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第885回 ハープスターに続け! チューリップ賞を分析!

2015/3/2(月)

2014/3/8 阪神11R チューリップ賞(G3)1着 3番 ハープスター

今週土曜日には阪神競馬場でチューリップ賞が行われる。桜花賞と同じ舞台で行われるため、最重要トライアルとして位置づけられる一戦だ。昨年はハープスターが制し、そのまま本番も優勝することとなった。今年の牝馬戦線は、先日のきさらぎ賞を制したルージュバックが注目馬。同馬はそのまま本番に直行する模様で、今回のチューリップ賞はライバルとなる馬が決まる戦いとなりそうだ。いつものように過去10年のチューリップ賞を分析。データから同レースの攻略を目指したい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 チューリップ賞出走馬のキャリア別成績(過去10年)

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1戦 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2戦 1-  1-  3- 20/ 25 4.0% 8.0% 20.0% 54 145
3戦 5-  3-  2- 18/ 28 17.9% 28.6% 35.7% 164 175
4戦 2-  3-  2- 24/ 31 6.5% 16.1% 22.6% 124 60
5戦 2-  2-  3- 19/ 26 7.7% 15.4% 26.9% 78 86
6戦 0-  1-  0-  6/  7 0.0% 14.3% 14.3% 0 47
7戦 0-  0-  0- 11/ 11 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8戦 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9戦 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
10戦 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

まずは過去10年のチューリップ賞出走馬のキャリア別成績を見ていく(表1参照)。最も勝ち鞍が多いのはキャリア3戦馬で5勝。続いてキャリア4戦、5戦馬が2勝。比較的キャリアが浅い馬が好成績。ただし、キャリア1戦馬は【0.0.0.10】で未勝利。当日上位人気に支持された馬もいたが、好走できなかった。未勝利勝ち直後で好走するケースはあるが、新馬勝ち直後の昇級馬は苦戦している。また、キャリア6戦以上になると、ガクンと好走率が下がる。割り引きが必要だ。

■表2 チューリップ賞出走馬の馬体重増減別成績(過去10年)

馬体重増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜-20kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
-19〜-10kg 1-  1-  1- 14/ 17 5.9% 11.8% 17.6% 218 73
-9〜 -4kg 3-  2-  3- 47/ 55 5.5% 9.1% 14.5% 107 63
-3〜 +3kg 3-  4-  5- 44/ 56 5.4% 12.5% 21.4% 6 78
+4〜 +9kg 0-  3-  1-  8/ 12 0.0% 25.0% 33.3% 0 262
+10〜+19kg 3-  0-  0-  0/  3 100.0% 100.0% 100.0% 616 240
+20kg〜 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
不・初・未 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
今回減 5-  5-  4- 81/ 95 5.3% 10.5% 14.7% 103 54
同体重 2-  2-  3- 12/ 19 10.5% 21.1% 36.8% 11 110
今回増 3-  3-  3- 22/ 31 9.7% 19.4% 29.0% 59 185

続いて当日の馬体重増減別成績(表2参照)。大まかに今回増加した馬、今回減少した馬を比較すると、増加している馬の方が成績は良い。特にプラス10〜19キロと二けたで増加している馬が【3.0.0.0】と好成績だ。体重の増減は個々によって事情が違うだろうが、増えている方が感触がいい。

■表3 チューリップ賞出走馬の単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1.0〜 1.4 4-  0-  1-  0/  5 80.0% 80.0% 100.0% 94 106
1.5〜 1.9 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2.0〜 2.9 0-  3-  0-  1/  4 0.0% 75.0% 75.0% 0 82
3.0〜 3.9 1-  0-  1-  2/  4 25.0% 25.0% 50.0% 95 77
4.0〜 4.9 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
5.0〜 6.9 1-  0-  0-  2/  3 33.3% 33.3% 33.3% 216 86
7.0〜 9.9 0-  1-  0-  6/  7 0.0% 14.3% 14.3% 0 25
10.0〜14.9 2-  2-  1-  9/ 14 14.3% 28.6% 35.7% 195 110
15.0〜19.9 0-  1-  0-  6/  7 0.0% 14.3% 14.3% 0 27
20.0〜29.9 0-  1-  1-  7/  9 0.0% 11.1% 22.2% 0 132
30.0〜49.9 2-  1-  1- 11/ 15 13.3% 20.0% 26.7% 508 146
50.0〜99.9 0-  1-  4- 15/ 20 0.0% 5.0% 25.0% 0 199
100.0〜 0-  0-  1- 54/ 55 0.0% 0.0% 1.8% 0 41

