロ 39- 27- 19-106/191 20.4% 34.6% 44.5% 125% 92%
2 C.ルメール 34- 29- 26-102/191 17.8% 33.0% 46.6% 74% 80%
3 岩田康誠 33- 24- 26-134/217 15.2% 26.3% 38.2% 61% 67%
4 福永祐一 32- 28- 20-113/193 16.6% 31.1% 41.5% 69% 81%
5 川田将雅 30- 27- 13- 91/161 18.6% 35.4% 43.5% 116% 84%
6 北村宏司 27- 18- 20-146/211 12.8% 21.3% 30.8% 95% 76%
7 戸崎圭太 25- 24- 22-126/197 12.7% 24.9% 36.0% 63% 74%
8 武豊 21- 22- 13-102/158 13.3% 27.2% 35.4% 93% 80%
9 内田博幸 21- 20- 22-160/223 9.4% 18.4% 28.3% 52% 71%
10 浜中俊 21- 18- 21-122/182 11.5% 21.4% 33.0% 43% 62%
単勝回収率順 1 松若風馬 12-  7-  6-148/173 6.9% 11.0% 14.5% 226% 75%
2 秋山真一郎 7-  9- 11- 77/104 6.7% 15.4% 26.0% 202% 119%
3 城戸義政 5-  4-  7- 94/110 4.5% 8.2% 14.5% 193% 84%
4 四位洋文 16- 11-  8- 67/102 15.7% 26.5% 34.3% 171% 88%
5 鮫島克駿 10- 15- 14-117/156 6.4% 16.0% 25.0% 164% 121%
6 柴田大知 9- 14- 15-156/194 4.6% 11.9% 19.6% 138% 76%
7 M.デムーロ 39- 27- 19-106/191 20.4% 34.6% 44.5% 125% 92%
8 石川裕紀人 11-  6-  8-162/187 5.9% 9.1% 13.4% 119% 54%
9 川田将雅 30- 27- 13- 91/161 18.6% 35.4% 43.5% 116% 84%
10 横山典弘 21- 16- 10- 76/123 17.1% 30.1% 38.2% 111% 84%
※単勝回収率順の集計対象は騎乗100回以上に限る

2015/8/9 小倉11R 小倉記念(G3)1着 15番 アズマシャトル

表1は、先週までの夏競馬における騎手別成績。上半分が着別度数順、下半分が単勝回収率順(騎乗100回以上)となっている。ここまで最多の39勝を挙げているのがM・デムーロ騎手。夏競馬の勝率が20%台に乗っているのは全騎手中でもM・デムーロ騎手のみで、そのうえ単勝回収率125%も非常に優秀。開催中のサマージョッキーズシリーズでも、岩田康誠騎手と並ぶ26ポイントで1位タイ(8月23日現在)というのも納得の好調ぶりだ。2位のC・ルメール騎手は単複の回収率こそ水準級にとどまっているが、複勝率ではM・デムーロ騎手を上回っており、馬券の軸としての信頼感は十分にある。以下、岩田康誠騎手福永祐一騎手川田将雅騎手など、いわゆるリーディング上位騎手たちが並んでいる。中央競馬のカレンダーではオフシーズンにあたる夏競馬でも、普段からよく勝っている騎手たちが変わらず勝ち星を稼いでいるようだ。

単勝回収率順のランキングとなると顔ぶれが一変し、両方でトップ10に入っているのはM・デムーロ騎手と川田将雅騎手しかいない。若手ジョッキーの名前も目立っており、こちらのランキングのほうが夏競馬における勢いを反映している意味はあるだろう。実際、トップの松若風馬騎手は8月9日の小倉記念で重賞初制覇を飾ったばかり。先週(8月22、23日)のレースでも11番人気1着、7番人気2着、5番人気1着などダークホースでの好走が目立っていた。そのほか、城戸義政騎手鮫島克駿騎手石川裕紀人騎手といった若手たちにも注目してみたい。ベテランでは4位の四位洋文騎手。回収率だけでなく、着別度数順上位の騎手と比べても遜色のない好走率を残しており、夏の大一番・札幌記念をディサイファで制した勢いを侮るべきではないだろう。

