第768回 3歳牡馬路線の主役候補は現れるか? 京成杯を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第768回 3歳牡馬路線の主役候補は現れるか? 京成杯を分析する

2014/1/16(木)

皐月賞と同じ中山芝2000mという条件で行なわれ、実際、過去10年の連対馬にシックスセンス、サンツェッペリン、エイシンフラッシュと3カ月後の皐月賞で10番人気以下から激走を果たす馬が3頭もいる注目すべき一戦。そんな京成杯のレース傾向を、過去10年のデータから調べてみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 牡牝別成績

性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
牡馬 10- 10- 10- 92/122 8.2% 16.4% 24.6% 37% 72%
牝馬 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表1は牡牝別の成績(過去10年、セン馬の出走はなし)で、牝馬は7頭が出走したものの好走例はない。必ずしも人気薄ばかりでもなく、08年にはその年の秋に古馬を降してエリザベス女王杯を勝つリトルアマポーラが2番人気に推されているが、4着まで。ほかにも11年にヌーベルバーグが4番人気10着と、人気を集めた牝馬でも好走には至らなかった

■表2 単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気 4-  2-  2-  2/ 10 40.0% 60.0% 80.0% 103% 99%
2番人気 4-  0-  1-  5/ 10 40.0% 40.0% 50.0% 173% 79%
3番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 60% 45%
4番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0% 0% 57%
5番人気 0-  3-  0-  7/ 10 0.0% 30.0% 30.0% 0% 76%
6番人気 0-  0-  1-  9/ 10 0.0% 0.0% 10.0% 0% 31%
7番人気 1-  0-  1-  8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 126% 84%
8番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 69%
9番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 136%
10番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
11番人気 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
12番人気 0-  1-  0-  6/  7 0.0% 14.3% 14.3% 0% 102%
13番人気 0-  0-  1-  4/  5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 284%
14番人気 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
15番人気 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
16番人気 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

過去10年、全出走馬の単勝を買った場合の単勝回収率が35%しかなく、複勝回収率も68%という京成杯は総じて堅いレースと言える。1着馬の内訳は、1番人気と2番人気が4頭ずつで、3番人気が1頭。2着馬も10頭のうち8頭は1〜5番人気が占めている。昨年は7番人気のフェイムゲームが勝ち、2着に5番人気、3着にも9番人気が入る波乱の決着となったが、降雪のため開催が1週延期となった経緯があるので、例年とは同一には扱わないほうがいいはずだ。予期せぬアクシデントが起きない限り、京成杯は基本的に上位人気馬を重視すべきレースと言えるだろう。

■表3 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1枠 1- 0- 1-11/13 7.7% 7.7% 15.4% 36% 26%
2枠 0- 2- 1-10/13 0.0% 15.4% 23.1% 0% 85%
3枠 0- 1- 1-11/13 0.0% 7.7% 15.4% 0% 90%
4枠 1- 1- 4- 9/15 6.7% 13.3% 40.0% 30% 69%
5枠 3- 1- 0-13/17 17.6% 23.5% 23.5% 114% 79%
6枠 1- 2- 1-14/18 5.6% 16.7% 22.2% 23% 58%
7枠 2- 0- 1-17/20 10.0% 10.0% 15.0% 43% 86%
8枠 2- 3- 1-14/20 10.0% 25.0% 30.0% 23% 55%

表3は枠番別の成績。1着という観点で、単純に「1〜4枠」と「5〜8枠」で分けたデータを確認すると、1〜4枠からは1着馬が2頭のみで勝率3.7%なのに対し、5〜8枠からは8頭の1着馬が出て勝率10.7%となっており、5〜8枠のほうが勝ちやすいようだ。表2の人気別成績で述べたように、京成杯は能力上位と思われる1、2番人気から1着馬が出ることが多いレース。つまり、そうした馬にとってはゴチャつきやすい内枠に入るより、外枠からスムーズに走ってしっかりと能力を発揮したほうが好都合なのだろう。なお、3着以内という観点では、1〜4枠が複勝率24.1%、複勝回収率67%、5〜8枠が複勝率22.7%、複勝回収率69%と大きな差は見られない。まとめると、単勝や馬単、3連単の1着を獲ることが重要な券種で狙うのであれば5〜8枠を重視。一方、複勝やワイド、3連複の3着以内でOKという券種であれば、枠はそれほど気にしなくてよさそうだ。

