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第662回 2013年がスタート! 中山金杯を占う

2013/1/3(木)

2013年の中央競馬がいよいよスタートする。5日(土)の開催初日のメーンレースは東西金杯。風物詩ともなっている古馬のハンデ重賞だ。登録馬多数のハンデ戦。激戦必至の一戦となりそうだ。今回は東の中山金杯の方を占ってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用。過去10年を振り返り、レース攻略のヒントを探っていきたい。

■表1 中山金杯の人気別成績(過去10年)

人気 着別度数
1〜5番人気 9-5-4-32
6番人気以下 1-5-6-95

まずは中山金杯の人気別成績をみていく。ここでは細かい人気分類ではなく、1〜5番人気、6番人気以下という2つに分けて成績を記した。1〜5番人気といえば競馬新聞やスポーツ紙の馬柱で印が集まるところ。6番人気以下になると印が薄くなることだろう。中山金杯の1〜5番人気馬は、過去10年で実に9勝。2着が5回、3着が4回という成績。何といっても9勝をマークしている点に注目しなければいけない。それに伴い、6番人気以下は【1.5.6.95】という成績。上位人気馬と2〜3着の回数はほぼ同じながら、1着の数が雲泥の差だ。馬券の買い方としてもこの点は注意したいところだ。

■表2 1〜5番人気馬の東西内訳

所属 着別度数
美浦 5-4-0-19
栗東 4-1-4-13

ここからは1〜5番人気と、6番人気以下に分けて、3着以内に好走した馬の傾向を探っていきたい。まずは1〜5番人気馬の東西内訳(表2)。美浦所属の関東馬が5勝、栗東所属の関西馬が4勝でほぼ互角。2〜3着の数もほぼ互角。出走頭数もそれほど変わらないこともあり、東西の差はほとんどないと言っていいだろう。

■表3 1〜5番人気馬の斤量別成績

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
52kg 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
53kg 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
54kg 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
55kg 2- 0- 1- 7/10 20.0% 20.0% 30.0%
56kg 1- 3- 1- 7/12 8.3% 33.3% 41.7%
56.5kg 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
57kg 3- 1- 0- 6/10 30.0% 40.0% 40.0%
57.5kg 1- 0- 2- 3/ 6 16.7% 16.7% 50.0%
58kg 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
58.5kg 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

続いて1〜5番人気馬の斤量別成績(表3)。勝ち馬はハンデ58キロから53キロまでと幅広い範囲で出ている。中でもトップは3勝を挙げている57キロ。ハンデ戦ではあるが57キロ前後の馬の好走確率がやや高い。57キロ以上の連対率・複勝率は悪くない。

■表4 1〜5番人気馬の前走レース別成績

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 鳴尾記念G3 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0%
2 ディセン 1- 2- 2- 7/12 8.3% 25.0% 41.7%
3 中日新聞HG3 1- 1- 1- 3/ 6 16.7% 33.3% 50.0%
4 JCDG1 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
5 函館記念HG3 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
6 東京ウェ1600 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
7 香取特別1000 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
8 京阪杯HG3 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
9 キャピタ 0- 2- 0- 0/ 2 0.0% 100.0% 100.0%
10 新潟記念HG3 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
11 鳴尾記念HG3 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
12 中日新聞G3 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
13 美浦SH1600 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
14 JCG1 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
15 福島記念HG3 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%
16 天皇賞秋G1 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
17 冬至SH1600 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
18 天皇賞春G1 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
19 アルゼンHG2 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

表4は1〜5番人気馬の前走レース別成績を記した。最も出走頭数が多いのはディセンバーS組。最も好成績であるのが鳴尾記念組。鳴尾記念は11位にもランクインされているが、こちらは同レースがハンデ戦時代の成績。ハンデ戦時代は【0.0.0.5】だったが、別定戦になったことで好ステップレースへと変貌を遂げた。ただし、鳴尾記念は昨年から時期が移動。同レースに替わったのが朝日CCであり、今年は同レースが引き続き傾向を受け継ぐかという点に注目が集まる。

