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第646回 重賞ウイナーが激突! みやこSを占う

2012/11/1(木)

今週は中央のG1はお休みだが、土曜日に新設重賞アルテミスS、日曜日にアルゼンチン共和国杯、みやこSが組まれている。そんな中、今回はみやこSに注目してみたい。5連勝中のローマンレジェンドを中心に前走重賞ウイナーが5頭も出走を予定。G3としてはめずらしい好メンバーで、JCダートへ向けての注目される一戦だ。みやこSはOP特別のトパーズSを受け継ぐ形で10年に重賞昇格という新しいレース。トパーズS時代のデータも含めて考える手もあるが、ハンデ戦と別定戦が年によって変わっている。できれば重賞となった近2年のデータを重視して考えたいところだ。ただ、近2年のデータだけでは判断材料が乏しい。そこで、今回は現実的に出走メンバーの横の比較も取り入れながらレースを占ってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 みやこSの結果(過去2年)

着順
人気
馬名
斤量
前走成績
11年
1
1
エスポワールシチー
58
南部杯4着
2
4
トウショウフリーク
56
京都クラウンP1着
3
5
ニホンピロアワーズ
56
白山大賞典2着
10年
1
2
トランセンド
56
日テレ盃2着
2
1
キングスエンブレム
57
シリウスS1着
3
9
サクラロミオ
56
シリウスS4着

まずは過去2年のみやこSを振り返ろう。第一回の優勝はトランセンド。同馬は前走日本テレビ盃2着でここに参戦。前走シリウスSを優勝していたキングスエンブレムを完封しての勝利だった。昨年は圧倒的1番人気のエスポワールシチーが貫録の勝利。2着は5連勝中の上がり馬トウショウフリークだった。1着馬はともにG1級の実力馬。2着は連勝中の馬。3着は少し人気が下がるものの、ニホンピロアワーズ、サクラロミオともに前走ダート重賞で掲示板に乗る成績だった。

■表2 今年のみやこS出走予定馬

順位
馬名
斤量
前走成績
BEST
1
ニホンピロアワーズ
58
白山大賞典1着 1.49.1(3)
2
ハタノヴァンクール
57
JDダービー1着 1.50.9(1)
3
ローマンレジェンド
57
エルムS1着 1.48.5(1)
4
ナイスミーチュー
57
シリウスS1着 1.51.1(1)
5
ホッコータルマエ
55
レパードS1着 1.50.9(3)
6
グレープブランデー
58
シリウスS3着 1.51.7(1)
7
ファリダット
56
室町S3着 未経験
8
オースミイチバン
56
JDダービー4着 1.51.8(1)
9
ヒラボクキング
57
東海S15着 1.48.1(1)
10
グラッツィア
56
ブラジルC2着 1.50.9(1)
11
マルカバッケン
56
室町S12着 未経験
11
メイショウエバモア
56
シリウスS8着 1.52.2(1)
13
メダリアビート
56
シリウスS15着 1.49.8(6)
14
フサイチセブン
57
シリウスS4着 1.50.1(3)
15
リバティバランス
56
ブラジル10着 1.52.1(1)
16
サンライズモール
56
マリーンS9着 1.50.9(3)

2012/8/25 札幌11R エルムステークス(G3)1着 5番 ローマンレジェンド

さて、ここでもう今年の出走予定馬を具体的に見て考えていきたい。出走を予定しているのは表2の通り。冒頭にも述べたように今年は前走重賞を勝っている馬が5頭もいる。ニホンピロアワーズ、ハタノヴァンクール、ローマンレジェンド、ナイスミーチュー、ホッコータルマエだ。実際、当日の人気もこの5頭に集まる可能性が高いだろう。レースの格では前走大井のJpnT・ジャパンダートダービーを制したハタノヴァンクールが最上位だが、同レースはあくまでも3歳限定の一戦。昨年の同レースを制したグレープブランデーがその後伸び悩んでいることも考えても、今回は試金石の一戦だ。上記5頭の実績にはまだそれほど差はなく、ここでの勝敗が非常に注目される。過去2年のみやこSの勝ち馬を考えると、後に古馬のG1を勝つ素質を持った馬が、このレースも制すると考えてみたいところ。

5頭をさらに詳しく見ていくと重賞を含み連勝中なのがハタノヴァンクール、ローマンレジェンド、ナイスミーチュー。特にハタノヴァンクールはダート5戦全勝で無敗。ローマンレジェンドはダート転向後、8戦7勝という凄い成績。ともに底を見せておらず、G1制覇まで一気に突っ走ろうと目論む素質馬だ。近2年の2着馬の成績にも近いタイプであり、この両頭はかなり有力視されることだろう。

ダート1800mのBESTタイムを表2に記したが、ローマンレジェンドは1分48秒5(1着)という持ち時計。今回のメンバーではヒラボクキングに次いで2番手に速い時計だ。近2年のみやこSの勝ち時計は1分48秒4〜1分49秒8であり、時計への対応という意味では問題なさそうだ。一方、ハタノヴァンクールの持ち時計は1分50秒9。3歳馬はキャリアが少ない分、速い持ち時計がないのは仕方がないが、今回、自己最高タイムを更新する必要があるだろう。

■表3 みやこS出走予定馬の対戦成績表

馬名
ブラジル
シリウス
KBC杯
ジュライ
JDD
東海S
端午S
上賀茂
ニホンピロアワーズ
2
ハタノヴァンクール
1
1
ローマンレジェンド
1
1
ナイスミーチュー
1
4
ホッコータルマエ
5
3
グレープブランデー
3
6
ファリダット
オースミイチバン
4
ヒラボクキング
15
グラッツィア
2
9
1
マルカバッケン
メイショウエバモア
8
3
メダリアビート
15
フサイチセブン
4
リバティバランス
10
7
サンライズモール
2

2012/7/11 大井11R ジャパンDダービー(Jpn1)1着 11番 ハタノヴァンクール

表3に示したのは今回の出走予定馬の対戦成績表。出走予定馬同士で最近別のレースで対戦していた場合はその時の着順を記した。表2での注目馬としたローマンレジェンドはジュライカップに出走し優勝。2着トウショウフリークに対して1.0秒も突き放す圧勝だった。トウショウフリークは昨年のみやこS2着馬。ローマンレジェンドが重賞級の器であることの証明にもなった。前走エルムSでは斤量差があったとはいえ、エスポワールシチーをクビ差退けた結果も納得がいくところだ。G3は通過点で、さらに上のレースを目指している馬だ。

もう一つ大きく注目しなければいけないのがジャパンダートダービーの結果。優勝はハタノヴァンクール。同レース5着だったホッコータルマエは次走レパードSを勝利。そのレパードSで2着だったナムラビクターは先日のブラジルCで古馬を相手に大楽勝。芝戦線同様、今年の3歳勢はダートもハイレベルである可能性は十分あると言えるだろう。連勝馬同士の競り合いとなれば配当的な妙味は薄いものの、「ローマンレジェンド対ハタノヴァンクール」という勝負の行方が大きな見どころとなりそうだ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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