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第868回 前走からの斤量増減がポイント!中山金杯を占う

2015/1/3(土)

 いよいよ2015年の中央競馬が開幕する。新年最初の重賞はおなじみの東西金杯。年初め一発目の重賞をなんとか仕留めたいと考えておられる方が多いだろう。今回は中山芝2000mで行われるハンデ戦・中山金杯に注目し、過去10年のデータから的中へのキーポイントを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 中山金杯の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 3-  0-  2-  5/ 10 30.0% 30.0% 50.0% 87% 77%
2番人気 2-  2-  1-  5/ 10 20.0% 40.0% 50.0% 101% 109%
3番人気 2-  0-  0-  8/ 10 20.0% 20.0% 20.0% 137% 54%
4番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 83% 77%
5番人気 1-  1-  2-  6/ 10 10.0% 20.0% 40.0% 95% 136%
6番人気 0-  2-  0-  8/ 10 0.0% 20.0% 20.0% 0% 67%
7番人気 1-  0-  0-  9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 142% 45%
8番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 77%
9番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 177%
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 52%
11番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 146%
12番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
13番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
14番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
15番人気 0-  0-  1-  8/  9 0.0% 0.0% 11.1% 0% 213%
16番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2014/1/5 中山11R 日刊スポーツ賞中山金杯(G3)1着 3番 オーシャンブルー

 まず表1は人気別成績。1番人気馬が11年コスモファントムら最多の3勝で、連対率30%・複勝率50%。ただし、近5年では2勝・3着2回と好成績を残している。2番人気馬は一昨年のタッチミーノットら2勝で、連対率はトップの40%。以下、3番人気馬が2勝、4・5・7番人気馬が1勝ずつ。昨年優勝のオーシャンブルーは5番人気で、これら上位5番人気までに9勝と勝ち切る傾向が強い

 7番人気馬の優勝は06年のヴィータローザ。馬連での万馬券は07年の1回のみだが、2・3着馬が下位人気まで幅広く分布しており、3連単では10万円以上が4回と荒れるケースがある

■表2 中山金杯の枠番別成績(過去10年)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 1- 0- 0-17/18 5.6% 5.6% 5.6% 46% 16%
2枠 3- 2- 1-14/20 15.0% 25.0% 30.0% 77% 112%
3枠 2- 0- 1-17/20 10.0% 10.0% 15.0% 93% 48%
4枠 0- 1- 1-18/20 0.0% 5.0% 10.0% 0% 33%
5枠 1- 2- 4-13/20 5.0% 15.0% 35.0% 36% 215%
6枠 1- 3- 3-13/20 5.0% 20.0% 35.0% 28% 132%
7枠 2- 1- 0-17/20 10.0% 15.0% 15.0% 45% 38%
8枠 0- 1- 0-18/19 0.0% 5.3% 5.3% 0% 11%

 続いて表2は枠番別成績。2枠に入った馬が昨年のオーシャンブルーら最多の3勝をあげ、勝率・連対率トップ。昨年2着のカルドブレッサも2枠に入っていた。複勝率35%でトップなのが5枠・6枠に入った馬。どちらも複勝回収率が100%を大きく超えていた。

 他では3枠・7枠に入った馬がそれぞれ2勝ずつ。一方、連対率・複勝率ともに低いのが、1枠・8枠に入った馬。1枠で勝利したのは09年2番人気で勝利したアドマイヤフジのみ。8枠で連対したのも08年2番人気で2着のエアシェイディしかいない。最内の1枠・大外の8枠は不振傾向というのは、頭に入れておきたい

