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第757回 ダートのスピード比べ、カペラSを占う!

2013/12/2(月)

今週日曜日は阪神ジュベナイルフィリーズが組まれている。同レースの展望は週半ばに行うこととし、今回は中山競馬場で行われるカペラSを占っていきたい。前週にJCダートが行われたばかりだが、同レースでは距離が長すぎる馬もいるため、強い馬が出走することもある。昨年の勝ち馬シルクフォーチュンはまさにそのような馬だった。

カペラSは08年に創設。今年で6回目のレースとなる。よって、過去5年の結果をもとに、同レースの傾向を探っていきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 カペラS出走馬の年齢別成績(08年以降)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
3歳 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
4歳 2- 1- 2-14/19 10.5% 15.8% 26.3% 79 165
5歳 2- 3- 1-17/23 8.7% 21.7% 26.1% 57 65
6歳 1- 1- 2-15/19 5.3% 10.5% 21.1% 33 93
7歳以上 0- 0- 0-13/13 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

まずは過去5年のカペラS出走馬の年齢別成績を調べてみた(表1)。勝ち鞍は4歳と5歳が2勝ずつ。勝率ではやや4歳馬が高い。連対率は5歳馬がトップで21.7%。複勝率は4歳と5歳がほぼ互角。よって、総合的にも4歳と5歳がほぼ互角と見ていいだろう。6歳馬の好走率は少し下がるが、複勝率は20%台を保っており、それほど割り引く必要はなさそうだ。だが、7歳以上のベテランと3歳馬は不振。まだ好走馬が出ていない。

■表2 カペラS出走馬の枠順別成績(08年以降)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1枠 1- 1- 0- 7/ 9 11.1% 22.2% 22.2% 118 68
2枠 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0% 94 28
3枠 0- 1- 1- 8/10 0.0% 10.0% 20.0% 0 90
4枠 0- 2- 1- 7/10 0.0% 20.0% 30.0% 0 97
5枠 1- 0- 0- 8/ 9 11.1% 11.1% 11.1% 71 31
6枠 0- 0- 2- 8/10 0.0% 0.0% 20.0% 0 116
7枠 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0% 44 65
8枠 1- 1- 0- 8/10 10.0% 20.0% 20.0% 39 156

次に枠順別成績を調べてみた(表2参照))。一般的に、中山ダート1200mは外枠が有利となっている。実際、7枠と8枠からすでに好走馬が出ている。だが、一方で1枠と2枠からも勝ち馬が出ている。ここまでの成績だけを見ると、枠順の有利・不利はあまり考えなくてもよさそうだ。

■表3 カペラS出走馬の脚質別成績(08年以降)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
逃げ 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
先行 1- 1- 2-13/17 5.9% 11.8% 23.5% 22 85
差し 2- 3- 2-23/30 6.7% 16.7% 23.3% 46 108
追い込み 2- 1- 1-22/26 7.7% 11.5% 15.4% 65 65

続いて脚質別成績を調べてみた(表3参照)。ダートの短距離戦ともなればハイペースは必至。それでも逃げ馬が強みを生かせる距離なのだが、逃げ馬は【0.0.0.5】。上位人気に支持された馬がいないこともあってか、まだ好走例はない。先行馬と差し馬の比較では、差し馬は有利。追い込み馬も【2.1.1.22】とかなり善戦している。非常にペースが厳しくなるレースのせいか、差し〜追い込み馬がかなり決まっている。最後の直線が短い中山コースだが、最後に急坂がある。ゴール手前でガラリと態勢が一変するようなレースが考えられる。

■表4 カペラS出走馬の人気別成績(08年以降)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
2番人気 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0%
3番人気 1- 2- 0- 2/ 5 20.0% 60.0% 60.0%
4番人気 2- 0- 0- 3/ 5 40.0% 40.0% 40.0%
5番人気 1- 0- 1- 3/ 5 20.0% 20.0% 40.0%
6番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
8番人気 0- 0- 3- 2/ 5 0.0% 0.0% 60.0%
9番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0%
12番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
14番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%