■表4 前走着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
前走1着 5-  4-  6- 51/ 66 7.6% 13.6% 22.7% 44% 82%
前走2着 1-  1-  0-  3/  5 20.0% 40.0% 40.0% 120% 78%
前走3着 3-  1-  2-  6/ 12 25.0% 33.3% 50.0% 71% 72%
前走4着 1-  2-  1-  4/  8 12.5% 37.5% 50.0% 31% 110%
前走5着 0-  1-  1-  6/  8 0.0% 12.5% 25.0% 0% 76%
前走6〜9着 0-  1-  0- 20/ 21 0.0% 4.8% 4.8% 0% 34%
前走10着以下 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

前走着順はぜひとも確認しておきたい項目のひとつである。表4の通り、過去10年で前走10着以下からの好走例はなく、前走6〜9着から好走した馬も21頭中1頭しかいない。つまり、残る29頭の好走馬は前走で5着以内には入っていたということになる。なかでも狙ってみたいのが前走2〜4着のゾーンで、合算すると【5.4.3.13】、勝率20.0%、複勝率48.0%。さらに、「前走2〜4着だった馬が当日5番人気以内」に推された場合は【5.4.2.5】、勝率31.3%、複勝率68.8%と好走する確率が非常に高く、今年も当日の人気を見て該当する馬がいるようなら狙ってみたいところだ。前走1着は該当する馬が多いために好走率が低く出てしまっているが、1着5頭、2着4頭、3着6頭と好走例の半数を占めており、もちろん無視するわけにはいかない。

■表5 前走距離別成績(芝のみ)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1200m 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1400m 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1600m 2-  2-  0- 20/ 24 8.3% 16.7% 16.7% 15% 22%
1800m 1-  2-  2- 15/ 20 5.0% 15.0% 25.0% 22% 90%
2000m 7-  6-  6- 43/ 62 11.3% 21.0% 30.6% 61% 70%
※出走例のある距離のみ

表5は前走距離別成績(芝のみ)。さすがに1200mや1400mから臨んでくる馬はほとんどいないが、サンプルの多い1600m、1800m、2000mを比較すると、前走で2000mを走っていた馬が勝率、連対率、複勝率のいずれでも優位に立っていることがわかる。もし、前走の距離が異なる2頭がいて、どちらを重視すべきか迷った場合には、京成杯と同じ2000mを走っていた馬を上位にとるとよさそうだ。

■表6 キャリア別成績

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1戦 0-  0-  0- 13/ 13 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
2戦 1-  1-  3- 19/ 24 4.2% 8.3% 20.8% 10% 29%
3戦 5-  2-  0- 17/ 24 20.8% 29.2% 29.2% 106% 57%
4戦 3-  3-  2- 17/ 25 12.0% 24.0% 32.0% 48% 121%
5戦 0-  3-  2- 11/ 16 0.0% 18.8% 31.3% 0% 109%
6戦 1-  0-  2-  8/ 11 9.1% 9.1% 27.3% 54% 46%
7戦 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
8戦 0-  1-  0-  5/  6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 20%
9戦 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10戦 0-  0-  1-  3/  4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 355%

表6は京成杯までに何走の経験があったのかを示すキャリア別成績。キャリア1戦、つまり新馬戦を勝ち上がったばかりの馬は過去10年に好走例なし。新馬戦で強い勝ち方をしてきたとしても、過度の期待をかけないほうがよさそうだ。また、7戦以上のキャリアを積んだ馬も合計で【0.1.1.14】と1着馬はおらず、複勝率12.5%と分のいい成績とは言えず、割り引く必要があるだろう。よって、狙ってみたいのはキャリア2〜6戦の馬ということになる。なかでも1着馬を5頭出しているキャリア3戦の馬と、1着馬を3頭出し、トップの複勝率32.0%を記録したキャリア4戦の馬が有力で、まずはここをあたってみたい。そして、キャリア3、4戦の馬に食指の動かないようなら、キャリア2戦かキャリア5、6戦の馬をあたるようにすると効率がいい。

