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第886回 無敗馬が激突! 弥生賞を占う

2015/3/5(木)

今週日曜日に行われる重賞は弥生賞。皐月賞を目指す3歳のエリートたちが集まる注目の前哨戦だ。過去10年の優勝馬にはディープインパクトやヴィクトワールピサ、トゥザワールドらがいる。今年は重賞を勝っている2戦2勝馬・サトノクラウンとシャイニングレイが注目となりそうだ。過去10年の結果から同レースの傾向を分析し、レースを占っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 弥生賞の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 7-  1-  0-  2/ 10 70.0% 80.0% 80.0% 118 96
2番人気 1-  1-  4-  4/ 10 10.0% 20.0% 60.0% 47 89
3番人気 0-  2-  0-  8/ 10 0.0% 20.0% 20.0% 0 38
4番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 22
5番人気 0-  1-  3-  6/ 10 0.0% 10.0% 40.0% 0 161
6番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 198 139
7番人気 0-  1-  3-  6/ 10 0.0% 10.0% 40.0% 0 160
8番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9番人気 1-  0-  0-  9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 291 54
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 141
11番人気 0-  0-  0-  7/  7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

まずは過去10年の弥生賞の人気別成績を見ていこう(表1参照)。特徴は何と言っても1番人気の強さ。成績は【7.1.0.2】で勝率が70%とかなり高い。複勝率も80%で信頼度はかなり高いと言えるだろう。2番人気も複勝率は60%と優秀だが、こちらは3着が4回と連対に至らないケースが多い。それに伴い、2着馬は2〜10番人気まで比較的広範囲に散らばっている。馬券作戦としては1番人気を軸に流すというわかりやすさがあるが、相手を絞り込む必要がありそうだ。

■表2 弥生賞出走馬の前走着順別成績(過去10年)

前入線順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
前走1着 8-  4-  2- 44/ 58 13.8% 20.7% 24.1% 57 46
前走2着 0-  2-  4-  8/ 14 0.0% 14.3% 42.9% 0 107
前走3着 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 17
前走4着 1-  3-  1-  8/ 13 7.7% 30.8% 38.5% 20 213
前走5着 1-  0-  0-  6/  7 14.3% 14.3% 14.3% 415 77
前走6〜9着 0-  1-  1- 14/ 16 0.0% 6.3% 12.5% 0 44
前走10着〜 0-  0-  1-  5/  6 0.0% 0.0% 16.7% 0 101

続いて弥生賞出走馬の前走着順別成績(表2参照)を示した。1番人気が強いせいか、前走1着馬の成績が優秀。8頭もの優勝馬を輩出している。クラスを問わず前走で勝利している勢いがある馬が勝ちやすいレースだ。

一方、前走2〜3着馬が未勝利と案外な成績。3着に終わるケースが多いことに気付く。むしろ前走4〜5着馬の方が勝ち馬を出しており、連対率や複勝率も優秀だ。

そして前走6着以下の馬だが、こちらは大きな割り引きが必要になる。ただし、巻き返した馬たちを調べるとすべて前走きさらぎ賞・前走シンザン記念組であることがわかった。つまり年明け以降の京都の重賞で掲示板を外していた馬たちは見限れないと言える。前走共同通信杯や朝日杯FS、京成杯で掲示板を外していた馬は厳しいということになる。

■表3 前走1着馬のレース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 ラジオNIG3 2- 1- 0- 2/ 5 40.0% 60.0% 60.0% 60 88
2 若駒S 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0% 70 52
3 京成杯G3 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7% 156 96
4 500万下* 1- 0- 0- 5/ 6 16.7% 16.7% 16.7% 330 71
5 共同通信G3 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 160 120
6 シンザンG3 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 170 110
7 新馬 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0% 0 75
8 未勝利* 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 540
9 フューチG1 0- 0- 2- 1/ 3 0.0% 0.0% 66.7% 0 86
10 未勝利 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
11 ラジオたG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12 カトレア500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13 若竹賞500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14 寒竹賞500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15 あすなろ500* 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
16 福寿草特500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
17 葉牡丹賞500* 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

