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第797回 ダービーの伏兵馬を探せ! 青葉賞を占う

2014/4/28(月)

2012/4/28 東京11R テレビ東京杯青葉賞(G2)1着 7番 フェノーメノ

 今週は土曜日に青葉賞が行われる。ダービーへの出走権利をかけて、本番と同じ舞台で戦うトライアルレースだ。ダービー馬こそ誕生していないが、過去10年でフェノーメノ、ウインバリアシオン、アドマイヤメインなどの好走馬を輩出。昨年は青葉賞で2着だったアポロソニックが、ダービーを8番人気で3着と好走。ダービーの伏兵馬を探す一戦でもある。過去10年の青葉賞をデータで調べ、傾向をつかみながら今年のレースを占っていきたい。

■表1 青葉賞人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 5-  0-  2-  3/ 10 50.0% 50.0% 70.0% 97 85
2番人気 2-  1-  2-  5/ 10 20.0% 30.0% 50.0% 85 93
3番人気 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 57 38
4番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0 54
5番人気 0-  2-  0-  8/ 10 0.0% 20.0% 20.0% 0 40
6番人気 1-  1-  3-  5/ 10 10.0% 20.0% 50.0% 145 164
7番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 246 146
8番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 112
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 97
11番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0 163
14番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 230
16番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
18番人気 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

まずは過去10年の青葉賞の人気別成績を見ていこう(表1)。1番人気の成績は【5.0.2.3】。勝率は50%と高めで、複勝率も70%とまずまずの成績。単勝2.9倍以下の馬に限れば【5.0.2.1】と好走率はさらに増す。3.0倍以上の人気馬が2頭凡走しており、単勝オッズで低い馬は信頼できそうだ。

勝ち馬は7番人気までに該当。2着馬は9番人気以下から3頭。3着は6番人気以内までに9頭が入っている。3連単を考える場合は、人気馬→伏兵馬→上位人気馬というイメージで組み立てると功を奏するかもしれない。

■表2 青葉賞出走馬のキャリア別成績(過去10年)

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1戦 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2戦 1-  1-  1-  5/  8 12.5% 25.0% 37.5% 71 71
3戦 1-  3-  2- 20/ 26 3.8% 15.4% 23.1% 5 129
4戦 4-  1-  4- 27/ 36 11.1% 13.9% 25.0% 84 98
5戦 2-  2-  1- 24/ 29 6.9% 13.8% 17.2% 59 72
6戦 0-  2-  1- 27/ 30 0.0% 6.7% 10.0% 0 56
7戦 0-  0-  0- 14/ 14 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8戦 1-  1-  0- 10/ 12 8.3% 16.7% 16.7% 20 36
9戦 1-  0-  0-  6/  7 14.3% 14.3% 14.3% 81 30
10戦 0-  0-  1-  4/  5 0.0% 0.0% 20.0% 0 64

続いてキャリア別成績を見ていく(表2)。最多勝は4勝をマークしているキャリア4戦の馬。ただ、出走頭数も一番多くなっているため、特別に好走率が高いわけではない。連対率はキャリア4戦前後が高く、複勝率はキャリア4戦以下が優秀と見てとれる。特にキャリア2戦の複勝率が37.5%と最も高い。キャリア2戦と言えば、普通に考えると新馬(未勝利)→500万クラスを連勝している無敗馬のこと。昇級・重賞初挑戦のこの舞台で好走を果たしていることになる。なお、当日3番人気以内に支持された馬に限れば【1.1.1.1という成績。遅れてきた素質馬と目された馬が期待に応えているというわけだ。

■表3 青葉賞出走馬の前走距離別成績(過去10年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1600m 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1700m 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1800m 3-  2-  1- 54/ 60 5.0% 8.3% 10.0% 22 55
2000m 5-  3-  4- 37/ 49 10.2% 16.3% 24.5% 47 55
2200m 2-  4-  2- 21/ 29 6.9% 20.7% 27.6% 91 178
2300m 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2400m 0-  1-  3- 17/ 21 0.0% 4.8% 19.0% 0 49
2500m 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2600m 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

ここからは前走距離データを調べて、ステップレースごとに傾向を探っていく。表3は青葉賞出走馬の前走距離別成績。今回と同じ芝2400mを前走で使っていた馬の成績は【0.1.3.17】。複勝率は19.0%で決して悪くないが、勝ち馬が出てない点が気になる。2着馬も少なく、中心には推しにくいタイプだ。

