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第707回 函館競馬開幕!函館芝1200m戦を分析する

2013/6/10(月)

 土曜日から函館競馬が開幕する。今年は札幌競馬場が改装のため、函館競馬は9月1日まで約2か月半のロングラン開催となる。開幕週のメインは函館スプリントステークス。同レースを含め、芝1200m戦はダート1700m戦に次いで多く組まれている。今回のデータde出〜たでは、過去3年の結果から函館芝1200m戦の傾向を探っていきたい。なお、データ分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 函館芝1200m戦のクラス別成績(過去3年)

クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
  新馬   20-  20-  20- 144/ 204 9.8% 19.6% 29.4% 52% 78%
 未勝利   43-  43-  43- 415/ 544 7.9% 15.8% 23.7% 125% 108%
 500万下   36-  37-  35- 380/ 488 7.4% 15.0% 22.1% 70% 75%
1000万下   18-  18-  18- 188/ 242 7.4% 14.9% 22.3% 97% 73%
1600万下    3-   3-   3-  34/  43 7.0% 14.0% 20.9% 29% 47%
OPEN特別    4-   4-   4-  32/  44 9.1% 18.2% 27.3% 39% 95%
  G3    6-   6-   6-  62/  80 7.5% 15.0% 22.5% 33% 63%

※フルゲート16頭

2012/6/17 函館11R 函館スプリントS(G3) 1着 2番 ドリームバレンチノ

まず表1は芝1200m戦のクラス別成績。未勝利戦が43鞍、500万下が36鞍とレース数が多いが、未勝利戦の単勝回収率・複勝回収率はともに100%を超えている。それだけ荒れるレースが多いということだろう。その他では1000万下の単勝回収率、オープン特別の複勝回収率が100%に迫っていた。

 

■表2 3歳未勝利戦の人気別成績(過去3年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1番人気   5-  3-  3- 13/ 24 20.8% 33.3% 45.8% 57% 61%
2番人気   5-  8-  1- 10/ 24 20.8% 54.2% 58.3% 91% 104%
3番人気   3-  3-  5- 13/ 24 12.5% 25.0% 45.8% 75% 94%
4番人気   2-  2-  1- 19/ 24 8.3% 16.7% 20.8% 59% 50%
5番人気   2-  0-  3- 19/ 24 8.3% 8.3% 20.8% 70% 72%
6番人気   1-  3-  0- 20/ 24 4.2% 16.7% 16.7% 65% 77%
7番人気   1-  3-  1- 19/ 24 4.2% 16.7% 20.8% 95% 115%
8番人気   2-  1-  0- 21/ 24 8.3% 12.5% 12.5% 157% 72%
9番人気   0-  0-  2- 22/ 24 0.0% 0.0% 8.3% 0% 56%
10番人気   0-  0-  3- 21/ 24 0.0% 0.0% 12.5% 0% 109%
11番人気   0-  0-  2- 22/ 24 0.0% 0.0% 8.3% 0% 153%
12番人気   0-  0-  2- 22/ 24 0.0% 0.0% 8.3% 0% 155%
13番人気   1-  1-  0- 22/ 24 4.2% 8.3% 8.3% 685% 159%
14番人気   1-  0-  0- 23/ 24 4.2% 4.2% 4.2% 362% 130%
15番人気   1-  0-  0- 21/ 22 4.5% 4.5% 4.5% 724% 135%
16番人気   0-  0-  1- 20/ 21 0.0% 0.0% 4.8% 0% 356%

 表2は芝1200mで行われた3歳未勝利戦の人気別成績。1・2番人気が最多の5勝ずつで並んでいるが、連対率・複勝率では2番人気馬の方が上回っていた。
また13〜15番人気馬が1勝ずつしているように、二ケタ人気馬の激走が多いことが表1に見られた未勝利戦の単勝回収率・複勝回収率100%超えにつながっている。

