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第876回 大一番へ注目の前哨戦! 根岸Sを展望する

2015/1/29(木)

中山開催が終了し、今週から1回東京競馬が開幕する。最終週にフェブラリーSを控えた今週のメインレースはその前哨戦にあたる根岸S。過去10年の出走馬からはメイショウボーラー(05年)、テスタマッタ(12年)と2頭が本番を制しており、見逃せない一戦だ。
今回のデータde出〜たでは根岸Sに照準を絞り、過去10年のデータから狙い馬を見つけていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 根岸Sの人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 2-  3-  0-  5/ 10 20.0% 50.0% 50.0% 43% 64%
2番人気 1-  0-  0-  9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 36% 15%
3番人気 0-  2-  1-  7/ 10 0.0% 20.0% 30.0% 0% 61%
4番人気 3-  0-  2-  5/ 10 30.0% 30.0% 50.0% 240% 143%
5番人気 1-  2-  3-  4/ 10 10.0% 30.0% 60.0% 128% 218%
6番人気 1-  0-  0-  9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 110% 36%
7番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 41%
8番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 49%
9番人気 0-  2-  0-  8/ 10 0.0% 20.0% 20.0% 0% 127%
10番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 185%
11番人気 2-  0-  0-  8/ 10 20.0% 20.0% 20.0% 1018% 163%
12番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 88%
13番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
14番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
15番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
16番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

まず表1は人気別成績。1番人気馬は08年ワイルドワンダーら2勝をあげ、複勝率50%とやや低め。2番人気馬も11年セイクリムズンの1勝のみで、複勝率10%と低い。最も勝ち星が多いのが4番人気馬。昨年のゴールスキーら3勝で、複勝率は1番人気と同じ50%。
また、5番人気馬は一昨年のメイショウマシュウが勝利し、複勝率60%でトップだ。以下、6番人気馬が1勝、11番人気馬が10年のグロリアスノアら2勝をあげている。

2・3着馬についても、1着馬同様に下位人気馬まで幅広く分布している。なお、馬連での万馬券は12年の1回のみだが、3連単で10万円以上の配当は5回とまずまず高配当が出ている。人気薄から狙っていくのも面白いレースだといえそうだ。

■表2 根岸Sの東西所属別成績(過去10年)

調教師分類 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
美浦 1-  1-  2- 34/ 38 2.6% 5.3% 10.5% 6% 22%
栗東 9-  9-  8- 90/116 7.8% 15.5% 22.4% 133% 95%
地方 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表2は所属別成績。出走数が断然多い栗東所属馬がダントツの9勝をあげ、勝率・連対率・複勝率でも美浦所属馬を圧倒している。06年・08年・10年以外の7年は上位1〜3着までを独占しており、栗東所属馬を中心に考えた方が良いだろう。単勝回収率は100%を大きく超え、複勝回収率でも95%と高い数値を残している。

美浦所属馬の勝利は08年ワイルドワンダーのみ。3着以内に入った4頭はいずれも4番人気以内で、単勝回収率・複勝回収率ともにかなり低い。また、地方馬はこれまで6頭出走。すべて2ケタ人気だったが、昨年のジョーメテオは14番人気ながら勝ち馬と0秒3差の6着と健闘している。

■表3 根岸Sの前走コース別成績(過去10年)

前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
中山ダート1200m 3- 4- 2-47/56 5.4% 12.5% 16.1% 29% 58%
阪神ダート1400m 3- 2- 2-17/24 12.5% 20.8% 29.2% 284% 105%
東京ダート2100m 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 50% 130%
東京ダート1600m 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 250% 103%
京都芝1600m 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 1118% 156%
札幌ダート1700m 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 700% 260%
京都ダート1400m 0- 2- 1- 7/10 0.0% 20.0% 30.0% 0% 113%
中山ダート1800m 0- 1- 1- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 292%
東京ダート1400m 0- 0- 2- 3/ 5 0.0% 0.0% 40.0% 0% 100%
園田ダート1400m 0- 0- 1-14/15 0.0% 0.0% 6.7% 0% 60%
大井ダート2000m 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 97%
その他のコース 0- 0- 0-28/28 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は前走コース別成績。出走数が抜けて多い中山ダート1200m組が11年セイクリムズンら3勝をあげているが、勝率・連対率・複勝率ともにそれほど高くない。この中ではカペラS組が【1.1.1.14】で複勝率17.6%。それほど高くないが、昨年は2着ノーザンリバー・3着シルクフォーチュンが好走している。なお、ジャニュアリーS組は【0.1.0.20】で苦戦傾向にある。

また、阪神ダート1400m組は一昨年のメイショウマシュウら3勝と好成績。勝率・連対率・複勝率ともに中山ダート1200m組を大きく上回っている。10年には前走エニフSを勝利したグロリアスノアが11番人気で勝利。単勝回収率・複勝回収率ともに100%超えだ。

他では東京ダート2100m組・東京ダート1600m組・京都芝1600m組・札幌ダート1700m組がそれぞれ1勝ずつ。京都芝1600m組で勝利したのは07年ビッググラス。前走の京都金杯では14着と惨敗していた。

他では勝ち星こそないが、京都ダート1400m組・中山ダート1800m組・東京ダート1400m組が複勝率を見ると高く、複勝回収率でも100%以上だった。

■表4 根岸Sの前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1600万下 0-  1-  1- 11/ 13 0.0% 7.7% 15.4% 0% 42%
OPEN特別 3-  6-  5- 49/ 63 4.8% 14.3% 22.2% 108% 82%
G3 6-  2-  2- 32/ 42 14.3% 19.0% 23.8% 206% 99%
G2 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
G1 1-  1-  0-  9/ 11 9.1% 18.2% 18.2% 22% 59%

表4は前走クラス別成績。前走G3組が昨年のゴールスキーら6勝をあげ、勝率・連対率・複勝率ともにトップ。昨年は1〜3着までを独占している。この組の3着以内馬10頭中6頭は5番人気以下で、複勝回収率も100%に近い高い数字を叩きだしている。

出走数が最も多いオープン特別組は12年シルクフォーチュンら3勝。複勝率ではG3組に迫っており、昨年以外は毎年3着以内に入っている。これらオープン特別組の前走距離別成績では1400m組が【3.4.4.24】。連対率20%・複勝率31.4%と好成績を残している。

その他では前走1600万下組は勝ち星がなく、前走G1組も08年ワイルドワンダー(1番人気)の1勝のみ。特に前走G1組は昨年4着に敗れたブライトライン(前走JCダート4着)など1番人気に推される馬が多いものの、それほど結果を出せていない

■表5 根岸Sの前走着順別成績(過去10年)

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1着 5-  9-  4- 34/ 52 9.6% 26.9% 34.6% 133% 107%
前走2着 0-  0-  1- 12/ 13 0.0% 0.0% 7.7% 0% 27%
前走3着 2-  0-  2- 10/ 14 14.3% 14.3% 28.6% 159% 105%
前走4着 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 75% 119%
前走5着 1-  0-  1- 11/ 13 7.7% 7.7% 15.4% 19% 80%
前走6〜9着 0-  1-  1- 28/ 30 0.0% 3.3% 6.7% 0% 48%
前走10着以下 1-  0-  0- 26/ 27 3.7% 3.7% 3.7% 207% 28%

表5は前走着順別成績。出走数が最も多い前走1着馬が09年フェラーリピサら5勝で、2着9回。毎年1頭は3着以内に入っており、連対率・複勝率ともに優秀だ。前走1着だった馬は積極的に狙っていきたい

一方、前走2着馬は3着1回のみと不振傾向。明確な理由はわからないが、データ上では苦戦している。それに対して、前走3着馬・前走4着馬は複勝率20%以上と盛り返しており、複勝回収率でも100%を超えている。なお、前走6着以下は複勝率が大きく下がっており、厳しい傾向にある。

<結論>

■表6 今年の根岸Sの出走予定馬(1/28現在)

馬名 所属 前走レース 前走コース
サトノタイガー 浦和 カペラS 2着 中山ダート1200m
ジョーメテオ 浦和 兵庫GT 2着 園田ダート1400m
グレープブランデー 栗東 チャンピオンズC 9着 中京ダート1800m
ロゴタイプ 美浦 中山金杯 2着 中山芝2000m
シルクフォーチュン 栗東 スワンS 13着 京都芝1400m
ワイドバッハ 栗東 チャンピオンズC 6着 中京ダート1800m
キョウワダッフィー 栗東 ファイナルS 4着 阪神ダート1400m
ゴールスキー 栗東 ファイナルS 12着 阪神ダート1400m
エアハリファ 栗東 武蔵野S 2着 東京ダート1600m
アドマイヤロイヤル 栗東 武蔵野S 14着 東京ダート1600m
ポアゾンブラック 栗東 南部杯 2着 盛岡ダート1600m
マルカフリート 栗東 ジャニュアリーS 10着 中山ダート1200m
キクノストーム 栗東 大和S 1着 京都ダート1400m
キョウエイアシュラ 栗東 南部杯 4着 盛岡ダート1600m
レーザーバレット 美浦 ジャニュアリーS 1着 中山ダート1200m
サトノプリンシパル 栗東 カペラS 10着 中山ダート1200m
タールタン 栗東 カペラS 5着 中山ダート1200m
ブライトライン 栗東 霜月S 7着 東京ダート1400m
マルカプレジオ 栗東 ベテルギウスS 1着 阪神ダート2000m
レッドアルヴィス 栗東 武蔵野S 6着 東京ダート1600m
コスモソーンパーク 美浦 ニューイヤーS 1着 中山芝1600m
エスメラルディーナ 美浦 TCK女王盃 6着 大井ダート1800m
ジョヴァンニ 栗東 大和S 4着 京都ダート1400m
アスカノロマン 栗東 みやこS 10着 京都ダート1800m
ストロングサウザー 美浦 招福S 1着 中山ダート1800m
※フルゲート16頭。タールタン以下は現時点では除外対象。

2015/1/17 京都11R 大和ステークス 1着 12番 キクノストーム

2014/3/15 阪神11R ポラリスステークス 1着 5番 キョウワダッフィー

今年の出走予定馬は表6のとおり。46頭と登録頭数が多く、出走決定順26番手以下は割愛させていただいた。

今回、ダート初挑戦で注目を集めるロゴタイプ。過去にはメイショウボーラーがダート路線に転向してこのレースを勝利しているが、その前のガーネットSですでに勝利をおさめていた。ちなみに父のローエングリンは古馬となって挑戦したジャパンCダート、平安Sでともに惨敗している。このレース不振の美浦所属馬でもあり、思い切って軽視したい。

人気になりそうなのは昨秋の武蔵野Sを勝ち、前走のチャンピオンズCでも上がり最速で6着に入ったワイドバッハだろう。4勝をあげているダート1400mに距離短縮するのは好材料だが、前走G1組は表4にあるようにあまり結果を出せていない。末脚が魅力の馬だが、追い込み一手だけに差しが届かないケースは考えられる。

データから推奨したいのは、前走オープン特別の大和Sを差し切って勝利したキクノストームだ。前走が京都ダート1400m・オープン特別組・1着と好材料が揃っている。ハナ差の勝利だっただけに今回も人気はなさそうだが、狙って面白い存在といえそうだ。

他では前走ファイナルSで1番人気ながら4着に敗れたキョウワダッフィー。昨春の活躍からすれば巻き返しておかしくない一頭だ。前走阪神ダート1400m組で注目しておきたい。また、着順に目をつぶればエアハリファも有力。前走の武蔵野Sは抜け出したところをワイドバッハに交わされたが、3着を3馬身も離していた。2走前にはベストウォーリアに勝利しており、力的にも上位だ。

最後に浦和競馬所属のサトノタイガー、除外1番手となっているタールタンをあげておきたい。サトノタイガーは02走前のJBCスプリント・前走カペラSと中央勢とも互角でやりあえる力がある。また、タールタンは4走前の欅Sでワイドバッハに勝利。出走できれば、穴で狙ってみたい存在だ。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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