第773回 年明けの小倉開催の攻略ヒントを探る|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第773回 年明けの小倉開催の攻略ヒントを探る

2014/2/3(月)

今週から1回小倉開催がスタート。年明け最初の時期に行われる同開催は、通常通りのスケジュールとなる。1回開催が夏場となった10年を除き、08年以降の過去5年分のデータを分析。この時期の小倉開催の傾向をデータから探り、コース別に攻略につながるヒントを見つけていきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 1回小倉ダート1700mの種牡馬成績(10年を除く08年以降)

順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 マヤノトップガン 5- 5- 4-22/36 13.9% 27.8% 38.9% 144 106
2 ゴールドアリュール 5- 1- 4-24/34 14.7% 17.6% 29.4% 116 60
3 スペシャルウィーク 5- 1- 2-21/29 17.2% 20.7% 27.6% 109 66
4 シンボリクリスエス 4-13- 4-49/70 5.7% 24.3% 30.0% 41 70
5 フジキセキ 4- 3- 4-40/51 7.8% 13.7% 21.6% 32 60
6 アグネスデジタル 4- 2- 1-17/24 16.7% 25.0% 29.2% 870 380
7 タイキシャトル 4- 0- 4-21/29 13.8% 13.8% 27.6% 394 152
8 キングカメハメハ 3- 3- 4-45/55 5.5% 10.9% 18.2% 116 79
9 ネオユニヴァース 3- 2- 5-33/43 7.0% 11.6% 23.3% 29 68
10 アグネスタキオン 3- 2- 3-36/44 6.8% 11.4% 18.2% 15 42
11 マンハッタンカフェ 3- 2- 1-24/30 10.0% 16.7% 20.0% 323 135
12 ダンスインザダーク 3- 2- 1-25/31 9.7% 16.1% 19.4% 93 51
13 フレンチデピュティ 3- 1- 2-25/31 9.7% 12.9% 19.4% 36 59
14 ステイゴールド 3- 1- 1-12/17 17.6% 23.5% 29.4% 85 58
15 ジャングルポケット 3- 1- 1-26/31 9.7% 12.9% 16.1% 92 82
16 アフリート 3- 1- 0-28/32 9.4% 12.5% 12.5% 690 121
17 ワイルドラッシュ 3- 0- 2-31/36 8.3% 8.3% 13.9% 153 79
18 クロフネ 2- 8- 3-53/66 3.0% 15.2% 19.7% 9 55
19 キングヘイロー 2- 4- 0-15/21 9.5% 28.6% 28.6% 114 119
20 キャプテンスティーヴ 2- 2- 0-13/17 11.8% 23.5% 23.5% 105 178
32 ブライアンズタイム 1- 3- 2-25/31 3.2% 12.9% 19.4% 26 48
33 ホワイトマズル 1- 2- 3-14/20 5.0% 15.0% 30.0% 35 137
34 コマンダーインチーフ 1- 2- 1-12/16 6.3% 18.8% 25.0% 108 69
37 マーベラスサンデー 1- 1- 1-35/38 2.6% 5.3% 7.9% 10 32
45 マリエンバード 1- 1- 0-12/14 7.1% 14.3% 14.3% 50 30
49 フサイチコンコルド 1- 1- 0-15/17 5.9% 11.8% 11.8% 72 37
51 フォーティナイナー 1- 0- 2- 8/11 9.1% 9.1% 27.3% 66 74
75 アジュディケーティング 0- 4- 0-11/15 0.0% 26.7% 26.7% 0 106
80 ティンバーカントリー 0- 2- 0-16/18 0.0% 11.1% 11.1% 0 14
88 スウェプトオーヴァーボード 0- 1- 1-12/14 0.0% 7.1% 14.3% 0 231
92 バブルガムフェロー 0- 1- 0-22/23 0.0% 4.3% 4.3% 0 16