「芝1200mで行われる3歳未勝利戦は荒れやすい」という前提で、予想を組み立てた方がいいだろう。

■表3 函館芝1200m戦の枠番別成績(過去3年)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1枠  11- 18- 14-128/171 6.4% 17.0% 25.1% 28% 121%
2枠  13- 13- 13-141/180 7.2% 14.4% 21.7% 100% 87%
3枠  15- 16- 18-140/189 7.9% 16.4% 25.9% 202% 96%
4枠  17- 15- 14-156/202 8.4% 15.8% 22.8% 60% 65%
5枠  15- 15- 21-161/212 7.1% 14.2% 24.1% 126% 74%
6枠  17- 15- 16-175/223 7.6% 14.3% 21.5% 88% 93%
7枠  24- 24- 17-167/232 10.3% 20.7% 28.0% 66% 81%
8枠  18- 15- 16-187/236 7.6% 14.0% 20.8% 30% 73%

 続いて表3は函館芝1200m戦の枠番別成績。勝利数、勝率・連対率・複勝率いずれもトップなのが7枠の馬。ただ単勝回収率・複勝回収率は100%に届いていない。かわって単勝回収率が100%以上なのは2枠、3枠、5枠の馬。なかでも3枠の馬は200%超えと非常に高かった。15勝のうち3勝を二ケタ人気馬があげているのが大きい。

なお、複勝回収率では1枠の馬が唯一100%を超えていた。

■表4 函館芝1200m戦の騎手別成績(過去3年/5勝以上)

順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1 横山典弘 13- 3- 1-28/45 28.9% 35.6% 37.8% 144% 85%
2 岩田康誠  9- 5- 4-19/37 24.3% 37.8% 48.6% 125% 91%
3 藤田伸二  7-11- 9-39/66 10.6% 27.3% 40.9% 44% 86%
4 古川吉洋  7- 7- 8-53/75 9.3% 18.7% 29.3% 64% 207%
5 藤岡佑介  7- 6- 8-60/81 8.6% 16.0% 25.9% 333% 140%
6 黛弘人  7- 2- 3-30/42 16.7% 21.4% 28.6% 857% 194%
7 丹内祐次  6- 8-11-51/76 7.9% 18.4% 32.9% 46% 100%
8 秋山真一郎  6- 7- 2-31/46 13.0% 28.3% 32.6% 65% 118%
9 丸山元気  6- 5- 9-67/87 6.9% 12.6% 23.0% 62% 68%
10 丸田恭介  5- 3- 1-64/73 6.8% 11.0% 12.3% 148% 47%

 表4は騎手別成績。横山典弘騎手が13勝をあげ、勝利数・勝率もトップ。単勝回収率も100%を大きく超えている。連対率・複勝率トップは岩田康誠騎手。特に複勝率は5割近い好成績だ。勝率ではこの二人が抜きんでた存在といえる。

単勝回収率でひときわ目立つのが5位の藤岡佑介騎手、6位の黛弘人騎手。ともに7勝ずつで、藤岡騎手は二ケタ人気馬で2勝、黛騎手にいたっては二ケタ人気馬で4勝をあげている。黛騎手は昨年も未勝利戦で13番人気レヴァンタール、1000万下・立待岬特別で14番人気オレンジティアラに騎乗し、それぞれ勝利に導いている。
「函館芝1200mで大穴をあける騎手は藤岡佑介騎手、黛騎手」と頭に入れておきたい。

 複勝回収率では古川騎手が200%超えと非常に高く、丹内騎手・秋山騎手も100%以上だった。

■表5 函館芝1200m戦の調教師別成績(過去3年/3勝以上)