人気別成績(表4参照)を見ると1番人気が【0.1.0.4】。09年にダイワディライトが2着と好走しただけで、あとはすべて4着以下。昨年優勝を飾ったシルクフォーチュンも10年は1番人気で4着に終わった。1番人気は苦戦している。勝ち馬は2〜5番人気に集中。1番人気は苦戦していたが、上位人気の馬で勝ち鞍は占められている。一言で言えば上位拮抗だろうか。2着馬は7番人気、12番人気。3着馬は8番人気が3回、11番人気が1回。2〜3着には比較的下位人気の馬が多い。1〜4番人気の3着がないとこも大きな特徴だ。

■表5 カペラS出走馬の前走場所別成績(08年以降)

前走場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率
札幌 0- 0- 0- 0/ 0      
函館 0- 0- 0- 0/ 0      
福島 0- 0- 0- 0/ 0      
新潟 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
東京 3- 3- 2-19/27 11.1% 22.2% 29.6%
中山 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
中京 0- 0- 0- 0/ 0      
京都 1- 2- 2-26/31 3.2% 9.7% 16.1%
阪神 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
小倉 0- 0- 0- 0/ 0      
地方 0- 0- 1-15/16 0.0% 0.0% 6.3%
海外 0- 0- 0- 0/ 0      

続いて出走馬の前走場所別成績を調べてみた(表5参照)。開催日程上、東京と京都が多くなるのは自然なこと。注目すべきはそこではなく、地方が【0.0.1.5という点だ。ダートグレードは地方競馬場を中心に番組が組まれている。特に短距離の大レースは秋のJBC。だが、前走同レース出走馬の成績は【0.0.1.7】。11年はセイクリムズンが1番人気で5着に敗れるなど、危険なローテーションとなっている。

その他にも大井の東京盃や北海道スプリントCからの直行馬も出走例があるが、結果が出ていない。

■表6 カペラS出走馬の前走クラス別成績(08年以降)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1600万下 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5%
OPEN特別 3- 4- 3-31/41 7.3% 17.1% 24.4%
G3 1- 1- 1- 8/11 9.1% 18.2% 27.3%
G2 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
G1 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
※地方のダートグレード組は含まれていない。

表6は前走クラス別成績。Target frontier JVの仕様上、Jpn1、Jpn2、Jpn3扱いの前走ダートグレードグレード組の成績が含まれていないのだが、前走オープン特別組が【3.4.3.31】と出走馬の大半を占める。中でも東京の霜月S組が【2.2.1.5】で好相性。同レースを含めて1400mからの距離短縮馬が好調だ。一方、オープン特別組でも1200m組は【0.2.2.20】。勝ち切れていない点に注意だ。

前走G3組では武蔵野S組が【1.1.1.5】という成績。重賞組ならば同組を狙いたいところ。いずれにせよ、このタイプも距離短縮だ。前走1600万クラスの昇級馬は【1.0.0.7】。G3だけにもう少し昇級馬が絡んでもおかしくないところだが、今のところ好走馬は08年1着のビクトリーテツニーだけとなっている。

【結論】

2013/1/27 東京11R 根岸ステークス(G3)1着 7番 メイショウマシュウ

2013/11/24 京都12R 京都オータムリーフプレミアム 1着 2番 ノーザンリバー

それでは今年のカペラSの展望をしていこう。本稿執筆時点(12/1)での同レース登録馬は59頭。フルゲートが16頭のところに多数の馬が出走を希望しており、狭き門となっている。さらにレース当日の人気、枠順も当然不明の現在だが、おおまかに予測してみたい。

収得賞金の上位はセイクリムズン、サマーウインド、ティアップワイルド、シルクフォーチュンらだが、いずれも7歳以上のベテラン。実績はトップクラスでも年齢面で引っかかる。あえて拾えばJBCスプリントで好走したセイクリムズンよりも、武蔵野S組のティアップワイルドやシルクフォーチュンに食指が伸びるが、果たしてどうなるか。

重賞実績馬で注目できるのはメイショウマシュウ。今年の根岸Sを勝利。前走は武蔵野S12着と敗れたが、叩き2戦目で距離短縮と近年の好走タイプとピッタリとマッチする。差せる馬である点も好感触だ。

あとは前走京都ダート1400mのOP特別を勝ったノーザンリバー。霜月Sの勝ち馬であるエーシントップの登録がないだけにチャンスがあるかもしれない。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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