第653回 新旧の中京芝2000mの比較をしてみよう|競馬情報ならJRA-VAN

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第653回 新旧の中京芝2000mの比較をしてみよう

2012/11/26(月)

今週から師走競馬に突入。恒例となっている暮れの中京開催は今年行われることになる。中京競馬場は今春にリニューアルオープン。コース形態の変化に伴い、新コースのデータはこれからまだまだ集計していかなければならない。おそらく施行時期により傾向の変化はあるだろうが、ここまでの結果をもとに現在の中京芝2000mを考えてみたい。土曜日に金鯱賞が組まれており、同レースの予想にも役立つかもしれない。今回は旧コースと、新コースのデータを比較し、新しい中京芝2000mのイメージをつかんでいくことにしよう。

■表1 中京芝2000mの人気別成績(新コース)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
7-  4-  1- 13/ 25
28.0%
44.0%
48.0%
61
63
2番人気
3-  2-  5- 15/ 25
12.0%
20.0%
40.0%
62
72
3番人気
7-  4-  2- 12/ 25
28.0%
44.0%
52.0%
147
99
4番人気
0-  3-  3- 19/ 25
0.0%
12.0%
24.0%
0
58
5番人気
2-  1-  3- 19/ 25
8.0%
12.0%
24.0%
81
76
6番人気
2-  0-  2- 21/ 25
8.0%
8.0%
16.0%
92
58
7番人気
0-  3-  2- 20/ 25
0.0%
12.0%
20.0%
0
81
8番人気
1-  2-  2- 20/ 25
4.0%
12.0%
20.0%
294
116
9番人気
1-  2-  1- 21/ 25
4.0%
12.0%
16.0%
91
109
10番人気
1-  2-  2- 19/ 24
4.2%
12.5%
20.8%
100
149
11番人気
1-  0-  0- 21/ 22
4.5%
4.5%
4.5%
257
61
12番人気
0-  2-  1- 16/ 19
0.0%
10.5%
15.8%
0
303
13番人気
0-  0-  0- 18/ 18
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気
0-  0-  0- 16/ 16
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気
0-  0-  0- 16/ 16
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
16番人気
0-  0-  1- 14/ 15
0.0%
0.0%
6.7%
0
152
17番人気
0-  0-  0- 14/ 14
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
18番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

新中京競馬場のイメージ写真

まずは新コースのみを対象に中京芝2000mの人気別成績を確認しておく(表1参照)。今春に新装オープンしてからの全レースを対象に集計した。1番人気の成績は【7.4.1.13】。勝率28.0%、連対率44.0%、複勝率48.0%というのがここまでの結果。平均的なアベレージと比較すると、若干成績が悪いという印象。勝ち鞍の7勝はもちろんトップだが、3番人気もトップタイの7勝。複勝率では3番人気が1番人気を上回っており、実は3番人気が最も成績がよい。7番人気以下の勝利、連対も多く中波乱程度は十分見込める。フルゲートは18頭で、さすがに12番人気以下になると好走率は大きく下がる。

■表2 中京芝2000mの枠順別成績(新コース)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠 4- 3- 2-31/40
10.0%
17.5%
22.5%
58
108
2枠 3- 3- 1-34/41
7.3%
14.6%
17.1%
45
41
3枠 3- 5- 2-30/40
7.5%
20.0%
25.0%
193
66
4枠 3- 2- 3-35/43
7.0%
11.6%
18.6%
48
84
5枠 2- 2- 1-39/44
4.5%
9.1%
11.4%
20
42
6枠 3- 3- 4-37/47
6.4%
12.8%
21.3%
43
75
7枠 5- 4- 5-46/60
8.3%
15.0%
23.3%
185
111
8枠 2- 3- 7-52/64
3.1%
7.8%
18.8%
12
109

続いて新コースの枠順別成績(表2参照)。勝率は1枠の10%がトップ、連対率は3枠の20%、複勝率も3枠の25%がトップ。トータルでは3枠の成績が優秀だ。だが、着別度数を見るとすべての枠で勝ち馬を中心に好走馬が出ている。枠順ごとに大きな偏りはあまり感じられない。もう少し詳しく見ていくために馬番別成績を調べた方がよさそうだ。

■表3 中京芝2000mの馬番別成績(新コース)

馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番
4-  3-  0- 18/ 25
16.0%
28.0%
28.0%
92
55
2番
0-  0-  3- 22/ 25
0.0%
0.0%
12.0%
0
125
3番
3-  1-  1- 20/ 25
12.0%
16.0%
20.0%
360
70
4番
2-  3-  0- 20/ 25
8.0%
20.0%
20.0%
26
39
5番
1-  2-  1- 21/ 25
4.0%
12.0%
16.0%
25
36
6番
3-  3-  1- 17/ 24
12.5%
25.0%
29.2%
22
57
7番
1-  4-  1- 19/ 25
4.0%
20.0%
24.0%
39
131
8番
1-  1-  4- 19/ 25
4.0%
8.0%
24.0%
19
102
9番
2-  1-  4- 18/ 25
8.0%
12.0%
28.0%
31
93
10番
1-  1-  0- 22/ 24
4.2%
8.3%
8.3%
17
18
11番
2-  2-  1- 17/ 22
9.1%
18.2%
22.7%
89
60
12番
1-  0-  0- 18/ 19
5.3%
5.3%
5.3%
26
10
13番
2-  1-  2- 13/ 18
11.1%
16.7%
27.8%
143
168
14番
2-  0-  1- 13/ 16
12.5%
12.5%
18.8%
497
134
15番
0-  1-  1- 14/ 16
0.0%
6.3%
12.5%
0
52
16番
0-  0-  1- 14/ 15
0.0%
0.0%
6.7%
0
153
17番
0-  1-  2- 11/ 14
0.0%
7.1%
21.4%
0
57
18番
0-  1-  2-  8/ 11
0.0%
9.1%
27.3%
0
240

表3は新しい中京芝2000mの馬番別成績。前述した通りフルゲートは18頭。こちらを見ると一目瞭然で外枠へ行くほど好走率は下がる。特に15番ゲートより外はまだ勝ち馬が出ていない。サンプル数は十分ではないとはいえ、1〜7番ゲートあたりまでが連対率25%を見込めるところで、狙い目という印象だ。

■表4 中京芝2000mの馬番別成績(旧コース・09〜10年)

馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番
2-  7-  3- 52/ 64
3.1%
14.1%
18.8%
89
102
2番
7-  5-  5- 47/ 64
10.9%
18.8%
26.6%
127
79
3番
1-  6-  5- 52/ 64
1.6%
10.9%
18.8%
5
35
4番
4-  5-  7- 48/ 64
6.3%
14.1%
25.0%
101
128
5番
6-  3-  3- 52/ 64
9.4%
14.1%
18.8%
65
81
6番
5-  1-  7- 51/ 64
7.8%
9.4%
20.3%
84
60
7番
7-  4-  9- 44/ 64
10.9%
17.2%
31.3%
167
137
8番
3-  2-  4- 55/ 64
4.7%
7.8%
14.1%
104
92
9番
3-  6-  4- 51/ 64
4.7%
14.1%
20.3%
57
71
10番
3-  3-  1- 54/ 61
4.9%
9.8%
11.5%
21
26
11番
3-  5-  0- 53/ 61
4.9%
13.1%
13.1%
40
42
12番
1-  4-  5- 49/ 59
1.7%
8.5%
16.9%
10
148
13番
2-  1-  3- 51/ 57
3.5%
5.3%
10.5%
23
106
14番
5-  3-  0- 47/ 55
9.1%
14.5%
14.5%
27
38
15番
1-  4-  3- 43/ 51
2.0%
9.8%
15.7%
2
36
16番
7-  1-  0- 40/ 48
14.6%
16.7%
16.7%
127
38
17番
2-  1-  2- 36/ 41
4.9%
7.3%
12.2%
10
46
18番
2-  3-  3- 31/ 39
5.1%
12.8%
20.5%
191
114

では昔のコースではどうだったのか。表4は旧中京芝2000mの馬番別成績をまとめた。集計期間は09〜10年の2年間。全クラスを対象としている。現在と同じくフルゲートは18頭だが、旧コースでは外枠からもかなり好走馬が出ている。特に16番ゲートは【7.1.0.40】。7勝は2番、7番ゲートと並んでトップタイの成績。連対率は1〜5番ゲートが15%前後。複勝率がよい場所も7番ゲートより内。全般的には旧コースも内目のゲートの方が好走率は高いのだが、外枠の馬もよくきていた。