■表3 中山金杯の斤量別成績と前走からの斤量増減別成績(過去10年)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
48kg以下 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
50kg 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
51kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
52kg 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
53kg 1-  1-  1- 18/ 21 4.8% 9.5% 14.3% 34% 48%
54kg 0-  1-  2- 19/ 22 0.0% 4.5% 13.6% 0% 139%
55kg 1-  2-  3- 17/ 23 4.3% 13.0% 26.1% 24% 99%
56kg 1-  3-  2- 30/ 36 2.8% 11.1% 16.7% 7% 64%
56.5kg 0-  0-  1-  1/  2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 80%
57kg 4-  2-  0- 14/ 20 20.0% 30.0% 30.0% 122% 76%
57.5kg 2-  1-  1-  7/ 11 18.2% 27.3% 36.4% 144% 130%
58kg 1-  0-  0-  4/  5 20.0% 20.0% 20.0% 166% 58%
今回減 2-  3-  5- 65/ 75 2.7% 6.7% 13.3% 17% 80%
増減なし 1-  4-  2- 48/ 55 1.8% 9.1% 12.7% 25% 51%
今回増 7-  3-  3- 14/ 27 25.9% 37.0% 48.1% 138% 120%

2013/1/5 中山11R 日刊スポーツ賞中山金杯(G3)1着 6番 タッチミーノット

 表3は斤量別成績と前走からの斤量増減別成績。斤量別では57キロ以上背負った馬が過半数の7勝をあげている。特に、57キロ・57.5キロの馬が勝率・連対率・複勝率ともに高く、好成績だ。その他の出走数が多い53〜56キロの馬では、55キロの馬が複勝率26.1%と健闘している。一方、斤量が軽い52キロ以下の馬は17頭で3着以内馬なしと苦戦傾向だ。

 また、前走からの斤量増減別成績では、出走数は少ないものの今回斤量増の馬が過半数の7勝をあげ、連対率37.0%・複勝率48.1%と他を圧倒。06年を除いて、毎年1頭は3着以内に好走している。特に斤量増の馬が近2年は連勝しており、一昨年優勝のタッチミーノットは前走毎日王冠(3着)時が56キロ、金杯で57キロと斤量が1キロ増えて勝利していた。

 前走から斤量減か増減なしの馬が多数を占める中で、斤量増となる馬はJRAのハンデキャッパーに実力が認められている馬といえる。実際に好走する割合が高く、これを利用しない手はない。斤量増の馬を馬券の軸として狙っていきたい。

■表4 中山金杯の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000万下 1-  0-  0-  0/  1 100.0% 100.0% 100.0% 730% 310%
1600万下 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 57% 63%
OPEN特別 0-  4-  1- 43/ 48 0.0% 8.3% 10.4% 0% 29%
G3 5-  5-  6- 56/ 72 6.9% 13.9% 22.2% 40% 104%
G2 2-  0-  1-  8/ 11 18.2% 18.2% 27.3% 126% 115%
G1 1-  1-  1- 12/ 15 6.7% 13.3% 20.0% 55% 61%

 表4は前走クラス別成績。出走数の約半数を占めるのが前走G3組で、10年アクシオンら5勝で連対率13.9%・複勝率22.2%とまずまず。毎年1頭は3着以内に入っており、3着以内馬16頭中7頭は6番人気以下の伏兵だった。そのため、複勝回収率が100%を超えている。

 少数ながら、前走G2組が一昨年のタッチミーノット(前走毎日王冠)、昨年のオーシャンブルー(前走金鯱賞)と2連勝しており、注目だ。前走G1組は09年アドマイヤフジ(前走JCダート14着)が勝利するも、連対率・複勝率ともに高くない。

 なお、前走オープン特別組は勝ち星がなく、連対率・複勝率ともに低い。1600万下組も勝利したのは12年フェデラリストのみ。同馬は1000万下、1600万下と連勝を果たしていた。ちなみに前走1000万下から勝利したのは07年シャドウゲイト。

■表5 中山金杯の前走距離別成績と距離増減別成績(過去10年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1600m 0-  2-  0-  9/ 11 0.0% 18.2% 18.2% 0% 61%
1800m 6-  6-  2- 53/ 67 9.0% 17.9% 20.9% 65% 72%
2000m 4-  2-  6- 52/ 64 6.3% 9.4% 18.8% 32% 83%
2200m 0-  0-  2-  2/  4 0.0% 0.0% 50.0% 0% 297%
2400m以上 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
距離増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
同距離 4-  2-  6- 52/ 64 6.3% 9.4% 18.8% 32% 83%
今回延長 6-  8-  2- 62/ 78 7.7% 17.9% 20.5% 56% 71%
今回短縮 0-  0-  2- 13/ 15 0.0% 0.0% 13.3% 0% 79%

 表5は前走距離別成績と前走からの距離増減別成績。出走数が多いのは前走1800m組と前走2000m組。両者の比較では08年・09年連覇のアドマイヤフジら6勝をあげた1800m組が勝率・連対率・複勝率ともに上回っている。他では1600m組が2着2回、少数ながら2200mが3着2回で複勝率が高い。なお、前走2400m以上は3着以内馬がおらず、不振傾向にある。

 前走からの距離増減別成績では、今回距離延長組が同距離組を勝率・連対率・複勝率ともに上回った。前走2000m組と距離延長組の比較では、距離延長組を上位に取りたい。逆に、距離短縮組は前走2200m組を除いて軽視したいところだ。

■表6 2015中山金杯の出走予定馬(2014/12/29時点)

馬名 性齢 斤量 前走レース 前走斤量
ロゴタイプ 牡5 58 マイルCS 7着 57
フェイムゲーム 牡5 58 アルゼンチン共和国杯 1着 57
メイショウナルト セン7 57.5 福島記念 3着 57.5
ナカヤマナイト 牡7 57 福島記念 5着 57
ラブイズブーシェ 牡6 57.5 天皇賞・秋 4着 58
ケイアイエレガント 牝6 54 クイーンS 7着 55
ダノンヨーヨー 牡9 55 富士S 9着 56
アーデント 牡6 56 リゲルS 1着 56
フラアンジェリコ 牡7 54 福島記念 2着 54
バッドボーイ 牡5 54 チャレンジC 12着 54
マイネルフロスト 牡4 56 菊花賞 7着 57
マイネルミラノ 牡5 55 美浦S 1着 56
クランモンタナ 牡6 55 金鯱賞 7着 56
ユールシンギング 牡5 57 金鯱賞 9着 56
デウスウルト セン7 55 チャレンジC 2着 54
ムーンリットレイク 牡7 56 ディセンバーS 6着 57
ヒュウマ 牡5 54 ディセンバーS 8着 56
ペルーサ 牡8 56 金鯱賞 10着 56
パッションダンス 牡7 56 金鯱賞 14着 56
トウシンイーグル セン7 54 ベテルギウスS 5着 56
※フルゲート17頭。登録馬が多いため、20頭まで掲載。ペルーサ以下は除外対象。

 表6は中山金杯の出走予定馬一覧。

 表3で強調した前走からの斤量増の馬はロゴタイプ、フェイムゲーム、ユールシンギング、デウスウルトの4頭。この中でフェイムゲームは出走が微妙なところだ。

 残る3頭の中でデータから推したいのがデウスウルトだ。前走のチャレンジCは好メンバーが揃ったなかで2着と好走。勝ち馬とタイム差なしで、走破タイム1分45秒9も優秀だ。前走G3組で芝1800mからの距離延長、狙って面白い馬だ。

 ロゴタイプは皐月賞勝利など4戦3勝・3着1回と相性が良く、もちろん有力。ただし、前走がG1で芝1600mというのは強調できないところだ。過去に1勝のみの58キロで、1着固定で馬券を買うのは危険かもしれない。ユールシンギングは好結果を残している57キロで、前走G2組。過去にセントライト記念勝ちがあり、状態が上がっていれば一変の可能性はある。

 他で人気になりそうなのは前走天皇賞・秋で4着のラブイズブーシェと休み明けを逃げ切ったマイネルミラノ。ラブイズブーシェは消耗戦に強く、やや時計が掛かる馬場が合うタイプ。ただ今回は強調すべき材料に乏しく、押さえの評価まで。マイネルミラノは表4で示した12年優勝のフェデラリスト同様に2連勝で勢いに乗っているが、重賞初挑戦。逃げてどこまで粘れるか、未知数な部分があり、こちらも押さえまでとしたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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