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第907回 前走アンタレス組に注目! 京都ダート1900mの平安Sを分析

2015/5/18(月)

オークスがある今週は土曜京都でもう一つの重賞、平安Sが行われる。昨年は12番人気クリノスターオーが勝利し、3連単146万8650円の大波乱となった。今回はダート1900m戦の平安Sに照準を当て、過去2年の結果と同時期に3年間行われていた東海Sの結果ならびに2010年以降の京都ダート1900m戦の傾向から好走が期待できるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 京都ダート1900mで行われた東海S・平安Sの成績(10年以降)

レース名 年度/馬場 着順 馬名 斤量 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 前半900m通過 レース上がり
平安S 2014(良) 1 クリノスターオー 56 1分56秒6 12 2 36秒4 55秒0 36秒5
2 ソロル 57 1/2馬身 7 10 35秒9
3 ワイルドフラッパー 55 1馬身1/4 4 3 36秒6
2013(良) 1 ニホンピロアワーズ 59 1分56秒9 1 3 36秒4 54秒2 36秒6
2 ナイスミーチュー 57 1/2馬身 8 8 36秒1
3 ナムラタイタン 56 クビ 5 2 36秒6
東海S 2012(良) 1 ソリタリーキング 56 1分56秒4 4 6 36秒1 54秒7 36秒5
2 ニホンピロアワーズ 57 クビ 3 2 36秒3
3 サイレントメロディ 56 3/4馬身 11 9 35秒9
2011(不良) 1 ワンダーアキュート 57 1分53秒7 2 2 35秒1 54秒5 35秒3
2 ランフォルセ 57 3/4馬身 6 1 35秒4
3 シルクメビウス 58 2馬身1/2 5 7 35秒3
2010(不良) 1 シルクメビウス 57 1分55秒4 3 9 35秒1 54秒6 36秒0
2 トランセンド 57 クビ 1 1 36秒0
3 アルトップラン 57 3馬身1/2 10 5 35秒8

2014/5/24 京都11R 平安ステークス(G3)1着 10番 クリノスターオー

表1は京都ダート1900mで行われた東海Sと平安Sの成績一覧。10・11年は不良馬場で行われたために勝ちタイムが速く、良馬場で行われた過去3年はすべて1分56秒台の決着となっている。前半900mの通過ラップ・レース上がりもほぼ同じで、連対馬は36秒前後の速い上がりを使っている。

また逃げ馬ではなく、2番手につけた馬の好走が多いのが特徴だ。近4年はすべて3着以内に入っており、昨年は12番人気と人気薄のクリノスターオーが2番手から押し切って勝利している。特に近2年は2・3番手につけた馬がそのまま粘りこみ、その間に中団から上がり最速の脚を使った馬が2着に食い込むというパターンが続いている。

良馬場でかつ道中でペースが乱れなければ、今年もほぼ同じ傾向になるのではないだろうか。人気がなくても、以前に2〜3番手で好走したことがある馬は注意が必要だろう。

■表2 京都ダート1900mで行われた東海S・平安Sの前走レース別成績(10年以降)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
アンタレスS 4- 4- 0-19/27 14.8% 29.6% 29.6% 314% 139%
ブリリアントS 1- 0- 1-12/14 7.1% 7.1% 14.3% 49% 38%
エスペランサS 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 460%
マーチS 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 290%
マリーンC 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 140%
両国S(1600万下) 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 890%
フェブラリーS 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 320%
その他のレース 0- 0- 0-25/25 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表2は表1で示した過去5年の京都ダート1900m重賞の前走レース別成績。一見してわかるように、出走数最多のアンタレスS組が昨年のクリノスターオーらダントツの4勝をあげている。近2年の連対馬4頭はすべてアンタレスS組だった。中4週で使いやすい条件が揃っているのはわかるが、連対馬がこれほど偏っているのは驚きだ。

出走数が多いブリリアントS組は中1週でローテーションがきつく、12年ソリタリーキングの1勝のみ。エスペランサS組の2着は11年6番人気で好走したランフォルセで、前走を勝利していた。その他の組はいずれも3着止まり。なお、フェブラリーS組は11年に5番人気だったシルクメビウスが3着に好走している。

