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第894回 G1馬が集結! 注目の大阪杯を展望!

2015/4/2(木)

今週は日曜日に阪神競馬場で大阪杯が行われる。昨年優勝のキズナや天皇賞馬スピルバーグ、皐月賞馬イスラボニータなどG1馬が多数出走を予定している。今回は注目の一戦を、過去10年のデータを分析して展望してみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 大阪杯出走馬の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 5-  2-  2-  1/ 10 50.0% 70.0% 90.0% 119 107
2番人気 1-  2-  1-  6/ 10 10.0% 30.0% 40.0% 24 59
3番人気 2-  0-  1-  7/ 10 20.0% 20.0% 30.0% 146 64
4番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0% 0 73
5番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0 60
6番人気 2-  2-  1-  5/ 10 20.0% 40.0% 50.0% 305 191
7番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 49
8番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0 140
9番人気 0-  1-  0-  8/  9 0.0% 11.1% 11.1% 0 58
10番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
11番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

まずは過去10年の大阪杯の人気別成績を調べた(表1参照)。目につくのが1番人気の強さ。【5.2.2.1】で勝率50%、複勝率90%という優秀な成績だ。馬券から外れたのは06年のローゼンクロイツだけとなっている。2〜3番人気はほぼ横一線。勝ち馬は6番人気までに収まっている。2着馬も9番人気以内まで。二けた人気馬の連対はなく、3着馬も8番人気以内。よって、基本的には堅い傾向にある。ただ、1〜3番人気が上位を独占したケースはない。1〜2番人気のワン・ツー決着も2回だけだ。

■表2 大阪杯出走馬の年齢別成績(過去10年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
4歳 5-  3-  3- 15/ 26 19.2% 30.8% 42.3% 73 97
5歳 3-  3-  3- 19/ 28 10.7% 21.4% 32.1% 56 80
6歳 1-  3-  4- 23/ 31 3.2% 12.9% 25.8% 69 83
7歳以上 1-  1-  0- 29/ 31 3.2% 6.5% 6.5% 10 19

続いて年齢別成績を見ていく(表2参照)。トップは5勝をマークしている4歳馬。連対率・複勝率も高く、かなり優勢と言っていいだろう。続くのが5歳馬。4歳馬よりは劣るものの複勝率は30%以上ある。6歳、7歳以上と年齢が上がるにつれて成績が下がる。明らかに若い馬が強い傾向だ。

■表3 大阪杯出走馬の間隔別成績(過去10年)

間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
連闘 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
中1週 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
中2週 0-  1-  1- 17/ 19 0.0% 5.3% 10.5% 0 43
中3週 2-  0-  0- 17/ 19 10.5% 10.5% 10.5% 63 18
中4〜 8週 4-  6-  3- 21/ 34 11.8% 29.4% 38.2% 117 120
中9〜24週 3-  3-  6- 23/ 35 8.6% 17.1% 34.3% 14 73
半年以上 1-  0-  0-  6/  7 14.3% 14.3% 14.3% 34 15

次に間隔別成績を見ていこう(表3参照)。比較的間隔が詰まった馬はひと息の成績。ある程度余裕を持った中4〜8週の馬が【4.6.3.21】で連対率・複勝率がトップ。単・複の回収率も100%を超えている。中9〜24週の馬も複勝率は34.3%と高め。休み明けでも馬でも十分に好走が見込める。ただし、半年以上の休み明けとなると【1.0.0.6】で苦戦。好走したのは昨年、凱旋門賞以来だったキズナだけだ。

■表4 大阪杯出走馬の前走レース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 中山記念G2 3- 2- 1- 6/12 25.0% 41.7% 50.0% 300 126
2 有馬記念G1 2- 1- 4- 9/16 12.5% 18.8% 43.8% 24 86
3 京都記念G2 1- 1- 2- 6/10 10.0% 20.0% 40.0% 37 61
4 JCG1 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 24 44
5 中京記念HG3 1- 0- 0-12/13 7.7% 7.7% 7.7% 23 10
6 大阪城S 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 225 55
7 凱旋門G1 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 240 110
8 中日新聞HG3 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1% 0 50
9 アメリカG2 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0 176
10 東京新聞G3 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0 245
11 ダイヤモHG3 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0 290
12 調布特別1000 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 900
13 菊花賞G1 0- 0- 2- 0/ 2 0.0% 0.0% 100.0% 0 220
14 大阪城SH 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 12.5% 0 46
15 エリザベG1 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
16 ポラリスH 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
17 小倉大賞HG3 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
18 中山金杯HG3 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
19 フェブラG1 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
20 スピカS1600 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

ここからは前走レース別成績(表4参照)を参考に、個別に有力馬を探っていく。中山記念と有馬記念、京都記念が主要ステップレース。出走馬が比較的多く、好走馬が多数出ている。中でも中山記念組が連対率41.7%、単・複回収率が優秀と際立つ。勝利を飾ったテイエムアンコールとドリームジャーニーは中山記念で2着と好走していた。もう1頭の勝ち馬であるカンパニーは前走中山記念で4着。基本的には中山記念で5着以内に好走していればチャンスがある。