順位 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1 領家政蔵  6- 3- 2- 7/18 33.3% 50.0% 61.1% 111% 100%
2 田所秀孝  4- 1- 2-11/18 22.2% 27.8% 38.9% 99% 60%
3 鹿戸雄一  4- 1- 1-12/18 22.2% 27.8% 33.3% 78% 62%
4 須貝尚介  4- 0- 1-11/16 25.0% 25.0% 31.3% 154% 82%
5 安田隆行  3- 5- 1- 5/14 21.4% 57.1% 64.3% 53% 136%
6 中竹和也  3- 1- 2- 6/12 25.0% 33.3% 50.0% 105% 110%
7 矢野英一  3- 1- 1-11/16 18.8% 25.0% 31.3% 46% 75%
8 木原一良  3- 0- 2-11/16 18.8% 18.8% 31.3% 160% 182%
9 萱野浩二  3- 0- 0- 5/ 8 37.5% 37.5% 37.5% 1832% 411%
14 田中清隆  2- 1- 1- 1/ 5 40.0% 60.0% 80.0% 234% 168%
19 宗像義忠  2- 0- 2- 7/11 18.2% 18.2% 36.4% 223% 146%
20 中野栄治  2- 0- 2- 9/13 15.4% 15.4% 30.8% 270% 199%
21 清水久詞  2- 0- 1- 4/ 7 28.6% 28.6% 42.9% 675% 188%
23 国枝栄  2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0% 267% 140%

 表5は調教師別成績。トップの6勝をあげているのが領家厩舎。連対率は50%、複勝率も61.1%と非常に高く、単勝回収率・複勝回収率ともに100%以上だった。ただし同厩舎の出走馬18頭のうち13頭は3番人気以内で、人気になることが多かった。
特に昨年は出走馬8頭中6頭が1番人気に支持されたものの、新馬戦でのアットウィルの1勝だけだった。勝ち星が多い領家厩舎だが、人気との兼ね合いも考えたい。

 また連対率・複勝率いずれもトップだった安田隆行厩舎。昨年は函館スプリントS出走のロードカナロアで福永騎手が騎乗した以外はすべて大野拓弥騎手が騎乗。【0.2.1.2】で勝ち星こそないものの、5回中3回馬券に絡んでいた。今年も函館芝1200m戦の安田隆行厩舎−大野拓弥騎手ラインは注目だ。

 他で単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていたのが中竹厩舎、萱野厩舎。ちなみに萱野厩舎のあげた3勝はすべて9番人気以下だった。また2勝では田中清隆厩舎、宗像厩舎、中野厩舎、清水久詞厩舎、国枝厩舎が単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていた。

■表6 2歳芝1200m戦の人気別成績(過去3年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気  17-  8-  5- 14/ 44 38.6% 56.8% 68.2% 79% 82%
2番人気  10-  7-  8- 19/ 44 22.7% 38.6% 56.8% 84% 83%
3番人気   6- 12-  5- 21/ 44 13.6% 40.9% 52.3% 95% 90%
4番人気   6-  7-  5- 26/ 44 13.6% 29.5% 40.9% 101% 100%
5番人気   5-  5-  8- 26/ 44 11.4% 22.7% 40.9% 182% 140%
6番人気   0-  1-  3- 40/ 44 0.0% 2.3% 9.1% 0% 31%
7番人気   0-  0-  6- 37/ 43 0.0% 0.0% 14.0% 0% 76%
8番人気   0-  2-  1- 34/ 37 0.0% 5.4% 8.1% 0% 78%
9番人気   0-  0-  2- 26/ 28 0.0% 0.0% 7.1% 0% 57%
10番人気   0-  2-  0- 21/ 23 0.0% 8.7% 8.7% 0% 96%
11番人気以下   0-  0-  1- 36/ 37 0.0% 0.0% 2.7% 0% 45%

 ここからは条件別の傾向を見ていく。表6は2歳芝1200m戦の人気別成績。勝ち馬はすべて上位5番人気以内におさまっていた。1番人気馬と2番人気馬で全44勝中27勝と勝ち切る場合が多い。

2着馬もほとんど5番人気以内におさまっている。単勝回収率・複勝回収率ともに100%以上だったのが4番人気馬と5番人気馬。馬連や馬単といった馬券なら5番人気以内でまとめられそうだ。対して3着馬は6〜9番人気馬も結構入っている。なお、11番人気以下は3着が1回あるだけだった。

