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第835回 払戻金5%アップ! 秋の最終馬連で買える騎手は?

2014/9/8(月)

 札幌・小倉競馬が終了し、今週からいよいよ秋競馬だ。例年の中山開催の替わりに新潟開催が引き続き行われ、関西では阪神開催がはじまる。今週末9月13日(土)〜10月19日(日)まで各競馬場の最終レースにおいて、「馬連」を対象に通常の払戻金に5%アップする「秋の最終馬連」が行われるのをご存じだろうか。今回のデータde出〜たでは、お得な最終馬連で施行されるレース数が多いコースで活躍している騎手や脚質など買える材料を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 秋の最終馬連対象時のレース条件

クラス ダート 施行数が多いコース レース数
500万下 8 10 新潟ダート1200m 4
1000万下 0 8 京都ダート1200m 3
1600万下 0 2 阪神ダート1200mほか 2

 表1は最終馬連が行われるレースを条件別にまとめたもの。全28レースの中で500万下のレースが18レースと過半数を占める。500万下では芝・ダートがほぼ同数だが、1000万下・1600万下になるとすべてダート戦が組まれている。

 施行数が多いコース別で見ると、新潟ダート1200m戦が4鞍と最も多い。今週からの4週では土日どちらかの最終レースでダート1200m戦(すべて500万下)が組まれている。次いで多いのが10月11日から始まる京都開催のダート1200m戦で3鞍。阪神ダート1200mほかが2鞍ずつで続いている。

■表2 最終レースでの騎手別成績(13年〜14年8月31日終了時点)

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
戸崎圭太 26- 14- 14- 80/134 19.4% 29.9% 40.3% 120% 109%
内田博幸 20- 12-  8- 98/138 14.5% 23.2% 29.0% 69% 71%
浜中俊 17- 19- 17- 80/133 12.8% 27.1% 39.8% 107% 110%
川田将雅 16- 12- 14- 71/113 14.2% 24.8% 37.2% 115% 104%
北村宏司 16-  9- 13-106/144 11.1% 17.4% 26.4% 133% 96%
福永祐一 15- 12- 12- 81/120 12.5% 22.5% 32.5% 57% 74%
岩田康誠 13- 18- 12- 82/125 10.4% 24.8% 34.4% 98% 89%
武豊 13-  7-  8- 61/ 89 14.6% 22.5% 31.5% 79% 67%
藤岡康太 13-  5-  9- 75/102 12.7% 17.6% 26.5% 145% 154%
吉田隼人 11- 17-  5- 94/127 8.7% 22.0% 26.0% 48% 68%
松田大作 11-  5-  8- 74/ 98 11.2% 16.3% 24.5% 109% 78%
蛯名正義 10- 13- 13- 81/117 8.5% 19.7% 30.8% 48% 68%
松山弘平 10-  9-  5-101/125 8.0% 15.2% 19.2% 57% 78%
田辺裕信 10-  7-  7-107/131 7.6% 13.0% 18.3% 102% 59%
藤田伸二 10-  7-  5- 70/ 92 10.9% 18.5% 23.9% 89% 97%
※10勝以上

2014/8/31 新潟12R サラ3歳上500万下1着 5番 ヒカルソラフネ

 表2は昨年初めから今年先月末までの最終レースにおける騎手別成績。勝利数1位は戸崎圭太騎手で26勝。今年のリーディングでも首位に立つ戸崎騎手が勝率・連対率・複勝率ともにトップに立っている。注目したいのは1着数の26回が、2着・3着の各14回を大きく上回っている点だ。それだけ勝ち切るケースが多く、勝率は唯一20%近い高い数値を残している。  
先日8月31日の新潟最終レース(ダート1200m)では2番人気ヒカルソラフネに騎乗。道中2番手から直線で楽に抜け出して、見事に勝利に導いている。今週からは新潟・阪神の2場開催となるが、当然有力馬が回ってくるだろう。馬単・3連単のアタマから強気に攻めて、馬連を押さえるというのも有効な作戦だ。

 他に勝率10%・連対率20%を超えているのは内田博幸騎手、浜中俊騎手、川田将雅騎手、福永祐一騎手、岩田康誠騎手、武豊騎手の6人。いずれもリーディング上位の騎手ばかりだ。その中でも若手の浜中騎手・川田騎手が勝利数で3位・4位タイ、連対率でも2位・3位タイと好成績を残している。芝・ダート別では、両騎手ともに芝のレースで成績が良かった。特に浜中騎手の芝の最終レースにおける成績は【6.6.4.16】。連対率37.5%、複勝率50.0%と非常に高い。関西圏では浜中騎手、川田騎手に注目しておきたい。

 また、藤岡康太騎手が13勝をあげ、単勝回収率・複勝回収率は100%を大きく超えている。13勝のうち、芝のレースで8勝。そのうち芝1200m〜1400m戦で7勝と、芝短距離戦ならば必ずチェックしておきたいジョッキーだ。

■表3 新潟ダート1200m戦の脚質別成績(13年〜14年8月31日終了時点)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ 29-  19-   6-  39/  93 31.2% 51.6% 58.1% 307% 176%
先行 47-  50-  41- 187/ 325 14.5% 29.8% 42.5% 126% 133%
差し 13-  23-  37- 481/ 554 2.3% 6.5% 13.2% 18% 53%
追い込み 4-   1-   9- 387/ 401 1.0% 1.2% 3.5% 26% 13%