■表2 2015年夏競馬・厩舎別成績

  順位 厩舎 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
着別度数順 1 藤原英昭 19-  7-  5- 30/ 61 31.1% 42.6% 50.8% 85% 74%
2 藤沢和雄 11- 12- 13- 41/ 77 14.3% 29.9% 46.8% 72% 91%
3 松田博資 11-  8-  6- 55/ 80 13.8% 23.8% 31.3% 91% 76%
4 音無秀孝 11-  6-  7- 57/ 81 13.6% 21.0% 29.6% 100% 67%
5 加用正 10-  8-  5- 38/ 61 16.4% 29.5% 37.7% 278% 109%
6 鹿戸雄一 10-  5-  6- 43/ 64 15.6% 23.4% 32.8% 169% 86%
7 吉田直弘 10-  2-  3- 53/ 68 14.7% 17.6% 22.1% 170% 74%
8 戸田博文 9-  8-  3- 42/ 62 14.5% 27.4% 32.3% 40% 80%
9 矢作芳人 9-  7- 14- 80/110 8.2% 14.5% 27.3% 78% 66%
10 本田優 9-  5-  3- 57/ 74 12.2% 18.9% 23.0% 103% 74%
単勝回収率順 1 角田晃一 8-  5-  3- 42/ 58 13.8% 22.4% 27.6% 481% 109%
2 西村真幸 5-  2-  3- 51/ 61 8.2% 11.5% 16.4% 382% 92%
3 大橋勇樹 6-  3-  6- 61/ 76 7.9% 11.8% 19.7% 341% 109%
4 加用正 10-  8-  5- 38/ 61 16.4% 29.5% 37.7% 278% 109%
5 本間忍 7-  3-  4- 37/ 51 13.7% 19.6% 27.5% 241% 91%
6 相沢郁 7-  7- 10- 48/ 72 9.7% 19.4% 33.3% 234% 100%
7 岩元市三 3-  4-  7- 46/ 60 5.0% 11.7% 23.3% 214% 126%
8 湯窪幸雄 2-  1-  5- 51/ 59 3.4% 5.1% 13.6% 214% 114%
9 松永昌博 5-  7-  3- 43/ 58 8.6% 20.7% 25.9% 200% 121%
10 野中賢二 6-  3-  3- 43/ 55 10.9% 16.4% 21.8% 183% 105%
※単勝回収率順の集計対象は出走50回以上に限る

2015/8/23 阪神11R TV西日本北九州記念(G3)1着 3番 ベルカント

表2は、先週までの夏競馬における厩舎別成績。上半分が着別度数順、下半分が単勝回収率順(出走50回以上)となっている。ここまでの夏競馬でダントツの19勝を挙げているのが藤原英昭厩舎だ。勝率31.1%は驚異的で、先週日曜の8月23日には出走5頭で4勝2着1回という離れ業を演じている。全体の回収率は伸び切れなかったものの、1、2番人気に限れば勝率47.5%、単勝回収率130%と圧巻。素直に信頼すべきだろう。そのほか、条件を絞らなくても100%以上の回収率を残している音無秀孝厩舎加用正厩舎鹿戸雄一厩舎吉田直弘厩舎本田優厩舎にも、もちろん注目したい。

単勝回収率順でトップとなったのは角田晃一厩舎。8月15日の阿蘇Sを10番人気のヴァンヌーヴォー、8月23日の3歳未勝利戦を14番人気のジェットでそれぞれ1着し、こちらは人気サイドだが北九州記念もベルカントで制すなど、小倉での活躍が目立っている。2位の西村真幸厩舎は、8月22日の2歳新馬戦を新種牡馬オウケンマジック産駒のオウケンダイヤで勝利し、単勝1万8930円を記録したことで話題となった。今年開業したばかりでまだ馴染みのないファンも多いと思われるので、今のうちに注目しておくと面白い存在となってくれそうだ。

■表3 2015年夏競馬・種牡馬別別成績(芝のみ)

  順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
着別度数順 1 ディープインパクト 42- 44- 31-253/370 11.4% 23.2% 31.6% 76% 75%
2 ステイゴールド 33- 26- 28-194/281 11.7% 21.0% 31.0% 111% 86%
3 ダイワメジャー 20- 30- 34-172/256 7.8% 19.5% 32.8% 30% 72%
4 キングカメハメハ 20- 23- 18-181/242 8.3% 17.8% 25.2% 90% 62%
5 ハービンジャー 20- 11- 25-125/181 11.0% 17.1% 30.9% 105% 83%
6 ハーツクライ 19- 16-  7-195/237 8.0% 14.8% 17.7% 89% 64%
7 ゼンノロブロイ 16- 14- 10-141/181 8.8% 16.6% 22.1% 70% 57%
8 シンボリクリスエス 15- 10-  8-120/153 9.8% 16.3% 21.6% 77% 57%
9 ネオユニヴァース 12- 13- 15-127/167 7.2% 15.0% 24.0% 107% 77%
10 マンハッタンカフェ 12- 11- 16-132/171 7.0% 13.5% 22.8% 61% 93%
単勝回収率順 1 ブラックタイド 8-  4-  8- 66/ 86 9.3% 14.0% 23.3% 133% 91%
2 チチカステナンゴ 4-  2-  2- 75/ 83 4.8% 7.2% 9.6% 131% 49%
3 キンシャサノキセキ 7-  9-  5- 70/ 91 7.7% 17.6% 23.1% 116% 54%
4 ステイゴールド 33- 26- 28-194/281 11.7% 21.0% 31.0% 111% 86%
5 ネオユニヴァース 12- 13- 15-127/167 7.2% 15.0% 24.0% 107% 77%
6 コンデュイット 6-  3-  6- 45/ 60 10.0% 15.0% 25.0% 107% 63%
7 ハービンジャー 20- 11- 25-125/181 11.0% 17.1% 30.9% 105% 83%
8 サムライハート 4-  7-  7- 68/ 86 4.7% 12.8% 20.9% 98% 86%
9 グラスワンダー 7-  5-  6- 55/ 73 9.6% 16.4% 24.7% 95% 68%
10 メイショウサムソン 6-  8-  4- 75/ 93 6.5% 15.1% 19.4% 94% 58%
※単勝回収率順の集計対象は出走50回以上に限る

