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第637回 デイリー杯2歳Sを分析する

2012/10/1(月)

今週末は予定通りの3日間開催。土曜日には京都競馬場でデイリー杯2歳Sが組まれている。朝日杯FSや阪神JFへ向けての注目レースだ。9月30日(日)の阪神開催が代替競馬で翌日にずれ込んだため、本稿執筆時に出走予定馬(特別登録馬)が不明であるが、過去10年のデータを分析してデイリー杯2歳Sの傾向を探っていきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 デイリー杯2歳Sの人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気 6-  2-  0-  2/ 10
60.0%
80.0%
80.0%
126
96
2番人気 0-  3-  2-  5/ 10
0.0%
30.0%
50.0%
0
70
3番人気 2-  2-  2-  4/ 10
20.0%
40.0%
60.0%
127
125
4番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
51
36
5番人気 0-  2-  2-  6/ 10
0.0%
20.0%
40.0%
0
89
6番人気 0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0
32
7番人気 0-  0-  2-  8/ 10
0.0%
0.0%
20.0%
0
120
8番人気 0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0
38
9番人気 1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
515
156
10番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
11番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12番人気 0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
13番人気 0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

まずは過去10年のデイリー杯2歳Sの人気別成績をチェックしておこう(表1参照)。1番人気は【6.2.0.2】で勝率60%、連対率・複勝率は80で優秀な成績だ。2着馬は2〜3番人気で5頭と半数を占める。4〜6番人気は1〜3着馬が複数。全体的には堅いレースという印象だ。信頼が置ける1番人気が見つかれば、馬券は簡単に取れるかもしれない。

■表2 デイリー杯2歳S1番人気馬の単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1.0〜 1.4
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
130
110
1.5〜 1.9
2- 0- 0- 0/ 2
100.0%
100.0%
100.0%
165
115
2.0〜 2.9
3- 2- 0- 1/ 6
50.0%
83.3%
83.3%
133
103
3.0〜 3.9
0- 0- 0- 0/ 0
4.0〜 4.9
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
5.0〜 6.9
0- 0- 0- 0/ 0
7.0〜 9.9
0- 0- 0- 0/ 0

2005/10/15 京都11R デイリー杯2歳S(G2)1着 1番 マルカシェンク

信頼が置ける1番人気馬を見つけるにはどうすればよいか。一つの目安として単勝オッズに注目したい。表2は過去10年のデイリー杯2歳S1番人気馬の単勝オッズ。単純に配当が低いほど成績はいい。単勝1.0〜1.4倍、1.5〜1.9倍のいわゆる2倍を切る圧倒的1番人気馬は3頭いた。その3頭は06年オースミダイドウ、05年マルカシェンク、03年メイショウボーラーでそれぞれしっかりと勝ち切っている。マルカシェンクは前走新馬勝ちのキャリア1戦馬ながら、圧倒的人気を集めて期待に応えた。

単勝2.0〜2.9倍でも信頼度は高く【3.2.0.1】で連対率は83.3%と高い。3.0〜3.9倍の1番人気馬は過去10年で該当馬なし。4.0〜4.9倍が1番人気馬だった年は一度あり、07年にマリエンベルクが8着に敗れている。3.0倍以上のデータがどうしても少ないという事情はあるが、混戦ムードという様相を示すオッズであれば1番人気馬でも疑って考えるべきかもしれない。

■表3 デイリー杯2歳S出走馬の前走レース別成績(過去10年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
新馬 3- 4- 2-14/23
13.0%
30.4%
39.1%
39
63
2
未勝利* 3- 1- 3-24/31
9.7%
12.9%
22.6%
192
113
3
野路菊S 2- 3- 1-11/17
11.8%
29.4%
35.3%
51
58
4
小倉2歳G3 1- 0- 0- 7/ 8
12.5%
12.5%
12.5%
21
13
5
カンナS 1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
90
46
6
新潟2歳G3 0- 1- 1- 6/ 8
0.0%
12.5%
25.0%
0
66
7
函館2歳G3 0- 1- 1- 2/ 4
0.0%
25.0%
50.0%
0
97
8
札幌2歳G3 0- 0- 2- 0/ 2
0.0%
0.0%
100.0%
0
235
9
ききょう 0- 0- 0-13/13
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
10
兼六園 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
11
クローバ 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12
芙蓉S 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

