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第801回 安田記念へ前進する馬は? 京王杯スプリングC分析

2014/5/12(月)

今週は東京競馬場で2重賞。土曜には京王杯スプリングC、日曜にはヴィクトリアマイルが行われる。月曜掲載分の今回はこのうち、土曜の京王杯スプリングCを取り上げたい。今年から1着馬に安田記念の優先出走権が与えられるこの一戦で、マイル王に前進するのはどの馬だろうか。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0% 47% 29%
2 2-0-4-4/10 20.0% 20.0% 60.0% 110% 111%
3 1-2-2-5/10 10.0% 30.0% 50.0% 53% 120%
4 2-0-0-8/10 20.0% 20.0% 20.0% 157% 54%
5 1-5-0-4/10 10.0% 60.0% 60.0% 78% 209%
6 1-1-1-7/10 10.0% 20.0% 30.0% 182% 114%
7 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
8 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0% 143% 116%
9 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 56%
10 1-0-0-9/10 10.0% 10.0% 10.0% 398% 85%
11〜 0-1-1-68/70 0.0% 1.4% 2.9% 0% 43%

過去10年、1番人気は【1.0.1.8】で連対率10.0%止まりの不振。5番人気が【1.5.0.4】で連対率60.0%を記録し、2〜3番人気も複勝率50.0%〜60.0%と安定した結果を残している。1〜5番人気合計では【7.7.7.29】連対率28.0%になり、1番人気の不振を他の上位人気が補う形になっている。なお、1番人気の1勝は昨年のダイワマッジョーレで、単勝配当は470円と、1番人気としては好配当の馬だった。

■表2 単勝オッズ別成績

2012/5/12 東京11R 京王杯スプリングC(G2)1着 12番 サダムパテック 単勝720円

単勝オッズ 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1.5〜1.9 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 110%
2.0〜2.9 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3.0〜3.9 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4.0〜4.9 1-0-2-3/6 16.7% 16.7% 50.0% 78% 91%
5.0〜6.9 3-2-2-8/15 20.0% 33.3% 46.7% 108% 92%
7.0〜9.9 3-1-2-10/16 18.8% 25.0% 37.5% 146% 102%
10.0〜14.9 1-3-1-17/22 4.5% 18.2% 22.7% 65% 88%
15.0〜19.9 1-1-0-9/11 9.1% 18.2% 18.2% 165% 72%
20.0〜29.9 0-2-1-15/18 0.0% 11.1% 16.7% 0% 92%
30.0〜49.9 1-1-0-22/24 4.2% 8.3% 8.3% 165% 85%
50.0〜99.9 0-0-1-19/20 0.0% 0.0% 5.0% 0% 93%
100.0〜 0-0-0-32/32 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

そこで単勝オッズ別の成績も見ると、1倍台の08年・スズカフェニックスはなんとか3着に入っているものの、単勝2〜3倍台は【0.0.0.5。単勝ひと桁台後半、5.0〜9.9倍に好走馬が多く、好走確率や単複の回収率からも注目すべきゾーンになる。

■表3 年齢別成績

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
4歳 2-0-1-35/38 5.3% 5.3% 7.9% 31% 17%
5歳 5-5-3-29/42 11.9% 23.8% 31.0% 181% 175%
6歳 3-3-4-42/52 5.8% 11.5% 19.2% 55% 56%
7歳以上 0-2-2-34/38 0.0% 5.3% 10.5% 0% 26%

年齢別では5歳が優勢で、【5.5.3.29】と連対馬の半数を占めるほか、好走確率や単複の回収率も高い。次いで6歳、そして4歳と7歳以上の順。昨年は4→7→6歳の順で決着しているが、04年から一昨年までの9回は、5歳馬が1頭以上は連対していた。なお、牝馬は【1.1.0.9】で、1、2着の2頭はその5歳馬だった。

■表4 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 1〜5番人気 同複勝率
1枠 1-1-1-15/18 5.6% 11.1% 16.7% 101% 77% 0-1-0-4/5 20.0%
2枠 0-1-2-16/19 0.0% 5.3% 15.8% 0% 50% 0-1-1-3/5 40.0%
3枠 1-2-1-16/20 5.0% 15.0% 20.0% 42% 99% 1-0-1-5/7 28.6%
4枠 2-0-2-16/20 10.0% 10.0% 20.0% 64% 48% 2-0-2-2/6 66.7%
5枠 0-3-0-17/20 0.0% 15.0% 15.0% 0% 50% 0-3-0-2/5 60.0%
6枠 2-2-1-15/20 10.0% 20.0% 25.0% 101% 74% 1-2-1-4/8 50.0%
7枠 4-0-3-18/25 16.0% 16.0% 28.0% 228% 146% 3-0-2-5/10 50.0%
8枠 0-1-0-27/28 0.0% 3.6% 3.6% 0% 20% 0-0-0-4/4 0.0%

2013/5/11 東京11R 京王杯スプリングC(G2)1着 15番 ダイワマッジョーレ

枠番別の成績では、8枠が【0.1.0.27】と不振。また、2枠も【0.1.2.16】で、この2、8枠が連対率10.0%未満。それ以外は2頭以上の連対馬を輩出している。また、1〜5番人気に推された馬の成績を見ると、8枠は4頭すべて着外。一方、4〜7枠は複勝率50.0%〜66.7と安定した成績を残している。

