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第686回 三冠馬が始動! 大阪杯を占う

2013/3/28(木)

今週は日曜日に産経大阪杯が行われる。同レースには三冠馬オルフェーヴルが出走予定。ジェンティルドンナはドバイへ、ゴールドシップは先の阪神大賞典を快勝。ライバルに負けじと、本馬も2013年の好スタートを切りたいところだろう。今回はそんな大阪杯を占っていく。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用。過去10年のデータをもとに考えてみたい。

■表1 産経大阪杯の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-  3-  1-  1/ 10 50.0% 80.0% 90.0%
2番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0%
3番人気 3-  0-  1-  6/ 10 30.0% 30.0% 40.0%
4番人気 0-  1-  2-  7/ 10 0.0% 10.0% 30.0%
5番人気 0-  0-  2-  8/ 10 0.0% 0.0% 20.0%
6番人気 2-  1-  1-  6/ 10 20.0% 30.0% 40.0%
7番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
8番人気 0-  2-  1-  7/ 10 0.0% 20.0% 30.0%
9番人気 0-  1-  0-  9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
10番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-  0-  0-  9/  9 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-  0-  0-  6/  6 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-  0-  0-  0/  0      
1〜5人気 8-  5-  8- 29/ 50 16.0% 26.0% 42.0%
6〜 人気 2-  5-  2- 61/ 70 2.9% 10.0% 12.9%

まず過去10年の大阪杯の人気別成績を見ていこう。1番人気の成績は【5.3.1.1】で勝率50%、連対率80%、複勝率90%。春のG1を狙う実績馬が出走してくるレースだけあって、1番人気の好走率はかなり高い。1〜5番人気の成績が【8.5.8.29】で、1番人気を含む上位人気勢全体が好走を果たしている。よって、6番人気以下は【2.5.2.61】という成績。穴を狙うには少し苦しいレースかもしれない。

■表2 産経大阪杯出走馬の年齢別成績(過去10年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 6-  3-  2- 18/ 29 20.7% 31.0% 37.9%
5歳 2-  2-  5- 25/ 34 5.9% 11.8% 26.5%
6歳 1-  3-  3- 22/ 29 3.4% 13.8% 24.1%
7歳以上 1-  2-  0- 25/ 28 3.6% 10.7% 10.7%

続いて大阪杯出走馬の年齢別成績(表2参照)。4歳馬が【6.3.2.18】で勝率20.7%、連対率31.0%、複勝率37.9%の好成績。他の世代を大きく引き離している。5歳と6歳ではそれほど大きな差はない。7歳以上は連対率、複勝率が10%程度になるものの、勝率は6歳を若干上回っている。

■表3 産経大阪杯出走馬の前走間隔別成績(過去10年)

間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率
連闘 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0%
中1週 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0%
中2週 0-  0-  1- 20/ 21 0.0% 0.0% 4.8%
中3週 3-  0-  1- 21/ 25 12.0% 12.0% 16.0%
中4〜8週 4-  5-  3- 20/ 32 12.5% 28.1% 37.5%
9週〜半年 3-  5-  5- 22/ 35 8.6% 22.9% 37.1%
半年以上 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0%

表3は大阪杯出走馬の前走間隔別成績。最も好成績であるのが中4〜8週の馬。勝率12.5%、連対率28.1%、複勝率37.5%。中3週と、中9週〜半年の馬はともに3勝だが、勝率は中3週がリード。連対率・複勝率では中9週〜半年の馬が優勢。同じ休み明けでも半年以上の馬は【0.0.0.4】。割引が必要だ。中2週以下のローテーションとなる馬は3着が1回あるだけというかなりの不振だ。強行軍は除き、基本的には年明けに一度使われていた馬の方が好成績を残している。

■表4 中9週〜半年で出走した馬の前走レース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 有馬記念G1 2- 1- 3- 8/14 14.3% 21.4% 42.9%
2 JCG1 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0%
3 アメリカG2 0- 2- 0- 2/ 4 0.0% 50.0% 50.0%
4 香港CG1 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
5 天皇賞秋G1 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
6 菊花賞G1 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
7 エリザベG1 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
8 マイルチG1 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
9 中山金杯HG3 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
10 平安SG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
11 日経新春HG2 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
12 中日新聞HG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
13 ベテルギ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

今回はオルフェーヴルを中心に、休み明けの実績馬が多く出走を予定している。そこで中9週〜半年のローテーションとなる馬のデータを深く掘り下げていくことにする(表4参照)。表4は中9週〜半年で出走した馬の前走レース別成績。勝ち馬が出ているのは前走有馬記念とJC組。やはり前年末に古馬中距離路線の王道を歩んでいた馬が強い。その他、香港C、天皇賞(秋)、菊花賞と前走G1組がほとんどとなっている。