 表3は施行数が最も多い新潟ダート1200m戦の脚質別成績。表を見れば一目瞭然で、逃げ・先行馬が圧倒的に有利なコースであることがわかる。特にハナを切った馬は勝率31.2%、連対率51.6%と非常に高い。これは施行レース数50以上のダート戦では小倉ダート1000m、函館ダート1000mに次いで高い数値だ。単騎でハナに行けそうな組み合わせ、また逃げ馬複数でも明らかにテンが速い馬がいるときは積極的に狙っていきたい

 先行馬も連対率で3割近い成績を残しており、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。対して、差し・追い込み馬は勝率・連対率ともにかなり低い。新潟ダートは直線が353.9mと決して短くはないものの、坂がないために前に行った馬でそのまま決まってしまうケースが非常に多い。

新潟ダート1200m戦ではとにかく前へ行ける馬、終いの脚よりもテンのダッシュ力のある馬が買いといえる。

■表4 新潟ダート1200m戦の騎手別成績(13年〜14年8月31日終了時点/3勝以上)

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
伴啓太 6- 0- 3-30/39 15.4% 15.4% 23.1% 174% 92%
戸崎圭太 5- 3- 3-18/29 17.2% 27.6% 37.9% 71% 64%
田辺裕信 5- 2- 8-24/39 12.8% 17.9% 38.5% 53% 89%
北村宏司 4- 3- 2-25/34 11.8% 20.6% 26.5% 56% 84%
石橋脩 4- 1- 2-12/19 21.1% 26.3% 36.8% 468% 194%
丸山元気 3- 4- 1- 9/17 17.6% 41.2% 47.1% 291% 104%
吉田豊 3- 3- 0-18/24 12.5% 25.0% 25.0% 80% 57%
勝浦正樹 3- 2- 3-22/30 10.0% 16.7% 26.7% 23% 68%
平野優 3- 1- 0- 6/10 30.0% 40.0% 40.0% 304% 104%
丸田恭介 3- 0- 4-18/25 12.0% 12.0% 28.0% 158% 124%
小崎綾也 2- 2- 1- 6/11 18.2% 36.4% 45.5% 152% 90%

2014/5/17 新潟7R サラ4歳上500万下1着 15番 サンセルマン

 表4は新潟ダート1200m戦における騎手別成績。勝利数トップは戸崎騎手をおさえて、意外にもデビュー2年目の伴啓太騎手が6勝。これは裏開催の新潟での騎乗数が多く、また斤量が3キロ減の恩恵が大きいためだろう。今年の伴騎手の勝ち星は9勝だが、新潟ダート1200m戦でなんと過半数の5勝をあげている。最終レースだけでなく、新潟ダート1200m戦では注目しておきたいジョッキーだ。

また、減量騎手では今年デビューの小崎綾也騎手も平場では3キロ減の恩恵がある。実際に新潟ダート1200m戦で結果を出しており、今開催も大いに活躍が期待される。

 戸崎騎手が表2と同じように勝率・連対率ともに優秀な成績を残しているが、石橋脩騎手・丸山元気騎手・平野優騎手は勝率・連対率で同等またはそれ以上の好成績をあげている。特に丸山騎手は連対率41.2%で最も高く、騎乗した馬の半数近くは逃げ・先行させており、そのうち6回連対を果たしていた。

新潟ダート1200m戦では戸崎騎手とは別にこれらの騎手にも注目しておきたい。

■表5 京都ダート1200m戦の騎手別成績(13年以降)

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
岩田康誠 12- 7- 5-27/51 23.5% 37.3% 47.1% 199% 101%
福永祐一 10- 7- 6-34/57 17.5% 29.8% 40.4% 78% 109%
川田将雅 10- 2- 6-31/49 20.4% 24.5% 36.7% 161% 108%
武豊 9- 6- 5-33/53 17.0% 28.3% 37.7% 57% 65%
浜中俊 8- 9- 7-43/67 11.9% 25.4% 35.8% 101% 83%
北村友一 6- 4- 7-44/61 9.8% 16.4% 27.9% 136% 110%
幸英明 5- 8-11-61/85 5.9% 15.3% 28.2% 59% 80%
国分優作 5- 2- 2-71/80 6.3% 8.8% 11.3% 95% 67%
小牧太 5- 0- 3-41/49 10.2% 10.2% 16.3% 140% 36%
※5勝以上

 最後に表5は新潟ダート1200mに次いで多く行われる京都ダート1200mの騎手別成績。施行数が多いため、表4に比べると各ジョッキーの騎乗数も総じて多くなっている。勝利数トップは12勝で岩田康誠騎手勝率・連対率・複勝率ともにトップで、連対率は唯一40%近い高い数値を残している。表2の戸崎騎手同様に2着・3着よりも勝ち切ってしまうケースが多い。上位騎手のなかでも成績が抜けており、コース攻略のコツがわかっているのだろう。馬券的には人気薄であっても必ずおさえておきたい。

 勝率では川田騎手も20%を超えており、勝ち切るケースが多い。連対率で岩田騎手に続くのが福永祐一騎手と武豊騎手。特に福永騎手は複勝回収率でも100%を超えており、安定感があるタイプだ。

 騎乗馬の能力の違いによって成績が大きく左右されるものの、京都ダート1200m戦では表4の新潟ダート1200m戦よりもリーディング上位者がきっちりと結果を残していることがわかる。最終馬連でもこれら上位の騎手、特に岩田騎手の騎乗馬を軸に据えた馬券作戦が有効だろう。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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