続いて表3ではデイリー杯2歳Sの前走レース別成績を示した。まず注目しなければいけないのは、小倉2歳Sや新潟2歳S、函館2歳Sといった夏場の2歳重賞組の優勝がかなり少ないということ。距離関係から芝1200mの小倉2歳Sや函館2歳S組は厳しいことは確かなのだが、同じマイル戦の新潟2歳S組が【0.1.1.6】という低調な成績であるのは意外だ。後に阪神JFを制することとなったショウナンパントルでもここでは2番人気5着に終わっている。

つまり、現時点(このレース)ではオープン実績はとくに大きなアドバンデージにはならない。オープンクラス組であれば前走野路菊Sのような秋の中央場所で行われたレースの方を注目すべきだろう。昨年2着のダローネガ、09年2着のエイシンアポロンなど近年は好走馬が多い。07年はキャプテントゥーレが前走野路菊S3着から優勝を果たしており、勝ち馬以外にも注目だ。

■表4 前走新馬戦出走馬のコース別成績

順位
前走コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
阪神・芝2000 1- 1- 0- 0/ 2
50.0%
100.0%
100.0%
80
145
2
札幌・芝1500 1- 0- 1- 1/ 3
33.3%
33.3%
66.7%
80
90
3
京都・芝1400 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
510
160
4
阪神・芝1400 0- 2- 1- 0/ 3
0.0%
66.7%
100.0%
0
200
5
阪神・芝1600 0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
0
46
6
阪神・芝1800外 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

オープンクラスの格が重要ではない。この時期は500万クラスのレースも少ない。となると前走新馬戦や未勝利戦を勝ち上がったばかりの昇級馬でも十分に勝負になるというわけだ。表3が示す通り、新馬組と未勝利組の成績が全体としてよくなっている。では前走新馬組はどのレースを勝ち上がっていれば有力なのか。なかなか難しい問題だが表4に前走新馬組のコース別成績を記した。阪神芝2000m、札幌芝1500m、京都芝1400mからそれぞれ1勝。過去2年の勝ち馬であるクラレントとレーヴディソールはここに該当。あとは阪神芝1400〜1600m組で連対馬を出している。

こうして調べると阪神芝2000m以外はすべて芝1600m以下の距離。今回がマイル戦なので当たり前のようだが、未勝利組の傾向と比較するとその違いが明らかになる。

■表5 前走未勝利戦出走馬のコース別成績

順位
前走コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
阪神・芝1600外 1- 1- 0- 4/ 6
16.7%
33.3%
33.3%
48
55
2
小倉・芝1800 1- 0- 1- 1/ 3
33.3%
33.3%
66.7%
1716
646
3
札幌・芝1800 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
520
180
4
札幌・芝1500 0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0
100
5
新潟・芝1600外 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0
870
6
阪神・芝1400 0- 0- 0- 7/ 7
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
7
中京・芝1800 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
8
阪神・芝1600 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
9
札幌・芝1200 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

2008/10/18 京都11R デイリー杯2歳S(Jpn2)1着 6番 シェーンヴァルト

表5は前走未勝利戦出走馬のコース別成績。順位1位は阪神芝1600m組だが、小倉芝1800mと札幌芝1800m組からペールギュント、シェーンヴァルトという優勝馬を出している。その他の好走馬は札幌芝1500m、新潟芝1600m組となるが新馬組に比べて前走平均距離はやや長い。前走阪神芝1400m組が【0.0.0.7】であるというのも注目すべき事実。阪神芝1400mの未勝利を勝ち上がってきた馬は不振だ。表3でも前走ききょうS組が【0.0.0.13】で大不振となっており、前走阪神芝1400mを使っている馬の成績の悪さが目立つ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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