有馬記念組はダイワスカーレットやメイショウサムソンなどで、ビッグネームが並ぶ。実績的にはすでに牡馬混合の古馬G1で連対実績がある馬、3歳時に牡馬クラシックで連対を果たしていた馬に限られる。ここは休み明けでの一戦となるため、地力・実績十分のでないと通用しにくい面がありそうだ。

京都記念組で連対したのはヒルノダムールとショウナンマイティ。ともに前走京都記念では3着に敗れていた。そのほか、ドリームジャーニー、カワカミプリンセスも京都記念では掲示板止まり。実績的に抜けているタイプばかりではないが、よく好走している。中山記念組にも言えることだが、休み明けではない点が好影響を与えていそうだ。

その他の組を見ると、JCや凱旋門賞といった古馬トップクラスのG1ならば有馬記念組同様の扱いができそう。G3・ハンデ戦組はやや苦戦傾向。それでもダイヤモンドS、東京新聞杯組から連対馬が出ている。エイシンデピュティ(京都金杯)、マッキーマックス(ダイヤモンドS)のように今年に入り、すでに重賞を勝っているようなタイプは要注意だ。

【結論】
それでは今年の大阪杯を展望していこう。出走予定馬は表5の通り。

■表5 今年の大阪杯出走予定馬

馬名 年齢 前走成績 G1実績 阪神重賞
イスラボニータ 4 中山記念5着 皐月賞1着  
キングズオブザサン 4 中日新聞杯6着    
ショウナンパンドラ 4 エリ女杯6着 秋華賞1着  
タガノグランパ 4 中山記念6着   アーリントンC2着
キズナ 5 京都記念3着 日本ダービー1着 大阪杯1着
ラキシス 5 有馬記念6着 エリ女杯1着  
ロゴタイプ 5 中山記念2着 皐月賞1着  
エアソミュール 6 AJC杯3着   鳴尾記念1着
カレンブラックヒル 6 小倉大賞典1着 NHKマイルC1着  
スピルバーグ 6 JC3着 天皇賞(秋)1着  
ゼロス 6 大阪城S10着    
デウスウルト 7 中日新聞杯2着   チャレンジC2着
トラストワン 7 中山記念7着    
ムスカテール 7 川崎記念8着    
ダノンヨーヨー 9 東京新聞杯8着 マイルCS2着  

冒頭に述べたキズナらを中心にG1勝ち馬が7頭も出走を予定している。現時点でも上位人気馬はおおよそ予想がつくものの、実際の人気順はフタを開けてみないとわからない。1番人気馬が強い傾向であることを考えると、特に注目したい点だ。

■表6 過去10年の大阪杯1番人気馬成績

馬名 着順 備考
14年 エピファネイア 3  
13年 オルフェーヴル 1 皐月賞1着
12年 フェデラリスト 2  
11年 ヒルノダムール 1  
10年 ドリームジャーニー 3  
09年 ディープスカイ 2  
08年 ダイワスカーレット 1 秋華賞1着
07年 メイショウサムソン 1 皐月賞1着
06年 ローゼンクロイツ 5  
05年 サンライズペガサス 1 大阪杯1着

2014/4/20 中山11R 皐月賞(G1)1着 2番 イスラボニータ

2014/4/6 阪神11R 産経大阪杯(G2)1着 7番 キズナ

ここであらためて過去10年の1番人気馬を精査してみたい。表6のメンバーが該当馬であるわけだが、しっかりと勝利をモノにしている馬には共通項がある。それは過去に芝2000mのG1を勝利していたか、すでに大阪杯を勝っていたかというものだ。ヒルノダムール以外の馬には皐月賞勝ちなどの実績があった。格的にはヒケを取らなかったエピファネイアやディープスカイは、芝2000mのG1に関しては未勝利。過去10年で唯一馬券に絡めなかったのが、ローゼンクロイツという点を考えると、距離・コースにおける強力な実績が必要不可欠に思える。

その点を踏まえて、今年の出走予定馬を考えると、人気が予想されるイスラボニータキズナスピルバーグは条件を満たしていることになる。この3頭に関してはどの馬が1番人気になっても、勝つ確率が高く、少なくとも3着以内は外さないという予感がする。

人気面を除いてこの3頭を比較すると、年齢的にはイスラボニータ>キズナ>スピルバーグの順。ローテーション的には、年明け一度使われたイスラボニータ=キズナ>スピルバーグの順。総合的にはイスラボニータ>キズナ>スピルバーグとなる。

他馬に目を移すと、G1勝ち馬だが前走がエリザベス女王杯のショウナンパンドラは苦しいか。ラキシスは前走有馬記念組だが、G1実績がやはり牝馬のエリザベス女王杯。格の面で見劣る。それよりも前走中山記念2着のロゴタイプが怖い。皐月賞勝ちの実績も軽視できない。あとは、前走がAJC杯3着ながらエアソミュール。前年に鳴尾記念(阪神芝2000m)を勝利している点に注目し、伏兵馬としてマークしてみたい。過去10年で上位1〜3番人気が独占するケースはないだけに、食い込む可能性は十分あるとみたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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