第881回 ステイゴールドの活躍を振り返る|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第881回 ステイゴールドの活躍を振り返る

2015/2/16(月)

現役時代は個性派としてファンに親しまれ、種牡馬としてはオルフェーヴルやゴールドシップといった大物を送り出したステイゴールドが、2月5日に急死。さらなる名馬の輩出も期待された中で非常に残念だが、これからデビューする産駒も3世代残されている。そこで今回は、ステイゴールドについて振り返ってみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用し、集計期間は2月8日までとしている。

■表1 ステイゴールド血統表

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ

ステイゴールドは1994年生まれで、米二冠馬・サンデーサイレンス産駒の3世代目。サンデーサイレンスは初年度産駒からタヤスツヨシ(日本ダービー)やジェニュイン(皐月賞)など、2世代目はダンスインザダーク(菊花賞)やバブルガムフェロー(天皇賞・秋)といったG1馬を続々と輩出していた。
牝系は、本馬の全妹・レクレドールがローズSなどを制覇。叔父にあたるサッカーボーイは88年のマイルCSなどを制して種牡馬入りしており、後にヒシミラクルやナリタトップロードなどを輩出した。近年では、昨年の秋華賞馬・ショウナンパンドラがステイゴールドの姪。そのほか同牝系の現役馬としてはスノードラゴン、フェイムゲーム、タマモベストプレイなどが活躍している。

■表2 ステイゴールドと同世代のG1馬(G1制覇順)

馬名 G1勝ち鞍
メジロドーベル メジロライアン 阪神3歳牝馬S、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯(2回)
マイネルマックス ブライアンズタイム 朝日杯3歳S
キョウエイマーチ ダンシングブレーヴ 桜花賞
サニーブライアン ブライアンズタイム 皐月賞、日本ダービー
シーキングザパール Seeking the Gold NHKマイルC、モーリス・ド・ゲスト賞
マチカネフクキタル クリスタルグリツターズ 菊花賞
タイキシャトル Devil's Bag マイルCS(2回)、スプリンターズS、安田記念、ジャック・ル・マロワ賞
シルクジャスティス ブライアンズタイム 有馬記念
メジロブライト メジロライアン 天皇賞(春)
サイレンススズカ サンデーサイレンス 宝塚記念
メイセイオペラ グランドオペラ フェブラリーS
ゴッドスピード ポリッシュネイビー 中山大障害
ブラックホーク Nureyev スプリンターズS、安田記念
ダイタクヤマト ダイタクヘリオス スプリンターズS

ステイゴールド自身のクラシック出走は菊花賞(8着)のみで、「同世代」といってもあまりピンと来ないところもあるため、ここで同世代のG1馬も見てみたい。この世代の中心的な存在はメジロブライト(三冠1、1、2番人気)だったが、皐月賞、日本ダービーはサニーブライアンが見事に逃げ切って二冠を制覇。菊花賞はマチカネフクキタルが制し、同年の有馬記念はシルクジャスティスが優勝。メジロブライトは翌春の天皇賞で初G1制覇を飾っている。牝馬路線ではメジロドーベルなどが活躍。また、シーキングザパールとタイキシャトルは、4歳時(新表記)に日本調教馬による2週連続の欧州G1制覇を達成した。

前述のように、父・サンデーサイレンスは既に大成功と言える結果を残しつつあったが、ステイゴールド世代の国内G1馬は1頭のみ。その1頭が、ステイゴールドともども実績だけでは語れないサイレンススズカとはいえ、G1勝利実績だけで見れば、前2世代に比べると今ひとつに終わった世代だった。

■表3 ステイゴールドの年別成績

着別度数 主な成績
1996年 0-0-1-1/2  
1997年 3-3-0-4/10 (京都新聞杯4着、菊花賞8着)
1998年 0-6-2-3/11 天皇賞(春)2着、宝塚記念2着、天皇賞(秋)2着、有馬記念3着
1999年 0-1-4-5/10 宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着
2000年 1-2-1-6/10 目黒記念1着
2001年 3-0-0-4/7 日経新春杯1着、ドバイシーマクラシック1着、香港ヴァーズ1着

