第918回 ゴールドシップが連れてくる相手の特徴は?|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第918回 ゴールドシップが連れてくる相手の特徴は?

2015/6/25(木)

今週はいよいよ宝塚記念が行われる。上半期の中央競馬総決算となるグランプリだ。頭数はフルゲート割れで、例年よりも実績馬が少ないようにも感じることもあり、ゴールドシップに俄然注目が集まることだろう。同馬が2連覇中であり、今回は3連覇がかかる一戦。中央競馬の平地G1で、同一馬が3連覇したケースはかつてない。よって、勝てば史上初となる大偉業達戦となるわけだ。普通に考えると、かなり困難な課題であるはずだが、達成濃厚の雰囲気が感じられる。むしろ、前走の天皇賞(春)の方が、難しいレースと考えられていた。今回はおそらく1番人気となるだろう。

そこで今回はゴールドシップが勝利すると仮定し、「2〜3着にはどんな馬が来るのか」という観点でレースを展望してみたい。これまで同馬が勝利した古馬G1の結果を分析。2〜3着に入線した馬を分析し、共通項やヒントがないかを探ってみた。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 ゴールドシップの全成績

日付 レース名 人気 着順
2015. 5. 3 天皇賞春G1 2 1
2015. 3.22 阪神大賞G2 1 1
2015. 1.25 アメリカG2 1 7
2014.12.28 有馬記念G1 1 3
2014.10. 5 凱旋門G1 14
2014. 8.24 札幌記念G2 1 2
2014. 6.29 宝塚記念G1 1 1
2014. 5. 4 天皇賞春G1 2 7
2014. 3.23 阪神大賞G2 1 1
2013.12.22 有馬記念G1 2 3
2013.11.24 JCG1 2 15
2013.10. 6 京都大賞G2 1 5
2013. 6.23 宝塚記念G1 2 1
2013. 4.28 天皇賞春G1 1 5
2013. 3.17 阪神大賞G2 1 1
2012.12.23 有馬記念G1 1 1
2012.10.21 菊花賞G1 1 1
2012. 9.23 神戸新聞G2 1 1
2012. 5.27 東京優駿G1 2 5
2012. 4.15 皐月賞G1 4 1
2012. 2.12 共同通信G3 2 1
2011.12.24 ラジオNIG3 3 2
2011.10. 1 札幌2歳G3 2 2
2011. 9.10 コスモス 1 1
2011. 7. 9 新馬 2 1

2015/5/3 京都11R 天皇賞(春)(G1)1着 1番 ゴールドシップ

表1はゴールドシップのデビューからの全成績。レース名と人気、着順を示した簡単なものだが、振り返ってみよう。これまでG1は6勝。その内、3歳限定戦である皐月賞と菊花賞を除いた4レースに注目してみたい。具体的には12年有馬記念、13年宝塚記念、14年宝塚記念、そして今年の天皇賞(春)である。

■表2 ゴールドシップがG1(古馬混合)を勝った時の2〜3着馬

レース名 着順 人気 馬名 G1 前走成績
15年 天皇賞(春) 2 7 フェイムゲーム   ハーツクライ ダイヤモンドS1着
3 10 カレンミロティック   ハーツクライ 阪神大賞典4着
14年 宝塚記念 2 9 カレンミロティック   ハーツクライ 鳴尾記念4着
3 8 ヴィルシーナ ディープインパクト ヴィクトリアM1着
13年 宝塚記念 2 5 ダノンバラード   ディープインパクト 鳴尾記念3着
3 1 ジェンティルドンナ ディープインパクト ドバイSC1着
12年 有馬記念 2 10 オーシャンブルー   ステイゴールド 金鯱賞1着
3 2 ルーラーシップ   キングカメハメハ JC3着