■表7 3歳上500万下・1000万下の年齢別成績(過去3年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳  17- 15- 18-118/168 10.1% 19.0% 29.8% 85% 92%
4歳  23- 26- 19-219/287 8.0% 17.1% 23.7% 34% 54%
5歳  11- 10- 11-134/166 6.6% 12.7% 19.3% 148% 103%
6歳   3-  3-  5- 70/ 81 3.7% 7.4% 13.6% 116% 78%
7歳以上   0-  1-  0- 27/ 28 0.0% 3.6% 3.6% 0% 6%

 表7は3歳上500万下・1000万下における年齢別成績。3歳馬が勝率・連対率・複勝率いずれもトップ。他の世代よりも3キロ斤量が軽いというのが有利に働くのだろう。
出走頭数が一番多い4歳馬は最多の23勝をあげるも、率では3歳馬には及ばない。4歳馬の中でも前走上のクラスからの降級馬は【4.5.6.37】。勝率7.7%、連対率17.3%、複勝率28.8%。4歳馬全体の勝率よりも低く、思ったほど活躍できていない。

勝率・連対率・複勝率はいずれも年齢が上がるにしたがって下降する傾向がある。そんな中で単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えているのが5歳馬。5歳馬があげた11勝のうち、1番人気による勝利は1勝のみ。かわって6番人気以下による勝利が過半数の6勝もあった。馬券的な妙味は5歳馬にあるといえるだろう。

■表8 3歳上1600万下・オープン・G3の年齢別成績(過去3年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳  0- 1- 1-12/14 0.0% 7.1% 14.3% 0% 28%
4歳  4- 1- 3- 4/12 33.3% 41.7% 66.7% 92% 141%
5歳  2- 3- 2-23/30 6.7% 16.7% 23.3% 34% 50%
6歳  1- 3- 1-22/27 3.7% 14.8% 18.5% 24% 98%
7歳以上  1- 0- 1-19/21 4.8% 4.8% 9.5% 30% 21%

 続いて表8は3歳上1600万下・オープン特別・G3の年齢別成績。3歳馬が500万下・1000万下に比べて、苦戦していることがわかる。対して4勝をあげ、勝率・連対率・複勝率ともに抜けて高いのが4歳馬。函館スプリントSでも過去3年で10年ワンカラット、11年カレンチャンが優勝。昨年もロードカナロアが2着に入っている。
「1600万条件以上の芝1200戦は4歳馬が優勢」と覚えておきたい。

■表9 函館芝1200m戦の種牡馬別成績(過去3年・4勝以上)

順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1 サクラバクシンオー  16- 12- 13- 95/136 11.8% 20.6% 30.1% 95% 89%
2 クロフネ  10-  6-  3- 24/ 43 23.3% 37.2% 44.2% 139% 96%
3 デュランダル   5-  4-  2- 19/ 30 16.7% 30.0% 36.7% 80% 88%
4 ファルブラヴ   5-  1-  1- 15/ 22 22.7% 27.3% 31.8% 860% 167%
5 スウェプトオーヴァーボード   4-  4-  3- 42/ 53 7.5% 15.1% 20.8% 50% 94%
6 マイネルラヴ   4-  3-  4- 26/ 37 10.8% 18.9% 29.7% 58% 84%
7 アドマイヤムーン   4-  3-  0-  8/ 15 26.7% 46.7% 46.7% 122% 73%
8 フジキセキ   4-  1-  3- 26/ 34 11.8% 14.7% 23.5% 76% 70%

2012/7/14 函館11R 函館2歳ステークス(G3) 1着 1番 ストークアンドレイ

 最後に表9は種牡馬別成績。出走数が抜けて多いサクラバクシンオー産駒が最多の16勝。しかし、単勝回収率・複勝回収率は100%には届いていない。
注目は勝利数2位の10勝をあげているクロフネ産駒。同産駒は勝率・連対率・複勝率ともにサクラバクシンオー産駒を上回り、単勝回収率でも100%を超えていた。重賞でも先述のカレンチャンや昨年の函館2歳Sを勝利したストークアンドレイといった活躍馬が出ている。

他にも昨年13番人気1着があり、単勝回収率が非常に高いファルブラヴ産駒、2歳戦で特に好成績をあげているアドマイヤムーン産駒あたりにも注目しておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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