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第732回 スピード決着は必至!? 京成杯AHを分析する

2013/9/5(木)

 今週から秋競馬が開幕する。中山・阪神の2場開催となるが、阪神メインのセントウルSには王者ロードカナロアが出走予定。1強ムードで馬券的にはちょっと手が出しづらい。今回は中山に目を移して、日曜メインの京成杯AHを分析していきたい。昨年はレオアクティブが1分30秒7という驚異のレコードタイムをマーク。今年も天候さえ良ければ、速い時計の決着は必至だ。それでは過去10年における京成杯AHの結果からレースの傾向を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 京成杯AHの人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 34%
2番人気 5-  0-  2-  3/ 10 50.0% 50.0% 70.0% 260% 147%
3番人気 2-  0-  2-  6/ 10 20.0% 20.0% 40.0% 131% 91%
4番人気 1-  2-  1-  6/ 10 10.0% 30.0% 40.0% 77% 92%
5番人気 0-  1-  1-  8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 56%
6番人気 1-  2-  0-  7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 147% 125%
7番人気 0-  2-  1-  7/ 10 0.0% 20.0% 30.0% 0% 120%
8番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 71%
9番人気 0-  0-  0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10番人気 1-  1-  1-  6/  9 11.1% 22.2% 33.3% 211% 184%
11番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
12番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
13番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
14番人気 0-  1-  0-  7/  8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 235%
15番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
16番人気 0-  0-  0-  5/  5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 表1は人気別成績。まず目に付くのが1番人気馬の不振だ。勝ち星がないばかりか、連対もゼロ。3着が2回だけでは信頼度はかなり低い。

 対して2番人気馬が好成績だ。昨年のレオアクティブら5勝。複勝率も70%と非常に高く、単勝回収率・複勝回収率も100%を大きく超えている。2番人気馬は必ず馬券で押さえておきたい。以下、3番人気馬が2勝、4・6・10番人気馬が各1勝。2着馬は4〜8番人気馬で8頭が集中している。逆に3着馬は上位人気馬が入るケースが多いようだ。

■表2 京成杯AHの斤量別成績(過去10年)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
49kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
50kg 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
51kg 0-  1-  0-  2/  3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 236%
52kg 0-  0-  0-  7/  7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
53kg 0-  2-  1- 11/ 14 0.0% 14.3% 21.4% 0% 184%
54kg 3-  4-  2- 26/ 35 8.6% 20.0% 25.7% 89% 81%
55kg 2-  0-  2- 30/ 34 5.9% 5.9% 11.8% 42% 35%
56kg 1-  0-  3- 19/ 23 4.3% 4.3% 17.4% 17% 33%
56.5kg 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
57kg 3-  2-  0-  7/ 12 25.0% 41.7% 41.7% 132% 97%
57.5kg 0-  1-  1-  4/  6 0.0% 16.7% 33.3% 0% 101%
58kg 1-  0-  1-  2/  4 25.0% 25.0% 50.0% 367% 255%
58.5kg 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 続いて表2は斤量別成績。ハンデ戦ゆえに軽量馬の一発に目が行きがちだが、53キロ以下の勝利はなかった。逆に57キロ、58キロと重い斤量を背負った馬が好成績をあげている。なお、57.5キロの馬は成績が一枚落ちといったところだ。

 また、55キロ・56キロよりも54キロの馬の成績が良い。昨年の勝ち馬レオアクティブも54キロだった。

■表3 京成杯AHの年齢別成績(過去10年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 2-  2-  3- 12/ 19 10.5% 21.1% 36.8% 125% 147%
4歳 2-  1-  2- 17/ 22 9.1% 13.6% 22.7% 53% 63%
5歳 5-  3-  1- 30/ 39 12.8% 20.5% 23.1% 77% 55%
6歳 1-  0-  2- 32/ 35 2.9% 2.9% 8.6% 42% 25%
7歳以上 0-  4-  2- 24/ 30 0.0% 13.3% 20.0% 0% 121%

 表3は年齢別成績。出走頭数が一番多い5歳馬が最多の5勝をあげており、勝率も高い
また連対率・複勝率が一番高いのが3歳馬。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていた。