キャリア2戦の馬について補足しておくと、3着以内に入った5頭のうち4頭は「新馬戦、2戦目を連勝」していた馬で、残りの1頭も「新馬戦を勝ち、2戦目の重賞で3着」という馬だった。キャリア2戦の馬は、新馬勝ちを収めていることが必須。そして、2戦目も勝って無傷の2連勝とするか重賞で好走していることが条件と考えられそうだ。

■表7 前走クラス別成績

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
新馬 0-  0-  0- 13/ 13 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
未勝利 1-  2-  1- 25/ 29 3.4% 10.3% 13.8% 43% 67%
500万下 3-  1-  4- 17/ 25 12.0% 16.0% 32.0% 49% 72%
オープン特別 3-  1-  3- 21/ 28 10.7% 14.3% 25.0% 53% 55%
G3 1-  5-  1- 12/ 19 5.3% 31.6% 36.8% 13% 92%
G2 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
G1 2-  1-  0-  8/ 11 18.2% 27.3% 27.3% 34% 37%

表7の前走クラス別成績を、上から順に見ていこう。まず、前走新馬戦については表6の項目でも述べた通りで、新馬戦を勝ち上がったばかりの馬=キャリア1戦は京成杯では苦戦している。前走未勝利戦は、好走例はあるが、好走の確率は高いものではない。そのほかのクラスでは、出走例が少ない前走G2を除く前走500万下、前走オープン特別、前走G3、前走G1に極端な好走率や回収率の差は見られない。前走オープン特別は好走率が若干低いものの勝ち馬を3頭出しており、勝率が低い前走G3にしても複勝率ではトップと、いずれも無視することはできない。したがって、前走クラスに応じた取捨をしていくべきだろう。

■表8 前走未勝利戦出走の好走馬

頭数 馬名 人気 着順 前走
条件 人気 着順
06 11 トウショウシロッコ 5 2 中山芝2000m 2 1
11 16 デボネア 8 2 小倉芝2000m 3 1
13 12 フェイムゲーム 7 1 中山芝2000m 6 1
ケイアイチョウサン 9 3 東京芝1800m 6 1

前走未勝利戦出走の好走馬を抜き出したのが表7で、この4頭の共通点を探っていくこととしよう。まず、4頭中3頭が芝2000mの未勝利戦を挙げていたことがわかる。そして、4頭中3頭は、12頭立て以下の頭数になった場合に好走していることもわかる。すべての馬に共通するわけではないものの、以上をまとめると、京成杯と同じ芝2000mを勝って、高いレベルのレースで揉まれたことがないという経験不足を補える12頭以下の少頭数戦になれば、前走未勝利戦出走馬にも好走する可能性が出てくると考えていいのではないだろうか。

■表9 前走500万下出走馬の着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
前走1着 3- 1- 3-10/17 17.6% 23.5% 41.2% 72% 95%
前走2着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走3着 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 90%
前走4着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走5着 0- 0- 0- 0/ 0          
前走6〜9着 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走10着以下 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表9は前走500万下出走馬の着順別成績で、この組の好走馬8頭のうち7頭は500万下1着から京成杯に臨んでいたことがわかる。唯一の例外は06年3着のネヴァブション。寒竹賞3着から連闘での出走だったのだが、寒竹賞は京成杯と同じ中山芝2000mという条件で、直前に同じコースを経験していたことが例外的な好走につながったとも考えられそうだ。

■表10 前走500万下1着馬の着差別成績

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
勝0.3〜0.5秒 2- 1- 2- 1/ 6 33.3% 50.0% 83.3% 168% 236%
勝0.1〜0.2秒 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 12%
勝0.0秒 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 73% 36%
※該当例のある着差のみ

では、前走500万下1着馬のなかでも、どんな馬が京成杯でも好走できるのか。それを調べたのが表10。これを見ると、0秒3以上の着差をつけて500万下を勝っていた馬だと【2.1.2.1】と好走する確率が非常に高いのに対し、0秒2以下の着差だと合計【1.0.1.9】と好走率が大幅に低下することがわかる。つまり、前走500万下出走馬の場合は「0秒3差以上で1着」を満たしているかどうかをひとつの目安とすべきだろう。なお、0秒2以下の1着から好走したのは、04年3着のキングカメハメハと10年1着のエイシンフラッシュというのちのダービー馬2頭で、前年12月に行なわれるエリカ賞1着からの臨戦という点が共通している。よって、エリカ賞1着馬だけは着差を度外視してもいいかもしれない(※今年は該当馬の登録はなし)。

■表11 前走ホープフルS出走馬の着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
前走1着 1- 0- 1- 1/ 3 33.3% 33.3% 66.7% 140% 93%
前走2着 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 300% 90%
前走3着 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0% 94% 62%
前走4着 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 103%
前走5着 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0% 230%
前走6〜9着 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走10着以下 0- 0- 0- 0/ 0          

前走オープン特別出走馬の好走例は7頭おり、そのすべてが前年12月に行なわれるホープフルSに出走していた馬なので、この組は実質的にホープフルS出走馬の取捨と同義と言える。表11が前走ホープフルS出走馬の着順別成績で、綺麗に前走着順に比例した成績になっていることがわかるだろう。京成杯を勝ったことがあるのはホープフルSの1〜3着馬に限られ、4、5着馬は3着までで、6着以下からの好走はない。ホープフルSは京成杯と同じ中山芝2000mで行われ、出走間隔も1カ月足らずと短いため、その着順が素直に信頼できるのだろう。

■表12 前走東京スポーツ杯2歳S出走馬の一覧

馬名 人気 着順 前走
人気 着順 上がり
05 カネサマンゲツ 7 6 8 11 11位
08 ベンチャーナイン 12 2 6 6 1位
09 ナカヤマフェスタ 1 2 9 1 6位
10 レッドスパークル 2 3 9 3 2位

前走G3出走馬の好走例も7頭いて、その前走は東京スポーツ杯2歳SかラジオNIKKEI杯2歳Sのどちらかに出走していた馬に限られている。まず、前走東京スポーツ杯2歳S出走馬から見ていこう。過去10年、この組に該当する4頭中3頭が京成杯で好走を果たしているので、このローテーションで臨んでくる馬は全部狙ってもいいぐらいだが、東京スポーツ杯2歳Sの着順と上がり順位に注目することで好走可能馬がより正確に浮かび上がってくる。表12が前走東京スポーツ杯2歳S出走馬の一覧で、着順は6着だったものの上がり順が1位だった08年2着のベンチャーナイン、上がり順は6位だったものの着順が1着だった09年1着のナカヤマフェスタ、そして着順が3着で上がり順も2位だった10年3着のレッドスパークルと、着順か上がり順のいずれか(いずれも)が優秀だった3頭は京成杯でも好走を果たしたのだが、着順が11着で上がり順の11位といずれも振るわなかった05年のカネサマンゲツは6着に敗れているのだ。

■表13 前走ラジオNIKKEI杯2歳S出走馬の着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
前走1着 0- 0- 0- 0/ 0          
前走2着 0- 0- 0- 0/ 0          
前走3着 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 130% 65%
前走4着 0- 2- 0- 0/ 2 0.0% 100.0% 100.0% 0% 235%
前走5着 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 50%
前走6〜9着 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走10着以下 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
※05年まではラジオたんぱ杯2歳S

続いて、前走ラジオNIKKEI杯2歳S出走馬の取捨を考えていこう。表13の通り、5着以内に入っていた馬の成績を合算すると【1.3.0.3】で、6着以下だと【0.0.0.7】と好走例なし。この組は、ラジオNIKKEI杯2歳Sで5着以内に入ることができたかどうかが取捨のわかりやすい目安となる。

