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第785回 桜花賞、オークスに繋がる一戦、フラワーCを分析する

2014/3/17(月)

今週は金曜からの3日間開催。東西で計4重賞が行われる。そこで月曜掲載分の今回は、金曜・春分の日に行われるフラワーCを分析したい。過去10年の出走馬からは、シーザリオなど4頭が春の牝馬クラシックを制しているこのレース。今年はどの馬がG1制覇へ前進するのだろうか。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1 4-4-1-1/10 40.0% 80.0% 90.0% 70% 118%
2 1-0-2-7/10 10.0% 10.0% 30.0% 36% 55%
3 1-2-0-7/10 10.0% 30.0% 30.0% 79% 62%
4 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 21%
5 1-1-1-7/10 10.0% 20.0% 30.0% 86% 97%
6 2-1-1-6/10 20.0% 30.0% 40.0% 309% 159%
7 0-0-2-8/10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 80%
8 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 102%
9 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 71%
11〜 1-0-1-55/57 1.8% 1.8% 3.5% 76% 21%

2005/3/19 中山11R フラワーC(G3)1着 2番 シーザリオ

まず人気別の成績で目につくのは、1番人気が【4.4.1.1】と非常に安定した成績を残していること。着外に敗れたのは昨年7着のカラフルブラッサム1頭のみで、この馬は前走500万2着だった。1番人気のうち前走で勝っていた8頭は、馬券圏内に絡む結果を残している。
一方、2番人気が【1.0.2.7】にとどまるなど、他の上位人気は安定感ひと息で、人気薄の好走馬も何頭か見られる。ただ、連対馬20頭中18頭は6番人気以内で、7番人気以下の馬が同一年に2頭以上馬券に絡んだ年はない

■表2 馬体重別成績(11年除く)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
〜399kg 0-0-1-1/2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 240%
400〜419kg 2-0-0-4/6 33.3% 33.3% 33.3% 515% 123%
420〜439kg 0-3-0-29/32 0.0% 9.4% 9.4% 0% 28%
440〜459kg 3-2-4-37/46 6.5% 10.9% 19.6% 12% 49%
460〜479kg 2-2-1-29/34 5.9% 11.8% 14.7% 14% 32%
480〜499kg 2-2-3-10/17 11.8% 23.5% 41.2% 302% 150%
500kg〜 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
-19〜-10kg 2-1-1-15/19 10.5% 15.8% 21.1% 248% 83%
-9〜 -4kg 2-4-3-41/50 4.0% 12.0% 18.0% 45% 47%
-3〜 +3kg 3-3-4-41/51 5.9% 11.8% 19.6% 38% 55%
+4〜 +9kg 2-1-1-14/18 11.1% 16.7% 22.2% 20% 71%
+10〜+19kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

昨年1番人気で7着に敗れたカラフルブラッサムは、過去10年の1番人気馬では唯一、馬体重が2桁の増減だった(マイナス12キロ)。そこで、中山開催時の馬体重とその増減別の成績を調べたものが表2だが、出走全馬に関して見れば、特に馬体重の増減を気にする必要はない傾向だ。また、馬体重としては480〜498キロの好走確率が高く、単複でも高回収率を記録している。小型馬からも好走馬は出ているため軽視はできないが、確率的にはまず大型馬に注目したい。

■表3 脚質別成績(11年除く)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 1〜4枠 5〜8枠
逃げ 3-1-1-4/9 33.3% 44.4% 55.6% 533% 177% 3-0-0-1 0-1-1-3
先行 4-2-3-24/33 12.1% 18.2% 27.3% 42% 69% 2-1-3-8 2-1-0-16
中団 2-3-3-48/56 3.6% 8.9% 14.3% 55% 42% 0-1-2-22 2-2-1-26
後方 0-2-2-36/40 0.0% 5.0% 10.0% 0% 38% 0-1-0-22 0-1-2-14
マクリ 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 230% 0-1-0-0 0-0-0-0

脚質別の成績(中山)では、逃げた馬が【3.1.1.4】で連対率44.4%などの好成績。続いて先行した馬も良いが、注目したいのは表の右に記した枠番も組み合わせた成績だ。1〜4枠の馬は「逃げ」「先行」の好走確率が高く、5〜8枠は「中団」「後方」からも多くの好走馬が出ている。5〜8枠から「逃げ」「先行」に分類された馬も多くいるが、1コーナーの近いコース形態で外から距離損をしつつ前に取りついても、内枠の馬に比べると好結果には結びつきづらい傾向が見て取れる。

■表4 前走クラス別成績

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
新馬 1-0-0-15/16 6.3% 6.3% 6.3% 22% 10%
未勝利 1-2-1-18/22 4.5% 13.6% 18.2% 94% 68%
500万下 6-4-7-51/68 8.8% 14.7% 25.0% 87% 71%
OPEN特別 0-2-0-8/10 0.0% 20.0% 20.0% 0% 70%
G3 2-2-2-28/34 5.9% 11.8% 17.6% 53% 47%
G1 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
地方 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
牡馬混合 6-6-4-50/66 9.1% 18.2% 24.2% 119% 66%
牝馬限定 4-4-6-77/91 4.4% 8.8% 15.4% 24% 49%