続いてチューリップ賞出走馬の単勝オッズ別成績を調べた(表3参照)。単勝1.0〜1.4倍の馬は【4.0.1.0】。昨年のハープスターのように圧倒的1番人気に支持されるような馬の信頼度は高い。だが、それ以外の上位人気馬はそうでもない。2.0〜2.9倍は【0.3.0.1】。このあたりでも1番人気になるケースはあるだろうが、勝ち切れていない。そのほか、単勝10倍以下の馬の好走馬はそれほど多くない。単勝10倍以上の馬が意外と好走していることがわかるだろう。さすがに単勝100倍以上となると苦しいが、30〜49.9倍あたりならば十分食い込みが予想される。圧倒的な人気馬がいない場合は、配当妙味を追いかけて予想してみたい一戦だ。

■表4 チューリップ賞出走馬の前走着差別成績(過去10年)

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
勝2.0〜 0- 0- 0- 0/ 0          
勝1.0〜1.9 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
勝0.6〜0.9 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3% 54 25
勝0.3〜0.5 4- 1- 2-10/17 23.5% 29.4% 41.2% 462 153
勝0.1〜0.2 2- 2- 3-22/29 6.9% 13.8% 24.1% 50 148
勝0.0 0- 1- 0-12/13 0.0% 7.7% 7.7% 0 8
負0.0 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0% 380 185
負0.1〜0.2 0- 2- 1-14/17 0.0% 11.8% 17.6% 0 61
負0.3〜0.5 0- 2- 1-12/15 0.0% 13.3% 20.0% 0 60
負0.6〜0.9 0- 2- 3-19/24 0.0% 8.3% 20.8% 0 135
負1.0〜1.9 0- 0- 0-15/15 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負2.0〜2.9 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負3.0〜3.9 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負4.0〜 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 690 105

2013/3/2 阪神11R チューリップ賞(G3)1着 7番 クロフネサプライズ

続いてチューリップ賞出走馬の前走着差別成績(表4参照)。総合的には前走勝利している馬の方がよく勝っている。ただし、前走0.6秒以上の大きな差をつけて勝ってきた馬の成績が良くない。ここでは単に相手が弱かった可能性を考えて過剰評価しないほうがよさそうだ。一方で、前走0.0秒差以内の辛勝だった馬が、【0.1.0.12】という成績。この点にも注意だ。

前走で負けていた馬はどうかというと、0.0秒差以内の惜敗だった馬が【2.0.0.0】。この内訳は14年ハープスターと13年クロフネサプライズ。ともに前走阪神JFで2着だった馬。同レースで際どい着差の馬は、勝ち馬同等に評価したいところだ。また、前走0.2秒以上負かされていても好走は十分可能。ただし、勝ち馬が出てない点は気になる。そして前走1.0秒以上負けていた馬は軽視できる。例外は08年エアパスカルで、同馬は前走ダート戦だった。明らかな敗因がある場合を除けば、芝で大きく負けていた馬の巻き返しはないと考えるべきだろう。

■表5 チューリップ賞出走馬の前走距離別成績(過去10年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1200m 1-  0-  0- 16/ 17 5.9% 5.9% 5.9% 80 25
1400m 2-  1-  1- 35/ 39 5.1% 7.7% 10.3% 130 80
1600m 6-  9-  7- 46/ 68 8.8% 22.1% 32.4% 73 96
1700m 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1800m 1-  0-  2- 14/ 17 5.9% 5.9% 17.6% 22 166
2000m 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

最後にチューリップ賞出走馬の前走距離別成績(表5参照)。今回と同じマイル戦からくる馬の成績が【6.9.7.46】と好走馬の大多数を占める。具体的なレース名を挙げると阪神JF、エルフィンS、シンザン記念組が有力。ステップレースにマイル戦が多いことがその大きな理由だろう。同レース出走馬は勝ち馬以外もマークしたい。

1800m組と1400m組は甲乙をつけ難い。出走馬数は1400m組の方が多いが、勝率や複勝率では1800m組が勝っている。そして2000m組、1200m組はかなり厳しい。400m以上の距離延長・短縮馬は大きなハンデとなりそうだ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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