前走G1組は案外よくないという点も注目すべきだろう。好走馬は出ているが前走JCダート組。JCや天皇賞(秋)からの好走馬は出ていない。G1からG3となり「相手が軽くなるのでチャンス」という考え方は危険かもしれない。前走G3や条件クラスからの人気馬の方がよく好走しているというのが現状だ。

■表5 6番人気以下の東西内訳

所属 着別度数
美浦 0-3-4-68
栗東 1-2-2-27

では、一方の6番人気以下はどうか。まずは先ほどと同じように東西の所属別成績を見ていきたい(表5)。好走馬全体の数は関東が7、関西が5。関東馬の方が上回るが、出走頭数に大きな違いがある。関東馬の方が、圧倒的に出走例が多い。したがって、好走率は関西馬が上ということになる。

■表6 6番人気以下馬の斤量別成績

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
50kg 0-  1-  0-  3/  4 0.0% 25.0% 25.0%
51kg 0-  0-  0-  3/  3 0.0% 0.0% 0.0%
52kg 0-  0-  1- 12/ 13 0.0% 0.0% 7.7%
53kg 0-  1-  1- 17/ 19 0.0% 5.3% 10.5%
54kg 0-  0-  2- 18/ 20 0.0% 0.0% 10.0%
55kg 0-  1-  1-  9/ 11 0.0% 9.1% 18.2%
56kg 0-  0-  1- 17/ 18 0.0% 0.0% 5.6%
57kg 1-  1-  0-  7/  9 11.1% 22.2% 22.2%
57.5kg 0-  1-  0-  4/  5 0.0% 20.0% 20.0%
58kg 0-  0-  0-  4/  4 0.0% 0.0% 0.0%

表6は6番人気以下の斤量別成績。昔の実績によってハンデを背負わされているタイプというのは、買いにくいかもしれないが、57キロ以上の好走率が最も高くなっている。58キロ以上はさすがに厳しいようだが、57〜57.5キロは連対率約20%ある。56キロ以下はそれぞれ横並びであまり大きな特徴はない。斤量が軽い伏兵馬もポツポツときている。

■表7 6番人気以下馬の前走レース別成績

順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 京阪杯G3 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
2 冬至SH1600 0- 1- 1- 1/ 3 0.0% 33.3% 66.7%
3 鳴尾記念HG3 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1%
4 マイルチG1 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3%
5 鳴尾記念G3 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7%
6 ターコイH 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7%
7 中日新聞HG3 0- 0- 1-10/11 0.0% 0.0% 9.1%
8 新潟記念HG3 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0%
9 中日新聞G3 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
10 セントラG2 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
11 カブトヤHG3 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
12 福島記念HG3 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
13 白百合S 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
14 ディセン 0- 0- 0-16/16 0.0% 0.0% 0.0%

表7は6番人気以下の前走レース別成績。まず注目したいのが、前走ディセンバーS組が【0.0.0.16】で不振であること。表4では上位となっていたが、ここでは大きく成績を落としている。前走ディセンバーS組は着順がいい馬だけがここで来るわけではないのだが、当日の人気は非常に重要。ディセンバーS組から穴馬を探すのはよくない。前走G1組に関しては、4位のマイルCSで該当馬が1頭。11年にキョウエイストームが11番人気で2着と巻き返している。金杯当日の人気薄ということもあり、前走二ケタ着順でも全く気にする必要はない。それはG1組に限らず、同格の前走G3でも問題ない。表4でもそうだったが、前走新潟記念やセントライト記念組といった少し間隔があいている馬もよく好走している。

■表8 6番人気以下で3着以内に好走した馬(過去10年)