2000/5/20 東京11R 目黒記念(G2)1着 14番 ステイゴールド

続いてステイゴールド自身の年別成績も振り返っておきたい。デビュー当初は2戦目に6.0秒差16着大敗、そして3戦目は後に多く取り上げられる4角逸走の競走中止などもあったが、春後半から3勝を挙げ、当時は菊花賞トライアルだった京都新聞杯で重賞初出走(4着)。続く初G1の菊花賞はマチカネフクキタルの8着。続く1600万条件2着で97年を終えた。
98年は年明けの万葉SからダイヤモンドSまで3戦連続(前年から4戦連続)2着となり、その後は天皇賞(春)がメジロブライトの2着、宝塚記念はサイレンススズカの2着、秋の天皇賞はオフサイドトラップの2着と「シルバーコレクター」ぶりを発揮した。その後は3着が増えたが、99年秋の天皇賞ではスペシャルウィークの2着。続く00年はG1での馬券圏内がなかった一方、目黒記念で重賞初制覇を飾っている。
7歳を迎えた01年は、日経新春杯で重賞2勝目を挙げる好スタート。さらに、初の海外遠征・ドバイシーマクラシックではファンタスティックライト(前年1着、ジャパンC3着)を下して海外重賞制覇も達成したが、当時の同レースはG2だった。帰国後は宝塚記念やジャパンCで4着(京都大賞典は1位入線も、叔父の産駒・ナリタトップロードの進路を妨害し失格)。そして迎えたデビュー50戦目・12月の香港ヴァーズで差し切り勝ちを収め、引退レース、それも海外でG1初制覇を達成した。この年は【3.0.0.4】で、失格となった京都大賞典も1位入線と、以前とはまったく違う姿を見せた現役最終年であった。

■表4 産駒世代別成績

世代 生産頭数 着別度数 勝率 連対率 複勝率 賞金合計 G1馬
現 3歳(2012年産) 179頭 19-16-25-284/344 5.5% 10.2% 17.4% 28485万円  
現 4歳(2011年産) 132頭 50-51-41-613/755 6.6% 13.4% 18.8% 73988万円 レッドリヴェール
現 5歳(2010年産) 96頭 66-54-68-660/848 7.8% 14.2% 22.2% 99197万円  
現 6歳(2009年産) 49頭 43-26-25-330/424 10.1% 16.3% 22.2% 215680万円 ゴールドシップ、フェノーメノ
現 7歳(2008年産) 102頭 103-91-95-839/1128 9.1% 17.2% 25.6% 339043万円 オルフェーヴル
現 8歳(2007年産) 64頭 47-57-37-473/614 7.7% 16.9% 23.0% 90954万円  
現 9歳(2006年産) 107頭 56-64-47-743/910 6.2% 13.2% 18.4% 140214万円 ナカヤマフェスタ
現10歳(2005年産) 58頭 35-34-41-423/533 6.6% 12.9% 20.6% 75286万円  
現11歳(2004年産) 84頭 55-46-49-532/682 8.1% 14.8% 22.0% 188456万円 ドリームジャーニー
現12歳(2003年産) 137頭 83-60-75-1036/1254 6.6% 11.4% 17.4% 158806万円 マイネルネオス(JG1)

02年に種牡馬入りしたステイゴールドは177頭に種付けを行い(生産頭数137頭)、初年度産駒は05年にデビュー。翌06年6月にソリッドプラチナムがマーメイドSで産駒重賞初制覇を挙げたものの、産駒頭数を考えれば好成績とは言い難い出だしであった(マイネルネオスの中山グランドJ制覇は8歳時の11年)。
しかし、2世代目からはドリームジャーニーが06年の朝日杯FSを制覇。同馬は5歳の09年に宝塚記念、有馬記念のグランプリ2勝を飾り、10年にはナカヤマフェスタが宝塚記念を制覇。そして11年には、ドリームジャーニーの朝日杯後に種付けされた全弟・オルフェーヴルが三冠を達成した。これに続く現6歳世代は産駒49頭と少ない中で、ゴールドシップ、フェノーメノと2頭のG1馬が誕生している。さらに現4歳世代では、レッドリヴェールが阪神JFを制した。
なお、現2歳世代は生産頭数135頭、1歳世代は132頭と、ドリームジャーニー5歳時以降の産駒の活躍により、4年連続で100頭を突破。今年誕生する世代は種付け頭数の段階で122頭(前4世代は171〜249頭)と減少しているものの、今後デビューする産駒にも大いに期待が持てそうだ。