2013/4/27 東京11R テレビ東京杯青葉賞(G2)1着 5番 ヒラボクディープ

好成績なのが芝2000m組。最多の5勝で勝率は10.2%ある。芝2200mは連対率20%以上、複勝率もトップと注目すべきローテーション。芝1800m組は圧倒的な出走馬を出しているが、好走率自体はあまり高くない。そして芝1600m組の成績は【0.0.0.6】。芝1700m組の好走例もなく、1700m以下の組は総じて苦しい。

連対率と複勝率が好成績だった2200m組は、実は近年になってからのトレンド。04年から08年までは05年にダンツキッチョウ(1番人気1着)1頭しか好走馬は出ていなかった。それ以外は09年以降で、11年以外は毎年にように好走馬が出ている。特に昨年上位となったヒラボクディープ、アポロソニック、ラストインパクトはすべて前走芝2200mに出走。上位を独占した。中山芝2200mや阪神芝2200mのレースを勝ち上がってきた馬に注意だ。

■表4 前走芝2000m組のレース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 弥生賞G2 3- 1- 1- 3/ 8 37.5% 50.0% 62.5% 242 136
2 毎日杯G3 1- 1- 2- 2/ 6 16.7% 33.3% 66.7% 40 115
3 若葉S 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0% 14 11
4 500万下* 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0 245
5 アザレア500* 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0 53
6 皐月賞G1 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
7 山藤賞500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8 山桜賞500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9 未勝利 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
10 フリージ500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
11 ひめさゆ500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12 ネモフィ500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13 セントポ500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

表4は前走芝2000m組の成績。基本的には重賞組が多く、毎日杯は現在芝1800mとなっているため、実質弥生賞組が1強という形だ。12年フェノーメノ、11年ウインバリアシオンが好走。弥生賞を使ってみたが、小回りとの相性が悪く、皐月賞をパス。東京コースのダービーに照準を絞ったような馬が狙い目だ。なお、皐月賞組は【0.0.0.4】。4頭のうちサトノギャラントら3頭は青葉賞当日4番人気以内に支持されたが、馬券にも絡むことができなかった。皐月賞組は逆に危ないと考えたいところだ。

■表5 前走芝1800m組のレース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 毎日杯G3 3- 0- 1- 5/ 9 33.3% 33.3% 44.4% 148 77
2 スプリンG2 0- 1- 0-11/12 0.0% 8.3% 8.3% 0 25
3 未勝利 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0 460
4 500万下* 0- 0- 0-14/14 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
5 山桜賞500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
6 東京スポG3 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
7 中京2歳 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8 伏竜S 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9 ベンジャ 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
10 ひめさゆ500* 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
11 共同通信G3 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12 フリージ500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13 はなみず500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14 セントポ500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

最後に前走芝1800m組を見ていく。毎日杯が芝1800mで行われるようになったのが07年から。この年から同組の活躍が目立ち、【3.0.1.5】という成績。そのうち青葉賞当日、上位3番人気に支持された馬に限ると【3.0.1.0。好走率は100%とかなり信頼度が高い。

同じ芝1800mの重賞でもスプリングS組は【0.1.0.11】と不振。ただ、青葉賞当日4番人気以内に支持されたのは1頭のみ。それが11年のショウナンパルフェで、青葉賞は2着と好走。毎日杯組とは違い、スプリングSからの直行は本筋ではないローテーションなので、それほど人気馬がいたわけではない。力が認められて、人気になっている馬に関しては毎日杯組同様に扱ってよいのではないだろうか。なお、前走500万クラス組は不振だ。

【結論】
以上の点を踏まえて、青葉賞の傾向と馬券対策を箇条書きでまとめてみた。本稿執筆時点では出走予定馬がわからないが、該当する項目があれば注目していただきたい。

・1番人気が強い。単勝2.9倍以下ならば信頼度大。
・3連単は人気馬→伏兵馬→上位人気馬の組み合わせで。
・キャリア4戦以下の馬が有力。特にキャリア2戦2勝の人気馬に注目。
・近年は前走芝2200m組が穴。
・前走弥生賞組は、皐月賞をパスした馬に注目。皐月賞組は人気馬でも危険。
・前走毎日杯組で、当日3番人気の馬が非常に有力。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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