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第739回 G1目前! 京都開幕週のレース傾向は?

2013/9/30(月)

 土曜日から秋の東京・京都開催が始まる。京都開幕週のメインはおなじみの京都大賞典。来週には秋華賞、再来週には菊花賞と連続でG1が控えている京都競馬のレース傾向とはどんなものだろうか。過去5年の開幕週における芝の特別レースの結果から探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 4回京都開幕週の特別レース

曜日 レース番号 レース名 条件 距離
土曜 9レース 清滝特別 3歳以上1000万下 芝1800m(外回り)
10レース 大原S 3歳以上1600万下 芝2000m(内回り)
11レース デイリー杯2歳S 2歳G2 芝1600m(外回り)
日曜 9レース 久多特別 3歳以上1000万下 芝1400m(外回り)
10レース 平城京S 3歳以上1600万下 ダート1800m
11レース 京都大賞典 3歳以上G2 芝2400m(外回り)

2012/10/06 京都11R デイリー2S(G2) 1着 7枠9番 テイエムイナズマ

 まず表1は土日に行われる特別レースの一覧。日曜の京都大賞典だけではなく、土曜には暮れのG1を見据えたデイリー杯2歳Sも行われる。また土曜10レースの大原Sは次週の秋華賞と同じ芝内回り2000m戦。ぜひともチェックしておきたいレースだ。

 今回はダート戦の平城京Sを除いた芝の特別5レースの過去結果から、開幕週のレース傾向を探っていきたい。それぞれのレースを分析する前に、京都競馬場の芝コースについて少し触れておこう。

 4回京都開催はすべてAコースを使用。Aコースは内回りが1周1783m、外回りは1周1894m。京都コースの最大の特徴は「3コーナーの坂」だ。外回りコースの場合は、高低差が実に4.3m(内回りは3.1m)もある。向正面の半ばから3コーナーにかけて上っていき、4コーナーにかけて下るというレイアウトとなっている。この「3コーナーの坂」を除くと、直線も含めてほぼ平坦。直線の長さは内回り328m、外回り404m(ともにAコース使用時)となっている。それでは、各レースを順に見ていこう。

■表2 清滝特別の3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2012 1 サクラアルディート 牡4 1分45秒5 3 3 33秒5 59秒6 34秒5
2 カレンミロティック セン4 1馬身1/4 1 2 33秒9
3 ドリームトレイン 牡3 1馬身1/2 7 1 34秒9
2011 1 サンビーム 牡3 1分47秒6 5 1 33秒4 62秒0 33秒4
2 ナムラオウドウ 牡3 1馬身1/4 3 7 33秒0
3 アドマイヤバートン 牡3 クビ 2 9 32秒7
2010 1 カミダノミ 牡3 1分48秒6 6 1 34秒6 61秒7 34秒6
2 メイショウウズシオ 牡3 ハナ 3 4 34秒3
3 タムロスカイ 牡3 クビ 2 6 34秒1
2009 1 ダンツホウテイ 牡4 1分45秒6 1 7 34秒8 57秒5 36秒6
2 オースミスパーク 牡4 アタマ 3 1 36秒6
3 サザンギャラクシー 牡4 1馬身1/4 2 9 34秒9
2008 1 アペリティフ セン5 1分46秒0 4 10 34秒5 58秒6 35秒3
2 ハンターキリシマ 牡3 ハナ 8 13 34秒4
3 ローズプレステージ 牡4 ハナ 5 10 34秒6

 表2は清滝特別の3着以内馬の一覧。08年・11年はハンデ戦、それ以外の年は定量戦で、今年も定量で行われる。また10年のみ稍重で、他の年は良馬場だった。

 注目点としては08年1着のアペリティフを除くと、3着以内馬は3歳馬か4歳馬だということ。また、近4年はペースに関係なく、逃げ馬が3着以内に粘っていた。近3年は6・5・7番人気といった伏兵の逃げ馬が連続で好走している。逃げそうな馬は必ずおさえておきたい