その4レースでの2〜3着馬をまとめたものが表2となる。先日の天皇賞(春)では7番人気のフェイムゲームが2着に突っ込んでいるように、ゴールドシップがG1を勝った際には伏兵馬を連れてくる傾向がある。同レースでは1番人気のキズナをはじめ、上位人気勢はゴールドシップ以外が軒並み崩れた。13年の宝塚記念では完全に3強対決と目されていたが、ふたを開けてみれば2着に5番人気のダノンバラードが入線。馬連は5150円もの配当がついた。12年の有馬記念も2着は10番人気のオーシャンブルー。昨年の宝塚記念も2着は9番人気のカレンミロティック突っ込んでヒモ荒れ。このようにゴールドシップが勝ったレースでは、上位人気のライバルが2着にきていないのが大きな特徴だ。

2着馬の人気がない最も大きな要因は、実績的に下の馬であるからだろう。すでにG1勝ちを果たしているような馬が全くきていない。G1勝ち馬は3着までで、過去4レースではヴィルシーナとジェンティルドンナが入っただけだ。

次に2〜3着馬の血統(父)に注目してみた。同一馬も含まれているが、ハーツクライ産駒とディープインパクト産駒が最多の3頭。つまり大半がサンデーサイレンス系の種牡馬である。ルーラーシップの父キングカメハメハを除く7頭が、サンデーサイレンス系だった。ゴールドシップ自身も同系統であり、同じタイプの馬を連れてきていることになる。

前走成績は該当馬すべてが4着以内。実績的には格下の馬が多くなっているだけに、勢いは必要となっている。前走1着であっても、G2やG3ならばそこまで人気にならない。実績馬がそろったG1では軽視されるケースも出てくる。人気のゴールドシップが勝つ場合でも、配当面の妙味があると言えるだろう。

■表3 今年の宝塚記念出走予定馬

馬名 G1 前走成績
アドマイヤスピカ   キングカメハメハ 目黒記念9着
オーシャンブルー   ステイゴールド 目黒記念15着
カレンミロティック   ハーツクライ 天皇賞(春)3着
ゴールドシップ ステイゴールド 天皇賞(春)1着
ショウナンパンドラ ディープインパクト ヴィクトリアマイル8着
ディアデラマドレ   キングカメハメハ ヴィクトリアマイル7着
デニムアンドルビー   ディープインパクト 天皇賞(春)10着
トーセンスターダム   ディープインパクト ロンジンQES5着
トーホウジャッカル スペシャルウィーク 菊花賞1着
トウシンモンステラ   キングカメハメハ 目黒記念8着
ヌーヴォレコルト ハーツクライ ヴィクトリアマイル6着
ネオブラックダイヤ   ゼンノロブロイ 天皇賞(春)5着
ラキシス ディープインパクト 産経大阪杯1着
ラブリーデイ   キングカメハメハ 鳴尾記念1着
レッドデイヴィス   アグネスタキオン 鳴尾記念6着
ワンアンドオンリー ハーツクライ ドバイSC3着

以上の点を考慮し、今年の宝塚記念出走予定馬を見ていこう(表3参照)。すでにG1を勝っているのはゴールドシップを含めて6頭。当日の具体的人気はまだわからないが、仮にゴールドシップ以外の馬が馬券に絡まないとなると、高配当の可能性がかなり高い。父がサンデーサイレンスの系統である馬は、赤字で示した。出走予定馬の大半が、サンデーサイレンス系であり、ここは選択肢が広い。

2015/6/6 阪神11R 鳴尾記念(G3)1着 10番 ラブリーデイ

前走成績に関しては好着順が求められるため、該当馬はかなり絞られる。仮に4着以内として線引きをしてみる。そしてG1未勝利、父サンデーサイレンス系という3つの条件にあてはまるのは、カレンミロティック1頭。新鮮さは欠く感があるが、昨年に続いての好走があるかもしれない。サンデーサイレンス系以外ではキングカメハメハ産駒がきていることから、次点でラブリーデイにも注目しておきたい。あとは、掲示板以内という意味で前走5着以内まで広げれば、トーセンスターダムやネオブラックダイヤが入ってくる。このあたりは3着以内でも好配当が見込めそうだ。相手に上位人気馬を一切取らないのであれば、ここまで手を広げても問題ないだろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
小田原智大の完全なる買い方ブログ

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN