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第675回 阪神競馬開幕!開幕週のレース傾向を探る

2013/2/18(月)

 今週末から阪神競馬が開幕。昨年末から約2か月ぶりの開催となる。連続開催の後半には桜花賞が控えており、春競馬間近といった感じがする。今回の当コーナーでは週末に行われる1回阪神開催1週目の特別レースの傾向を探っていきたい。土曜のアーリントンC、日曜の阪急杯を含む芝の4鞍について、過去5年のデータをもとに分析していく。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 阪神開幕週の特別レース

曜日 レース番号 レース名 条件 距離
土曜 9レース 千里山特別 4歳以上1000万下 芝2000m(内回り)
10レース 御堂筋S 4歳以上1600万下 芝2400m(外回り)
11レース アーリントンC 3歳G3 芝1600m(外回り)
日曜 9レース すみれS 3歳オープン 芝2200m(内回り)
10レース 伊丹S 4歳以上1600万下 ダート1800m
11レース 阪急杯 4歳以上G3 芝1400m(内回り)

2012/2/25 阪神11R アーリントンカップ(G3)1着 13番 ジャスタウェイ

 まず表1は土日に行われる特別レースの一覧。今回は芝のレース傾向を見ていくが、土曜9レースの千里山特別はここ数年施行距離が異なるため、他の4レースについて分析する。それぞれのレースを見ていく前に阪神競馬場の芝コースについて少し触れておこう。
今週から使用されるAコースは内回りが1周1689m、外回りは1周2089m。特に外回りは3〜4コーナーにかけての大きなカーブが特徴で、右回りの競馬場では日本最長の距離を誇る。直線は内回りが356.5m、外回りが473.6m(ともにAコース時)でゴール前には急坂がある。

それでは個別に各レースを見ていこう。なお、過去5年はすべて良馬場で行われていた。

■表2 御堂筋Sの3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2012 1 メイショウウズシオ 2分30秒0 3 2 35秒7 65秒6 36秒1
2 フミノヤマビコ 2馬身1/2 8 3 35秒8
3 ダコール クビ 1 6 35秒6
2011 1 ブラストダッシュ 2分25秒4 6 3 36秒5 60秒7 36秒7
2 エクセルサス クビ 8 8 36秒2
3 ロイヤルネックレス 3/4馬身 4 10 36秒1
2010 1 ウィルビーキング 2分27秒5 4 7 35秒3 62秒5 35秒9
2 シグナリオ ハナ 3 4 35秒6
3 テンシノゴールド クビ 6 9 35秒0
2009 1 アーネストリー 2分28秒2 1 3 35秒1 60秒3 35秒3
2 ナムラクレセント 2馬身1/2 3 4 35秒4
3 ケンブリッジレーサ 1馬身3/4 10 8 35秒2
2008 1 メトロシュタイン 2分28秒9 4 5 34秒6 62秒4 35秒1
2 マンハッタンスカイ 1/2馬身 1 3 34秒9
3 エーシンピーシー 3/4馬身 5 7 34秒7

 表2は御堂筋Sの3着以内馬の一覧。勝ちタイムの最速が11年の2分25秒4。レース上がりが36秒7とかかっており、消耗戦だったことがわかる。その他の4年は勝ちタイムがすべて2分27秒以上。特に昨年は2分30秒0と非常に時計がかかっている。昨年は良馬場発表だが、週半ばに降った雨の影響が大きく、以降のレースも非常に時計がかかっていた。
1着〜3着馬の上がり3Fを見ていくと、34秒台をマークしているのは08年だけ。09年からの近4年は出走馬すべて35秒以上かかっていた。道中いかなるペースでも上がりを要し、開幕週とはいえ時計がかかるというのがこのレースの特徴といえるだろう。
なお、09年のアーネストリー、10年のウィルビーキングの父はどちらもグラスワンダー。11年のブラストダッシュ、昨年のメイショウウズシオの父はどちらもオペラハウス。重い芝に適性がある馬が勝利していた。

■表3 アーリントンCの3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 800m通過 レース上がり
2012 1 ジャスタウェイ 1分36秒3 2 12 34秒2 48秒7 35秒2
2 オリービン 1/2馬身 3 4 35秒0
3 アルキメデス 1馬身1/4 6 7 35秒0
2011 1 ノーザンリバー 1分34秒2 4 7 34秒5 47秒3 35秒1
2 キョウエイバサラ 3/4馬身 11 4 34秒9
3 テイエムオオタカ 3/4馬身 5 1 35秒3
2010 1 コスモセンサー 1分34秒8 5 1 35秒2 48秒4 35秒2
2 ザタイキ 1馬身1/2 1 6 34秒5
3 レト 1/2馬身 8 4 35秒2
2009 1 ダブルウェッジ 1分35秒6 6 3 35秒7 46秒8 36秒4
2 マイネルエルフ 3/4馬身 12 2 36秒1
3 ミッキパンプキン クビ 3 10 35秒2
2008 1 ダンツキッスイ 1分34秒6 5 1 36秒2 46秒7 36秒2
2 エーシンフォワード 1馬身3/4 9 7 34秒2
3 ディープスカイ アタマ 10 9 34秒1

 続いて表3はアーリントンCの過去5年の成績。3着以内馬の人気を見ると、1番人気馬は10年2着のザタイキの1回しか馬券に絡んでいない。また、二ケタ人気馬が3頭も絡んでおり、波乱傾向が強いレースといえる。
08年はダンツキッスイが大逃げを打ち、そのまま逃げ切ったが、前半800mは46秒7とそれほど速くない。近3年は前半800mが47秒以上かかっており、平均〜スローペースに落ち着いている。勝ちタイムはいずれも1分34秒以上で高速馬場ではない

脚質面では一昨年、昨年は上がり3F最速の馬がゴール前で差し切って勝利しているが、穴なら09年の1着ダブルウェッジ、2着マイネルエルフのような先行タイプ。11年に11番人気2着のキョウエイバサラも先行して穴をあけており、先行タイプのなだれ込みは要注意だ。

■表4 すみれSの3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 1000m通過 レース上がり
2012 1 ベールドインパクト 2分18秒9 1 4 34秒8 64秒9 35秒2
2 クランモンタナ 3/4馬身 4 2 35秒1
3 ミルドリーム 2馬身 2 4 35秒1
2011 1 ロッカヴェラーノ 2分15秒0 6 1 35秒4 61秒7 35秒4
2 グレープブランデー 1馬身3/4 2 3 35秒5
3 インナージョイ クビ 3 5 35秒4
2010 1 レッドスパークル 2分18秒2 1 5 34秒8 63秒5 35秒2
2 ミカエルビスティー クビ 3 5 34秒7
3 メイショウウズシオ 1馬身3/4 5 1 35秒5
2009 1 トップクリフォード 2分17秒6 8 1 35秒1 63秒8 35秒1
2 マイネルプリマス 1/2馬身 7 2 35秒1
3 マッハヴェロシティ クビ 1 3 35秒0
2008 1 キングスエンブレム 2分15秒4 1 2 35秒0 61秒8 35秒1
2 モンテクリスエス 1馬身 2 10 34秒6
3 ダンツウィニング 3馬身 4 8 35秒4

 表4はすみれSの過去5年の成績。08年のキングスエンブレム、モンテクリスエス、11年のグレープブランデーなど現在ダートで活躍している馬が目につく。
すみれSは例年頭数が集まらず、08年の11頭を除く近4年はいずれも10頭未満で行われている。道中はスローペースで直線勝負になることがほとんどだ。なお、近3年はサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が勝利している。
穴は09年のトップクリフォード、11年のロッカヴェラーノといった逃げ馬。トップクリフォードは最内枠を利しての逃げ、ロッカヴェラーノは岩田騎手に乗り替わっての逃げ切りだった。出走メンバーを見て、逃げられそう馬がいれば、アタマから狙うのも有効な作戦かもしれない。

■表5 阪急杯の3着以内馬(過去5年)

年度 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 800m通過 レース上がり
2012 1 マジンプロスパー 1分22秒0 4 2 36秒0 45秒8 36秒2
2 スプリングサンダー 1馬身1/2 3 10 35秒7
3 サンカルロ 1/2馬身 1 11 35秒7
2011 1 サンカルロ 1分20秒1 4 7 34秒7 44秒8 35秒3
2 ガルボ 1馬身1/4 1 4 35秒1
3 フラガラッハ 3/4馬身 5 11 34秒7
2010 1 エーシンフォワード 1分21秒4 2 5 34秒8 46秒2 35秒2
2 ワンカラット 1馬身1/2 5 5 34秒9
3 サンカルロ ハナ 7 9 34秒5
2009 1 ビービーガルダン 1分21秒1 7 2 34秒9 45秒7 35秒4
2 ローレルゲレイロ 1馬身1/4 3 1 35秒6
3 ドラゴンファング 3馬身1/2 2 3 35秒5
2008 1 ローレルゲレイロ 1分20秒7 3 1 34秒6 46秒1 34秒6
2 スズカフェニックス アタマ 1 8 34秒2
3 ローブデコルテ 2馬身1/2 6 5 34秒7

2012/2/26 阪神11R 阪急杯(G3)1着 11番 マジンプロスパー

 最後に表5は日曜メイン・阪急杯の成績。近3年はサンカルロが連続で好走している。道中緩みのないペースになることが多く、差しが決まることが多いのが特徴。昨年の前半800m45秒8は数字以上に速い数字で直線は消耗戦に。直線2番手から抜け出して勝ったマジンプロスパーは時計がかかる馬場に適性があったにせよ、強いレース内容だったといえる。

また過去5年の3着以内馬の馬番を列挙すると、08年【3−4−2】、09年【4−13−3】、10年【2−4−6】、11年【15−2−4】、12年【11−2−16】。2番、3番、4番の馬の活躍が非常に目立っている。緩まない流れになるからこそ、枠順の有利不利が大きく、道中インで脚を溜められた馬が好走しやすいということだろう。内枠でも1枠、2枠の馬は積極的に狙っていきたいところだ。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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