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第722回 ダート王候補に名乗りを上げる馬は? レパードS分析

2013/8/1(木)

今週は新潟競馬場でレパードS、小倉競馬場では小倉記念の2重賞が行われる。今回はこのうち、今年で5回目を迎えるレパードSを取り上げたい。第1回は後に大活躍を見せるトランセンドとスーニが1、2着。そして昨年の優勝馬・ホッコータルマエは帝王賞を制するなど、ダート王候補の誕生が期待される一戦だ。今年はどの馬が名乗りを上げるのか、過去4回の傾向を見てみよう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

2012/8/5 新潟11R レパードステークス(G3)1着 12番 ホッコータルマエ 2番人気

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1 2-0-2-0/4 50.0% 50.0% 100.0% 115% 122%
2 2-1-0-1/4 50.0% 75.0% 75.0% 197% 107%
3 0-2-0-2/4 0.0% 50.0% 50.0% 0% 100%
4 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
5 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6 0-1-0-3/4 0.0% 25.0% 25.0% 0% 60%
7 0-0-1-3/4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 82%
8〜 0-0-1-28/29 0.0% 0.0% 3.4% 0% 51%

過去4回のレパードSは人気馬が安定した成績を残しており、優勝馬4頭はすべて1〜2番人気馬。別途単勝オッズ別の成績も見ると、3.7倍以下だった1番人気4頭、2番人気2頭は【3.1.2.0と複勝圏内を外していない。ただ、昨年こそ2→1→3番人気の決着だったが、他の3回は6番人気以下から1頭ずつが食い込んでおり、人気馬ばかりで組み立ててしまうのも危険だ。

■表2 枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 5番人気以内
1枠 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-0-2/2
2枠 0-0-1-5/6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 20% 0-0-1-2/3
3枠 0-3-0-4/7 0.0% 42.9% 42.9% 0% 90% 0-2-0-1/3
4枠 1-0-1-6/8 12.5% 12.5% 25.0% 36% 57% 1-0-0-1/2
5枠 0-0-1-7/8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 16% 0-0-1-1/2
6枠 1-0-1-6/8 12.5% 12.5% 25.0% 21% 200% 1-0-0-3/4
7枠 2-0-0-6/8 25.0% 25.0% 25.0% 98% 33% 2-0-0-1/3
8枠 0-1-0-7/8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 21% 0-1-0-0/1

枠番別では好走馬が分散している中で、1〜2枠は連対なし。毎年15頭以下で1〜2枠の頭数が他より少ない影響もありそうだが、5番人気以内にも5頭が支持されながら、昨年の1番人気・イジゲンによる3着1回にとどまっている。09年には2番人気の2枠2番・シルクメビウスが10着(5位入線)に敗退した。また、中ほどの5枠も連対がなく、10年の1番人気・ソリタリーキングの3着1回である。

■表3 好走馬のコーナー通過順

馬名 通過順 人気 着順
09 6 10 トランセンド 2-2-2-2 1 1
3 4 スーニ 3-2-3-3 3 2
4 6 スタッドジェルラン 4-4-3-3 7 3
10 7 11 ミラクルレジェンド 11-11-8-8 2 1
3 3 グリッターウイング 8-7-4-4 6 2
5 6 ソリタリーキング 6-6-2-2 1 3
11 4 7 ボレアス 12-10-11-7 1 1
3 5 タカオノボル 3-3-4-4 2 2
6 10 タナトス 2-2-2-1 12 3
12 7 12 ホッコータルマエ 4-4-3-2 2 1
8 14 ナムラビクター 7-7-8-6 3 2
2 2 イジゲン 13-13-11-11 1 3

3着以内馬のコーナー通過順を見ると、09年は上位3頭が先行馬同士。しかし10年以降は3コーナー4番手以内の馬と、8番手以下の組み合わせで馬連は決着している。展開を読む場合は、先行馬同士や差し馬同士といったシンプルな形ではなく、もう少し細かい考えが要求されるレースだ。

■表4 馬体重別成績

馬体重/増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
〜419kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
420〜439kg 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0% 165% 65%
440〜459kg 0-1-2-0/3 0.0% 33.3% 100.0% 0% 593%
460〜479kg 1-1-1-12/15 6.7% 13.3% 20.0% 19% 46%
480〜499kg 1-0-1-14/16 6.3% 6.3% 12.5% 28% 16%
500〜519kg 1-1-0-10/12 8.3% 16.7% 16.7% 14% 23%
520〜539kg 0-1-0-5/6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 40%
540kg〜 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
〜-10kg 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
-9〜-4kg 0-2-0-10/12 0.0% 16.7% 16.7% 0% 39%
-3〜+3kg 4-1-4-16/25 16.0% 20.0% 36.0% 50% 109%
+4〜+9kg 0-1-0-12/13 0.0% 7.7% 7.7% 0% 13%
+10kg〜 0-0-0-5/5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
今回減 2-3-2-16/23 8.7% 21.7% 30.4% 27% 57%
同体重 0-0-1-6/7 0.0% 0.0% 14.3% 0% 212%
今回増 2-1-1-23/27 7.4% 11.1% 14.8% 22% 20%