■表5 脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 1〜5番人気
逃げ 1-1-1-7/10 10.0% 20.0% 30.0% 53% 74% 1-1-1-3/6
先行 2-1-2-33/38 5.3% 7.9% 13.2% 152% 54% 0-1-2-7/10
中団 7-6-3-62/78 9.0% 16.7% 20.5% 68% 87% 6-4-0-9/19
後方 0-2-4-38/44 0.0% 4.5% 13.6% 0% 53% 0-1-4-10/15
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別では「差し」に分類された馬も多く好走し、連対馬20頭13頭。また「後方」からも6頭が馬券圏内に食い込むなど、長い直線を味方に差し馬が多く好走する傾向にある。5番人気以内に推されていた3着以内馬21頭のうち、15頭までが「中団」「後方」の馬だった。

■表6 前走クラス/レース別成績(レースは出走10頭以上)

前走クラス/レース等 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1600万下 2-2-1-8/13 15.4% 30.8% 38.5% 175% 315%
OPEN特別 0-2-1-41/44 0.0% 4.5% 6.8% 0% 27%
G3 3-2-2-34/41 7.3% 12.2% 17.1% 41% 45%
G2 3-2-1-23/29 10.3% 17.2% 20.7% 226% 80%
G1 2-1-4-29/36 5.6% 8.3% 19.4% 31% 36%
地方 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
海外 0-1-1-3/5 0.0% 20.0% 40.0% 0% 240%
高松宮記念 2-1-4-28/35 5.7% 8.6% 20.0% 32% 37%
ダービー卿CT 2-1-2-20/25 8.0% 12.0% 20.0% 39% 48%
マイラーズC 2-1-1-19/23 8.7% 13.0% 17.4% 113% 49%
谷川岳S 0-1-0-15/16 0.0% 6.3% 6.3% 0% 35%
距離延長 2-2-6-55/65 3.1% 6.2% 15.4% 17% 42%
同距離 1-3-1-20/25 4.0% 16.0% 20.0% 159% 192%
距離短縮 7-5-3-65/80 8.8% 15.0% 18.8% 82% 55%

表6は、前走クラス、レース、距離別の成績をまとめたものである。前走クラスでは1600万出走馬が連対率30.8などの好成績。好走した5頭は芝1400〜1800mのレースを勝ち上がってきた馬で、該当する出走馬がいれば注目したい。

レース別で出走馬が多い(10頭以上)のは表に掲載した4レース。G1の高松宮記念組が7頭の好走馬を出しているものの、好走確率や単複の回収率はひと息で、狙って妙味のある存在にはならない。なお、表の4レース以外に複数の連対馬を出すレースには、阪神牝馬S【1.1.0.4】と、東京新聞杯【1.1.0.3】がある。

そして前走距離別では、同距離の1400mを使ってきた馬や、今回距離短縮になる馬の連対率が高く、距離延長馬は今ひとつだ。なお、距離短縮の好走馬15頭のうち、14頭は1600mに出走していた馬だった。

■表7 連対馬の芝1400m実績

馬名 人気 着順 芝1400m
04 ウインラディウス 2 1 1-0-0-0
テレグノシス 5 2 2-0-1-0
05 アサクサデンエン 6 1 1-0-0-1
オレハマッテルゼ 5 2 1-1-0-0
06 オレハマッテルゼ 3 1 1-2-1-0
インセンティブガイ 5 2 0-0-0-1
07 エイシンドーバー 5 1 2-1-0-0
シンボリエスケープ 9 2 3-2-0-2
08 スーパーホーネット 2 1 2-0-0-1
キストゥヘヴン 6 2 0-0-0-1
09 スズカコーズウェイ 8 1 1-1-1-3
トウショウカレッジ 3 2 2-3-0-4
10 サンクスノート 10 1 2-1-0-2
マルカフェニックス 5 2 1-0-3-2
11 ストロングリターン 4 1 1-1-0-1
シルポート 3 2 3-0-1-4
12 サダムパテック 4 1 未経験
レオプライム 11 2 3-1-0-5
13 ダイワマッジョーレ 1 1 未経験
トライアンフマーチ 5 2 1-0-0-1

表6で触れたように、前走1600mからの距離短縮馬の好走が目立つレースだが、1400mで勝ち鞍がなかった連対馬は10年で4頭だけ。ここ2年はこのタイプが連勝を飾っているものの、2頭は芝1400m未経験馬。芝1400mの経験があり、勝ち鞍がなかった2頭は2着止まりに終わっている。また、1400m未勝利馬が1、2着を独占したことは、過去10年一度もない。馬連や馬単を購入する場合や、3連単のフォーメーションを組む際には、1、2着が芝1400m未勝利馬同士にならない組み合わせを考えたい。

以上、京王杯スプリングCの過去10年の傾向をまとめてみた。今年の登録馬は25頭。本稿執筆段階では出走馬がはっきりしないが、特別登録馬の半数ほどを芝1400m未経験・未勝利馬が占めており、表7の傾向には注意しておきたい。この登録馬の中から現時点での注目馬を何頭か挙げれば、芝1600mの1600万を勝ち上がってきた(表6)メイショウヤタロウ、ダービー卿チャレンジT組(表6)のインパルスヒーロー、マイラーズC(表6)のエールブリーズ。また、年齢(表3)にも注目すれば5歳のアミカブルナンバー、クラレントあたり。この2頭も複数の連対馬を出す阪神牝馬S、東京新聞杯組だ(表6本文)。これら5頭はすべて、前走同距離か距離短縮、かつ芝1400mの優勝実績を持つ馬になる。このあたりから、枠順や人気、予想される位置取りなども加味しつつ中心候補を探りたいレースだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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