種牡馬については芝とダートを分けてデータを見ていきたい。先に紹介するのは芝。表3が先週までの夏競馬における芝レースの種牡馬別成績で、上半分が着別度数順、下半分が単勝回収率順(出走50回以上)となっている。芝といえばやはりディープインパクトで、トップの42勝を記録。もっとも、複勝率ベースで見ると3位のダイワメジャーのほうが上で、2位のステイゴールドや5位のハービンジャーとも差はなく、ディープインパクトとしてはやや物足りない印象もある。そのステイゴールドやハービンジャーは100%以上の単勝回収率をマークしており、馬券的な妙味を求めるのであればこれらの産駒が狙い目と言えるだろう。

単勝回収率順でトップとなったのは、ディープインパクトの全兄としても知られるブラックタイド。好走率では全弟に見劣るものの、単複の回収率では大きく上回っている。2位のチチカステナンゴは好走率が低く、回収率は高くても狙いづらい面がある。その点、水準以上の好走率も兼備している3位のキンシャサノキセキ、5位のネオユニヴァース、9位のグラスワンダーのほうが実際には買いやすいはずだ。

■表4 2015年夏競馬・種牡馬別別成績(ダートのみ)

  順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
着別度数順 1 キングカメハメハ 17- 24- 19-170/230 7.4% 17.8% 26.1% 74% 74%
2 サウスヴィグラス 15- 13- 13-113/154 9.7% 18.2% 26.6% 125% 76%
3 エンパイアメーカー 14-  7-  9-109/139 10.1% 15.1% 21.6% 85% 67%
4 マンハッタンカフェ 12- 11-  6- 78/107 11.2% 21.5% 27.1% 48% 61%
5 クロフネ 12-  9- 10-139/170 7.1% 12.4% 18.2% 33% 42%
6 ゴールドアリュール 10- 15- 15-121/161 6.2% 15.5% 24.8% 46% 75%
7 ディープスカイ 10- 11-  7- 49/ 77 13.0% 27.3% 36.4% 148% 139%
8 ゼンノロブロイ 10-  8-  6- 99/123 8.1% 14.6% 19.5% 97% 62%
9 ハーツクライ 9-  6- 11- 85/111 8.1% 13.5% 23.4% 46% 69%
10 ダイワメジャー 8- 11-  7- 76/102 7.8% 18.6% 25.5% 45% 120%
単勝回収率順 1 メイショウボーラー 6-  2-  4- 51/ 63 9.5% 12.7% 19.0% 199% 72%
2 タイキシャトル 3-  5-  5- 46/ 59 5.1% 13.6% 22.0% 184% 138%
3 フレンチデピュティ 6-  8-  6- 71/ 91 6.6% 15.4% 22.0% 181% 80%
4 タニノギムレット 2-  3-  4- 47/ 56 3.6% 8.9% 16.1% 176% 103%
5 ディープスカイ 10- 11-  7- 49/ 77 13.0% 27.3% 36.4% 148% 139%
6 サウスヴィグラス 15- 13- 13-113/154 9.7% 18.2% 26.6% 125% 76%
7 パイロ 8-  7-  8- 53/ 76 10.5% 19.7% 30.3% 118% 98%
8 ゼンノロブロイ 10-  8-  6- 99/123 8.1% 14.6% 19.5% 97% 62%
9 スウェプトオーヴァーボード 5-  3-  3- 57/ 68 7.4% 11.8% 16.2% 95% 48%
10 エンパイアメーカー 14-  7-  9-109/139 10.1% 15.1% 21.6% 85% 67%
※単勝回収率順の集計対象は出走50回以上に限る

表4は先週までの夏競馬におけるダート戦の種牡馬別成績で、上半分が着別度数順、下半分が単勝回収率順(出走50回以上)となっている。最多の17勝を挙げているのはキングカメハメハ。芝の着別度数順でも4位に入っており、屈指のオールラウンダーとしての力をしっかりと見せつけている。2位のサウスヴィグラスは、好走率と回収率の5項目すべてでキングカメハメハを上回る数値を残しており、単勝回収率125%も優秀だ。しかし、さらに注目すべき存在なのが7位のディープスカイである。着別度数順の上位10種牡馬のなかで、勝率、連対率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率の5項目すべてにおいて最高の数値を叩き出している。これまではやや期待外れの印象もあるが、残り2週の夏競馬ではダート戦で是非とも狙い撃ってみたい。

単勝回収率順で目を引くのは1位と2位。メイショウボーラーとその父タイキシャトルがワンツーを決めている。残り2週のダート戦でも、この親子の産駒からは人気がなくても目を離さないほうがいいだろう。7位のパイロは好走率も高く、安心して買える。10位のエンパイアメーカーは1着に勝ち切るケースが多いので、狙うなら単勝もしくは馬単、3連単の1着付けがいいだろう。

ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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