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第765回 1回開催ダートの馬体重別傾向を探る

2014/1/6(月)

2014年の中央競馬がはじまり、今週は3日間の変則開催。重賞はシンザン記念とフェアリーSが組まれているが、この時期はダートのレースが多く組まれている。古馬の特別戦がメインにも組まれており、ダート競馬の攻略がカギとなる。競馬の格言としても「冬のダートは大型馬が強い」とよく言われる。理屈を考えると、この時期は乾燥するのでパサパサのダートになりやすく、力がいる馬場となるからだ。

そこで今回は、1回開催のダート戦に絞り、馬体重別に出走馬の成績を調べてみたい。対象レースは09〜13年の中山・京都開催のレース。さらに古馬の500万クラス以上のレースを対象とした。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 1回中山開催のダート出走馬の馬体重別成績(09〜12年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-   0-   0-   1/   1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
400〜419kg 0-   2-   0-  18/  20 0.0% 10.0% 10.0% 0 13
420〜439kg 0-   5-   3-  67/  75 0.0% 6.7% 10.7% 0 53
440〜459kg 14-  11-  12- 173/ 210 6.7% 11.9% 17.6% 90 51
460〜479kg 29-  28-  31- 345/ 433 6.7% 13.2% 20.3% 52 66
480〜499kg 28-  36-  31- 378/ 473 5.9% 13.5% 20.1% 62 78
500〜519kg 29-  20-  22- 294/ 365 7.9% 13.4% 19.5% 87 58
520〜539kg 15-  10-  12- 105/ 142 10.6% 17.6% 26.1% 127 94
540〜 3-   6-   8-  68/  85 3.5% 10.6% 20.0% 47 79
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

1月の中山ダート

まず表1は1回中山開催全般のダート出走馬の馬体重別成績。出走頭数は460〜499キロあたりの馬が最も多いが、勝率は520〜539キロの馬がトップで10.6%。以下、連対率も17.6%、複勝率は26.1%、単勝回収率は127%、複勝回収率も94%とすべての項目で優秀な成績。520〜539キロともなればなかなかの大型馬。なるほど、このデータだけでも大型馬が強いということがうかがえる。逆に439キロ以下の馬の成績は芳しくない。ここ5年は勝利がないのだ。軽量馬は苦戦していることがわかる。明らかに馬体重による成績の偏りは見てとれる。

■表2 1回中山ダート1200m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  0-  0/  0          
400〜419kg 0-  0-  0-  8/  8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
420〜439kg 0-  2-  0- 32/ 34 0.0% 5.9% 5.9% 0 10
440〜459kg 5-  7-  6- 87/105 4.8% 11.4% 17.1% 50 48
460〜479kg 14- 12- 16-164/206 6.8% 12.6% 20.4% 63 77
480〜499kg 12- 15- 18-189/234 5.1% 11.5% 19.2% 74 62
500〜519kg 15- 14-  9-143/181 8.3% 16.0% 21.0% 42 53
520〜539kg 7-  3-  4- 46/ 60 11.7% 16.7% 23.3% 69 71
540〜 2-  2-  2- 36/ 42 4.8% 9.5% 14.3% 73 76
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

ここからは距離別に調べていくことにする。表2は中山ダート1200m出走馬の馬体重別成績。表1で示した中山ダート全般の傾向と似ていると言っていいだろう。520〜539キロの勝率などが軒並み高い。ただし、回収率はそれほどでもない。500キロ以上の範囲を広げても、それほどうまみのある馬券が出ているというわけではなさそうだ。

■表3 1回中山ダート1800m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
400〜419kg 0-  2-  0- 10/ 12 0.0% 16.7% 16.7% 0 22
420〜439kg 0-  3-  3- 34/ 40 0.0% 7.5% 15.0% 0 90
440〜459kg 9-  4-  6- 77/ 96 9.4% 13.5% 19.8% 142 60
460〜479kg 13- 12- 13-154/192 6.8% 13.0% 19.8% 45 56
480〜499kg 15- 19-  9-158/201 7.5% 16.9% 21.4% 55 100
500〜519kg 10-  5- 12-123/150 6.7% 10.0% 18.0% 121 65
520〜539kg 5-  5-  7- 49/ 66 7.6% 15.2% 25.8% 30 95
540〜 1-  3-  4- 27/ 35 2.9% 11.4% 22.9% 25 73
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

続いて中山ダート1800mの成績(表3参照)。勝率は440〜459キロが9.4%でトップ。同時に単勝回収率も142%と高い。連対率は480〜499キロの馬が16.9%でトップ。複勝率で520〜539キロの馬が25.8%でようやくトップとなるが、大型馬の優位性は感じられない結果となった。

■表4 1回中山ダート2400m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  0-  0/  0          
400〜419kg 0-  0-  0-  0/  0          
420〜439kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
440〜459kg 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
460〜479kg 2-  4-  2- 27/ 35 5.7% 17.1% 22.9% 29 54
480〜499kg 1-  2-  4- 31/ 38 2.6% 7.9% 18.4% 19 61
500〜519kg 4-  1-  1- 28/ 34 11.8% 14.7% 17.6% 182 59
520〜539kg 3-  2-  1- 10/ 16 18.8% 31.3% 37.5% 750 176
540〜 0-  1-  2-  5/  8 0.0% 12.5% 37.5% 0 123
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

残るは中山ダート2400mの成績(表4参照)。鞍数がさほど多くないマイナー条件ながら、こちらはハッキリとした傾向が出た。520〜539キロの馬の成績が非常に優秀。連対率は30%を超えている。1800mよりも距離が600mも長く、レースの最後は各馬の脚が上がるのが2400m。非常にスタミナとパワーが要求されるだけに、それにふさわしい馬が好走しやすいと思われる。

1回開催の中山ダートで大型馬が優位となるのは2400m>1200mの順。1800mは意外とそうでもないことがわかった。

■表5 1回京都開催のダート出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-   0-   1-   2/   3 0.0% 0.0% 33.3% 0 50
400〜419kg 0-   0-   1-   7/   8 0.0% 0.0% 12.5% 0 23
420〜439kg 5-   2-   1-  72/  80 6.3% 8.8% 10.0% 64 34
440〜459kg 9-  16-  10- 207/ 242 3.7% 10.3% 14.5% 40 57
460〜479kg 32-  34-  33- 368/ 467 6.9% 14.1% 21.2% 77 83
480〜499kg 34-  29-  37- 449/ 549 6.2% 11.5% 18.2% 46 51
500〜519kg 25-  27-  37- 250/ 339 7.4% 15.3% 26.3% 98 84
520〜539kg 20-  20-   6- 134/ 180 11.1% 22.2% 25.6% 115 77
540〜 5-   3-   4-  49/  61 8.2% 13.1% 19.7% 46 62
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

続いて京都のダートを見ていく。中山と同じように09〜13年の1回京都開催、古馬500万クラス以上のレースを対象としている。同開催全般の成績は表5の通りだ。勝率トップは520〜539キロ。複勝率も22.2%でトップ。やはり京都でも大型馬が優位の印象を受ける。勝率は中山より京都の方が高い。複勝率のトップは399キロ以下の超軽量馬だが、出走頭数が10頭以上のケースに限ると、500〜519キロの馬が26.3%で一番高い。

■表6 1回京都ダート1200m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  0-  0/  0          
400〜419kg 0-  0-  1-  5/  6 0.0% 0.0% 16.7% 0 31
420〜439kg 2-  0-  1- 36/ 39 5.1% 5.1% 7.7% 21 13
440〜459kg 0-  4-  6- 77/ 87 0.0% 4.6% 11.5% 0 36
460〜479kg 13- 14-  9-109/145 9.0% 18.6% 24.8% 125 129
480〜499kg 10-  4-  5-114/133 7.5% 10.5% 14.3% 62 44
500〜519kg 4-  7- 10- 77/ 98 4.1% 11.2% 21.4% 142 103
520〜539kg 6-  8-  1- 26/ 41 14.6% 34.1% 36.6% 87 95
540〜 1-  0-  2-  9/ 12 8.3% 8.3% 25.0% 35 180
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

ここからは距離別の成績を見ていく。まずは1200mから(表6参照)。注目となる520〜539キロの馬だが、非常に優秀な成績となっている。勝率は14.6%、連対率は34.1%、複勝率は36.6%という結果が出た。回収率はそれほど高くないため、比較的人気サイドの好走が多いようだが、好走率の高さは目につく。中山ダート1200mよりも好走率は高い。京都ダート1200mでは上位人気の大型馬の信頼度が高いと言えそうだ。

■表7 1回京都ダート1400m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  0-  0/  0          
400〜419kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
420〜439kg 1-  1-  0- 13/ 15 6.7% 13.3% 13.3% 66 74
440〜459kg 3-  5-  2- 53/ 63 4.8% 12.7% 15.9% 74 59
460〜479kg 7-  5- 10- 97/119 5.9% 10.1% 18.5% 28 64
480〜499kg 7- 11- 10-125/153 4.6% 11.8% 18.3% 20 43
500〜519kg 7-  5-  8- 56/ 76 9.2% 15.8% 26.3% 150 76
520〜539kg 6-  3-  2- 47/ 58 10.3% 15.5% 19.0% 106 72
540〜 1-  2-  1- 10/ 14 7.1% 21.4% 28.6% 25 59
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

2012/1/14 京都11R 大和ステークス 1着 1番 トウショウカズン

表7は京都ダート1400mの成績。京都は短距離が1200mの他にこの距離がある。勝率のトップは520〜539キロで10.3%。連対率と複勝率は540キロ以上の超大型馬、そして単・複の回収率は500〜519キロ馬がトップとなった。全般的に500キロ以上の大型馬が強く、わかりやすい傾向が出た。

ちょうど今週土曜のメインには古馬OPの大和Sが組まれている。12年に7番人気で優勝を果たしたトウショウカズンは馬体重が538キロだった。11年に1番人気で優勝したダノンカモンは536キロで出走した。今年もこのタイプの馬に注目してみたいところだ。

■表8 1回京都ダート1800〜1900m出走馬の馬体重別成績(09〜13年)

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
〜399kg 0-  0-  1-  2/  3 0.0% 0.0% 33.3% 0 50
400〜419kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
420〜439kg 2-  1-  0- 23/ 26 7.7% 11.5% 11.5% 127 42
440〜459kg 6-  7-  2- 77/ 92 6.5% 14.1% 16.3% 55 76
460〜479kg 12- 15- 14-162/203 5.9% 13.3% 20.2% 71 62
480〜499kg 17- 14- 22-210/263 6.5% 11.8% 20.2% 53 59
500〜519kg 14- 15- 19-117/165 8.5% 17.6% 29.1% 48 76
520〜539kg 8-  9-  3- 61/ 81 9.9% 21.0% 24.7% 135 72
540〜 3-  1-  1- 30/ 35 8.6% 11.4% 14.3% 58 23
※古馬500万クラス以上のレースを対象。

最後に中距離として1800〜1900mのレースをまとめて集計した(表8参照)。勝率は比較的横一線ながら520〜539キロが9.9%でトップ。連対率は唯一20%台をマークした同馬体重がやはりトップ。複勝率は500〜519キロの馬が29.1%でトップとなった。中山ダート1800mでは大型馬の優位は感じられなかったが、京都のダート中距離ではそんなことはなかった。京都のダートは平坦で、最後の直線も坂がない。イメージ的には中山よりもパワーは要求されないような感じだが、そうではなかった。京都の方がどの距離でも大型馬を中心に馬券を組み立てる作戦が、有効と言えそうだ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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