第633回 大阪スポーツ杯とながつきSの分析|競馬情報ならJRA-VAN

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第633回 大阪スポーツ杯とながつきSの分析

2012/9/17(月)

今週末も2場開催。22日(土)に行われるメーンレースは阪神が大阪スポーツ杯、中山がながつきS。ともに1600万クラスのダート戦となっている。近年の両レースの傾向を過去のデータをもとに分析してみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 大阪スポーツ杯ほか出走馬の年齢別成績(07年以降)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
3歳 2- 0- 0- 5/ 7
28.6%
28.6%
28.6%
4歳 3- 4- 0-10/17
17.6%
41.2%
41.2%
5歳 0- 1- 3-20/24
0.0%
4.2%
16.7%
6歳 0- 0- 2-13/15
0.0%
0.0%
13.3%
7歳以上 0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%

2011/9/24 阪神11R 大阪スポーツ杯 1着 10番 ウィキマジック

まずは大阪スポーツ杯について考えていく。同レースは1600万クラス(別定)の1400m戦。コース改修後のデータとなる07年以降のレースを見ていくと、5つの参考レースが検索できる。レース名称が摩耶Sとなった08年、レース名は大阪スポーツ杯だがハンデ戦で行われた09年のレースも含め、過去5年の出走馬の年齢別成績は表1のようになる。

4歳馬が【3.4.0.10】で勝率17.6%、連対率41.2%と優秀な成績。好走馬の内訳を見ると10年ダノンカモンは2番人気で優勝、09年セレスハントは7番人気で優勝。ともに後にダートグレードで活躍するまでに至っており、出世レース的な雰囲気もある。3歳馬は【2.0.0.5】という成績。07年にはクィーンオブキネマが優勝。同馬も後にスパーキングレディーカップで2着など、オープンで活躍。11年に1番人気で優勝したウィキマジックはその後、オープン特別で連敗しているが、活躍が期待されるところだ。

5歳以上になると好走確率が大きく下がる。複勝率は15%前後を保っているものの、5歳馬の連対率は4.2%。6歳馬は3着まで。7歳以上は【0.0.0.10】で好走例がない。3〜4歳馬の戦いという傾向がハッキリ出ている。

■表2 大阪スポーツ杯ほか出走馬の脚質別成績(07年以降)

脚質別成績
着別度数
勝率
連対率
複勝率
逃げ 1- 2- 0- 2/ 5
20.0%
60.0%
60.0%
先行 4- 1- 1-12/18
22.2%
27.8%
33.3%
差し 0- 2- 3-25/30
0.0%
6.7%
16.7%
追い込み 0- 0- 1-19/20
0.0%
0.0%
5.0%

表2は脚質別成績。逃げ馬の成績は【1.2.0.2】で1勝ながら連対率・複勝率は60%と高い数字。先行馬は【4.1.1.12】。差し馬は【0.2.3.25】なので、勝つためには前々で競馬ができなければ厳しい。追い込み馬は【0.0.1.19】となっており、ほとんど出番は見込めない。

■表3 大阪スポーツ杯ほか出走馬の前走クラス別成績(07年以降)

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1000万下
2- 1- 0- 6/ 9
22.2%
33.3%
33.3%
1600万下
3- 3- 5-39/50
6.0%
12.0%
22.0%
OPEN特別
0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
G3
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
G2
0- 0- 0- 0/ 0
G1
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%

表3は前走クラス別成績。前走1000万クラスからの昇級馬は【2.1.0.6】で連対率33.3%と好走確率は高い。好走馬3頭の内訳はウィキマジックらですべて当日4番人気以内に支持されていた馬。伏兵馬の台頭はまだない。昇級馬に関しては、当日上位人気に支持されるようだと好走確率がかなり高まる。

前走1600万クラス出走馬は当然最も多い。前走着順は良いにこしたことはないが、5着以内ぐらいに入っていれば有力。前走6着以下は割引。前走10着以下の巻き返しが実は多いが、前走芝のレースに出走していて惨敗していたケースが多々ある。