 4歳馬は複勝率こそまずまずだが、6歳馬は勝率・連対率・複勝率ともに低く不振だ。7歳以上の馬は勝ち星こそないが、2着・3着には入っており注意が必要だ。

■表4 京成杯AHの枠番別成績(過去10年)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1枠 1- 2- 0-13/16 6.3% 18.8% 18.8% 37% 54%
2枠 3- 2- 3- 8/16 18.8% 31.3% 50.0% 116% 136%
3枠 0- 1- 2-15/18 0.0% 5.6% 16.7% 0% 51%
4枠 1- 2- 0-16/19 5.3% 15.8% 15.8% 100% 144%
5枠 2- 1- 1-15/19 10.5% 15.8% 21.1% 59% 70%
6枠 0- 1- 1-17/19 0.0% 5.3% 10.5% 0% 28%
7枠 2- 0- 3-14/19 10.5% 10.5% 26.3% 98% 84%
8枠 1- 1- 0-17/19 5.3% 10.5% 10.5% 35% 36%

 表4は枠番別成績。一際目を引くのが2枠に入った馬の好走率の高さだ。複勝率50%で半数は3着以内に入っており、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていた。2枠に入った馬は注意しておきたい。

 他では5枠、7枠も複勝率20%超え。複勝回収率が高い4枠は3着以内馬3頭中2頭が二ケタ人気馬だった。

■表5 京成杯AHの脚質別成績(過去10年)

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
逃げ 2-  2-  0-  8/ 12 16.7% 33.3% 33.3% 192% 142%
先行 4-  2-  2- 26/ 34 11.8% 17.6% 23.5% 105% 72%
差し 4-  6-  8- 38/ 56 7.1% 17.9% 32.1% 38% 119%
追い込み 0-  0-  0- 43/ 43 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 表5は脚質別成績。逃げ馬が勝率・連対率・複勝率ともに一番高いものの、近6年は馬券に絡んでいない。一昨年、昨年の前半4ハロンの通過タイムは45秒1でペースが速かった。ただ今年はメンバー的にそれほど先行争いが激化するとは思えず、逃げ馬が残る展開も警戒した方がいい。

 一昨年、昨年と上位1〜3着までを占めているのが中団からの差し馬。複勝率も32.1%と高く、複勝回収率は100%を超えている。先行馬も最多タイとなる4勝をあげており、やはり注意だ。

 一方、1回も馬券に絡んだことがないのが追い込み馬。4コーナーで10番手より後ろにいる馬はさすがに開幕週の馬場では厳しい。

■表6 京成杯AHの前走着順別成績(過去10年)

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
前走1着 4-  1-  2- 10/ 17 23.5% 29.4% 41.2% 130% 110%
前走2着 1-  0-  0- 14/ 15 6.7% 6.7% 6.7% 50% 16%
前走3着 0-  0-  3-  9/ 12 0.0% 0.0% 25.0% 0% 45%
前走4着 2-  1-  1-  6/ 10 20.0% 30.0% 40.0% 210% 122%
前走5着 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走6〜9着 2-  4-  2- 38/ 46 4.3% 13.0% 17.4% 23% 92%
前走10着〜 1-  4-  2- 34/ 41 2.4% 12.2% 17.1% 46% 67%

 表6は前走着順別成績。前走1着馬が複勝率41.2%と高く、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。近3年は出走馬5頭中4頭が3着以内に好走していた。

他では前走4着馬が好成績。この組の3着以内馬4頭中3頭は前走重賞(地方交流含む)レースだった。それに対して、前走2着馬・3着馬・5着馬あたりは結果が出ていない印象だ。

■表7 京成杯AHの間隔別成績(過去10年)

間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
連闘 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
中1週 1-  0-  0- 26/ 27 3.7% 3.7% 3.7% 17% 7%
中2週 1-  1-  0-  7/  9 11.1% 22.2% 22.2% 85% 240%
中3週 3-  3-  2- 11/ 19 15.8% 31.6% 42.1% 150% 130%
中4〜8週 1-  4-  5- 43/ 53 1.9% 9.4% 18.9% 35% 62%
中9〜半年 4-  2-  3- 23/ 32 12.5% 18.8% 28.1% 64% 85%
半年以上 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 表7は前走からの間隔別成績。前走から中3週の馬が勝率・連対率・複勝率ともに一番高かった。複勝率42.1%は非常に高く、単勝回収率・複勝回収率ともに100%超えと優秀だ。

 複勝率で中3週に次いで高いのが中9週〜半年の馬。いわゆる春シーズンで使われて、夏場は休養にあてていた馬が11年のフィフスペトルら最多の4勝をあげている。

 対して、中4〜8週の馬はイマイチ。中2週はまずまずの成績だが、中1週は好走率がかなり低い。また半年以上間隔が空いた馬も好走できていない。

<結論>

■表8 京成杯AHの出走予定馬(9/4現在)