 昨年は平均よりやや遅めのペースで勝ち時計が1分45秒5。今年も良馬場ならば、同程度の速い時計が出る可能性は十分にある。

■表3 大原Sの3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2012 1 オーシャンブルー 牡4 1分58秒6 1 7 34秒2 59秒3 34秒9
2 マイネジャンヌ 牝4 クビ 3 3 34秒6
3 レインフォール 牡3 クビ 2 2 34秒9
2011 1 アドマイヤコスモス 牡4 1分56秒8 1 3 34秒5 58秒8 35秒0
2 ワルキューレ 牝7 1馬身1/4 7 8 34秒0
3 タガノエルシコ 牡6 アタマ 5 5 34秒7
2010 1 リルダヴァル 牡3 2分02秒6 1 3 36秒4 60秒9 36秒7
2 カワキタフウジン 牡5 3馬身1/2 3 11 36秒4
3 モエレビクトリー 牡4 1馬身1/2 2 1 37秒5
2009 1 アーネストリー 牡4 1分58秒0 1 2 34秒6 59秒2 34秒9
2 アクシオン 牡6 3馬身1/2 3 7 34秒6
3 ノットアローン 牡4 1馬身1/4 9 5 35秒1
2008 1 トウカイルナ 牝6 1分59秒0 6 6 34秒5 59秒9 35秒3
2 ヒカリシャトル 牡4 クビ 1 6 34秒7
3 シルクダッシュ 牡7 1馬身3/4 9 8 34秒8

 表3は大原Sの3着以内馬の一覧。10年は不良馬場で行われたため、非常に時計が掛かっている。しかし、その他の年は良馬場で、速い時計の決着だ。10年にはアドマイヤコスモスがレコードの1分56秒8を叩き出している。

 また、勝ち馬にはアーネストリー、アドマイヤコスモス、オーシャンブルーといった重賞勝ち馬が並んでいる。昨年のオーシャンブルーはこの2か月半後に有馬記念2着と活躍。出世レースといえそうだ。

 表の通過ラップを見ると、10年以外はすべて1000m通過が60秒を切っており、レース上がりも35秒前後。道中ペースが緩まないことが多く、逃げ馬は道悪馬場となった10年3着のモエレビクトリーしか好走できていない。近2年は一昨年2着のワルキューレ、昨年1着のオーシャンブルーとステイゴールド産駒が続けて好走しているのは頭に入れておきたい。

■表4 デイリー杯2歳Sの3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 800m通過 レース上がり
2012 1 テイエムイナズマ 牡2 1分34秒7 6 1 34秒3 47秒9 34秒3
2 クラウンレガーロ 牡2 3/4馬身 3 3 34秒0
3 マイネルエテルネル 牡2 クビ 2 5 33秒9
2011 1 クラレント 牡2 1分34秒9 4 6 34秒6 47秒2 35秒2
2 ダローネガ 牡2 1/2馬身 1 6 34秒5
3 ゲンテン 牡2 2馬身 3 1 35秒6
2010 1 レーヴディソール 牝2 1分33秒6 1 8 33秒7 47秒0 34秒6
2 アドマイヤサガス 牡2 1馬身1/4 5 6 34秒1
3 メイショウナルト 牡2 1馬身 2 3 34秒7
2009 1 リディル 牡2 1分33秒7 1 10 33秒8 46秒8 34秒9
2 エイシンアポロン 牡2 クビ 5 2 34秒7
3 ダノンパッション 牡2 3/4馬身 2 8 33秒8
2008 1 シェーンヴァルト 牡2 1分33秒3 3 7 34秒4 46秒2 35秒4
2 ホッコータキオン 牡2 クビ 1 1 35秒4
3 キングスレガリア 牡2 3/4馬身 8 9 34秒2

 表4は土曜メイン・デイリー杯2歳Sの3着以内馬の一覧。一昨年までは開催3日目で、昨年から開催初日に移行されている。一昨年のみ稍重で、他はすべて良馬場だった。

 10年までの3年間は1分33秒台だったが、近2年は1分34秒台後半と遅い決着。一昨年は稍重で仕方ないとしても、昨年は時計的にかなり遅かったといえる。後に暮れのG1で連対を果たした09年2着のエイシンアポロン、10年1着のレーヴディソールは1分33秒台で走破していた。逆に一昨年のクラレント、昨年のテイエムイナズマは朝日杯FSで好走できていない。

 暮れに行われる2歳G1につながるかどうかは、勝ち時計がカギを握っているといえるだろう。

■表5 久多特別の3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 800m通過 レース上がり
2012 1 ウエストエンド 牡4 1分20秒1 6 3 34秒5 45秒0 35秒1
2 ヴィクトリーマーチ 牝5 1馬身1/4 5 5 34秒2
3 ブラボースキー 牡4 1/2馬身 10 7 33秒9
2009 1 ダノンプログラマー 牡3 1分20秒2 1 10 34秒1 44秒8 35秒4
2 フリーダムエアー 牡5 クビ 2 13 33秒9
3 ナリタシリカ 牝3 クビ 3 3 35秒0
2008 1 ケイアイプラウド 牡3 1分20秒4 2 1 34秒3 46秒1 34秒3
2 ストリートスタイル 牝3 2馬身1/2 3 6 34秒1
3 トーセンマエストロ 牡6 ハナ 7 12 33秒5

※10年、11年は施行されず。

 表5は日曜に行われる久多特別の3着以内馬の一覧。10年・11年はレースがなく、08年・昨年は開催3日目に行われていた。なお、表に掲載している3年はいずれもハンデ戦だったが、今年は定量戦で行われる。

 過去3年はいずれも1分20秒台前半の速い決着となっている。08年は前半800m通過46秒1の平均ペースに持ち込んだケイアイプラウドが逃げ切り勝ち。しかし、09年・昨年は前半のペースが速くなって、好位や後方からの差しも決まっている。

 過去3年とも18頭立てと多頭数の競馬。09年のように堅く決まったり、昨年のように伏兵馬が上位を独占したりと非常に難解なレースだ。逃げ馬のペース次第で、上位馬は大きく変わる一戦といえるだろう。

■表6 京都大賞典の3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 性齢 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2012 1 メイショウカンパク 牡5 2分23秒4 5 9 34秒6 59秒5 35秒3
2 オウケンブルースリ 牡7 クビ 7 3 35秒2
3 ギュスターヴクライ 牡4 3/4馬身 2 1 35秒3
2011 1 ローズキングダム 牡4 2分24秒1 1 3 33秒1 60秒9 33秒8
2 ビートブラック 牡4 1馬身1/4 4 4 33秒2
3 オウケンブルースリ 牡6 クビ 3 5 33秒1
2010 1 メイショウベルーガ 牝5 2分25秒0 2 5 34秒9 57秒7 36秒8
2 オウケンブルースリ 牡5 1/2馬身 1 8 34秒7
3 プロヴィナージュ 牝5 3馬身 4 3 35秒8
2009 1 オウケンブルースリ 牡4 2分24秒3 3 13 34秒1 59秒1 37秒1
2 スマートギア 牡4 3/4馬身 4 14 33秒8
3 トーセンキャプテン 牡5 1馬身3/4 7 7 34秒8
2008 1 トーホウアラン 牡5 2分26秒9 4 7 34秒0 61秒8 34秒5
2 アドマイヤモナーク 牡7 1/2馬身 6 8 33秒9
3 アイポッパー 牡8 アタマ 7 3 34秒3

2012/10/08 京都11R 京都大賞典(G2) 1着 8枠14番 メイショウカンパク

 最後に表6は京都大賞典の3着以内馬の一覧。年ごとにペースにかなりのバラつきがある。昨年3着のギュスターヴクライも逃げたわけではなく、道中で押し上げて4コーナー先頭だった。道中逃げた馬は好走できておらず、中団や後方にいた馬が台頭する結果となっている。

 4年連続で3着以内に好走したオウケンブルースリ、前年の菊花賞3着だったビートブラック(後に天皇賞・春を制覇)、同年の日経新春杯を快勝していたメイショウベルーガなど京都巧者の活躍が目立っている

 また昨年の勝ち馬メイショウカンパク(前走オールカマー6着)のように、坂のあるコースから京都に替わって一変する馬もいる。平坦でこそ瞬発力を生かせるタイプの馬を積極的に狙っていきたいところだ。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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