この時期の小倉開催で最も多く組まれているのがダート1700m。冬場ということもあり、芝よりもダートが主戦場となる。表1は1回小倉ダート1700mの種牡馬成績(10年を除く08年以降、以下同様)だ。勝ち鞍はマヤノトップガンとゴールドアリュールが5勝で並んでいるが、2着の数で前者が上位。3位はスペシャルウィーク、4位はシンボリクリスエス、5位はフジキセキと、全体的には芝血統が上位に並んでいる。ただし、シンボリクリスエス産駒は2着が13回もあり、取りこぼしている印象が強い。連対率は高いものの、複勝回収率は70%にとどまっており、自信満々で狙いたいタイプではない。

回収率で言えばアグネスデジタル、タイキシャトル、アフリートあたりが高い。芝の中長距離タイプが全体として勝ち鞍は重ねるが、ダートのマイラータイプの血統には一発の魅力がある。

表1では上位20の種牡馬の他、成績が芳しくない馬もいくつか掲載した。ブライアンズタイム、ホワイトマズル、コマンダーインチーフといったダートの中距離で実績がある種牡馬が今ひとつ。このあたりは種牡馬の年齢的な要素もかかわっているだろう。

またフォーティナイナー、アジュディケーティング、ティンバーカントリーといったバリバリのダート血統も勝ち鞍をあまり挙げられていない。現状では父はダート血統よりも芝血統を狙う方が効果的だと言える。

■表2 1回小倉芝1200m出走馬の前走コース別成績(10年を除く08年以降)

順位 前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 小倉・芝1200 46- 42- 39-469/596 7.7% 14.8% 21.3% 65 58
2 ◆同コース 46- 42- 39-469/596 7.7% 14.8% 21.3% 65 58
3 中京・芝1200 17- 17- 10-155/199 8.5% 17.1% 22.1% 52 77
4 京都・ダ1200 6-  3-  2- 73/ 84 7.1% 10.7% 13.1% 50 45
5 阪神・芝1400 5-  4-  6- 26/ 41 12.2% 22.0% 36.6% 56 112
6 福島・芝1200 5-  3-  8- 68/ 84 6.0% 9.5% 19.0% 104 97
7 京都・芝1200 4-  5-  1- 34/ 44 9.1% 20.5% 22.7% 72 99
8 阪神・芝1600外 3-  2-  1- 21/ 27 11.1% 18.5% 22.2% 136 56
9 小倉・ダ1000 2-  3-  0- 35/ 40 5.0% 12.5% 12.5% 58 85
10 中山・ダ1200 2-  2-  2- 69/ 75 2.7% 5.3% 8.0% 122 42
11 中京・芝1400 2-  2-  2- 23/ 29 6.9% 13.8% 20.7% 95 59
12 中京・ダ1700 2-  1-  0- 14/ 17 11.8% 17.6% 17.6% 484 136
13 中山・芝1200 2-  0-  7- 72/ 81 2.5% 2.5% 11.1% 29 52
14 園田・ダ1400 2-  0-  0-  8/ 10 20.0% 20.0% 20.0% 373 116
15 京都・芝1400 1-  5-  2- 13/ 21 4.8% 28.6% 38.1% 52 121
16 京都・芝1600 1-  3-  3- 16/ 23 4.3% 17.4% 30.4% 23 198
17 京都・芝1400外 1-  2-  2- 20/ 25 4.0% 12.0% 20.0% 23 78
18 京都・芝1600外 1-  2-  1-  4/  8 12.5% 37.5% 50.0% 102 163
19 阪神・芝1200 1-  1-  1- 20/ 23 4.3% 8.7% 13.0% 79 112
20 東京・芝1400 1-  1-  1- 18/ 21 4.8% 9.5% 14.3% 41 64
21 新潟・芝1000 1-  1-  1- 15/ 18 5.6% 11.1% 16.7% 78 62
22 中京・ダ1400 1-  1-  0-  7/  9 11.1% 22.2% 22.2% 376 247
23 阪神・ダ1400 1-  1-  0- 15/ 17 5.9% 11.8% 11.8% 11 41
24 札幌・芝1200 1-  0-  2- 26/ 29 3.4% 3.4% 10.3% 12 46
25 小倉・ダ1700 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 92 80
26 東京・ダ1400 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 511 130
27 京都・ダ1400 0-  4-  2- 42/ 48 0.0% 8.3% 12.5% 0 60
28 中山・芝1600 0-  1-  3- 26/ 30 0.0% 3.3% 13.3% 0 57
29 京都・ダ1800 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0% 0 102
30 中京・ダ1000 0-  1-  1- 16/ 18 0.0% 5.6% 11.1% 0 42

小倉ダート1700mに次いでレースが組まれているのが小倉芝1200m。表2はその小倉芝1200mの前走コース別成績。臨戦過程としては前年末の中京から、もしくは今開催の小倉で連戦を重ねるような馬が圧倒的に多い。この2つの比較としては連対率、複勝率、単・複回収率であまり差がない。

目立つのは4位の京都ダート1200m。ダート→芝替わりというのは穴狙いとしては王道なのだが、回収率は意外と低いのが特徴だ。ただ、ダート組からの好走が多いことは確か。京都ダート1200mに限らず、中山ダート1200mや中京ダート1700m組からは穴は生まれやすい。

しかし、ここではダート→芝替わりよりも、芝の距離短縮組に目を向けたい。阪神芝1400m、京都芝1200m、阪神芝1600m組が上位10位以内にランクイン。連対率や回収率もまずまずだ。

■表3 1回小倉ダート1000m出走馬の母父別成績(10年を除く08年以降)

順位 母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 ブライアンズタイム 4- 2- 1-20/27 14.8% 22.2% 25.9% 285 87
2 サンデーサイレンス 3- 3- 6-36/48 6.3% 12.5% 25.0% 16 98
3 フォーティナイナー 3- 1- 0-14/18 16.7% 22.2% 22.2% 238 73
4 クリスタルグリツターズ 3- 1- 0- 8/12 25.0% 33.3% 33.3% 275 136
5 Gulch 2- 0- 0- 3/ 5 40.0% 40.0% 40.0% 204 72
6 アフリート 2- 0- 0-11/13 15.4% 15.4% 15.4% 247 92
7 トウシヨウボーイ 2- 0- 0-10/12 16.7% 16.7% 16.7% 445 118
8 キンググローリアス 2- 0- 0- 4/ 6 33.3% 33.3% 33.3% 860 213
9 エルハーブ 2- 0- 0- 4/ 6 33.3% 33.3% 33.3% 316 78
10 グロウ 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0% 870 270
11 フジキセキ 1- 2- 3-21/27 3.7% 11.1% 22.2% 11 48
12 Storm Cat 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0% 40 102
13 ウイニングチケット 1- 1- 2- 3/ 7 14.3% 28.6% 57.1% 495 211
14 トニービン 1- 1- 1-15/18 5.6% 11.1% 16.7% 180 55
15 フレンチデピュティ 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 50.0% 75.0% 122 185
16 リアルシヤダイ 1- 1- 1- 6/ 9 11.1% 22.2% 33.3% 55 103
17 Green Desert 1- 1- 0-10/12 8.3% 16.7% 16.7% 25 23
18 Danzig 1- 1- 0- 8/10 10.0% 20.0% 20.0% 1460 274
19 ウォーニング 1- 1- 0- 2/ 4 25.0% 50.0% 50.0% 80 67
20 ナリタブライアン 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7% 113 213

3番目に多いのは小倉ダート1000m。今回のデータは新馬・未勝利のレースも含んでおり、同コースが多くなっている。表3は小倉ダート1000m出走馬の母父別成績だ。

先ほど表1で勢いが感じられなかったブライアンズタイムが1位。2位サンデーサイレンスと1勝差だが、単・連対率、単勝回収率ではブライアンズタイムがかなり上だ。

あとはフォーティナイナー、Gulch、アフリート、キンググローリアス、フレンチデピュティといったところが優秀な成績。顔ぶれをみると、ダートの短距離で実績がある血統が揃っている。このあたりは表1と傾向が違う。母父は素直にダートのスピード血統に注目すべきだろう。

