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第921回 中京コースの馬番別成績の推移を見る

2015/7/6(月)

今年でコース改修から4年目を迎えた中京競馬。春のファルコンS時の当コーナーでは、芝1400mで枠番別の成績に改修直後から変化が見られることを紹介した。今回は、その他のコースも含め、馬番別成績の推移を改めて見てみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用し、集計対象は12年の改修後から本年春の開催までとした。

■表1 中京芝1400mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 21.6% 10.0% 9.1% 50.0% 17.2%
2 10.8% 15.0% 15.6% 8.3% 13.2%
3 13.5% 17.9% 15.2% 25.0% 16.5%
4 2.7% 25.0% 33.3% 25.0% 20.5%
5 2.7% 17.5% 18.2% 25.0% 13.9%
6 18.9% 15.0% 21.2% 0.0% 16.4%
7 21.6% 5.1% 27.3% 33.3% 19.0%
8 21.6% 20.0% 24.2% 18.2% 21.5%
9 5.7% 17.9% 18.2% 16.7% 14.3%
10 25.7% 21.1% 18.2% 16.7% 21.2%
11 14.3% 11.1% 3.1% 0.0% 8.7%
12 32.3% 22.9% 9.4% 8.3% 20.0%
13 25.8% 30.3% 25.8% 25.0% 27.1%
14 19.4% 40.6% 13.3% 16.7% 23.8%
15 34.5% 26.7% 14.3% 9.1% 23.5%
16 28.6% 13.3% 24.0% 20.0% 21.5%
17 28.6% 13.8% 12.5% 9.1% 17.4%
18 12.0% 14.8% 17.4% 0.0% 12.9%

2015/3/21 中京11R 中日スポーツ賞ファルコンS(G3)1着 1番 タガノアザガル

まず表1は、冒頭でも触れた1400mの馬番別複勝率推移で、今週は土曜のメインレース・豊明Sが行われるコースになる。2012、13年は12〜14番に複勝率30%を超える数字が見られたのに対し、12年の4番や5番が複勝率2.7%を記録するなど、明らかに外枠優勢だった。しかし、14年になると複勝率20%超の6分の4が8番以内。そして今年、まだ1開催のみでサンプルは不足しているが、やはり内めの馬番に好成績が多く出ている。3月21日のファルコンS(18頭)でも1→3→8番と、真ん中から内寄りの馬が上位を占めた。表の右に記したように、改修後からの通算成績ではまだ2桁馬番に複勝率20%超が多いが、最近の成績を重視したほうが好結果に結びつきそうな印象だ。

■表2 中京芝1200mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 19.0% 4.3% 14.3% 25.0% 13.7%
2 19.0% 21.7% 9.5% 0.0% 15.1%
3 9.5% 8.7% 14.3% 37.5% 13.7%
4 9.5% 17.4% 23.8% 25.0% 17.8%
5 4.8% 8.7% 28.6% 37.5% 16.4%
6 14.3% 26.1% 23.8% 12.5% 20.5%
7 9.5% 17.4% 19.0% 12.5% 15.1%
8 14.3% 21.7% 23.8% 0.0% 17.8%
9 20.0% 27.3% 9.5% 12.5% 18.3%
10 15.0% 13.6% 19.0% 0.0% 14.1%
11 21.1% 13.6% 14.3% 25.0% 17.1%
12 15.8% 13.6% 19.0% 37.5% 18.6%
13 23.5% 31.8% 10.0% 0.0% 19.4%
14 11.8% 27.3% 5.6% 25.0% 16.9%
15 41.2% 11.1% 11.1% 25.0% 21.3%
16 35.3% 16.7% 27.8% 14.3% 25.0%
17 40.0% 22.2% 17.6% 14.3% 24.6%
18 23.1% 17.6% 23.5% 0.0% 18.5%

続いて表2は同じく短距離戦、1200の成績である。表1の芝1400mにも増して、改修直後は外優勢の傾向が強かったコースで、12年は8番より内はすべて複勝率20%未満、9番より外は10分の7で20%超を記録していた。しかし、芝1400mと同様に、年を追うごとに内めにも好成績の馬番が見られるようになっている。芝1200m、1400mの短距離戦は、ほぼ同様の傾向にあるとみていいだろう。

■表3 中京ダート1400mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 20.0% 21.4% 18.9% 11.8% 19.1%
2 20.0% 9.5% 32.4% 23.5% 20.6%
3 11.4% 16.7% 21.6% 17.6% 16.8%
4 17.1% 14.3% 10.8% 47.1% 18.3%
5 20.0% 23.8% 21.6% 23.5% 22.1%
6 11.4% 31.0% 18.9% 23.5% 21.4%
7 17.1% 38.1% 21.6% 35.3% 27.5%
8 20.0% 14.3% 16.7% 23.5% 17.7%
9 11.4% 16.7% 13.5% 0.0% 12.2%
10 25.7% 21.4% 18.9% 5.9% 19.8%
11 25.7% 21.4% 18.9% 11.8% 20.6%
12 28.6% 17.9% 18.9% 17.6% 21.1%
13 12.5% 16.2% 18.9% 6.7% 14.9%
14 23.5% 21.6% 17.1% 14.3% 20.0%
15 20.6% 10.8% 27.3% 14.3% 18.6%
16 18.2% 14.7% 9.1% 38.5% 16.8%

2014/7/13 中京11R プロキオンステークス(G3)1着 6番 ベストウォーリア

傾向の変化がはっきり見られるコースとしてはもう1つ、今週日曜にプロキオンSが行われるダート1400も挙げられる。2012年は8番以内の最高複勝率は20.0%、9番から外には20%超も5つと外優勢だったが、翌13年は6、7番が複勝率30%超を記録。そして14、15年は外枠の複勝率20%超が各年1つずつと、芝短距離と同じく高複勝率の馬番が内へと移動してきている傾向が見られる。今週のメインレースは土日とも、ここ2年の傾向から内〜中枠に注目したいレースと言えそうだ。

ここまで、芝1400m、芝1200m、そしてダート1400mと、内枠優勢に変化していったコースを3つ見てきた。しかし、残念ながら全コースでこのような傾向が出ているわけではなく、他はいまひとつつかみ所のないコースが多い。

■表4 中京芝1600mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 13.0% 0.0% 11.1% 57.1% 11.6%
2 21.7% 6.9% 14.8% 14.3% 14.0%
3 17.4% 24.1% 18.5% 28.6% 20.9%
4 8.7% 31.0% 25.9% 57.1% 25.6%
5 26.1% 10.3% 11.1% 14.3% 15.1%
6 39.1% 17.2% 11.1% 14.3% 20.9%
7 8.7% 31.0% 22.2% 14.3% 20.9%
8 13.0% 13.8% 18.5% 16.7% 15.3%
9 39.1% 27.6% 37.0% 16.7% 32.9%
10 27.3% 17.2% 20.0% 0.0% 19.5%
11 22.7% 14.8% 24.0% 0.0% 18.8%
12 9.1% 46.2% 25.0% 16.7% 26.9%
13 10.5% 15.4% 17.4% 0.0% 13.5%
14 21.1% 16.0% 31.8% 33.3% 23.6%
15 11.8% 16.0% 9.5% 20.0% 13.2%
16 29.4% 34.8% 26.3% 20.0% 29.7%

そんなコースのひとつが表4に挙げた1600である。1〜2コーナー中間の引き込み線からのスタートで、一見すると外枠が不利になりそうなコース形態だ。しかし、2012〜13年は内外に分散、昨年はやや外優勢になったかと思われたが、今年は(まだ7レースのみだが)1番枠と4番枠は複勝率57.1%。また、外枠も悪くないようで、このまま中枠がいまひとつの傾向が継続するのか、今後の推移を見極めたいところだ。

