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第891回 前走重賞組の上がり順位に注目! 毎日杯を分析

2015/3/23(月)

今週土曜日の阪神メインは芝1800mで行われる毎日杯。NHKマイルCを勝ったダノンシャンティ、日本ダービーを制したディープスカイやキズナらもこのレースを勝利。他にも春のG1で活躍した馬が数多く出ている。今回は毎日杯にスポットを当て、芝外回りで行われるようになった2007年以降の過去8年のデータから分析していきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 毎日杯の人気別成績(過去8年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 4-  1-  1-  2/  8 50.0% 62.5% 75.0% 112% 101%
2番人気 1-  0-  2-  5/  8 12.5% 12.5% 37.5% 47% 66%
3番人気 1-  2-  1-  4/  8 12.5% 37.5% 50.0% 46% 101%
4番人気 0-  1-  2-  5/  8 0.0% 12.5% 37.5% 0% 86%
5番人気 1-  1-  0-  6/  8 12.5% 25.0% 25.0% 100% 96%
6番人気 1-  2-  0-  5/  8 12.5% 37.5% 37.5% 108% 113%
7番人気 0-  0-  1-  7/  8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 32%
8番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10番人気以下 0-  1-  1- 37/ 39 0.0% 2.6% 5.1% 0% 70%

まず表1は人気別成績。1番人気馬が一昨年のキズナら4勝をあげ、連対率62.5%・複勝率75.0%。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。以下、2・3・5・6番人気馬が1勝ずつ。昨年勝利したマイネルフロストは5番人気で、勝ち馬はすべて上位6番人気以内だった。

2・3着馬もほぼ7番人気におさまっている。2ケタ人気で3着以内に入ったのは08年3着ミダースタッチと09年2着ゴールデンチケットの2頭。どちらも前走はダート未勝利クラスを勝利していた。

配当に注目すると、馬連での万馬券は09年の1回のみ。上位人気馬で決まるケースが多く、堅めの決着が多いレースだ。

■表2 毎日杯1番人気馬の前走成績(過去8年)

2013/3/23 阪神11R 毎日杯(G3)1着 6番 キズナ

年度 1番人気馬 着順 前走成績
2014 ラングレー 4 東京500万下(芝2400m) 1着
2013 キズナ 1 弥生賞 5着
2012 ヒストリカル 1 きさらぎ賞 2着
2011 トーセンレーヴ 3 阪神500万下(芝1800m)1着
2010 ルーラーシップ 5 阪神500万下(芝1800m)1着
2009 アイアンルック 1 アーリントンC 4着
2008 アドマイヤコマンド 2 新馬戦 1着
2007 ナムラマース 1 きさらぎ賞 2着

表2は1番人気の成績とその前走成績をまとめたもの。昨年4着に敗れたラングレーら3着以下に敗れた3頭はいずれも前走で500万下を勝利。逆に勝利した13年のキズナら4頭はいずれも前走で重賞を使われていた。08年アドマイヤコマンドのみ新馬戦を勝利後、2着に好走している。今年も1番人気に推される馬はまず前走クラスに注目しておきたい。

■表3 毎日杯の前走クラス別成績(過去8年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新馬 0-  1-  0-  7/  8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 25%
未勝利 0-  0-  1- 10/ 11 0.0% 0.0% 9.1% 0% 153%
500万下 0-  4-  4- 37/ 45 0.0% 8.9% 17.8% 0% 47%
オープン特別 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 47%
G3 7-  2-  0- 16/ 25 28.0% 36.0% 36.0% 126% 64%
G2 1-  0-  1-  6/  8 12.5% 12.5% 25.0% 18% 43%
G1 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は前走クラス別成績。出走数が最も多い前走500万下組は勝ち星がなく、2・3着が4回ずつ。ただ、昨年3着のステファノスら近6年で毎年1頭は3着以内に入っている。

ダントツの7勝をあげているのが前走G3組。一昨年以外は毎年連対馬を出しており、この組が中心だ。前走G2組は一昨年にキズナが勝利し、3着にバッドボーイ(3番人気)が入っている。なお、オープン特別組は連対馬が出ておらず、3着止まり。基本的に前走重賞組、なかでも前走G3組から連対馬が多く出ており、前走500万組は勝ち切れないというレース傾向が出ている。

■表4 前走500万組1着馬の前走コース別成績(過去8年)

前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
阪神芝1800m 0- 1- 1- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 72%
京都芝1800m 0- 1- 1- 1/ 3 0.0% 33.3% 66.7% 0% 253%
阪神芝2200m 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 250%
東京芝2000m 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 170%
その他のコース 0- 0- 0-17/17 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表4は前走500万下で勝利した馬の前走コース別成績。3着以内馬が出たコースは阪神芝1800m・京都芝1800m・阪神芝2200m・東京芝2000mの4つに絞られている

ちなみに前走阪神芝1800mの500万下を勝利して3着以内に入ったのは12年2着マウントシャスタと11年3着トーセンレーヴの2頭。これら2頭は新馬・500万と連勝して、毎日杯に臨んでいた。これら4つのコースで500万を勝利した馬は要注目だ。