馬名 人気 着順 備考
11年 キョウエイストーム 11 2 10年京成杯AH2着
10年 トウショウウェイヴ 15 3  
09年 ミヤビランベリ 11 3  
08年 メイショウレガーロ 9 3 07年京成杯2着
07年 アサカディフィート 10 2 06年中山金杯2着
06年 ヴィータローザ 7 1 03年セントライト記念1着
06年 アサカディフィート 6 2 04年中山金杯1着
06年 カナハラドラゴン 9 3  
05年 マイネヌーヴェル 6 2 03年フラワーC1着
05年 キーボランチ 8 3  
03年 トーアメイウン 12 2  
03年 カンファーベスト 10 3  

最後に穴馬に関するデータをもう一つ示す。表8は6番人気以下で3着以内に好走した馬の一覧。過去10年で12頭いる。そのうち7頭には過去、中山芝重賞で連対の実績があった。前述したキョウエイストームは前年の京成杯AHで2着。京成杯やフラワーCといった3歳限定重賞でも構わない。中山芝重賞で好走実績がある馬は、穴となる資格が十分ある。

【結論】
それでは今年の中山金杯を占っていこう。出走予定馬は表9の通り。

■表9 今年の中山金杯出走予定馬

順位 馬名 斤量 所属 前走成績 備考
1 シンゲン 57 美浦 七夕賞14着 10年オールカマー1着
2 ダンツホウテイ 56 栗東 福島記念13着  
3 アドマイヤタイシ 55 栗東 朝日CC2着  
4 ダイワマッジョーレ 55 栗東 金鯱賞2着  
5 ジャスタウェイ 56.5 栗東 天皇賞(秋)6着  
6 エーシンジーライン 57 栗東 シリウスS16着  
7 テイエムアンコール 56 栗東 朝日CC17着 10年中山記念2着
8 ヒットザターゲット 57 栗東 福島記念4着  
9 コスモオオゾラ 56 美浦 金鯱賞11着 12年弥生賞1着
10 タッチミーノット 57 美浦 毎日王冠3着 11年七夕賞2着(中山)
11 セイクリッドバレー 56 美浦 キャピタルS12着 09年セントライト記念2着
12 ヤングアットハート 56 美浦 ディセンバーS7着  
13 ブリッツェン 56 美浦 ディセンバーS3着  
14 ネオヴァンドーム 56 栗東 朝日CC7着  
15 キョウエイストーム 55 美浦 福島記念9着 11年中山金杯2着
16 ドリームセーリング 54 美浦 美浦S1着  
※フルゲート16頭。(17)アドマイヤメジャー以下は除外対象(1/2午前現在)。

2012/12/8 阪神11R 朝日チャレンジカップ(G3)2着 4番 アドマイヤタイシ
2010/9/26 中山11R 産経賞オールカマー(G2)1着 5番 シンゲン

当日の人気は蓋を開けてみないとわからないが、常識的には前走重賞で好成績を挙げている馬が上位に推されやすい。そう考えるとアドマイヤタイシやダイワマッジョーレが上位人気必死だろうか。前走朝日CC2着のアドマイヤタイシが好走するようだと、近年の鳴尾記念組有力という傾向を引き継ぐこととなる。前走天皇賞(秋)で6着、2走前に毎日王冠で2着と好走しているジャスタウェイも上位人気になりそうだが、前走G1組の好走がほとんどない点は気になる。ハンデ面から考えると57キロで、前走毎日王冠3着のタッチミーノットが有力。中山で行われた七夕賞で2着の実績もある。

穴馬になりそうなタイプで注目したいのがシンゲン、テイエムアンコール。それぞれ明け10歳、9歳馬でピークはとっくに過ぎているが、中山芝重賞、それも古馬G2で好走実績がある。間隔があいている点を買い材料と考えればシンゲンが侮れないか。あとはセイクリッドバレー、再びキョウエイストームの激走があるか。コスモオオゾラは当日の人気が読みにくい。買い材料は十分だが、上位人気になるようだと買い控えたいタイプ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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