  馬名 性齢 斤量 前走 間隔
1 インパルスヒーロー 牡3 55 NHKマイルC2着 中9〜半年
2 スマイルジャック 牡8 57 エルムS13着 中1週
3 フラガラッハ 牡6 57.5 関屋記念10着 中3週
4 ダノンシャーク 牡5 58 安田記念3着 中9〜半年
5 テイエムオオタカ 牡5 56 函館SS9着 中9〜半年
6 クラウンロゼ 牝3 51 オークス18着 中9〜半年
7 ミッキードリーム 牡6 57 関屋記念11着 中3週
8 ルナ 牡4 55 漁火S1着 中4〜8週
9 レオアクティブ 牡4 57 関屋記念3着 中3週
10 エクセラントカーヴ 牝4 52 新潟日報賞1着 中3週
11 ワイズリー セン5 54 関屋記念5着 中3週
12 ゴットフリート 牡3 53 NHKマイルC11着 中9〜半年
13 マルカボルト 牡6 55 小倉日経OP4着 中1週
14 モグモグパクパク 牡3 53 朱鷺S3着 中1週
15 ドリームバスケット 牡6 54 福島TVOP6着 中4〜8週
16 グラッツィア 牡5 56 阿蘇S4着 中3週
16 セイリオス 牡6 54 エルムS7着 中1週
18 マイネルオベリスク 牡6 54 BSN賞14着 中4〜8週
19 ウインクリアビュー 牝6 50 いわき特別1着 中4〜8週
※フルゲート16頭

 京成杯AHの出走予定馬は表8のとおり。

2012/9/9 中山11R 京成杯オータムハンデ(G3)1着 3番 レオアクティブ

 人気の中心は安田記念で3着と好走したダノンシャークとなりそうだ。その前走は勝ったロードカナロアと直線で叩き合い、0秒1差で見せ場十分の内容だった。ただ今回気になる点が2つある。@結果が出ていない1番人気に推されそうなこと。A今年の好走がすべて外国人ジョッキーによるものだったこと(今回は内田博幸騎手の予定)の2点だ。

 今年の成績からしても、能力が最上位なのは間違いない。次走のマイルCSで外国人ジョッキーを乗せてきたら非常に面白いが、ここは押さえ評価でとどめておきたい。

 前走から中3週と相性が良い関屋記念組からレオアクティブワイズリーをあげておきたい。レオアクティブは関屋記念で3着、今回は京成杯AH連覇がかかっている。昨年は内から抜け出したように器用な脚があるし、同レース2連勝中の横山典弘騎手というのも心強い。昨年より斤量は重くなるが、連覇の可能性は十分にあると見ている。

 データ的に買いなのがワイズリーだ。近2走はマイル重賞で連続5着、今回は展開ひとつで馬券圏内は十分あるのではないか。前走から2キロ減の54キロ。人気もそれほどないだろうし、穴で狙って面白い存在だ。

 他では3歳馬。中でも前走NHKマイルCで2着だったインパルスヒーローの走りに注目だ。今回は骨折明けとなるが、夏場を休養にあてた分が成長としてあらわれるかが見物だ。
ゴットフリートは近2走スタートで出遅れて後方からの競馬で大敗。今回もスタートがポイントとなりそうだが、癖がある馬だけに買いづらい面はある。

2013/8/10 新潟11R 新潟日報賞1着 17番 エクセラントカーヴ

 前走で1600万下を勝ったルナエクセラントカーヴルナは中山のマイル戦でも好走歴があるが、今回は重賞の舞台で力を発揮できるか。よほどのハイペースでなければ、直線で粘りを発揮できるかもしれない。エクセラントカーヴは現在3連勝中と勢いに乗っている。使われながらも徐々に馬体が増えているのも好調の証しだろう。前走から中3週、4連勝で重賞制覇の可能性はある。

 重賞好走歴のあるフラガラッハ、ミッキードリームはともに結果が出ていない6歳馬。特にフラガラッハは後方からの追い込みを得意とするだけに、今回の条件は厳しい。

 最後に現時点では抽選対象ではあるが、5歳馬で中3週のグラッツィア。常識的にはダートで使われてきた馬が芝の重賞で好走するのはかなり厳しいだろう。全く人気はないだろうが、出走できれば少し押さえておく手はありそうだ。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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