■表5 RPCIの比較

RPCI
割合
割合
〜36
0
0%
0
0%
〜44
2
8%
12
18.8%
〜52
9
36%
36
56.2%
〜60
13
52%
16
25%
〜68
1
4%
0
0%
〜76
0
0%
0
0%

次にペースチェンジ指数の観点で考えてみる。ペースチェンジ指数に関しては当コラム(第203回 ペースチェンジ指数(PCI)に注目してみよう)などを参考にしていだきたい。表5は新旧コースにおけるレースPRCI(RPCI)の比較。新コースではここまで25鞍行われ、RPCIが37〜44のレースが2つ、45〜52のレースが9つ、53〜60のレースが13つ、61〜68のレースが1つだった。割合的には53〜60だったレースが最も多く、52%を占めていた。ローカルの芝中距離としてはスローペースになっている確率が高い印象だ。旧コースのデータを比較するとわかりやすく、旧コースではRPCI53〜60は16レースで、割合としては25%。45〜52の割合が56.2%と最も高い。RPCIが61以上だったレースは一つもなく、全体的に平均ペースからやや速めの流れが多かった。

■表6 中京芝2000mの脚質別成績(新コース)

脚質上り
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ
6-  2-  0- 18/ 26
23.1%
30.8%
30.8%
465
161
先行
7-  8-  9- 65/ 89
7.9%
16.9%
27.0%
117
109
差し
9- 12- 13-117/151
6.0%
13.9%
22.5%
34
100
追い込み
3-  3-  3-103/112
2.7%
5.4%
8.0%
10
20
マクリ
0-  0-  0-  0/  0
3F 1位
13-  5-  1- 13/ 32
40.6%
56.3%
59.4%
270
142
3F 2位
2-  8-  6- 10/ 26
7.7%
38.5%
61.5%
233
250
3F 3位
1-  5-  7-  9/ 22
4.5%
27.3%
59.1%
7
250
3F〜5位
6-  4-  5- 43/ 58
10.3%
17.2%
25.9%
63
101
3F6位〜
3-  3-  6-226/238
1.3%
2.5%
5.0%
43
37

■表7 中京芝2000mの脚質別成績(旧コース・09〜10年)

脚質上り
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ
12-   4-   6-  46/  68
17.6%
23.5%
32.4%
229
113
先行
29-  28-  21- 142/ 220
13.2%
25.9%
35.5%
111
132
差し
19-  26-  29- 364/ 438
4.3%
10.3%
16.9%
62
86
追い込み
3-   2-   5- 297/ 307
1.0%
1.6%
3.3%
13
13
マクリ
1-   4-   3-   6/  14
7.1%
35.7%
57.1%
80
213
3F 1位
21-  14-   9-  32/  76
27.6%
46.1%
57.9%
278
193
3F 2位
7-  11-  10-  33/  61
11.5%
29.5%
45.9%
104
146
3F 3位
15-  10-  13-  48/  86
17.4%
29.1%
44.2%
216
160
3F〜5位
11-  14-  10-  85/ 120
9.2%
20.8%
29.2%
105
151
3F6位〜
10-  15-  22- 655/ 702
1.4%
3.6%
6.7%
19
37

そうしたペース傾向の変化によるせいか、脚質傾向も変化している。表6は新中京芝2000mの脚質別成績、表7は旧中京芝2000mの脚質別成績。この両者を比較すると顕著なのが逃げ馬の勝率と連対率が新コースとなって高まっている点。旧コースの逃げ馬勝率17.6%に対し、新コースでは23.1%。連対率は23.5%から30.8%へとアップ。複勝率は逆に下がっている点が気になるが、ペースが落ち付きやすいコースとなったため逃げ馬が残りやすくなっているのではないかと想像できる。そして以前は先行馬が逃げ馬と同等かそれ以上の好走率だったが、新コースとなってからは先行馬と差し馬の好走率にあまり差がなくなっている。このあたりは最後の直線距離が伸びた影響だろうか。上がり3ハロン1位の馬の成績を比較すると、勝率は27.6%から40.6%と大きくアップ。連対率も46.1%から56.3%へとアップ。複勝率は微増となっている。

新コースとなってからは逃げ馬の逃げ切りを警戒しつつも、ラスト3ハロンで最も速い脚を使える馬をマークするのがセオリー。なお、新コースとなってからはマクリ差しが困難になっている点も大きな特徴だ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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