■表5 母の父別勝ち鞍ベスト10と系統別成績

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 賞金合計
メジロマックイーン 40-14-16-81/151 26.5% 35.8% 46.4% 338744万円
トニービン 18-19-12-240/289 6.2% 12.8% 17.0% 30393万円
ブライアンズタイム 14-15-16-209/254 5.5% 11.4% 17.7% 30789万円
フレンチデピュティ 14-9-8-67/98 14.3% 23.5% 31.6% 20727万円
マルゼンスキー 12-3-8-116/139 8.6% 10.8% 16.5% 23249万円
エリシオ 11-9-11-89/120 9.2% 16.7% 25.8% 19072万円
ティンバーカントリー 11-9-10-104/134 8.2% 14.9% 22.4% 18216万円
Sadler's Wells 9-15-12-92/128 7.0% 18.8% 28.1% 31407万円
フォーティナイナー 9-12-7-109/137 6.6% 15.3% 20.4% 16143万円
コマンダーインチーフ 9-8-10-113/140 6.4% 12.1% 19.3% 12267万円
ニアークティック系 223-212-214-2372/3021 7.4% 14.4% 21.5% 496128万円
ナスルーラ系 111-103-109-1246/1569 7.1% 13.6% 20.6% 229832万円
ネイティヴダンサー系 97-96-82-1188/1463 6.6% 13.2% 18.8% 174634万円
ロイヤルチャージャー系 57-45-48-655/805 7.1% 12.7% 18.6% 102304万円
トゥルビヨン系 56-37-40-287/420 13.3% 22.1% 31.7% 367955万円
セントサイモン系 7-3-2-61/73 9.6% 13.7% 16.4% 31425万円
その他のエクリプス系 6-3-8-109/126 4.8% 7.1% 13.5% 7606万円
マンノウォー系 0-0-0-15/15 0.0% 0.0% 0.0% 225万円

表5は、ステイゴールド産駒の母の父や、その系統別の成績である(系統表記はTarget frontier JVの「CKKetto.LST」を利用)。ステイゴールドといえば「黄金配合」、メジロマックイーン牝馬との配合が注目され、ドリームジャーニー・オルフェーヴルの全兄弟に加え、この配合からはゴールドシップも誕生している。また、セントサイモン系(リボー系)からは、母の父タイトスポットのナカヤマフェスタがG1を制覇。その他の平地G1馬、フェノーメノ(母の父Danehill)、レッドリヴェール(母の父Dixieland Band)はニアークティック系(ノーザンダンサー系)だが、いわゆる「主流血脈」以外から多く大物が誕生している印象もある。このあたりは、本馬としては産駒数の少ない現6歳世代からG1馬が2頭出たことにも、もしかしたら関連があるのかもしれない。

■表6 産駒性齢別成績

性別 年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 平地重賞
牡・セン 2歳 55-66-52-613/786 7.0% 15.4% 22.0% 72% 86% 2勝
3歳 202-142-155-1515/2014 10.0% 17.1% 24.8% 78% 84% 21勝
4歳 93-88-91-687/959 9.7% 18.9% 28.4% 77% 75% 12勝
5歳 45-37-43-447/572 7.9% 14.3% 21.9% 105% 78% 11勝
6歳 14-19-16-283/332 4.2% 9.9% 14.8% 88% 59% 2勝
7歳以上 8-7-12-158/185 4.3% 8.1% 14.6% 3% 100% 0勝
牝馬 2歳 30-32-36-484/582 5.2% 10.7% 16.8% 53% 62% 3勝
3歳 73-63-59-1154/1349 5.4% 10.1% 14.5% 114% 71% 5勝
4歳 24-26-22-303/375 6.4% 13.3% 19.2% 69% 71% 1勝
5歳 11-11-14-160/196 5.6% 11.2% 18.4% 88% 86% 0勝
6歳 2-4-3-75/84 2.4% 7.1% 10.7% 45% 58% 1勝
7歳以上 0-4-0-54/58 0.0% 6.9% 6.9% 0% 25% 0勝

2013/12/22 中山10R 有馬記念(G1)1着 6番 オルフェーヴル

産駒の年齢別成績を見ると、3歳時の重賞勝利は牡牝合わせて26レース(ほかに集計期間外だが、先週はキャットコインがクイーンCを制覇)。2歳時も計5勝で、ドリームジャーニーが朝日杯FSを、レッドリヴェールが阪神JFを制しているように、自身とは違って産駒は早い段階から活躍する傾向が見られる。一方で、そのドリームジャーニーは5歳時にグランプリを連覇。三冠馬・オルフェーヴルがやはり5歳時の引退レース・有馬記念で桁違いの8馬身差圧勝劇を演じ、ダービー2着のフェノーメノも4〜5歳時に天皇賞(春)を連覇と、2〜3歳戦の活躍馬が古馬になってもそのまま結果を残す例も多い

■表7 産駒重賞初勝利時の年齢(障害戦は除く)