前走オープンクラス出走馬は不振。降級馬であり通常は上位人気になることが多いのだが、ここまではほとんど結果が出ていない。

■表4 ながつきS出走馬の年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
3歳 1- 1- 1- 0/ 3
33.3%
66.7%
100.0%
4歳 4- 2- 3-11/20
20.0%
30.0%
45.0%
5歳 1- 2- 3-35/41
2.4%
7.3%
14.6%
6歳 0- 2- 0-22/24
0.0%
8.3%
8.3%
7歳以上 1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%

2010/9/18 中山11R ながつきステークス 1着 1番 パワーストラグル

続いて中山のメーンレースながつきSについて分析していく。過去10年、同時期の1600万クラス・中山ダート1800mの条件でレース検索を行ったところ7レースがヒット。ハンデ戦か別定戦かは年によって異なるものの、すべてながつきSの名称でレースが行われていた。表4はその7回分の出走馬の年齢別成績。全体の印象としては先ほどの大阪スポーツ杯と全く同じ。3〜4歳馬の好走率の高さがとにかく目立つ。特に3歳馬は【1.1.1.0】で複勝率100%。09年ロラパルーザ(2番人気2着)、08年キクノサリーレ(4番人気1着)、03年マルタカハーブ(3番人気)が好走を果たしている。いずれも人気サイドだが、3歳馬の出走があれば目が離せない。

好走馬の数では4歳馬がトップ。成績は【4.2.3.11】となっている。10年優勝馬パワーストラグルは返す刀で次走白山大賞典(金沢)を制し、重賞初制覇を達成。09年優勝馬オーロマイスターは後に南部杯(盛岡)を制するに至る。このながつきSもダートグレード活躍馬を生む出世レースである。5歳になると好走率がガクンと下がり、6歳馬は【0.2.0.22】で2着が2回だけ。7歳以上は【1.0.0.6】となっている。

■表5 ながつきS出走馬の前走距離別成績

前走距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1200m
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
1400m
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
1600m
0- 0- 1- 6/ 7
0.0%
0.0%
14.3%
1700m
6- 5- 3-27/41
14.6%
26.8%
34.1%
1800m
1- 2- 3-27/33
3.0%
9.1%
18.2%
2000m
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
2100m
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
2200m
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
2400m
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%

続いてながつきS出走馬の前走距離別成績を調べた。夏のローカルが終わってそれほど間隔があいていないため、前走1700mの出走馬が多い。なおかつ同組は【6.5.3.27】で勝ち馬の大半を輩出している。前走1800m組も合計33頭の出走があり、この点は1700m組とそう大きな差はない。しかし、好走率は低い。前走新潟組だけでなく、前走中山・阪神組もひと息という結果だ。その他の距離を使っていた馬は割引が必要。1600m組で3着が1回あるだけだ。

■表6 ながつきS出走馬の前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1000万下
4- 3- 3-13/23
17.4%
30.4%
43.5%
1600万下
2- 3- 3-51/59
3.4%
8.5%
13.6%
OPEN特別
1- 1- 1- 9/12
8.3%
16.7%
25.0%
G3
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%

最後にながつきS出走馬の前走クラス別成績を見ていこう。前走1000万組が【4.3.3.13】で勝率17.4%、連対率30.4%、複勝率43.5%と好成績。大阪スポーツ杯もそうだったが、1000万→1600万クラスの壁は全く感じさせない傾向が出ている。先ほどの表5での傾向も加味して考えると、前走1000万クラスのダート1700mを勝っている馬が強いということになる。札幌や小倉戦を強い競馬で勝ち上がってきた馬に注目したい。

前走1600万組は【2.3.3.51】。好走馬の数は最も多い。前走着順を調べると前走5着以内に好走していた馬が多い。前走10着以下に敗れていた馬は【0.0.0.22】。現級組は素直に前走の成績を信頼したいところ。前走オープン特別組は【1.1.1.9】。こちらは大阪スポーツ杯と異なり、降級馬の好走が十分考えられる。前述のオーロマイスターは前走しらかばS2着。08年は前走阿蘇S2着だったエプソムアーロンが2着。このように前走オープン組でも連対を果たしていることが望ましい。降級といえども、前走オープンクラスで大きく負けている馬が巻き返すケースは見込みにくいことを覚えておきたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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