■表5 前走重賞組のレース別成績と前走重賞での上がり順位別成績(過去8年)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
アーリントンC 2- 1- 0- 9/12 16.7% 25.0% 25.0% 95% 51%
きさらぎ賞 2- 1- 0- 2/ 5 40.0% 60.0% 60.0% 96% 92%
共同通信杯 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0% 292% 97%
弥生賞 1- 0- 1- 5/ 7 14.3% 14.3% 28.6% 21% 50%
シンザン記念 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 380% 140%
東京スポーツ杯2歳S 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
京成杯 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
朝日杯FS 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
スプリングS 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走上がり 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
3F  1位 4- 0- 0- 2/ 6 66.7% 66.7% 66.7% 186% 90%
3F  2位 2- 1- 0- 3/ 6 33.3% 50.0% 50.0% 170% 93%
3F  3位 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 400% 120%
3F 〜5位 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 95% 35%
3F 6位〜 0- 1- 1-14/16 0.0% 6.3% 12.5% 0% 30%

2010/3/27 阪神10R 毎日杯(G3)1着 4番 ダノンシャンティ

表5は前走重賞組のレース別成績と前走における上がり別成績。出走数が多いアーリントンC組は09年アイアンルックら2勝で、昨年もエイシンブルズアイが2着に入っている。

きさらぎ賞組は12年ヒストリカルら2勝、共同通信杯組も昨年のマイネルフロストら2勝をあげている。逆に弥生賞組は複勝率が他の4レースに比べると低い。前走でアーリントンC・きさらぎ賞・共同通信杯・シンザン記念を使われた馬は要注意だ。

また上がり順位別成績を見ると、前走重賞で上がり最速をマークした馬が6頭中4勝と勝ち切る傾向が非常に強い。10年に3番人気で勝利したダノンシャンティは前走共同通信杯で上がり最速の33秒5の脚で2着。毎日杯でも上がり最速の脚をマークして、快勝している。上がり順位が2位・3位だった馬も好走する率が高く、4位以下になると複勝率が大きく下がっている。

前走重賞において着順ではなく、上がり3ハロンでいかに速い脚を使ったかがポイント。直線での末脚比べになりやすい阪神芝1800m戦ならではの特徴といえる。TARGETで前走成績を見ると、メンバー中最速上がりだった馬は「上3F」の項目で黄色、2位だった馬は水色、3位だった馬は緑色と一目でわかるようになっており、すでにご存じの方は多いだろう。前走重賞でメンバー中3位以内の上がりを使った馬を積極的に狙っていきたい

■表6 毎日杯の種牡馬別成績(過去8年)

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 2- 2- 3- 6/13 15.4% 30.8% 53.8% 33% 95%
アグネスタキオン 2- 1- 2- 4/ 9 22.2% 33.3% 55.6% 138% 116%
フジキセキ 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 92% 37%
ブラックタイド 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 400% 120%
チーフベアハート 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 66% 36%
アドマイヤボス 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 270% 140%
キングカメハメハ 0- 2- 0- 5/ 7 0.0% 28.6% 28.6% 0% 224%
ダイワメジャー 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 70%
タニノギムレット 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 125%
Belgravia 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 240%
シンボリクリスエス 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 34%
マンハッタンカフェ 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 48%
Seeking the Gold 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 1690%
その他の種牡馬 0- 0- 0-52/52 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

最後に表6は種牡馬別成績。ディープインパクト産駒が12年ヒストリカル、一昨年キズナと2勝。連対率・複勝率ともに非常に高いものの人気になりやすいので、前走成績をきちんと見極めたい。ちなみに前走新馬戦を勝ったばかりの同産駒は2頭出走して、いずれも5着以下に敗れている。

アグネスタキオン産駒は11年レッドデイヴィスら2勝で、勝率・連対率・複勝率ともにディープインパクト産駒を上回る好成績。ただし、同産駒は13年を最後に出走馬が出ていない。他にもサンデーサイレンス後継種牡馬がほぼ上位を独占しているが、ディープインパクト産駒・アグネスタキオン産駒に共通しているのは仕上がりが早く、瞬発力で他馬を凌駕する馬が多いということだろう。ちなみにサンデーサイレンス系の中でもネオユニヴァース産駒などは好走馬が出ていない。

また、キングカメハメハ産駒からも勝ち馬が出ておらず、やや苦戦している印象。サンデーサイレンス系優位で、特に瞬発力に優れたタイプを狙っていきたい

<まとめ>
・上位人気馬で決まるケースが多く、堅い決着が多い。
・前走500万下組よりも前走重賞組が優位。
・前走500万下組は阪神芝1800m・京都芝1800m・阪神芝2200m・東京芝2000mで勝利した馬が好成績。
・前走重賞組は上がり3Fの順位が上位の馬に注目。サンデーサイレンス系で瞬発力タイプが狙い。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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