少し話は戻って、前走1着馬のレース別成績(表3参照)を調べてみることにした。特定のレースに偏りはなく、前走オープン特別・重賞を勝っている馬が多い。中でも、若駒Sや京成杯など年明けのレースを使っている馬が目立つ。ラジオNIKKEI杯2歳S組は好成績だが、朝日杯FS組は【0.0.2.1】となっており、G1勝ち馬でも決して信頼はできない。このあたりは距離実績が影響しているかもしれない。芝2000mで勝利している点はプラスになりそうだ。

■表4 弥生賞出走馬のキャリア別成績(過去10年)

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1戦 0-  1-  0-  3/  4 0.0% 25.0% 25.0% 0 75
2戦 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 12 27
3戦 3-  3-  1- 24/ 31 9.7% 19.4% 22.6% 73 61
4戦 3-  0-  3- 20/ 26 11.5% 11.5% 23.1% 23 36
5戦 3-  1-  2- 14/ 20 15.0% 20.0% 30.0% 177 66
6戦 0-  4-  1-  6/ 11 0.0% 36.4% 45.5% 0 253
7戦 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 30
8戦 0-  0-  2-  6/  8 0.0% 0.0% 25.0% 0 145
9戦 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
10戦 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

冒頭に述べたように05年にはディープインパクトが弥生賞を勝っている。新馬→若駒Sと芝2000mのレースを連勝し、2戦2勝のキャリアでの出走だった。そこで弥生賞出走馬のキャリア別成績(表4参照)を調べてみた。すると、同馬のようなキャリア2戦馬の成績は【1.0.1.8】だった。ただ、12年はアダムスピークが1番人気で8着と敗れており、好走率は決して高くはなかった。出走馬の数ではキャリア3〜5戦が多く、勝ち鞍もそこに集中している。キャリア6戦は未勝利ながら連対率は36.4%、複勝率は45.5%とかなり高い。キャリア7戦を超えると好走率は下がる結果となった。

【結論】
以上のようなデータを元に、今年の弥生賞を占っていきたい。出走予定馬は表5の通り。

■表5 今年の弥生賞出走予定馬

2014/12/28 中山9R ホープフルステークス(G2)1着 10番 シャイニングレイ

2015/1/11 京都11R 日刊スポシンザン記念(G3)1着 9番 グァンチャーレ

馬名 キャリア 前走成績
グァンチャーレ 6 シンザン記念1着
クラリティスカイ 5 朝日杯FS3着
コメート 5 ホープフルS2着
サトノクラウン 2 東スポ杯2歳S1着
シャイニングレイ 2 ホープフルS1着
ジャストフォーユー 5 あすなろ賞3着
タガノエスプレッソ 5 朝日杯FS6着
タケルラムセス 3 京成杯9着
トーセンバジル 4 葉牡丹賞1着
ブライトエンブレム 3 朝日杯FS7着
ベルラップ 5 京都2歳S1着

まずは前走1着の馬をピックアップするとグァンチャーレサトノクラウン、シャイニングレイ、トーセンバジル、ベルラップの5頭。番組変更により昨年からホープフルSと京都2歳Sが重賞へ昇格。そのため、頭数は手ごろながら重賞勝ち馬がそろった豪華なメンバーだ。

その内サトノクラウンとシャイニングレイは2戦2勝馬。つまり、キャリア2戦での参戦。ともに前走は前年のレースであり、今年初戦のレースとして迎えることになる。同様にベルラップも休み明け。グァンチャーレはシンザン記念からのステップで、臨戦過程としては同馬が一番理想かもしれない。ただ、同馬の場合はキャリアが6戦。高い好走率がある一方、勝ち切れてないというデータがある。

他の馬を見ていくと、クラリティスカイが前走朝日杯FS3着、コメートがホープフルS2着で好成績。だが、このレースでは前走4〜5着馬の方が妙味はあるため、積極的には狙いにくい感がある。そして、前走朝日杯FSや京成杯で6着以下の馬の巻き返しも厳しい。そうなると決定打が見つけられないものの、前述の4頭が有力となりそうだ。あとは当日の人気が気になる。1番人気に支持されるのはどの馬か。前評判で図抜けている馬がいないだけに、注目となる。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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