■表5 中京芝2000mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 19.4% 23.8% 6.3% 38.5% 19.5%
2 11.1% 16.7% 24.2% 7.7% 16.1%
3 25.0% 16.7% 18.8% 15.4% 19.5%
4 19.4% 23.8% 27.3% 46.2% 25.8%
5 27.8% 16.7% 30.3% 15.4% 23.4%
6 25.7% 21.4% 12.1% 7.7% 18.7%
7 22.2% 26.2% 18.2% 7.7% 21.0%
8 22.2% 28.6% 15.2% 46.2% 25.0%
9 27.8% 21.4% 15.6% 7.7% 20.3%
10 11.4% 15.0% 37.5% 30.8% 21.7%
11 15.2% 15.4% 10.0% 0.0% 12.4%
12 13.8% 16.2% 21.4% 20.0% 17.3%
13 23.1% 14.7% 23.1% 20.0% 19.8%
14 20.8% 19.4% 0.0% 40.0% 17.4%
15 16.7% 10.3% 4.8% 0.0% 9.6%
16 8.7% 23.1% 19.0% 28.6% 18.2%
17 15.0% 20.8% 45.0% 0.0% 23.9%
18 17.6% 5.6% 20.0% 0.0% 12.5%

■表6 中京ダート1200mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 14.3% 16.7% 16.7% 12.5% 15.5%
2 25.9% 16.7% 16.1% 18.8% 19.1%
3 17.9% 25.7% 22.6% 31.3% 23.6%
4 28.6% 33.3% 22.6% 6.3% 25.2%
5 22.2% 22.2% 12.9% 25.0% 20.0%
6 10.7% 11.1% 6.5% 31.3% 12.6%
7 25.0% 27.8% 19.4% 20.0% 23.6%
8 7.1% 25.0% 6.5% 12.5% 13.5%
9 10.7% 13.9% 32.3% 12.5% 18.0%
10 10.7% 5.6% 16.1% 12.5% 10.8%
11 25.0% 19.4% 12.9% 18.8% 18.9%
12 18.5% 17.6% 22.6% 18.8% 19.4%
13 21.4% 17.1% 19.4% 26.7% 20.2%
14 25.9% 20.0% 22.6% 6.7% 20.4%
15 18.5% 9.7% 19.4% 20.0% 16.3%
16 23.1% 26.7% 33.3% 35.7% 29.0%

■表7 中京ダート1800mの馬番別複勝率

馬番\年 2012 2013 2014 2015
1 20.8% 23.1% 16.1% 23.8% 20.5%
2 17.0% 20.3% 25.0% 42.9% 23.2%
3 22.6% 15.4% 28.6% 19.0% 21.5%
4 31.4% 24.6% 16.1% 28.6% 24.4%
5 13.2% 23.1% 23.2% 4.8% 18.5%
6 17.0% 25.0% 14.3% 14.3% 18.6%
7 20.8% 25.0% 18.2% 23.8% 21.8%
8 18.9% 27.7% 28.6% 33.3% 26.2%
9 13.2% 15.4% 16.4% 23.8% 16.0%
10 26.9% 23.8% 27.5% 5.0% 23.7%
11 27.5% 16.4% 22.0% 22.2% 21.7%
12 18.4% 19.3% 26.0% 29.4% 22.0%
13 23.4% 15.4% 13.3% 37.5% 19.4%
14 14.3% 14.6% 17.1% 6.7% 14.3%
15 15.8% 28.6% 24.2% 10.0% 22.0%
16 20.6% 9.4% 21.4% 0.0% 15.7%

最後に、その他のレース施行数が多いコースをまとめて3つ掲載しておきたい。簡単に注目点を挙げておくと、2000m(表5)は当初内〜中優勢だったものが、ここ2年は分散傾向に。ダート1200m(表6)は16番の成績が毎年良く、16番以外も含めた大外枠は改修後【13.9.8.81】複勝率27.0、単複回収率も141%、146%を記録している。そしてダート1800m(表7)は、サンプルの少ない本年を除けば、複勝率ひと桁を記録したのが13年の16番のみ。逆に30%超も12年の4番のみと、上下差が少ない印象だ。

以上、中京馬場改修後の主なコースについて、複勝率の年別推移を見てきた。すべてのコースでわかりやすい変化が出ているわけではないが、表1〜3に挙げた芝1400m、芝1200m、ダート1400mは比較的はっきりしているため、この3コースに関しては馬番や枠番のデータを「改修後」とひとくくりにしないよう、注意して予想に臨みたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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