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第621回 ハンデ戦の前走1着馬について考える

2012/8/6(月)

フェデラリスト(中山金杯)、ロードカナロア(シルクロードS)、ヒットザターゲット(新潟大賞典)、スマートロビン(目黒記念)、グルヴェイグ(マーメイドS)、ファイナルフォーム(ラジオNIKKEI賞)、フラガラッハ(中京記念)。今年、ハンデ重賞を制したこれらの馬には「前走1着」という共通点があった。ハンデ戦になると前走敗退馬を狙いたくなるが、前走1着から連勝する馬は意外と多いようだ。そこで今回はハンデ戦の前走1着馬について考えてみたい。集計期間は10年から12年7月29日(日)まで。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 ハンデ重賞における前走1着馬の前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
同クラス
12-  3- 10- 52/ 77
15.6%
19.5%
32.5%
89%
89%
昇級戦
10- 11-  5- 88/114
8.8%
18.4%
22.8%
70%
72%
ハンデ戦
10-  3- 10- 48/ 71
14.1%
18.3%
32.4%
142%
119%

2012/7/22 中京11R トヨタ賞中京記念(G3)1着 2番 フラガラッハ

表1はハンデ重賞における前走1着馬の前走クラス別成績。まず同クラス組(前走がオープンクラス)と昇級組を比較すると、同クラス組のほうが優位。連対率はそれほど変わらないが、勝率と複勝率は圧倒的に同クラス組のほうがいい。また前走もハンデ戦だった馬が強いのも特徴。昨夏にはキングトップガンが目黒記念→函館記念、イタリアンレッドが七夕賞→小倉記念とハンデ重賞を連勝。今年は目黒記念勝ち馬スマートロビンが前走でハンデ戦のメトロポリタンSを勝利、中京記念勝ち馬フラガラッハも前走でハンデ戦の米子Sを勝利していた。

■表2 ハンデ重賞における前走1着馬の前走場所別成績

前走場所
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
同場所
6-  2-  3- 46/ 57
10.5%
14.0%
19.3%
64%
56%
別場所
16- 13- 12- 97/138
11.6%
21.0%
29.7%
81%
88%

表2はハンデ重賞における前走1着馬の前走場所別成績。同場所と別場所にわけて集計すると、別場所のほうが好成績を収めている。今年、前走1着でハンデ重賞を制した7頭のうち、5頭は前走が別場所。同場所はいまひとつで、今年のマーメイドSではスマートシルエット(前走ストークS1着)が2番人気で14着、函館記念ではトウカイパラダイス(前走巴賞1着)が1番人気で4着に敗退。前走が同場所1着なら信頼できそうなものの、意外とアテにならない。また表2には示さなかったが、前走が同コースの場合でも【2.1.0.23】(勝率7.7%、連対率・複勝率11.5%)と苦戦している

■表3 ハンデ戦・オープン特別における前走1着馬の前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
同クラス
2-  3-  1-  9/ 15
13.3%
33.3%
40.0%
54%
56%
昇級戦
4- 12- 14- 73/103
3.9%
15.5%
29.1%
16%
82%
ハンデ戦
2-  4-  5- 33/ 44
4.5%
13.6%
25.0%
15%
79%

次にハンデ戦・オープン特別のケースを見ていこう。表3にまとめたのは前走1着馬の前走クラス別成績。ハンデ重賞と同様に同クラス組>昇級組だが、同クラス組の回収率はいまひとつ。同クラス組の3着以内馬6頭を見ても、5頭は1番人気で、1頭は3番人気だった。ハンデ戦・オープン特別で前走オープンクラス1着馬がいた場合、買うのは上位人気馬だけに絞っていいだろう。昇級組は勝率3.9%と勝ち切れないが、連対率15.5%、複勝率29.1%で、複回収率82%をマーク。2、3着なら狙えそうだ。前走もハンデ戦だった馬は勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率25.0%。昇級組に近い数字で、2、3着が多い。

■表4 ハンデ戦・条件クラスにおける前走1着馬の人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1〜5番人気
100- 63- 61-254/478
20.9%
34.1%
46.9%
107%
91%
6〜10番人気
10- 14- 21-261/306
3.3%
7.8%
14.7%
62%
72%
11番人気以下
0-  1-  6-116/123
0.0%
0.8%
5.7%
0%
77%

ここからはハンデ戦・条件クラス(1000万・1600万クラス)の前走1着馬を分析。まず表4にまとめたのが人気別成績で、1〜5番人気が抜群の成績を収めている。勝率20.9%、連対率34.1%、複勝率46.9%で、単回収率107%、複回収率91%をマーク。ハンデ戦・条件クラスで前走1着馬が5番人気以内に推されている場合、素直に信頼したほうがいい。6番人気以下になると勝率、連対率、複勝率はもちろん、回収率も大きくダウン。11番人気以下は123頭が出走して2着1回3着6回。ほとんど3着止まりだ。

■表5 ハンデ戦・条件クラスにおける前走1着馬の前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
ハンデ戦
11-  6-  7- 55/ 79
13.9%
21.5%
30.4%
116%
105%
平場
47- 39- 48-373/507
9.3%
17.0%
26.4%
64%
74%
特別
63- 39- 40-237/379
16.6%
26.9%
37.5%
100%
98%

次に表5がハンデ戦・条件クラスにおける前走1着馬の前走クラス別成績。条件クラスで前走1着馬の場合、1000万クラスは前走500万クラス、1600万クラスは前走1000万クラスが中心なので、ここでは「ハンデ戦」「平場」「特別」の項目に注目してみた。まず前走もハンデ戦だった馬は勝率13.9%、連対率21.5%、複勝率30.4%で、単回収率116%、複回収率105。表1のハンデ重賞でも前走ハンデ戦出走馬は優秀だったが、条件クラスでも同様の傾向が出ている。さらに前走レースを平場と特別でわけると、特別組のほうが買い。平場組が勝率9.3%、連対率17.0%、複勝率26.4%に対し、特別組は同16.6%、同26.9%、同37.5%。圧倒的な差が出ている。

■表6 ハンデ戦・条件クラスにおける前走1着馬の前走斤量別成績

前走斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
増減無し
29- 17- 13- 74/133
21.8%
34.6%
44.4%
100%
92%
今回増
10-  7-  5- 31/ 53
18.9%
32.1%
41.5%
64%
65%
今回減
71- 54- 70-526/721
9.8%
17.3%
27.0%
74%
82%

最後にハンデ戦・条件クラスにおける前走1着馬の前走斤量別成績をまとめてみた(表6参照)。相性がいいのは増減なしのタイプ。勝率21.8%、連対率34.6%、複勝率44.4%で、単回収率100%、複回収率92%をマーク。前走がハンデ戦でも定量戦でも増減はないほうがいい。今回増も勝率、連対率、複勝率は優秀だが、単・複回収率がいまひとつ。今回減は逆に単・複回収率がまずまずも、勝率、連対率、複勝率がいまひとつだ。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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