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第899回 東京競馬開幕!初日メインのメトロポリタンSを分析

2015/4/20(月)

今週から東京・京都競馬が開幕する。土曜日の東京メインレースは芝2400mで行われる古馬オープンのメトロポリタンS。優勝馬からは宝塚記念を勝利したナカヤマフェスタ、今年の中山記念・京都記念を連勝したラブリーデイなど活躍馬が出ている。今回はメトロポリタンSにスポットを当て、過去5年のデータから好走馬の傾向を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 メトロポリタンS過去5年の成績

年度/馬場 着順 馬名 斤量 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 前半1000m通過 レース上がり
2014(良) 1 ラブリーデイ 56 2分25秒2 1 4 34秒5 61秒7 35秒0
2 プロモントーリオ 54 2馬身 5 7 34秒6
3 アドマイヤバラード 53 クビ 4 2 35秒2
2013(良) 1 カフナ 56 2分24秒3 2 6 34秒2 59秒3 35秒6
2 クリールカイザー 54 1/2馬身 4 9 34秒1
3 ノーステア 55 1馬身1/4 1 9 34秒3
2012(良) 1 スマートロビン 56 2分27秒1 1 2 33秒6 63秒6 33秒7
2 タッチミーノット 56 1馬身 3 6 33秒1
3 ノーステア 54 2馬身1/2 4 8 33秒3
2011(良) 1 ケイアイドウソジン 56 2分28秒0 3 3 35秒5 62秒4 35秒8
2 ネコパンチ 52 3/4馬身 5 3 35秒7
3 エジソン 52 ハナ 12 9 35秒0
2010(良) 1 ナカヤマフェスタ 56 2分26秒1 3 3 34秒3 61秒4 34秒5
2 トップカミング 56 2馬身 4 10 34秒2
3 トウショウウェイヴ 56 クビ 2 10 34秒2

表1はメトロポリタンS過去5年の成績。いずれも良馬場で行われている中、近2年は2分24〜25秒台と速めの決着となっている。極端なスローペースとなった12年以外はレース上がりが34〜35秒台、上位馬は34秒台の脚を使った馬が多い。

上位3着以内馬の4角通過順では道中で逃げた馬が1頭も3着以内に入っていない。開幕週は逃げ馬有利ではなく、むしろ先行・中団から直線で速い脚を繰り出せる馬が上位に入っている

■表2 メトロポリタンSの年齢別成績(過去5年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4歳 3- 3- 1- 6/13 23.1% 46.2% 53.8% 86% 101%
5歳 2- 1- 4- 9/16 12.5% 18.8% 43.8% 57% 116%
6歳 0- 1- 0-16/17 0.0% 5.9% 5.9% 0% 9%
7歳以上 0- 0- 0-16/16 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2014/4/26 東京11R メトロポリタンS1着 8番 ラブリーデイ

表2は年齢別成績。一見してわかるように4歳馬・5歳馬の活躍が目立ち、6歳以上の馬は不振傾向にある。特に4歳馬は昨年のラブリーデイら3勝で、連対率46.2%・複勝率53.8%と非常に高い。それに次ぐのが5歳馬で連対率こそ4歳馬に水を開けられているが、複勝率では43.8%と高い。

ちなみに6歳馬で唯一2着に入ったのが12年3番人気だったタッチミーノット。4歳馬を中心に、次いで5歳馬、6歳以上は苦戦傾向にあるのは頭に入れておきたい

■表3 メトロポリタンSの斤量別成績と前走からの斤量増減別成績(過去5年)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
51kg以下 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
52kg 0- 1- 1-10/12 0.0% 8.3% 16.7% 0% 82%
53kg 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 31%
54kg 0- 2- 1-11/14 0.0% 14.3% 21.4% 0% 41%
55kg 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3% 0% 17%
56kg 5- 2- 1- 7/15 33.3% 46.7% 53.3% 136% 97%
57kg以上 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
増減無し 4- 2- 2-13/21 19.0% 28.6% 38.1% 82% 70%
斤量増 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 62% 24%
斤量減 0- 3- 3-30/36 0.0% 8.3% 16.7% 0% 48%

表3は斤量別成績。これも傾向がハッキリしており、5勝すべて56キロの馬があげている。ハンデ戦ゆえに斤量の軽重はあるが、これだけ偏った傾向も珍しい。昨年も出走馬中唯一56キロだったラブリーデイが勝利。複勝率も53.3%と他を圧倒している。なお、2・3着には52〜55キロの馬が入っており、51キロ以下の軽ハンデ馬や57キロ以上の馬は3着以内に入っていない。

また、前走からの斤量増減別成績では増減なしの馬が4勝をあげている。ハンデ戦で今回斤量減となる馬が最も多いものの、こちらは勝ち馬が出ておらず、2・3着止まりだ。

この2つの傾向を総合すると、前走から斤量据え置きの56キロの馬が狙いということになる。明確な理由はわからないが、今年もこのようなレース傾向が続いたとすると狙いがハッキリと絞れてくる。

■表4 メトロポリタンSの前走レース別成績(過去5年)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
大阪―ハンブルクC 2- 0- 0-11/13 15.4% 15.4% 15.4% 43% 19%
中日新聞杯 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0% 430% 185%
中山金杯 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 610% 280%
日経賞 0- 1- 0-10/11 0.0% 9.1% 9.1% 0% 22%
サンシャインS(1600万下) 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 85%
潮来特別(1000万下) 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 280%
新潟記念 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 160%
京都記念 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 240%
ダイヤモンドS 0- 0- 2- 2/ 4 0.0% 0.0% 50.0% 0% 77%
アメジストS(1600万下) 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 80%
中山記念 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 160%
御堂筋S(1600万下) 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 710%
その他のレース 0- 0- 0-22/22 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2010/4/24 東京11R メトロポリタンS1着 10番 ナカヤマフェスタ

表4は前走レース別成績。出走数最多タイの大阪―ハンブルクC組は12年スマートロビン(1番人気)、13年カフナ(2番人気)の2勝。ともにメトロポリタンSで2番人気以内に支持されていた点に注意だ。

また、表の黄色で示した中日新聞杯組・中山金杯組・新潟記念組がいずれも好成績。これらの共通点はG3の芝2000m戦だということだ。中日新聞杯は12年に施行時期がそれまでの12月から3月に変更になったものの、10年ナカヤマフェスタ・14年ラブリーデイと2頭の勝ち馬を出している。

なお、日経賞組からは毎年上位人気馬が出走しているが、3着以内に入ったのは昨年のプロモントーリオ(5番人気)のみで不振傾向にある。

他では前走1600万下組からは13年2着クリールカイザー(前走サンシャインS1着)らが好走し、【0.1.2.4】で複勝率42.9%。前走1000万下組も11年にネコパンチ(前走潮来特別1着)が2着と好走している。前走条件戦組の激走にも注意が必要だ。

■表5 メトロポリタンSの前走距離別成績(過去5年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1800m 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 160%
2000m 3- 1- 1-12/17 17.6% 23.5% 29.4% 86% 57%
2200m 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 120%
2400m 2- 0- 1-15/18 11.1% 11.1% 16.7% 31% 53%
2500m 0- 3- 0-10/13 0.0% 23.1% 23.1% 0% 53%
2600m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3000m 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3400m 0- 0- 2- 2/ 4 0.0% 0.0% 50.0% 0% 77%
前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
同距離 2- 0- 1-15/18 11.1% 11.1% 16.7% 31% 53%
今回延長 3- 2- 2-13/20 15.0% 25.0% 35.0% 73% 68%
今回短縮 0- 3- 2-19/24 0.0% 12.5% 20.8% 0% 42%

表5は前走距離別成績。前走2000m組が最多の3勝をあげているが、表4で示したように中日新聞杯組・中山金杯組・新潟記念組で【3.1.0.0】。その他では1600万下のアメジストS組から12年3着ノーステアが出ているだけだった。また、前走1800m・2000m組からも好走馬が出ており、これら距離延長馬が活躍している。

一方、距離短縮馬からは勝ち馬が出ておらず、2・3着止まりだった。

■表6 メトロポリタンSの種牡馬別成績(過去5年)

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
キングカメハメハ 3- 0- 0- 2/ 5 60.0% 60.0% 60.0% 244% 108%
ステイゴールド 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0% 140% 97%
ディープインパクト 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 130% 65%
ゴールドアリュール 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 48%
ニューイングランド 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 93%
ダンスインザダーク 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 160%
ゴールドヘイロー 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 250%
キングヘイロー 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 170%
ゼンノロブロイ 0- 0- 2- 1/ 3 0.0% 0.0% 66.7% 0% 93%
ハーツクライ 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 95%
ティンバーカントリー 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 710%
その他の種牡馬 0- 0- 0-34/34 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表6は種牡馬別成績。サンデーサイレンス系種牡馬を差し置いて、キングカメハメハ産駒が11年ケイアイドウソジン、13年カフナ、昨年ラブリーデイと3勝。着外の2回は10年・13年のケイアイドウソジンで、出走した3頭がすべて勝利している。

他の2勝はステイゴールド産駒・ディープインパクト産駒で、いずれも自身が芝2400mG1を勝利した経験がある種牡馬の産駒が勝利している。これらの産駒は瞬発力に秀でた産駒が多く、速い上がりの勝負になりやすい東京芝2400mではより優位に働くのだろう。

キングカメハメハ産駒だけでなく、ティンバーカントリー産駒も11年にエジソンが3着と好走。これらミスタープロスペクター系とサンデーサイレンス系が上位を占めており、サンデー系以外のヘイルトゥリーズン系やナスルーラ系、ノーザンダンサー系の産駒は苦戦傾向にあった。

過去5年のデータからすると非常にレース傾向がハッキリしている一戦といえる。最後に要点を抜粋してまとめておきたい。

<メトロポリタンSのレース傾向>
・逃げ馬は苦戦。先行もしくは中団から速い上がりを使える馬が好走している。
・4歳馬が中心で、次いで5歳馬。6歳以上の馬は苦戦傾向。
・斤量56キロの馬が好成績。特に前走から斤量増減なしの馬が狙い目。
・前走G3の2000m組が3勝と好相性。これら距離延長組の好走率が高い。
・キングカメハメハ産駒が3勝。ミスタープロスペクター系とサンデーサイレンス系が上位を独占している。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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