■表14 前走朝日杯フューチュリティS出走馬の着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
前走1着 0- 0- 0- 0/ 0          
前走2着 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 210%
前走3着 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 130% 100%
前走4着 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 125% 50%
前走5着 0- 0- 0- 0/ 0          
前走6〜9着 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走10着以下 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

最後にG1の前走朝日杯フューチュリティS出走馬について見ていく。表14の通り、朝日杯で4着以内に入っていた馬であれば【2.1.0.1】、6着以下であれば【0.0.0.7】となっているので、この組も前走着順をすんなりと活用できそうだ。過去10年には例のなかった朝日杯5着馬が出走してきた場合にはどうすべきか迷うところだが、掲示板圏内という括りから朝日杯5着以内が好走の目安と考えてもいいだろう(※今年は該当馬の登録なし)。興味深いのが、過去10年の朝日杯組で2着と最先着していた12年のマイネルロブストは京成杯でも2着までだったのに対し、朝日杯3着の06年ジャリスコライト、同じく4着の04年フォーカルポイントの2頭は京成杯1着と、逆転現象が起こっているところだ。おそらく、朝日杯で連対を果たすようだとマイル適性が高すぎて、かえって朝日杯ではちょっと負けたぐらいの馬のほうが2000mの京成杯に対しての適性が高いのだろう。

【結論】

2013/11/30 中山9R 葉牡丹賞 1着 3番 キングズオブザサン

2013/12/22 中山7R ホープフルステークス 1着 2番 エアアンセム

今年の京成杯登録は21頭で、フルゲートの16頭になる公算が高い。つまり、過去10年に好走例がない前走新馬戦出走馬だけでなく、12頭立て以下の少頭数になった場合に好走例が多い前走未勝利戦出走馬も強調はできない。よって、今年の京成杯では前走で500万下かオープンクラスのレースに出走していた馬を重視すべきだろう。

まず、前走500万下出走馬は、基本的には0秒3以上の差をつけて1着ということが原則だった。この条件に合致する唯一の馬が、葉牡丹賞で2着に0秒4差をつけたキングズオブザサンである。この馬は、過去10年で5頭の1着馬を出したキャリア3戦という点も強調材料となる。もう1頭、前走500万下を勝って臨む馬にはピオネロもいるが、百日草特別で0秒1差しかつけられなかったため割引が必要となる。また、勝ってさえいれば着差を問わずに期待できるエリカ賞からも、その1着馬であるバンドワゴンの登録がない。そのほかにこの組からピックアップするとすれば、同条件の中山芝2000mで行なわれた葉牡丹賞と寒竹賞でいずれも2着に入ったディアデルレイホルボッシュだろう。

次に、前走オープン特別出走馬で、この組で1着の可能性があるのはホープフルS3着以内の馬で、同じく5着以内なら好走例はあった。つまり、ホープフルS1着のエアアンセムは勝ち切る可能性を秘めた有力候補で、5着のウインマーレライも3着なら十分にチャンスがありそうだ。

前走G3出走馬は、東京スポーツ杯2歳S組が1頭、ラジオNIKKEI杯2歳S組が2頭いる。ただし、ラジオNIKKEI杯2歳S組の2頭はいずれも10着以下に敗れており、好走の期待は薄い。問題なのがラングレーである。東京スポーツ杯2歳S組の取捨の目安となる着順が4着、上がり順位が5位タイと、なんとも微妙なところに収まっているのだ。東京スポーツ杯2歳Sの着順がひとつ上の3着だったクラリティシチーが次走のホープフルSで3着、ひとつ下の5着だったサトノアラジンも次走のラジオNIKKEI杯2歳Sで3着と、いずれも京成杯の好走基準をクリアする走りを見せていることを考えると、そのあいだの4着だったラングレーも同等程度にみなすのが自然ではあるので、好走の可能性はあるとみるべきであろう。

最後に前走G1出走馬は、今年は朝日杯7着のプレイアンドリアルのみ。地方所属でファンからの期待も大きい同馬だが、5着以内というこの組の基準は満たしておらず、残念ながらデータからは高い評価はできないようだ。

ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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