前走クラス別での連対率トップはオープン特別組だが、出走10頭で2着2頭とサンプルは不足気味。前走G1(阪神JF)も出走馬4頭と少ないが、11、10、5、9着と好走がない。また、出走馬が22頭と多いクイーンC組は【1.1.0.22】(連対率8.3%)。全体としては、オープンや重賞に出ていたからといって強調材料にはならない傾向にある。ただ、前走新馬の1戦1勝馬で好走したのは昨年のサクラプレジールのみ。また、牝馬限定戦よりは、牡馬を相手に戦ってきた馬の方が好走確率は高い傾向にある。

■表5 前走オープン、500万組の前走着順別成績

前走クラス 前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
OP・重賞 1着 0-2-0-0/2 0.0% 100.0% 100.0% 0% 160%
2着 0-1-0-3/4 0.0% 25.0% 25.0% 0% 57%
3着 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4着 1-0-1-4/6 16.7% 16.7% 33.3% 131% 66%
5着 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6〜9着 1-0-1-12/14 7.1% 7.1% 14.3% 72% 63%
10着〜 0-1-0-15/16 0.0% 6.3% 6.3% 0% 29%
500万 1着 5-2-2-8/17 29.4% 41.2% 52.9% 91% 78%
2着 0-0-1-8/9 0.0% 0.0% 11.1% 0% 62%
3着 0-0-0-6/6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4着 0-2-0-7/9 0.0% 22.2% 22.2% 0% 68%
5着 0-0-0-5/5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6〜9着 0-0-3-9/12 0.0% 0.0% 25.0% 0% 113%
10着〜 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0% 436% 100%

2008/3/22 中山11R フラワーC(Jpn3)1着 1番 ブラックエンブレム

表4の前走クラス別成績は今ひとつつかみどころがなかったが、前走着順も合わせて見ると、500万を勝ち上がってきた馬が【5.2.2.8】連対率41.2%、複勝率52.9と、非常に高い数字を叩き出している。ほかに前走重賞勝ち馬2頭(ディアジーナ、コスモネモシン)はとも2着になっているが、今年の登録馬にこのタイプは不在。オープン・重賞2着以下の馬よりは、500万条件を勝ってきた馬に注目したい。なお、ここ2走続けて500万条件以下に出走し、連敗を喫していた好走馬は10年で2頭のみ。前走500万条件で負けていた馬にも好走例はあるが、そういった馬を買うなら前々走で新馬や未勝利を勝っていることが望ましい。

■表6 好走馬の中山、1800m以上実績

馬名 人気 着順 中山 1800m〜
04 ダンスインザムード 1 1 2-0-0-0 未経験
ヤマニンアラバスタ 3 2 0-1-0-0 0-1-0-0
メイショウオスカル 5 3 未経験 1-1-1-0
05 シーザリオ 1 1 1-0-0-0 1-0-0-0
スルーレート 5 2 0-1-0-1 0-1-0-1
アルフォンシーヌ 7 3 0-1-0-0 0-1-0-0
06 キストゥヘヴン 6 1 1-2-0-0 未経験
フサイチパンドラ 1 2 1-0-0-0 1-0-0-0
ブルーメンブラット 8 3 未経験 1-0-0-0
07 ショウナンタレント 1 1 2-1-0-0 1-0-0-0
ホクレレ 6 2 0-2-0-0 0-3-0-0
クロコレーヌ 12 3 0-0-1-2 1-0-2-1
08 ブラックエンブレム 1 1 1-0-1-0 0-0-1-1
レッドアゲート 8 2 1-0-0-1 1-1-0-1
シングライクバード 2 3 未経験 1-0-0-0
09 ヴィーヴァヴォドカ 11 1 1-0-0-1 未経験
ディアジーナ 1 2 1-1-0-0 0-0-0-1
マジックシアター 2 3 1-1-0-1 1-1-0-2
10 オウケンサクラ 3 1 未経験 1-0-1-1
コスモネモシン 4 2 2-0-0-1 1-1-0-2
サンテミリオン 1 3 2-0-0-0 2-0-0-0
11 トレンドハンター 5 1 未経験 2-1-0-0
ハブルバブル 1 2 未経験 1-0-0-0
マヒナ 7 3 0-0-0-2 未経験
12 オメガハートランド 6 1 0-0-0-1 1-0-0-0
メイショウスザンナ 1 2 0-1-0-0 1-0-0-0
サンキューアスク 10 3 0-0-0-4 1-0-0-1
13 サクラプレジール 2 1 未経験 未経験
エバーブロッサム 3 2 1-0-0-0 1-0-0-0
リラコサージュ 6 3 未経験 0-1-0-0

最後に、好走馬の中山実績と、1800m以上(ともにダート戦含む)の実績を調べたのが表6である。阪神で代替された11年を除く9回の好走馬27頭のうち、26頭は中山か1800m以上で連対実績があった。一方で連対実績がなければ、もう一方では勝っていることが理想だが(15頭中12頭)、中山と1800m以上の双方で連対している必要まではない。

以上、フラワーCの傾向をざっとまとめてみた。今年は25頭の登録があり、日曜の本稿執筆段階では出否ははっきりしないが、まず注目できるのは前走500万条件1着馬(表5)のバウンスシャッセとマイネオーラム。2頭はともに中山の18〜2000m戦を勝ち上がってきており、どちらも表6に問題はない。前走は牡馬混合戦の好走確率が高い(表4)ことから、特にバウンスシャッセが出走すれば注目の存在になる。その他、オープン・重賞組なら中山や1800m以上で連対実績を持つ、ショウナンパンドラ、パシフィックギャル、マイネグレヴィル、ラインカグラあたりの名前が挙げられる。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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