■表5 中9週〜半年で出走した馬の年齢別成績(過去10年)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 3- 2- 2- 6/13 23.1% 38.5% 53.8%
5歳 0- 0- 2- 8/10 0.0% 0.0% 20.0%
6歳 0- 1- 1- 4/ 6 0.0% 16.7% 33.3%
7歳以上 0- 2- 0- 4/ 6 0.0% 33.3% 33.3%

続いては中9週〜半年で出走した馬の年齢別成績を調べみた(表5参照)。勝ち馬はすべて4歳馬で【3.2.2.6】という成績。5歳馬は【0.0.2.8】で3着まで。6歳馬は【0.1.1.4】、7歳以上は【0.2.0.4】という成績。年齢が上がるにしたがって成績が落ちるというわけではないが、5歳以上の馬は2〜3着が多くなっている。全体的に4歳馬が強いという影響はここにも表れている。

■表6 中4〜8週で出走した馬の前走レース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 中山記念G2 3- 2- 1- 5/11 27.3% 45.5% 54.5%
2 京都記念G2 1- 0- 2- 7/10 10.0% 10.0% 30.0%
3 ダイヤモHG3 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0%
4 東京新聞G3 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
5 調布特別1000 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
6 松籟SH1600 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
7 小倉大賞HG3 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
8 フェブラG1 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
9 洛陽SH 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
10 アメジH1600 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

次に最も好走率が高かった、中4〜8週で出走した馬の前走レース別成績も調べていくことにする(表6参照)。中山記念からのステップが好相性で【3.2.1.5】という成績。連対率は45.5%もある。続くのは京都記念組。今回の大阪杯と同じ中距離別定G2からの臨戦過程が好ましい。

■表7 中3週で出走した馬の前走レース別成績(過去10年)

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 中京記念HG3 2- 0- 1-11/14 14.3% 14.3% 21.4%
2 大阪城S 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0%
3 中日新聞HG3 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
4 スピカS1600 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
5 大阪城SH 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
6 仁川S 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

最後に表7で示したのは、中3週で出走した馬の前走レース別成績。1位は中京記念組だが、同レースは条件と施行時期が昨年から変更となっている。変わって行われるようになったのは中日新聞杯だが、同レースからは今年、中2週のローテーションとなっている。大阪城Sからも勝ち馬が出ていることから、オープン特別組とG3組には大きな差はなさそう。ただし、芝1800〜2000mのレースを使っていることが、やはり望ましいようだ。

【結論】
それでは今年の大阪杯を占っていくことにしよう。出走予定馬は表8の通り。

■表8 今年の産経大阪杯出走予定馬

2012/6/24 阪神11R 宝塚記念(G1)1着 11番 オルフェーヴル

2012/4/1 阪神11R 産経大阪杯(G2)1着 11番 ショウナンマイティ

馬名 性齢 前走成績 間隔
アスカクリチャン 牡6 金鯱賞7着 4カ月
ヴィルシーナ 牝4 エリ女杯2着 5カ月
エイシンフラッシュ 牡6 有馬記念4着 3カ月
オルフェーヴル 牡5 JC2着 4カ月
コパノジングー 牡8 小倉大賞典15着 中5週
ショウナンマイティ 牡5 京都記念3着 中6週
スマートギア 牡8 米子S9着 9カ月以上
タガノエルシコ 牡8 大阪城S3着 中3週
ダークシャドウ 牡6 有馬記念6着 3カ月
テイエムアンコール 牡9 中日新聞杯13着 中2週
トウカイパラダイス 牡6 中日新聞杯3着 中2週
ヒットザターゲット 牡5 小倉大賞典1着 中5週
マッハヴェロシティ 牡7 中日新聞杯14着 中2週
ローズキングダム 牡6 有馬記念12着 3カ月

前述したように今年は休み明けの実績馬の出走予定が多い。オルフェーヴル、ヴィルシーナ、エイシンフラッシュ、ダークシャドウあたりが実績十分で当日有力視されそうだ。しかし、過去10年、このローテーション(間隔)で勝利したのは4歳馬だけ。5歳馬のオルフェーヴルにとっては気になるデータだ。4歳馬となるとヴィルシーナが該当するが、同馬の前走はエリザベス女王杯。表4の前走レースはG1が大半となっているが、有馬記念やJC組に比べると信頼度は及ばない。エイシンフラッシュとダークシャドウは6歳。状況としてはオルフェーヴルと変わらない。2〜3着ならば有力だが、突き抜けられるかどうかがポイントとなりそうだ。

今回の大阪杯がG1連対実績馬で断然でないとすると、その他の馬にもチャンスが出てくる。中でも注目できるのがショウナンマイティ。前走は京都記念に出走しており中6週のローテーション。そのレースでは3着に敗れたが、長期休養明けでレースぶりも本来のショウナンマイティではなかった。叩かれての上積み、年明けに一度使われている強みを見込んでもよさそう。昨年に続いての連覇も十分考えられるとみたい。ヒットザターゲットは前走小倉大賞典1着で、中5週のローテーション。臨戦過程は万全だが、G2以上での実績が乏しく、今回のメンバーを相手にどこまで食い下がれるか。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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