ダート戦といえば大型馬と思いがちだが、このレースは必ずしも大型馬ばかりが有利とは言えない傾向にある。今年は前走460キロ以上の馬が登録馬の大半を占めるものの、その中で特に馬体重を気にする必要性は薄そうだ。ただ馬体重の増減では、±3キロ以内に収まった馬ばかりが4勝を挙げ、3着以内12頭中9頭を占めている。また、該当馬は少ないが、2桁の増減があった馬は【0.0.0.7と好走がない。

■表5 好走馬の前走

馬名 人気 着順 前走 距離 人気 着順 中央ダ1000万以上
09 トランセンド 1 1 麒麟山特別(1000万) ダ1800 1 1 1-0-0-0
スーニ 3 2 ジャパンダートダービー ダ2000 1 6 1-0-0-0
スタッドジェルラン 7 3 瀬波温泉特別(1000万) ダ1800 1 3 0-3-1-0
10 ミラクルレジェンド 2 1 ジャパンダートダービー ダ2000 4 4 1-0-0-0
グリッターウイング 6 2 瀬波温泉特別(1000万) ダ1800 1 2 0-1-0-0
ソリタリーキング 1 3 鷹取特別(1000万) ダ1800 1 1 1-1-0-1
11 ボレアス 1 1 ジャパンダートダービー ダ2000 4 2 0-1-1-1
タカオノボル 2 2 麒麟山特別(1000万) ダ1800 6 1 1-0-0-0
タナトス 12 3 佐賀・バルーンC(中央500万) ダ1400 1 1 未経験
12 ホッコータルマエ 2 1 ジャパンダートダービー ダ2000 6 5 1-0-1-0
ナムラビクター 3 2 御嶽特別(1000万) ダ1800 2 1 1-0-1-0
イジゲン 1 3 彦星賞(1000万) ダ1700 1 1 1-0-0-1

好走馬の前走を見ると大きく2つに分類され、大井競馬場のJpn1・ジャパンダートダービーで6着以内だった馬が4頭。09年はジャパンダートダービー組4頭が出走してスーニが2着。そして10年以降は毎年2頭ずつの出走で、その中から1頭が勝利を手にしている。また、ジャパンダートダービー以外のオープン・重賞組は【0.0.0.10に終わっている。

そしてもうひとつは前走ダート17〜1800mの1000万条件で3着以内だった馬で、これが残る8頭中7頭を占める。うち5頭は前走1着馬だが、2〜3着だった2頭は6、7番人気と、このレースでは数少ない人気薄での好走馬である。その他は佐賀の交流戦(中央500万)を勝ってきた11年3着のタナトスのみ。中央の500万組は【0.0.0.11である。

また、そのタナトスを除く11頭に共通するのが、中央のダート1000万条件以上で着外1回以下だったこと。着外が1回あったソリタリーキング、ボレアス、イジゲンも、その1回は4着にまとめていた。デビュー当初なら昨年のホッコータルマエが新馬戦11着、09年スタッドジェルランの500万5着といった例も見られるが、上のクラスで戦うようになった後の中央ダートでの5着以下は減点材料だ。

なお、表には記さなかったが、好走馬12頭はすべて中1週〜中6週の間隔で出走していた。連闘馬は過去4回出走がなく、中7週以上は【0.0.0.14】。昨年から開催日が2週繰り上がっているため参考程度だが、一応このあたりを目安にはしておきたい。

【結論】
勝ち馬4頭を1〜2番人気が占めるなど、人気馬が安定した成績を残すレパードS。特に単勝3.7倍以下の馬は【3.1.2.0】と6頭すべて馬券圏内に好走している。好走馬の大半を前走ジャパンダートダービー6着以内馬と1000万条件3着以内馬が占め、他のオープン・重賞組や、中央の500万組は好走がない。また、馬体重の大幅な増減や休養明け、中央ダートの1000万条件以上で5着以下の敗戦は減点材料になる。

2013/7/13 中京10R 濃尾特別 1着 7番 インカンテーション

今年の登録馬で前走レース別の条件(表5)に当てはまるのは、ジャパンダートダービー組がケイアイレオーネ1頭のみ。そしてダート17〜1800mの1000万3着以内馬がインカンテーションサトノプリンシパルシグナルプロシードジェベルムーサの4頭だ。

中では、ジャパンダートダービー組が毎年連対というデータを重視すればケイアイレオーネだが、一方で4走前・ヒヤシンスSの9着敗退は減点材料になる。1000万条件組の好走馬7頭中5頭が前走1着馬のデータ、そして中央ダートの1000万条件以上で着外がないことから、インカンテーションジェベルムーサも互角の候補と考えたい。続いて穴候補(表5本文)となるのが1000万3着のシグナルプロシード(抽選対象)。その次位に、前走1000万勝ちでも前々走5着以下がマイナスとなるサトノプリンシパルを挙げておきたい。

なお、先に触れたように、単勝3.7倍以下【3.1.2.0】、4勝すべて単勝1〜2番人気馬、1、2、5枠は連対なし、馬体重の大幅増減は減点といったデータもあるため、枠順や当日のオッズなども参考にしつつ最終的な決断を下すのが良いだろう。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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