第683回 1500勝目前!福永祐一騎手の活躍に迫る|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第683回 1500勝目前!福永祐一騎手の活躍に迫る

2013/3/18(月)

 今年早々から勝ち星を積み重ね、ここまで連対率40%、複勝率50%近い好成績をあげている福永祐一騎手。リーディングでは現在岩田騎手、浜中騎手ともに熾烈な争いを繰り広げている。今回のデータde出〜たでは、通算1500勝が間近に迫った福永騎手の今年の活躍に迫ってみたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 2013年リーディングBEST3(3/10終了時点)

順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1 岩田康誠 32- 17- 19-123/191 16.8% 25.7% 35.6% 64% 64%
2 福永祐一 30- 28- 14- 75/147 20.4% 39.5% 49.0% 94% 102%
3 浜中俊 30- 17- 20-119/186 16.1% 25.3% 36.0% 91% 81%

2013/1/12 京都11R 大和ステークス 1着 12番 マルカフリート

 まず表1は3月10日終了時点でのリーディングBEST3。30勝を超えているのは表の3名。昨年も上位の岩田騎手、浜中騎手とのリーディング争いとなっている。勝利数では岩田騎手に次ぐ第2位だが、3月2日〜10日まで開催4日間の騎乗停止があってのもの。特に今年初めの開催5日間では12勝の固め打ち。2月16日の京都競馬でも1日4勝をあげる活躍を見せた。
また他の2人の騎手と比べても勝率・連対率・複勝率ともに大きく上回っており、連対率は40%、複勝率は50%近い驚異的な数字。複勝回収率でも100%を超えている。では、昨年までの成績と比べてどうなのであろうか。

■表2 福永騎手の年度別成績(06年〜昨年)

年度 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2007年 82- 80- 67-515/744 11.0% 21.8% 30.8% 91% 87%
2008年 86- 70- 86-562/804 10.7% 19.4% 30.1% 62% 83%
2009年 93- 82- 89-561/825 11.3% 21.2% 32.0% 77% 79%
2010年 109-108- 82-510/809 13.5% 26.8% 37.0% 64% 85%
2011年 133- 98- 84-509/824 16.1% 28.0% 38.2% 75% 87%
2012年 115-101- 72-453/741 15.5% 29.1% 38.9% 69% 80%

 今年でデビューから18年目の福永騎手。表2は07年から昨年までの福永騎手の成績をまとめたもの。05年には自身初の100勝以上をあげたものの、06年に所属の北橋厩舎が先生の定年のため解散。翌年には北橋調教師とともに支えた瀬戸口調教師の引退もあって勝利数が80台まで減ったが、08年から再び勝利数が増え始めている。そして11年にはJRA全国リーディングを獲得。この年のJRA賞最高勝率騎手も受賞している。昨年は勝利数こそ減ったが、夏にアメリカ遠征を行ったため。連対率・複勝率に関しては08年から年々高くなっている。
そして今年の成績を見ると、勝率・連対率・複勝率ともに過去最高の成績だ。まだクラシックが始まっていない時期とはいえ、今年の活躍ぶりが数字に表れている。それでは具体的なデータを見ていくことにしよう。

■表3 福永騎手の人気別成績(3/10終了時点)

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 14- 10-  3-  7/ 34 41.2% 70.6% 79.4% 86% 99%
2番人気 5-  3-  2- 12/ 22 22.7% 36.4% 45.5% 97% 68%
3番人気 4-  8-  5- 11/ 28 14.3% 42.9% 60.7% 66% 108%
4番人気 3-  3-  2-  7/ 15 20.0% 40.0% 53.3% 164% 116%
5番人気 3-  1-  1- 10/ 15 20.0% 26.7% 33.3% 202% 97%
6番人気 1-  0-  0- 11/ 12 8.3% 8.3% 8.3% 126% 40%
7番人気 0-  1-  1-  5/  7 0.0% 14.3% 28.6% 0% 127%
8番人気 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気 0-  2-  0-  1/  3 0.0% 66.7% 66.7% 0% 863%
10番人気以下 0-  0-  0-  7/  7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 表3は今年の人気別成績。1番人気馬で14勝をあげ、連対率は70%超、複勝率は80%近い。成績が良いのは人気になるような実力馬に数多く騎乗しているからだが、そこできちんと結果を出しているという事実はもっと評価されていい。また、馬券を買う身としてもこれだけ高い率だと安心感があるものだ。
1番人気馬以外でも3番人気馬・4番人気馬で連対率40%以上、複勝率50%超を記録している。さらに、9番人気でも2着2回と健闘。全体の複勝率が49.0%とほぼ2回に1回は3着以内に入るわけで、馬券作戦を考える上では決して無視できない存在だ。

■表4 福永騎手のクラス別成績(3/10終了時点)

クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
新馬 2-  7-  1-  7/ 17 11.8% 52.9% 58.8% 70% 113%
未勝利 7-  8-  0- 23/ 38 18.4% 39.5% 39.5% 68% 122%
500万下 9-  6-  4- 16/ 35 25.7% 42.9% 54.3% 118% 104%
1000万下 8-  3-  2- 12/ 25 32.0% 44.0% 52.0% 141% 92%
1600万下 3-  3-  1-  7/ 14 21.4% 42.9% 50.0% 107% 87%
OPEN特別 1-  0-  3-  4/  8 12.5% 12.5% 50.0% 118% 87%
G3 0-  1-  3-  3/  7 0.0% 14.3% 57.1% 0% 92%
G2 0-  0-  0-  2/  2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
G1 0-  0-  0-  1/  1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

 表4は今年のクラス別成績。新馬戦の連対率の高さは目を引くが、500万下〜1600万下の条件クラスでは勝率・連対率・複勝率ともに高い。いずれも単勝回収率で100%を超えており、500万下では複勝回収率でも100%を超えていた。
また表の下の重賞に目を向けると、意外なことに今年は3月10日時点でまだ重賞勝ちはない。ただ今年の好成績からすると、1つ勝つと立て続けに勝ちそうな印象はある。

■表5 福永騎手の調教師別成績(10年〜12年)

順位 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1 戸田博文 21- 14- 18- 83/136 15.4% 25.7% 39.0% 82% 88%
2 堀宣行 19- 12- 12- 31/ 74 25.7% 41.9% 58.1% 84% 98%
3 角居勝彦 18-  9-  7- 47/ 81 22.2% 33.3% 42.0% 71% 64%
4 安田隆行 16- 12-  2- 23/ 53 30.2% 52.8% 56.6% 136% 100%
5 松田国英 16- 11-  4- 55/ 86 18.6% 31.4% 36.0% 69% 75%
6 大久保龍志 15- 15-  9- 35/ 74 20.3% 40.5% 52.7% 70% 118%
7 笹田和秀 14- 11-  6- 30/ 61 23.0% 41.0% 50.8% 160% 154%
8 藤原英昭 14-  8-  6- 36/ 64 21.9% 34.4% 43.8% 94% 99%
9 池江泰寿 13-  8-  3- 19/ 43 30.2% 48.8% 55.8% 78% 93%
10 友道康夫 10-  8- 12- 35/ 65 15.4% 27.7% 46.2% 50% 73%

 表5は福永騎手が100勝以上をあげた10年〜12年の調教師別成績BEST10。美浦の戸田厩舎・堀厩舎が1位・2位だったのは少し意外だが、どちらも関東遠征の際は積極的に起用。特に戸田厩舎は全厩舎の中で騎乗数トップ、唯一騎乗回数が100回を超えていた。
逆に栗東の厩舎はまんべんなく騎乗している印象だ。騎乗数では松田国英厩舎・角居厩舎が80回以上と多く、全体的な率では安田厩舎・池江寿厩舎が高かった

■表6 今年の福永騎手の調教師別成績(3/10終了時点)

順位 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1 橋田満 3- 3- 1- 1/ 8 37.5% 75.0% 87.5% 82% 143%
2 藤原英昭 3- 2- 1- 2/ 8 37.5% 62.5% 75.0% 147% 116%
3 松永昌博 3- 1- 1- 1/ 6 50.0% 66.7% 83.3% 103% 101%
4 今野貞一 2- 1- 0- 2/ 5 40.0% 60.0% 60.0% 178% 94%
5 五十嵐忠男 2- 0- 0- 5/ 7 28.6% 28.6% 28.6% 101% 42%
6 白井寿昭 1- 4- 0- 1/ 6 16.7% 83.3% 83.3% 20% 130%
7 角居勝彦 1- 3- 0- 2/ 6 16.7% 66.7% 66.7% 101% 105%
8 笹田和秀 1- 2- 1- 3/ 7 14.3% 42.9% 57.1% 55% 118%
9 松田国英 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 40.0% 60.0% 208% 116%
10 川村禎彦 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 95% 340%
16 戸田博文 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 97% 40%
38 堀宣行 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2012/12/22 阪神11R ラジオNIKKEI杯(G3)1着 7番 エピファネイア

 表6は今年の福永騎手の調教師別成績。橋田厩舎・藤原英厩舎・松永昌厩舎の馬で3勝、今野・五十嵐厩舎の馬で2勝をあげている。表5のBEST10にもある藤原英厩舎はさておき、松永昌厩舎は過去3年で6勝、橋田厩舎は4勝。これまでより幅広く実力馬が集まっていると言えるだろう。特に【2.1.0.2】の今野厩舎は開業3年目で、今野貞一調教師はまだ35歳。これからの両者の結びつきは要注目だ。
戸田厩舎、堀厩舎は今年これまで騎乗数が少ないが、関東での騎乗が2日間しかないため。これからクラシックシーズンに差しかかれば、関東遠征が増えて騎乗数はかなり増えてくると予想できる。また皐月賞には角居厩舎のエピファネイアで参戦予定。弥生賞は騎乗停止中でビュイック騎手へ乗り替わり4着と敗れたが、デビュー以来手綱をとる福永騎手に戻って再度期待されるだろう。
福永騎手のG1優勝といえば牝馬によるものが多く、そろそろ牡馬クラシック制覇が待ち望まれるところ。好成績をあげている今年はリーディング獲得とともに牡馬クラシックにも注目しておきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN