第622回 過去3年の優勝馬が集結!関屋記念を占う|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第622回 過去3年の優勝馬が集結!関屋記念を占う

2012/8/9(木)

今年からサマーシリーズに新たに加わった「サマーマイルシリーズ」。第1戦の中京記念はフラガラッハが大外一気で重賞初制覇を成し遂げた。第2戦の関屋記念には、中京記念の上位馬こそ不在なものの、同レースの出走馬が多数参戦予定。別路線から臨む馬もいて、非常に興味深い一戦になりそうだ。いつも通り過去10年のデータをもとに関屋記念を占っていこう。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 関屋記念の3着以内馬(1)

着順
人気
馬名
左回りの実績(芝)
11年
1
4
レインボーペガサス 日本ダービー5着
2
2
エアラフォン  
3
3
サトノフローラ カルミア賞1着
10年
1
6
レッツゴーキリシマ 中京記念3着
2
2
セイクリッドバレー 新潟大賞典2着
3
10
リザーブカード 富士S2着
09年
1
2
スマイルジャック 日本ダービー2着
2
1
ヒカルオオゾラ エプソムC2着
3
13
マイネルスケルツィ 高松宮記念6着
08年
1
1
マルカシェンク 日本ダービー4着
2
5
リザーブカード 国立特別1着
3
8
タマモサポート 東京新聞杯3着
07年
1
1
カンパニー 安田記念5着
2
3
シンボリグラン CBC賞1着
3
12
マイケルバローズ 湘南S1着
06年
1
14
カンファーベスト 新潟大賞典2着
2
8
ダイワバンディット 新潟2歳S1着
3
1
テレグノシス 毎日王冠1着
05年
1
2
サイドワインダー 富士S2着
2
1
ダイワメジャー 日本ダービー6着
3
12
インセンティブガイ  
3
10
ニューベリー  
04年
1
1
ブルーイレヴン 東京スポーツ杯2歳S1着
2
10
ロードフラッグ むらさき賞1着
3
3
マイネルソロモン 富士S3着
03年
1
8
オースミコスモ 紫苑S1着
2
4
エーシンハリマオー 愛知杯2着
3
1
アドマイヤマックス 安田記念2着
02年
1
1
マグナーテン 関屋記念1着
2
9
ミデオンビット 初富士S1着
3
3
ビッグフリート 豊栄特別1着

始めに表1は関屋記念の3着以内馬(1)で、左回りの実績(芝)に注目。過去10年の3着以内馬31頭(05年は3着同着)のうち28頭は、「左回りの重賞で3着以内」「左回りの特別戦を勝利」「左回りのG1で4〜6着」のいずれかの条件をクリアしていた。「左回りの重賞で3着以内」は10年1着レッツゴーキリシマ(中京記念3着)ら16頭がクリア。「左回りの特別戦を勝利」は11年3着サトノフローラ(カルミア賞1着)ら7頭、「左回りのG1で4〜6着」は11年1着レインボーペガサス(日本ダービー5着)ら5頭が該当している。いずれの条件も満たさなかったのは、11年2着エアラフォンら3頭。左回りの実績がない馬は明らかに割引が必要だ。

■表2 関屋記念の3着以内馬(2)

着順
人気
馬名
芝1800m以上のオープン実績
11年
1
4
レインボーペガサス きさらぎ賞1着
2
2
エアラフォン 芝1800m以上未経験
3
3
サトノフローラ  
10年
1
6
レッツゴーキリシマ カシオペアS1着
2
2
セイクリッドバレー 新潟大賞典2着
3
10
リザーブカード  
09年
1
2
スマイルジャック スプリングS1着
2
1
ヒカルオオゾラ エプソムC2着
3
13
マイネルスケルツィ きさらぎ賞3着
08年
1
1
マルカシェンク 小倉大賞典2着
2
5
リザーブカード  
3
8
タマモサポート ラジオNIKKEI賞1着
07年
1
1
カンパニー 大阪杯1着
2
3
シンボリグラン  
3
12
マイケルバローズ 芝1800m以上未経験
06年
1
14
カンファーベスト 朝日チャレンジC1着
2
8
ダイワバンディット 福島テレビオープン2着
3
1
テレグノシス 毎日王冠1着
05年
1
2
サイドワインダー 京阪杯1着
2
1
ダイワメジャー 皐月賞1着
3
12
インセンティブガイ 芝1800m以上未経験
3
10
ニューベリー  
04年
1
1
ブルーイレヴン 東京スポーツ杯2歳S1着
2
10
ロードフラッグ 福島テレビオープン3着
3
3
マイネルソロモン プリンシパルS1着
03年
1
8
オースミコスモ 紫苑S1着
2
4
エーシンハリマオー 愛知杯2着
3
1
アドマイヤマックス 東京スポーツ杯2歳S1着
02年
1
1
マグナーテン  
2
9
ミデオンビット  
3
3
ビッグフリート 芝1800m以上未経験

マイル戦の関屋記念は、短距離馬より中距離馬向きのレース。07年にこのレースを制したカンパニーは2年後に天皇賞(秋)を優勝。次走でマイルCSも制したが、主に中距離で活躍した馬といっていい。昨年の勝ち馬レインボーペガサスは関屋記念までマイル戦末勝利、勝ち鞍はすべて1800mで挙げていた。表2の関屋記念の3着以内馬(2)を見ても、中距離実績が必要なのは一目瞭然。3着以内馬31頭のうち20頭は「芝1800m以上のオープンクラスのレースで3着以内」に入っていた。特に勝ち馬10頭のうち9頭は同条件をクリア。優勝するには中距離実績が必須といえる。できれば芝1800m以上の重賞で3着以内がベストだが、オープン特別3着以内でも問題ない。

■表3 関屋記念の3着以内馬(3)

着順
人気
馬名
中山芝実績
11年
1
4
レインボーペガサス 皐月賞4着
2
2
エアラフォン  
3
3
サトノフローラ  
10年
1
6
レッツゴーキリシマ 朝日杯FS2着
2
2
セイクリッドバレー スプリングS5着
3
10
リザーブカード 東風S2着
09年
1
2
スマイルジャック スプリングS1着
2
1
ヒカルオオゾラ 卯月S2着
3
13
マイネルスケルツィ ニュージーランドT1着
08年
1
1
マルカシェンク ニューイヤーS1着
2
5
リザーブカード 東風S2着
3
8
タマモサポート スプリングS4着
07年
1
1
カンパニー 中山記念2着
2
3
シンボリグラン  
3
12
マイケルバローズ  
06年
1
14
カンファーベスト スピカS1着
2
8
ダイワバンディット 中山記念5着
3
1
テレグノシス スプリングS2着
05年
1
2
サイドワインダー 中山記念2着
2
1
ダイワメジャー 皐月賞1着
3
12
インセンティブガイ 上総特別1着
3
10
ニューベリー  
04年
1
1
ブルーイレヴン ※東京スポーツ杯2歳S1着
2
10
ロードフラッグ 神奈川新聞杯2着
3
3
マイネルソロモン ダービー卿CT2着
03年
1
8
オースミコスモ  
2
4
エーシンハリマオー  
3
1
アドマイヤマックス  
02年
1
1
マグナーテン  
2
9
ミデオンビット  
3
3
ビッグフリート  
※中山開催。

関屋記念の舞台は新潟競馬場。同じ左回りで直線の長いコースといえば東京競馬場だが(今年、リニューアルされた中京競馬場も似ている)、不思議とリンクしているのが中山競馬場の芝コース実績だ(表3参照)。04年以降、関屋記念の3着以内馬25頭のうち20頭は、中山芝1600〜2000mの「1000万クラス以上で連対」を果たしていたか、「G2、G1で4〜5着」に入っていた。中山芝1600〜2000mの「1000万クラス以上で連対」に該当したのは、10年1着レッツゴーキリシマ(朝日杯FS2着)ら16頭。そのうち12頭にはオープンクラスでの連対実績があった。「G2、G1で4〜5着」には、11年1着レインボーペガサス(皐月賞4着)ら4頭が該当している。

■表4 関屋記念の枠番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠
0- 0- 0-16/16
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
2枠
1- 0- 2-14/17
5.9%
5.9%
17.6%
314%
58%
3枠
1- 1- 1-15/18
5.6%
11.1%
16.7%
23%
38%
4枠
0- 0- 0-18/18
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
5枠
1- 2- 4-13/20
5.0%
15.0%
35.0%
9%
134%
6枠
0- 4- 0-16/20
0.0%
20.0%
20.0%
0%
62%
7枠
4- 1- 2-18/25
16.0%
20.0%
28.0%
340%
136%
8枠
3- 2- 2-18/25
12.0%
20.0%
28.0%
88%
87%

最後に表4が関屋記念の枠番別成績で、外枠が圧倒的に有利。3着以内馬31頭のうち25頭は5〜8枠に入っていた。特に7枠と8枠は強く、連対馬の半数が両枠から誕生。04年以降は8年連続で7枠か8枠が連対を果たしている。相性が悪いのは最内枠の1枠と4枠。1枠は掲示板に入ったのも1頭だけという散々な結果に終わっている。

<結論>
それでは今年の関屋記念を展望していこう。今年の関屋記念の出走予定馬を以下の表5にまとめてみた。

■表5 関屋記念の出走予定馬

馬名
左回りの実績(芝)
芝1800m以上のオープン実績
中山芝実績
アスカトップレディ ユートピアS1着    
エアラフォン 関屋記念2着    
エーシンリターンズ メイS1着 ローズS3着  
オセアニアボス 朱鷺S1着   ダービー卿CT2着
キョウエイストーム   中山金杯2着 中山金杯2着
ゴールスキー 東京新聞杯3着    
シルクアーネスト 湘南S1着    
スマイルジャック 東京新聞杯1着 日本ダービー2着 スプリングS1着
スピリタス 湘南S1着 NST賞2着 秋風S2着
チャームポット 江の島特別1着    
ドナウブルー ヴィクトリアM2着    
ドリームカトラス 豊栄特別1着    
ネオサクセス 魚野川S1着   中山記念5着
マイネイサベル 新潟2歳S1着 ローズS2着  
メイショウカンパク ※福島記念2着 福島記念2着  
ラインブラッド 魚沼S1着    
レッツゴーキリシマ 関屋記念1着   朝日杯FS2着
レインボーペガサス 関屋記念1着 きさらぎ賞1着 皐月賞4着
※新潟開催の福島記念。

2009/8/9 新潟11R 関屋記念(G3)1着 13番 スマイルジャック

関屋記念でカギを握るのは「左回りの実績(芝)」「芝1800m以上のオープン実績」「中山芝実績」。今年の関屋記念の出走予定馬について3項目を見ていくと(表5参照)、すべての条件をクリアしているのは、スマイルジャック、スピリタス、レインボーペガサス。スマイルジャックは09年の関屋記念覇者。近走の競馬を見る限り、全盛期のような勢いはないが、今年の安田記念では最後方から上がり最速の脚で8着に健闘。まだまだ力は健在で、G3なら通用してもいい。スピリタスは10年関屋記念で1番人気を裏切って6着に敗退。ただし、勝ち馬レッツゴーキリシマとは0.2秒差と着順ほど負けていなかった。新潟芝コースは【0.2.0.2】で、相性は悪くない。2年越しの雪辱を果たすチャンスだろう。レインボーペガサスは昨年の関屋記念覇者。今回は昨年のマイルCS以来となる約8ヶ月半ぶりの出走。条件は厳しいが、昨年の関屋記念を約6ヶ月ぶりの出走で勝利。休み明けを苦にしないタイプで今年も侮れない。

前述の3頭が中心も、ほかの馬にもチャンスはありそう。3項目のうち2項目をクリアした中では、エーシンリターンズ、ネオサクセス、マイネイサベル、メイショウカンパクが要注意か。あとは5〜8枠(特に7、8枠)に入った馬を中心に、馬券を組み立てたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN