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第861回 TARGET frontier JVの血統分析を活用してみよう

2014/12/8(月)

今回はいつもと少し趣向を変えて競馬ソフト・TARGET frontier JVの活用方法をご紹介したい。すでに利用されている方はご存じかもしれないが、あまり詳しくない方へのチュートリアル的な意味で参考にしていただければと思う。

TARGET frontier JVの活用方法・データ分析方法にはいろいろなものがあるが、今回は血統にスポットを当てた。実際にTARGET frontier JVのソフトを立ち上げると、「種牡馬」に関する項目があり、そこから種牡馬の産駒一覧やその成績などを調べることができる。さらに集計期間やレースやコース、時期など詳細な条件設定も可能になっている。

ただ、実際のレース予想に生かすためには、なるべく手間をかけずに調べたいもの。そこで最近行われた重賞・京阪杯を例に取ってみよう。具体的に分析したいレースがあらかじめわかっていれば、出走馬表(画像1参照)から分析を行った方が早い

■画像1


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画面上部、横一列に並んでいる項目ボタンに「傾向検」と書かれているものがある。これを押すと、同コース(今回は京都芝1200m)の騎手、調教師、種牡馬などのデータが手軽に検索できるようになっている。

■画像2


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次にチェックしておきたいのが、画像1の下部。横一列にズラリとタブが並んでいる。その中にある「血統」を押すと画像2のような表示が出る。出走馬の父、母、母父そして母の母の名前がズラリと記載される。基本的にまずは出走馬の父に注目して、データ分析を行うことが一般的であろう。

■画像3

先ほどの「傾向検」ボタンから集計条件を確認し、いくつかの画面を経た後、最後にデータの集計期間を指定する画面になる。今回は約5年分として、09年以降のレースを対象に集計してみることにする。すると画像3のような画面が出てくる。

結果画面を見ると、最も多く勝利を果たしているのがサクラバクシンオー産駒。勝ち鞍は23で、2位のフジキセキにダブルスコア以上の差をつけている。以下、勝ち鞍が多い順番にタイキシャトル、クロフネ、ダイワメジャーと続く。ここで強調しておきたいのが、今回の京阪杯出走馬に関するデータしか表示されないという点だ。ソフトトップのレース検索から京都芝1200mのデータを調べると、全種牡馬を対象とした成績が出てしまう。そこから出走馬の父に関するデータを拾っていくと非常に時間がかかってしまう。

集計結果に話を戻すと、1位はサクラバクシンオーだった。しかし、この結果をもって「同産駒が圧倒的に強い」とは言い難い。確かに勝ち鞍は圧倒的だが、出走馬の数そのものも非常に多いからだ。連対率で見ると16.0%。これは2位のフジキセキ17.2%と比較すると低い数字だ。したがって、勝ち鞍数による順位だけを参考するのは、有効的ではない場合がある。

■画像4

では連対率ベースで見ると、どのような順位となるか。それを示したのが画像4。連対率でソートをかけるとこのような画面になる。すると、サクラバクシンオーは8位まで大きく下がる。そして1位はルールオブローの40%。サンプル数は少ないものの、好走率はかなり高い。複勝率は80%ある。2位はHenny Hughes、3位はストーミングホームとなっている。

■画像5


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2014/11/30 京都12R 京阪杯(G3)1着 7番 アンバルブライベン

そして実際のレース結果はどうだったか(画像5参照)。周知の通り、1着がアンバルブライベン(父ルールオブロー)、2着がサドンストーム(父ストーミングホーム)、3着がサカジロロイヤル(父バゴ)。5番→11番→15番人気の決着で、馬連は万馬券、3連単は200万を超える大波乱となった。

難解な結果となったわけだが、先ほどの画像4の連対率ベースでは1位→3位→4位という決着。連対率で優秀な種牡馬が上位を独占した結果だったのだ。ちなみに1番人気に支持されたレッドオーヴァルはディープインパクト産駒で10位。いい成績ではなかった。

実際のレース予想は血統だけで決められるものではない。またこの京阪杯のようにうまくいく例ばかりではない。しかし、血統は予想の参考になる重要なファクターだ。知っておくと、競馬の楽しみ方も増えることだろう。血統に詳しくない人でも、TARGET frontier JVさえあれば、このように手軽にかつ知りたいレースだけを調べることができる。予想の際にはぜひとも活用していただきたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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