馬名 年齢 優勝レース
06 ソリッドプラチナム 3歳 マーメイドS
ドリームジャーニー 2歳 朝日杯FS
07 アルコセニョーラ 3歳 福島記念
サンライズマックス 3歳 中日新聞杯
08 マイネレーツェル 3歳 フィリーズR
ナカヤマフェスタ 2歳 東スポ杯2歳S
09 シルクメビウス 3歳 ユニコーンS
コスモプラチナ 6歳 マーメイドS
11 フェイトフルウォー 3歳 京成杯
ナカヤマナイト 3歳 共同通信杯
オルフェーヴル 3歳 スプリングS
バウンシーチューン 3歳 フローラS
12 ゴールドシップ 3歳 共同通信杯
フェノーメノ 3歳 青葉賞
エクスペディション 5歳 小倉記念
オーシャンブルー 4歳 金鯱賞
13 ケイアイチョウサン 3歳 ラジオNIKKEI賞
レッドリヴェール 2歳 札幌2歳S
14 マイネルメダリスト 6歳 目黒記念
ココロノアイ 2歳 アルテミスS

そこで今度は、平地重賞勝ち馬20頭について、それぞれ重賞初制覇を飾った時期を調べてみると、20頭中16頭が2〜3歳時で、古馬になっての重賞初制覇は4頭である。特に4歳時は12月・金鯱賞のオーシャンブルーのみで、4歳1月から11月の間に重賞初制覇を飾った馬はいない。ステイゴールド自身は表3でも触れたように、4歳(新表記)2月のダイヤモンドS2着で重賞初連対を果たし、その後も天皇賞春秋や宝塚記念で2着と頭角を現した時期だが、これを産駒の馬券作戦に当てはめるのは危険かもしれない。

■表8 産駒コース別成績

コース 馬場 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 重賞
375-331-331-3764/4801 7.8% 14.7% 21.6% 72% 72% 48勝
稍重 40-50-34-499/623 6.4% 14.4% 19.9% 94% 79% 3勝
30-19-20-203/272 11.0% 18.0% 25.4% 215% 116% 3勝
不良 12-12-14-79/117 10.3% 20.5% 32.5% 68% 122% 2勝
457-412-399-4545/5813 7.9% 14.9% 21.8% 81% 76% 56勝
ダート 55-49-53-791/948 5.8% 11.0% 16.6% 54% 62% 0勝
稍重 12-7-19-206/244 4.9% 7.8% 15.6% 92% 60% 0勝
8-9-11-154/182 4.4% 9.3% 15.4% 47% 42% 0勝
不良 9-4-7-99/119 7.6% 10.9% 16.8% 166% 54% 2勝
84-69-90-1250/1493 5.6% 10.2% 16.3% 68% 59% 2勝
障害 16-18-14-138/186 8.6% 18.3% 25.8% 63% 84% 4勝

表8は、産駒のコース、馬場状態別の成績である。まず、ダート戦でJRA重賞を制したのはシルクメビウス(09年ユニコーンS、10年東海S)1頭のみ。ステイゴールド自身唯一のダート戦も4角逸走の競走中止だったが、全体の成績を見ても芝向きの産駒が多数を占めることは明らかだ。ただ、芝では重〜不良で勝率10%を超えるなど、道悪での好走確率が高い。また、障害を恐れない気性の持ち主が多いのか、障害重賞出走経験のある4頭のうち3頭が重賞勝ちを飾っている。

■表9 芝コース競馬場別成績

競馬場 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
札幌 18-24-17-188/247 7.3% 17.0% 23.9% 49% 88%
函館 24-20-14-173/231 10.4% 19.0% 25.1% 101% 81%
福島 43-30-24-341/438 9.8% 16.7% 22.1% 107% 75%
新潟 43-53-44-531/671 6.4% 14.3% 20.9% 72% 74%
新潟(内) 23-25-14-204/266 8.6% 18.0% 23.3% 84% 69%
新潟(外) 20-28-28-303/379 5.3% 12.7% 20.1% 69% 80%
東京 71-58-63-751/943 7.5% 13.7% 20.4% 106% 80%
中山 67-63-49-611/790 8.5% 16.5% 22.7% 68% 69%
中京 30-21-36-382/469 6.4% 10.9% 18.6% 77% 87%
京都 62-41-65-631/799 7.8% 12.9% 21.0% 63% 70%
京都(内) 33-19-32-307/391 8.4% 13.3% 21.5% 54% 72%
京都(外) 29-22-33-324/408 7.1% 12.5% 20.6% 72% 67%
阪神 58-68-47-501/674 8.6% 18.7% 25.7% 98% 91%
阪神(内) 33-35-26-234/328 10.1% 20.7% 28.7% 107% 85%
阪神(外) 25-33-21-267/346 7.2% 16.8% 22.8% 89% 97%
小倉 41-34-40-436/551 7.4% 13.6% 20.9% 58% 57%