■表4 1回小倉芝2000m出走馬の前走着順別成績(10年を除く08年以降)

前入線順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
前走1着 6-  3-  6- 31/ 46 13.0% 19.6% 32.6% 116 90
前走2着 14-  6-  9- 48/ 77 18.2% 26.0% 37.7% 67 63
前走3着 8- 10-  5- 33/ 56 14.3% 32.1% 41.1% 79 96
前走4着 8-  8-  4- 52/ 72 11.1% 22.2% 27.8% 130 83
前走5着 3-  5-  8- 52/ 68 4.4% 11.8% 23.5% 24 68
前走6〜9着 17- 23- 18-248/306 5.6% 13.1% 19.0% 66 77
前走10着〜 7-  8- 12-304/331 2.1% 4.5% 8.2% 44 58

2012/2/5 小倉10R あすなろ賞 1着 1番 エキストラエンド

続いて表4は小倉芝2000mの前走着順別成績。前走2着馬が【14.6.9.48】という成績となっており、現級で前走連対している馬が強い。当然のようにも考えられるが、連続好走を果たし、なおかつ勝ち切るのはそんなに容易なことではない。ただ、ここで注目したいのは前走1着馬の成績。単勝回収率が100%を超えていて、複勝率も90%を超えているのが特徴だ。

例えば500万→500万といった同クラスの連勝も含まれているが、通常は昇級戦で勝つというケースが多くなる。今年の京都金杯を制したエキストラエンドは、12年に未勝利→あすなろ賞と連勝を果たした。このように前走1着の馬が勢いで、昇級戦を突破するケースを想定しておいた方がいい。

一方で前走6着以下に敗れていた馬たちは回収率がそれほど目立たない。大敗から巻き返すケースは当然あるものの、あまり大きな配当には結びついていない。

■表5 1回小倉芝1800m出走馬の前走距離別成績(10年を除く08年以降)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
今回延長 15- 12- 16-278/321 4.7% 8.4% 13.4% 91 69
今回短縮 23- 24- 20-212/279 8.2% 16.8% 24.0% 119 98
1000m 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1200m 2-  0-  2- 62/ 66 3.0% 3.0% 6.1% 130 41
1400m 5-  3-  1- 46/ 55 9.1% 14.5% 16.4% 213 93
1500m 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1600m 7-  8- 12-130/157 4.5% 9.6% 17.2% 50 81
1700m 1-  1-  1- 33/ 36 2.8% 5.6% 8.3% 29 45
1800m 24- 26- 26-271/347 6.9% 14.4% 21.9% 42 61
1900m 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2000m 20- 22- 17-166/225 8.9% 18.7% 26.2% 136 108
2200m 3-  0-  3- 17/ 23 13.0% 13.0% 26.1% 122 96
2400m 0-  2-  0- 13/ 15 0.0% 13.3% 13.3% 0 49
2500m 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2600m 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
3000m 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

2013/2/17 小倉11R 小倉大賞典(G3)1着 5番 ヒットザターゲット

最後に小倉芝1800mに関するデータを紹介する。表5は同出走馬の前走距離別成績だ。注目したいのは前走芝1800m組と芝2000m組の成績。勝ち鞍はほぼ同じだが、2000m組の方が勝率は高い。連対率や複勝率も同様。回収率に至っては、芝2000m組が圧倒的にいい。芝1600mからの距離延長組がひと息であるという点も注目すべきポイント。同じ1ハロンの距離変更だが、短縮組の方が優勢。芝2200m組も回収率は高い。

今開催組まれている重賞・小倉大賞典は、芝1800mのレース。昨年6番人気で優勝のヒットザターゲット、12年5番人気で優勝のエーシンジーラインはともに前走中山金杯に出走していた。もちろん重賞以外、他のクラスでも同じような傾向が見て取れる。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
小田原智大の完全なる買い方ブログ

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN