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第758回 2歳重賞勝ち馬のG1成績は?

2013/12/5(木)

今年の2歳重賞戦線は牝馬の活躍が非常に目立つ。函館2歳Sを皮切りに各地の2歳重賞で続々と勝ち名乗りを上げた。ファンタジーSの勝ち馬であるベルカントは翌週の朝日杯FSへいく予定だが、それでもハープスターやホウライアキコらが人気の中心となり、2歳女王の座をかけることになる。

そこで今回は、各地の2歳重賞及び主な500万特別の勝ち馬に焦点を当てる。それらの馬が年末の2歳G1でどのような成績を上げているかを調べてみることにする。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 新潟2歳Sの優勝馬(03年以降)

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 ハープスター 1345 -0.5
12年 ザラストロ 1335 0 12着
11年 モンストール 1338 -0.1 不出走
10年 マイネイサベル 1345 0 6着
09年 シンメイフジ 1344 -0.1 5着
08年 セイウンワンダー 1354 -0.2 1着
07年 エフティマイア 1341 -0.2 17着
06年 ゴールドアグリ 1352 0 8着
05年 ショウナンタキオン 1350 -0.8 4着
04年 マイネルレコルト 1348 -0.2 1着
03年 ダイワバンディット 1350 0 11着

まずは新潟2歳Sを見ていく(表1参照)。ちょうど10年分のデータとして03年以降の同レースの勝ち馬を調べた。その期間の新潟2歳Sの優勝馬にはマイネイサベル、シンメイフジ、エフティマイアと3頭の牝馬の名前がある。だが、その3頭は阪神JFではそれぞれ6着、5着、17着という成績。マイネイサベルは古馬になっての活躍があり、エフティマイアはクラシック戦線で活躍するなど、確かな実力はあったが、阪神JFでは好成績を残せなかった。今回、上位人気が予想されるハープスターにとっては嫌な材料だ。

牡馬に目を移すとセイウンワンダーとマイネルレコルトが朝日杯FSを優勝。だが、一方で大きく敗れている馬も多い。昨年新潟2歳Sをレコードで制したザラストロは朝日杯FSが12着だった。勝ち時計が速いイコール能力が高いとはならないことを示している。

■表2 デイリー杯2歳Sの優勝馬(03年以降)

2013/10/5 京都11R デイリー杯2歳S(G2)1着 6番 ホウライアキコ

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 ホウライアキコ 1332 0
12年 テイエムイナズマ 1347 -0.1 13着
11年 クラレント 1349 -0.1 7着
10年 レーヴディソール 1336 -0.2 1着
09年 リディル 1337 0 不出走
08年 シェーンヴァルト 1333 0 7着
07年 キャプテントゥーレ 1356 -0.3 3着
06年 オースミダイドウ 1343 -0.1 3着
05年 マルカシェンク 1372 -0.3 不出走
04年 ペールギュント 1343 -0.2 3着
03年 メイショウボーラー 1341 -0.3 2着

続いてデイリー杯2歳Sの優勝馬を見ていく(表2参照)。今年の優勝馬はホウライアキコ。本番当日はハープスターと人気を分け合う可能性もある注目馬だ。デイリー杯2歳Sの牝馬の優勝はレーヴディソールがある。同馬は次走阪神JFで1番人気に支持されて、見事にその期待に応えた。03年から07年までは、デイリー杯2歳Sを制したメイショウボーラーなどが朝日杯FSで頻繁に好走していた。デイリー杯2歳Sと2歳のマイルG1との関連性は高い方と言えるだろう。

■表3 札幌2歳Sの優勝馬(03年以降)

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 レッドリヴェール 1597 0
12年 コディーノ 1485 -0.3 2着
11年 グランデッツァ 1508 -0.1 不出走
10年 オールアズワン 1498 -0.1 不出走
09年 サンディエゴシチー 1497 -0.2 不出走
08年 ロジユニヴァース 1491 -0.2 不出走
07年 オリエンタルロック 1519 -0.1 不出走
06年 ナムラマース 1497 -0.1 不出走
05年 アドマイヤムーン 1504 -0.2 不出走
04年 ストーミーカフェ 1499 -0.1 2着
03年 モエレエスポワール 1541 -0.1 不出走

続いて札幌2歳Sの優勝馬を見ていく(表3参照)。近年の優勝馬は牡馬一色。今年は函館競馬場で、しかも大変な不良馬場で行われた一戦だが、牝馬ながら制したレッドリヴェールには一目置く必要があるだろう。通常札幌2歳Sの勝ち馬は来年のクラシックを意識し、年末は朝日杯FSではなくラジオNIKKEI杯2歳Sを選択するケースが多くなっている。そのため2歳G1には不出走の馬が多い。だが、勝ち馬の実力は確かだ。グランデッツアやオールアズワン、ロジユニヴァース、ナムラマース、アドマイヤムーンなどの実績馬が大半。朝日杯FSへ向かったケースでは、コディーノとストーミーカフェがおり、ともに好走を果たしている。そういう意味ではレッドリヴェールへの期待も膨らむ。

■表4 アルテミスS・赤松賞の優勝馬(03年以降)

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 マーブルカテドラル 1352 -0.1
12年 コレクターアイテム 1338 -0.1 4着
11年 トーセンベニザクラ 1345 0 10着
10年 ダンスファンタジア 1351 -0.4 9着
09年 アパパネ 1345 -0.4 1着
08年 ダノンベルベール 1361 -0.2 2着
07年 カレイジャスミン 1365 -0.2 7着
06年 ディーズメンフィス 1361 0 17着
05年 アイスドール 1353 -0.2 7着
04年 ジェダイト 1361 -0.1 6着
03年 ヤマニンアラバスタ 1352 -0.3 7着

アルテミスSは昨年から重賞になったばかりのレースだ。だが、前身は500万特別の赤松賞。同レースの勝ち馬を含めて03年以降の勝ち馬を調べてみることにした(表4参照)。昨年アルテミスSをレコードで制したコレクターアイテムは阪神JFで4着に敗退。1番人気で敗れた。だが、一方でアパパネとダノンベルベールは阪神JFで連対を果たしている。本番当日は上位人気に支持されていた馬だが、しっかりと期待に応えた。今年、アルテミスSを制したマーブルカテドラルは当日どれぐらいの人気に支持されるかが気になるところ。過去の傾向からは上位人気ならば注目だが、そうでない場合は5着以下に敗れるケースが高いと予測する。

■表5 サフラン賞の優勝馬(03年以降)

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 フォーエバーモア 1225 -0.2
12年 タガノミューチャン 1212 0 5着
11年 イチオクノホシ 1224 -0.2 4着
10年 ライステラス 1219 0 3着
09年 アニメイトバイオ 1215 0 2着
08年 カツヨトワイニング 1219 0 7着
07年 ラルケット 1221 -0.2 10着
06年 ホットファッション 1233 -0.1 11着
05年 アサヒライジング 1225 -0.1 5着
04年 リヴァプール 1224 -0.1 8着
03年 ナンヨーアルトラブ 1229 0 不出走

ここからは500万特別について調べていく。今年出走を予定しているフォーエバーモアは2戦2勝。前走はサフラン賞を勝利した。そこで同レースの勝ち馬を調べてみた(03年)。阪神JFの勝ち馬こそいないが、掲示板に乗った馬は意外と多い。タガノミューチャン、イチオクノホシ、ライステラス、アニメイトバイオと4年連続で5着以内に好走している。フォーエバーモアの善戦も十分期待できそうだ。

■表6 白菊賞の優勝馬(08年以降)

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 レーヴデトワール 1341 0
12年 ディアマイベイビー 1350 -0.1 9着
11年 ラシンティランテ 1344 -0.6 15着
10年 ドナウブルー 1368 -0.2 不出走
09年 アグネスワルツ 1341 -0.3 不出走
08年 レディルージュ 1357 -0.1 10着

京都芝1600m・牝馬限定の500万クラス。白菊賞が現行の条件となった08年以降の勝ち馬を調べてみた(表6参照)。データが少なく、不出走のケースも2回あるが、まだ阪神JFで結果を残した馬はいない。今年白菊賞を制したのはレーヴデトワール。上位人気になる可能性もあるが、過度の期待はかけられないか。

■表7 きんもくせい特別の優勝馬(11年以降)

2013/10/27 新潟10R きんもくせい特別 1着 3番 マジックタイム

馬名 タイム 着差 2歳G1成績
13年 マジックタイム 1361 0
12年 ゴットフリート 1341 0 3着
11年 アルフレード 1366 -0.2 1着

最後にきんもくせい特別の勝ち馬について触れておきたい(表7)。現行の条件でのデータは11年以降。裏開催のレースでありながら注目レースの予感がする。アルフレード、ゴッドフリートと2年連続で朝日杯FS好走馬を出したのだ。今年のきんもくせい特別を制したのはマジックタイム。勝ち時計は1分36秒1。スローペースで時計は遅かったが、アルフレードも同じような感じだった。マジックタイムには出遅れ癖という課題が現実問題としてあるものの、注目したいタイプだ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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