■表3 アンタレスS組の前走人気別成績(10年〜14年の過去5年)

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1人気 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 240% 165%
前走2人気 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 28% 62%
前走3人気 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 195% 90%
前走4人気 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 335%
前走5人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走6〜9人 1- 1- 0- 5/ 7 14.3% 28.6% 28.6% 1070% 324%
前走10人以下 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は連対馬が非常に多いアンタレスS組の前走人気別成績。表中に黄色で示した前走4番人気以内の馬が好成績をあげている。特に前走1番人気だった馬は10年トランセンドが2着、11年にワンダーアキュートが勝利している。

これら前走4番人気以内の馬は注目で、今年のアンタレスSは1番人気アジアエクスプレス(2着)、2番人気ナムラビクター(3着)、3番人気ローマンレジェンド(6着)、4番人気マルカプレジオ(13着)が該当する。なお、アンタレスSを勝利したクリノスターオーは6番人気だった。

また、前走6番人気以下で好走したのは13年2着ナイスミーチュー(前走6番人気5着)と昨年1着クリノスターオー(前走9番人気16着)の2頭。これら2頭はタイプこそ違うが、ナイスミーチューは2走前の仁川Sを勝利しており、クリノスターオーはアンタレスSで先行して大敗したものの、2走前のマーチSで先行して5着と力を示していた。

こうした前走では好走していないものの、2走前には能力を示していたアンタレスS出走馬は穴を開ける条件に当てはまる。今年のアンタレスSでは10番人気5着のイッシンドウタイ(2走前マーチS2着)、5番人気9着のマスクゾロ(2走前1600万下1着)、8番人気14着のアスカノロマン(2走前ダイオライト記念3着)あたりは出走してくれば、面白い存在だ。

■表4 京都ダート1900m戦の枠番別成績(10年〜15年5月10日終了時点/1000万下以上のクラス)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 8- 10-  5- 56/ 79 10.1% 22.8% 29.1% 436% 150%
2枠 4-  3-  7- 72/ 86 4.7% 8.1% 16.3% 96% 60%
3枠 9- 13-  6- 62/ 90 10.0% 24.4% 31.1% 84% 85%
4枠 8-  4-  6- 74/ 92 8.7% 13.0% 19.6% 69% 61%
5枠 5-  7-  8- 79/ 99 5.1% 12.1% 20.2% 93% 90%
6枠 7-  4-  7- 85/103 6.8% 10.7% 17.5% 55% 56%
7枠 6-  6-  5- 89/106 5.7% 11.3% 16.0% 23% 39%
8枠 6-  6-  9- 84/105 5.7% 11.4% 20.0% 135% 79%

2013/5/18 京都11R 平安ステークス(G3)1着 1番 ニホンピロアワーズ

表4は京都ダート1900m戦の枠番別成績。施行されるレース数はダート1800m戦に比べて少ない。この中で1000万下クラス以上に限定すると、1枠と3枠の成績が良いことがわかる。スタートはダート1800m戦より100m後ろの4コーナー寄り。1800m戦では枠番ごとの偏りがそれほど見られないのに対して、1900m戦ではこれだけ違いが出ている。逆に2枠は連対率・複勝率ともに低い。

2年前の平安Sでは1枠に入ったニホンピロアワーズが59キロを背負いながら、道中3番手につけて勝利している。1枠・3枠に入った馬は要注目で、逆に2枠に入った馬はやや割引と考えた方が良さそうだ。

■表5 京都ダート1900m戦の年齢別成績(10年〜15年5月10日終了時点/1000万下以上のクラス)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 4-  3-  3- 22/ 32 12.5% 21.9% 31.3% 76% 58%
4歳 28- 24- 20-160/232 12.1% 22.4% 31.0% 109% 80%
5歳 15- 18- 19-165/217 6.9% 15.2% 24.0% 235% 127%
6歳 5-  3-  9-143/160 3.1% 5.0% 10.6% 22% 36%
7歳以上 1-  5-  2-111/119 0.8% 5.0% 6.7% 51% 31%

表5は年齢別成績。表の黄色で示したように3歳馬・4歳馬が好成績。この時期は3歳以上のレースはないので、4歳馬が中心だ。今年2月のオープン特別・アルデバランSでも4歳馬アスカノロマンが勝利している。

4歳馬に次いで複勝率が高いのが5歳馬。5月9日に行われた1000万下では最低人気だったマイネルハルカゼが逃げ切って勝利し、単勝回収率・複勝回収率を大きく押し上げている。なお、6歳馬・7歳馬と年齢が上がるにつれて複勝率は低くなる傾向にある。

■表6 京都ダート1900m戦の種牡馬別成績(10年〜15年5月10日終了時点/1000万下以上のクラス)

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
キングカメハメハ 6- 7- 2-44/59 10.2% 22.0% 25.4% 84% 80%
ネオユニヴァース 5- 0- 3-19/27 18.5% 18.5% 29.6% 80% 57%
ゴールドアリュール 3- 5- 3-17/28 10.7% 28.6% 39.3% 407% 138%
クロフネ 3- 3- 2-32/40 7.5% 15.0% 20.0% 51% 40%
ロージズインメイ 3- 1- 0-16/20 15.0% 20.0% 20.0% 1698% 296%
ブライアンズタイム 2- 3- 4-29/38 5.3% 13.2% 23.7% 50% 87%
ホワイトマズル 2- 1- 2- 6/11 18.2% 27.3% 45.5% 57% 100%
ワイルドラッシュ 2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 33.3% 44.4% 60% 78%
アフリート 2- 0- 2-10/14 14.3% 14.3% 28.6% 58% 61%
Medaglia d'Oro 2- 0- 0- 3/ 5 40.0% 40.0% 40.0% 208% 80%
アグネスデジタル 1- 2- 1-13/17 5.9% 17.6% 23.5% 40% 61%
ゼンノロブロイ 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0% 41% 63%
タイムパラドックス 1- 2- 0- 4/ 7 14.3% 42.9% 42.9% 117% 92%
シルバーチャーム 1- 2- 0- 1/ 4 25.0% 75.0% 75.0% 42% 112%
Giant's Causeway 1- 2- 0- 1/ 4 25.0% 75.0% 75.0% 1520% 327%
シンボリクリスエス 0- 3- 3-21/27 0.0% 11.1% 22.2% 0% 114%
フジキセキ 0- 3- 1- 9/13 0.0% 23.1% 30.8% 0% 233%
アジュディケーティング 0- 2- 0- 8/10 0.0% 20.0% 20.0% 0% 32%
マーベラスサンデー 0- 1- 1-11/13 0.0% 7.7% 15.4% 0% 106%
マンハッタンカフェ 0- 1- 0-18/19 0.0% 5.3% 5.3% 0% 21%
※1勝以上で連対数3回以上。表の下部には0勝ながら出走数が多い種牡馬を掲載。

最後に表6は種牡馬別成績。出走数が最も多いキングカメハメハ産駒が12年東海Sを勝利したソリタリーキングら最多の6勝をあげているものの、複勝率はそれほど高くない。
次いで勝利数が多いのが5勝のネオユニヴァース産駒だが、こちらは上位人気馬での勝利が多かった。

出走数が多い中で複勝率39.3%と高いのがゴールドアリュール産駒。前述のマイネルハルカゼも該当し、単勝回収率が非常に高い。同産駒が平安Sに出走していれば、人気薄でもマークしておきたい。他ではニホンピロアワーズに代表されるホワイトマズル産駒、トランセンドに代表されるワイルドラッシュ産駒も好成績をあげている。

少数ながら複勝率が高い種牡馬はいるものの、同一馬による複数回の好走が多い。表の下部には未勝利ながら出走数が多い産駒を示したが、その中ではフジキセキ産駒が3着以内4回すべて異なる馬によるもので複勝率が高かった。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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