ここからは、主な活躍の場となる芝コースについてのデータを2つ見てみたい。表9は競馬場別の成績で、好走確率が高いのはローカルの札幌、函館、福島、小回り中山、そして新潟や阪神の内回りコースである。もちろん超一流馬になればその枠に収まるものではないが、おおむね初期の代表産駒・ドリームジャーニー(神戸新聞杯以外の重賞勝ちは小回り・内回り)のイメージで傾向を捕らえるのが良さそうだ。

■表10 芝コース距離別成績

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1000m 0-0-2-25/27 0.0% 0.0% 7.4% 0% 25%
1200m 23-33-29-471/556 4.1% 10.1% 15.3% 42% 60%
1400m 24-6-27-307/364 6.6% 8.2% 15.7% 89% 88%
1500m 1-2-1-24/28 3.6% 10.7% 14.3% 51% 54%
1600m 55-56-42-706/859 6.4% 12.9% 17.8% 87% 72%
1700m 2-0-2-8/12 16.7% 16.7% 33.3% 269% 95%
1800m 100-105-104-1089/1398 7.2% 14.7% 22.1% 79% 84%
2000m 147-126-108-1176/1557 9.4% 17.5% 24.5% 96% 75%
2200m 29-29-20-243/321 9.0% 18.1% 24.3% 89% 77%
2300m 0-2-3-7/12 0.0% 16.7% 41.7% 0% 90%
2400m 34-27-34-259/354 9.6% 17.2% 26.8% 63% 73%
2500m 20-9-13-82/124 16.1% 23.4% 33.9% 90% 90%
2600m 16-14-13-124/167 9.6% 18.0% 25.7% 59% 71%
3000m〜 6-3-1-24/34 17.6% 26.5% 29.4% 68% 54%

同じく芝コースについて距離別の成績を調べると、1600m以下は複勝率10%台以下、1700m以上は複勝率20%台以上古馬の芝重賞全31勝も1800m以上だ。2〜3歳戦限定戦では、マイルの2歳G1馬を輩出するなどしているものの、選択の幅が広がれば中距離以上に活躍の場を移していく馬が多いものと考えたい。

■表11 騎手別勝ち鞍ランキング

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 G1優勝
蛯名正義 29-22-17-119/187 15.5% 27.3% 36.4% 126% 94% ドリームジャーニー、フェノーメノ
池添謙一 28-18-14-98/158 17.7% 29.1% 38.0% 96% 109% ドリームジャーニー、オルフェーヴル
和田竜二 18-14-15-134/181 9.9% 17.7% 26.0% 100% 75%  
柴田大知 18-8-12-137/175 10.3% 14.9% 21.7% 118% 73%  
川田将雅 18-7-8-57/90 20.0% 27.8% 36.7% 173% 87%  
岩田康誠 16-18-11-80/125 12.8% 27.2% 36.0% 87% 73%  
柴田善臣 16-10-14-98/138 11.6% 18.8% 29.0% 112% 99% ナカヤマフェスタ
戸崎圭太 16-10-10-45/81 19.8% 32.1% 44.4% 105% 83% レッドリヴェール
内田博幸 15-11-6-56/88 17.0% 29.5% 36.4% 107% 88% ゴールドシップ
松岡正海 14-20-10-133/177 7.9% 19.2% 24.9% 98% 81%  
横山典弘 14-13-9-70/106 13.2% 25.5% 34.0% 115% 80% ゴールドシップ
武豊 14-11-10-38/73 19.2% 34.2% 47.9% 107% 103%  

最後に表11は、騎手別の勝ち鞍ランキングである。複数の馬でG1勝ちを飾っている蛯名正義騎手、池添謙一騎手がともに28勝を挙げ、3位以下に10勝差をつけている。また、14勝で10位タイの武豊騎手はステイゴールド自身で【3.1.0.3】、目黒記念での重賞初制覇に加え、海外重賞2勝を挙げたが、産駒でも表の勝ち鞍上位騎手では連対率・複勝率トップで勝率2位。単複ともに回収率100%を超えたのも、この表の中では武豊騎手のみである。これまで重賞で産駒に騎乗する機会はあまり多くないが、このコンビを見かけた際にはぜひ注目したい。

以上、ステイゴールド自身の成績、そして産駒のこれまでの成績を振り返ってみた。表4本文でも触れたように、現2歳世代以下にも恐らく300頭を超えるであろう産駒が控えており、その中からまた競馬を大いに盛り上げてくれる名馬が誕生することを期待したい。また、本年デビューを迎えるドリームジャーニー産駒がどんな走りを見せるのか、これも楽しみに待ちたいところだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN